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どこでもいっしょ (前編)

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どこでもいっしょ (前編) ◆eQMGd/VdJY



あの嵐のような展開が嘘だったかのように、遊園地から人の騒音が消え去る。
残された加藤虎太郎と吾妻エレンは、遊園地の近くの小さな喫茶店に身を置く事にした。
短刀を握り固く締め、倒れている佐倉霧を虎太郎が抱きかかえ、先行するエレンが周囲に人が居ないのを確認。
小さく縦長な店内は、椅子代わりに設置されたソファーからして、最大収容人数は二桁に届かないほど。
二人は喫茶店の奥まで進むと、まずは起こさないように霧をソファーに寝かし付けた。
起きない事を確認すると、エレンはソファーに身を沈め、地図と名簿をデイパックから取り出す。
一方の虎太郎は、キッチンに備えてある引き出しを適当に探り、ようやく念願のライターを発見した。
愛しい様子で煙草に火を当て、燻っていた体内の空気を循環させる。
エレンと虎太郎は、小さなテーブルで向かい合うようにしながら、ゆっくりと先程の状況を思い出す。
あの時、急いで追いかけようと考えたものの、可能な限り冷静になった上でそれは危険だと判断した。
まず、いま隣のソファーで眠る霧に、相当な危険が及ぶかもしれないことが一つ。
二つ目として、電車の運行時間により発生してしまう、僅かなタイムラグの存在。
即座に追いかけたとしても、この短いようで長すぎる数分間だ。相手を見失ってしまう可能性が十分高い。
そして最後に、二人とも予想以上に体力を消耗していた事。この三点を考慮した結果だ。
もちろん頭では納得できても、攫われた女性を思えば歯痒い。
と、店内のスピーカーから丁度良い音量で放送が流れ始める。
読み上げられていく死者。知らぬうちに、虎太郎は眉に力を込めていた。
やがて放送が終わると、二人はそれぞれ溜め込んでいた感情を静かに飲み込む。
ようやく手に入ったライターに再び火を点しながら、虎太郎はやり辛そうに頭を掻き毟る。
人が死ぬ可能性があるとは理解しているが、恐ろしいほどに早い。
自身の知る生徒の名は無かったが、そんな事を朗報と考える事に嫌気が差す。
死んだ人達が生きていて当然とまでは言わないが、少なくとも殺される必要など無い筈だ。
そう。少なくとも、集められた半数の姿が学生のようだった。まだまだ先がある命であっただろう。
踏みにじったのは誰か。こんな悲劇を招いたのは何処のどいつなのか。

「先生」

地図に記入を加えていたエレンの声が、室内に浸透していく。
集中し過ぎていたのか、気付けば虎太郎は両手に目一杯の力を込めていた。
無意識だった事を示すように、テーブルに添えておいた拳が、見事に板を貫通している。
窘められた事を反省しつつ、心静めるために、懐から煙草を一本取り出す。
咥えていた方を灰皿に押し付け、間髪入れず三本目を唇に挟む。
煙が体内に充満していくのを感じながら、虎太郎は頬を引き締め直す。
取り敢えずは、今後どうするか改めて考えなければならない。
幸いにも近くには駅がある。移動もそう苦にはならないだろう。
仮面の男を追い北を目指すか、それとも別の可能性を考慮し西に向うか。
または誰かがここに来るのを予想し、待ちの構えを取るなど。
どれでも選べる代わりに、正解があるかすら不明だ。
けれども時間は有限で、針が進めば進むほど、島での消えていく命は増えていく。

「吾妻……だったな。お前さんは誰か探してる奴はいないのか?」

疑問と言うよりも、判断材料を探すための質問だった。
自分より若い人間の意見を聞く事に、虎太郎は負い目など感じ無い。
最良の選択肢の前では、大人でいる事など小さな事。
それに、エレンは学生服を着ている上、見た目からしてどこかの生徒だ。
先程の思考とは逆になるが、教師である以上保護すべき対象の一人でもある。
また可能ならば、友好的な状態で協力していきたいとも考えていた。
見た限り人妖ではなさそうだが、自身の知る生徒会の面々に、勝るとも劣らない何かを秘めている。
少なくとも、場数と言う点ではエレンに軍配が上がってもおかしくないほど。
でなければ、あんな咄嗟の状況で的確な援護に回ることなど出来ない。
学生なのかもしれないが、一般人ではない。それが、虎太郎がエレンに抱いた印象だ。

