カードリスト > > 第2弾 > 緋061_曹丕

武将名 そうひ 玉座への闊歩
曹丕 統一名称:曹丕
   生没年:187~226

「玉座に至るまでの戯れに
                  狩ってやる。弓を持て」

字は子桓。
曹操の側室・卞氏を生母とする三男だったが、宛城の戦いで曹昂が没して嫡男となった。副丞相に昇って以降は曹操の不在を守る。
魏諷が反乱を企てた時には、密告を受けて多くの関係者を未然に誅殺した。のちに魏の初代皇帝に即位する。
勢力
時代 三国志
レアリティ SR
コスト 2.5
兵種 弓兵
武力 8
知力 8
特技 防柵 昂揚
計略 文帝の覇道 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は同時に複数発動できない)
緋の味方の武力が上がる。
この効果は自身が覇道に近いほど大きい
必要士気 7
効果時間 知力時間
Illust. Wolfina
声優 掛川裕彦

計略内容
カテゴリ   士気   自身と覇道の距離  武力   知力   速度   兵力   効果時間   備考  
英傑陣形 7 ~0.6部隊分 +7 - - - 21.3c(知力依存0.2c) -
0.6~1.6部隊分 +5
1.6~2.6部隊分 +4
2.6部隊分~ +3
(最新Ver.2.6.0E)

調整履歴
修正Ver.   変更点 内容   備考  
Ver.1.5.0E 効果時間 8.8c → 9.6c
覇道から2.6部隊分以上離れた際の武力上昇値 +3 → +4
-
Ver.1.5.0H 計略範囲 縦 5.8部隊分 → 6.2部隊分
覇道から1.6~2.6部隊分離れた際の武力上昇値 +5 → +6
覇道から2.6部隊分以上離れた際の武力上昇値 +4 → +5
-
Ver.1.6.0D 効果時間 9.6c → 10c
計略範囲 縦幅 6.2部隊分 → 6.4部隊分
-
Ver.1.6.0E 効果時間 10c → 10.4c -
Ver.2.1.0F 効果時間 10.4c → 10.8c -
Ver.2.5.0E 効果時間 10.4c → 17.5c -
武力上昇値
自身と覇道の距離が~0.6部隊分の時 +9 → +7
自身と覇道の距離が0.6~1.6部隊分の時 +7 → +5
自身と覇道の距離が1.6~2.6部隊分の時 +6 → +4
自身と覇道の距離が2.6部隊分~の時 +5 → +3
Ver.2.5.0F 効果時間 17.5c → 20.0c -
Ver.2.6.0E 効果時間 20.0c → 21.3c
計略範囲 縦幅 6.4部隊分 → 7部隊分
-

所感
緋の2.5コスト弓兵。
バランスの良い数値に防柵・昂揚の2特技を備える。

計略「文帝の覇道」は英傑陣形。
強化効果は武力上昇のみだが、上昇値は曹丕と覇道の位置に応じて随時変化していく。

効果時間は長めだが士気7と重く、陣形特有の扱いづらさに上記の効果が合わさり癖の強さはかなりのものだが、その分うまくハマった時の破壊力は圧巻。
同じく効果量が覇道の位置に依存する北条氏綱の「獅子の覇道」と異なり、覇道の位置が曹丕の近くであれば効果は上がるため使用タイミングはある程度融通が効く。
覇道の位置は基本的に攻勢時で奥・守勢時で手前になるため、特別に意識せずとも戦う場所の近くになることが多い。
これらの特徴により、テキストから受ける印象とは裏腹になかなかの対応力を備えた計略。

一方で争覇が発生すると覇道が中央に戻るため、必然的に武力上昇値も減少してしまう。
だからといって曹丕が中央ラインに陣取るようでは、本人が弓攻撃に徹したとしても城際での戦闘を行うことは不可能。
そのため、なるべく高火力を出せる状況下で発動し一気に相手部隊を撤退させることが求められる。

上記の特徴を踏まえると、この計略のみでは対応しきれない場面に備えるためのサブ号令は必須。
曹仁や平時子、内藤昌秀などはコスト・兵種・士気的に同時採用しやすい。

解説
曹魏の初代皇帝・文帝。

文武両道で、鄴城の戦いで先陣を切る武勇と皇帝についてからは漢王朝の欠点であった宦官・外戚の台頭を防ぐ政策を布き、治安を安定させるなど十分な実力を持っていた。
一方で人の好悪が激しい欠点も知られており、好意を持つ人物であれば降将の孟達を自身の車に乗せるなど厚遇するが、嫌った相手に対しては于禁に自身が降伏する絵を見せたりするなど酷薄な仕打ちをしている。
この二面性から、正史では陳寿に「広い度量と仁愛の心さえあれば、古の賢王にも劣らない名君だっただろう」と評されている。

