サーモスタットカバー(のみ)の着脱

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サーモスタットのカバーだけを外す方法についての備忘録です。
エンジンをおろ押さずとも比較的簡単に外せますので、サーモスタットの故障時などはこちら側だけ外すことで事足ります。
Rタイプのエンジンマウントの場合です。

準備するもの

ソケットレンチ 13mm、10mm
ラチェット用エクステンションロッド
ジャッキ

作業手順

01

カバーをはがすのに外すネジはまずミッション側で4本です

赤丸は13mmのレンチ、青丸は10mmのレンチで外しますが、基本的に見えないので、手探りで行います。
落ち着いて探るとわかりますので写真を参考に外してください。
一番下の赤丸などが特にそうですがラチェットにエクステンションロッドを取り付けて作業することで格段に楽になります。

02

後部側(見えている面)で外すネジも同じく4本です

赤丸は13mmのレンチ、青丸は10mmのレンチです。
おおむね前後対象的にある感じですね。

最後に黄色○のところも10mmで外せばフリーになります

03

と、簡単に書きましたが実は見えているのに外せないネジがこれです。

ヘッドガスケットが抜けたときにファンカバー内に燃焼ガスが混入しないようバイパスしている穴あきボルトです。
エンジンマウントが邪魔して工具が入りません。
オープンエンドレンチでも無理でした。
悩むより、ジャッキをオイルパンにかけてエンジンマウントを外して作業しましょう。
F、Lタイプの人はマウント形状が違うのでちょっとわかりません。

04

さらに、デスビのキャップも外す必要があります。
同時点火用のツルッとしたキャップでも外したほうが無難です。そのほうがするっとカバーを取り出すことが出来ます。
そこまで来たら、あとはうまくずらしながら外してくるだけです。引っかかりなどもありますが、前の手順でネジは全て外してますので心配はありません。

05

戻すときは逆の手順で戻すだけです。
各所のネジはすべての箇所で手でねじ込んで、数山かかった状態に一旦して、そこから工具を使って全体を本締めしてゆくほうが良いと思います。

また、ヘッドに刺さるボルトに関しては、カッパーグリス(スレッドコンパウンド)を塗布してから取り付けることをおすすめします。
熱による固着などを防ぎ、次回以降の整備のときに恩恵を受けることになります。

(written by 大塚)

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