「いるわ」
「そうか。俺でよければ、力になるぞ」
「……」

打算的でなく、純粋な気持ちでの発言だった。
短く発せられた言葉からして、嫌っている相手を探すわけではないと判断する。
加えてもう一つ。借りっぱなしは虎太郎の性に合わない。
エレンは一度だけ虎太郎に視線を送ると、再び地図へと視線を落とす。
淡々と言葉を返すため、コミュニケーションには苦労しそうだ。
もっとも、慣れてしまえば下手にややこしくない分、楽なのかもしれないが。

「玲二」
「ん?」

焦らず付き合い方を学んでいこうと、四本目の煙草に火を当てていた虎太郎。
小さく点る火の向こう側で、エレンは名簿に指を当てながら静かに言葉を紡ぐ。
大事なものを確認するように。ライターの火が、ゆらゆらと揺れる。

「吾妻玲二とドライ……ううん。そうじゃない。彼女はもうキャルよ」
「事情は良く解からんが、その二人を探しているんだな」
「ええ」

吾妻玲二。名前から判断すると、エレンの血縁者の可能性が高い。
見ず知らずの人間と姓が被るならともかく、知人で同姓と言うのは恐らくそうだろう。
名簿を取り出し、この二人の名前を丸で囲う。キャルと言う人物は、名前からして外人だろうか。
ただ淡々と記されている名簿を眺めながら、二人は無言で思考を張り巡らせていた。
人を探すのであれば、やはり移動手段が必要になるだろう。
かといって、電車だけでは危険性が増す上、微妙に融通が効かない部分もある。
もっと使い勝手のいい移動手段が無いものかと、虎太郎は煙を吐き出しながら悩む。

「俺も生徒達を探しているんだが、こう無駄に広いと手が足りんな」

既に何本目か分からない煙草に、そっと火を押し当てようとした時、奇妙な視線に気付く。
同じく視線に気付いたエレンが店の外に視界を向けた瞬間、窓ガラスを破りながら何者かが侵入してきた。
エレンが干将・莫耶を構え、虎太郎はそっと霧を隠すように立ち塞がる。
飛び込んできたのは、店の近くに設置されていた等身大のマスコット人形。
もちろん、人形が自動的に飛び込んできるわけが無い。
二人はガラス窓の向こう側にいる人物を見定める。現れたのは制服を血で染めた鉄乙女
粉砕されたガラスを踏み鳴らしながら、ゆらリゆらりと店内に押し入る。
警戒し、拳を腰に構えながら、虎太郎は乙女に声を掛けた。

「入店の仕方としては、少しばかり乱暴だな……こっちは静かにして欲しいんだが」

散らばったガラスの欠片が、断末魔のような悲鳴を上げ、次々に形を奪われては塵と変化していく。
近付くたび、足元の破砕音が段々と酷くなっていく。呼びかけの代わりだと言うように。
双方の距離は10メートルといった所だろうか。と、ここで虎太郎の眉が大きく吊り上がる。
視線を辿れば、その先にあるのは乙女の握る一振りの刀。名は斬妖刀文壱。
これまで生きてきた記憶が正しければ、目の前の乙女は相当に危険な人物と言えよう。
虎太郎が知る生徒の一人が持っていた刀で、異常なほどに重たいはず。
女子生徒どころか、一般の男性とておいそれと振るえる代物ではない。
なのに、目の前の乙女は両手とは言え、余裕の表情で刀を握り締めているではないか。
加えてもう一つ。乙女を包む制服は、間違いなく返り血を浴びた証拠だ。
口元に残る血を啜った跡と、鎖骨に広がる斑模様の血痕が、嫌な想像を掻き立てる。
後方で未だ目を覚まさない霧に気を配りながら、虎太郎は煙草を灰皿に押し付け空気を強く噛む。