芸術の才能にも長けており、父・曹操、弟・曹植と共に「三曹」としてその詩才を称えられ、著作「典論」は有名。
しかし、当時から詩才では弟・曹植に大きく劣るとされており、弟の詩才を羨んでいたとされる。
一方で曹植の方も自身の詩才を誇りに思わず、軍事政治に長けている曹丕の才能を羨んでいたらしい。

魏が司馬一族の晋に乗っ取られた原因の人物とも言える。
彼が即位から短期間で崩御してしまったため魏王朝は盤石の体制を築くことができなかったほか、皇族を冷遇する政策が裏目に出たことが大きい。
血縁者を優遇することで政治が腐敗するという古今東西で枚挙にいとまがない問題を防止する目的こそあったものの、皇族の力が低すぎたがために後に司馬一族が権力を持った際に止める人間がいなくなってしまった。
どちらも曹丕本人の行動には問題がないため、その点で責めるのは酷かもしれないが…。

とはいえ、皇太子時代に占い師の朱建平から40歳のときに危篤に陥ることを遠回しに予言されていて(本人はそこまで気に留めていなかったが)的中しており、危篤時にようやく悟って己の運命を嘆いたという逸話が残っている。
なお、後者の問題を反面教師にした晋は皇族を優遇する政策を摂ったのだが、今度は力を持ち過ぎた皇族たちが内輪もめを起こし晋は統一から30年という短期で崩壊してしまった。

ホワイトデー台詞で曹丕が渡してきた短剣「揚文」は、太子時代に刀鍛冶に命じて打たせた武器の一つ。
『典論』にはこの時作成された武器として「霊宝」「含章」「素質」と名付けた三振りの刀や「龍鱗」と名付けた露陌刀(陌刀は長刀の一種)の存在が記載されている。

大戦シリーズにおいて
旧三国志大戦では、レアリティが最低のコモンカードの上に汎用計略の「指揮」持ちとして登場するなど、皇帝に上り詰めた人物としては不遇な扱いだった。
2.0で排出停止になってしまうが2.1でSRに三階級特進の上で復活。
しかし、計略が「刹那の求心」とよく意味を考えると悲しい名前でやはりネタにされ、3.0では父親から「魏武の大号令」を譲り受けるも魏武帝(曹操)の大号令を魏文帝(曹丕)が持つというおかしなことになっていた。

新版では「魏武の継承者」と名前を改められ違和感が減り、自身の名を冠した「文帝の覇道」を持った新SRは強カードとしても名を馳せた。
こちらは本作と計略名は同じだが、撤退しても効果が切れない長時間号令であった。

2.1では短時間で爆発力のある計略、3.0以降は長時間号令の持ち主のイメージがあったが、本作では効果時間が短めな代わりに爆発力重視の号令とある意味、原点回帰した。

コンパチブル武将
武将名 登場Ver. 差異 入手方法
緋061_曹丕 Ver.1.5.0A 通常版 通常排出
EX066_曹丕 Ver.2.0.0F イラスト
裏面フレーバーテキストの台詞
金剛石商店(バサラ石交換所)

台詞
台詞
開幕 玉座に至るまでの戯れに狩ってやる。弓を持て!
計略 俺の治世に不要なものは、残らず滅ぼせ
└範囲内に緋059_司馬懿 見ろ仲達、滅びぬ国も暴かれぬ墓も世には無い
└絆武将 貴様も孤独の内に滅び、土になるがいい
兵種アクション 潰せ!
撤退 貴様如きに…
復活 宴の準備をさせておけ
伏兵 まだ俺の名を知らないか?
攻城 野の獣と変わらんな
落城 跪け。天下の王たる、この俺に
贈り物① 出迎えご苦労。貴様の顔は覚えておく。
贈り物② -
贈り物(お正月) この曹丕が新たな時代を築く。
貴様にはその生き証人になってもらうぞ。
贈り物(バレンタインデー) 俺を獲物とするか。矢をつがえた隙に
噛み殺されぬよう、注意することだ。
贈り物(ホワイトデー) 貴様に短剣を与える。日の昇るが如く輝くから
「揚文」という。望むものに振るうといい。
贈り物(ハロウィン) 死者を饗応する宴か。狩りに出るぞ、治世の根本は
音楽といった奴らの目を覚まさせてやろう。
友好度上昇 -
寵臣 偉大な父を恐れはしない。この曹丕が新たな時代を築いてやる。

贈り物の特殊演出
会話武将 台詞

情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。

  • 伏兵「まだ俺の名を知らないか?」 - 名無しさん (2024-04-11 19:49:40)
  • 司馬懿が範囲内:見ろ仲達、滅びぬ国も暴かれぬ墓も余には無い - 名無しさん (2022-12-27 20:22:13)

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最終更新:2025年04月23日 10:15