「この場は俺に任せろ。吾妻は、そっちを任せる」

背後に声を掛けたつもりだったが、それより先にエレンが虎太郎の前に身を出していた。
近付いてくる乙女を無視するように、無表情なままで首を横に振るう。

「この方が適任よ先生。彼女はそっちが面倒見て頂戴」
「言いたい事は解かるが、納得できんな」

確かにエレンが霧を背負うより、虎太郎が背負った方が負担が少ない。
それでも、エレンに乙女を任せられるかと言うのは、また別問題だ。
あくまで譲らない虎太郎だったが、会話を打ち切るようにエレンが前に飛ぶ。
空中で右手を顔の前に突き出す。指の隙間には、キッチンで手に入れたナイフ。
指の力を緩めつつ、挟んでいた三本を同時に乙女目掛けて投擲する。
銀色に光る三本の線が、落下を続けながら獲物に向かい加速。
対して乙女は、刀を真横に構えると、横一線で落下物を強引に凪ぐ。
力任せで発生した突風は、あっという間にナイフを減速させてしまう。
人間離れした荒業を目で捉えながら、エレンは安全な位置へと静かに着地する。

「ちッ! 吾妻、その刀は人間が持つには考えられんほど重い代物だ。
 だから、そいつには気を付けろ! 見た目では考えられない馬鹿力かもしれん!」
「忠告ありがとう。じゃ、出会った場所で合流しましょう」

目を合わせず、淡々と確認事項だけを述べていく。
しっかりと聞き届けた虎太郎は、霧を背負うと裏口から飛び出していった。
何時でも動けるよう、敏感になっていた乙女が逃がさぬようにと走り出すが、そこに邪魔が入る。
間髪入れず、ナイフの雨が横殴りの状態で乙女に降りかかってきたのだ。
雨の発生地帯には、干将・莫耶を床に突き立てナイフを握るエレンの姿。
ガラスの割れる音よりも大きな歯軋りを立てて、乙女は刀を再度構える。
次の瞬間、乙女は銀の豪雨の中へと身と投じていった。





    ◇    ◇    ◇





霧が意識を取り戻したのは、喫茶店からだいぶ離れた場所。
まず最初に感じたのは浮遊感。次に、煙草の染み付いた虎太郎の背中と、その匂いだった。
前を見て走り続けていた虎太郎だったが、背中の動きを察知し、負担にならないよう足を止める。

「ん。ようやく目が覚めたか」
「嫌っ!」

周囲に不審な人物がいないのを確認しながら、首を回し顔を向ける。
と、虎太郎の顔を見た途端、霧は自身を背中から引き剥がそうと暴れようともがく。
しかし、手足を含めしっかりと抱きかかえられている為、身体の自由が効かない。
背中に抵抗を受けながらも、虎太郎は焦る事無く慎重に掛ける言葉を探った。
よくよく考えれば、自己紹介すらしていないのだ。
背負われている霧からすれば、虎太郎は見知らぬ男でしかない。
もがき続ける霧に向かって、敵意のない、のんびりした口調で語りかける。

「落ち着け。別に俺は、お前に危害を加えたりしないぞ」

だが、霧にその言葉が信じられる筈がない。
意識を手放す直前まで、自分を背負う虎太郎は何者かと殺し合いをしていたのだ。
どんな真摯な言葉よりも、その事実には打ち勝てないだろう。
人殺しの波に飲まれた者は、美希や霧を危険に晒す可能性がある。つまりは敵だ。
とは言うものの、背負われていると言う事は、すぐに殺される可能性は無いとも考えられる。
冷静な判断力を取り戻すため、霧は圧迫される心の中へ大量の空気を流し込む。
呼吸と共に靄が掛かった思考に風が巻き起こし、本来の思考を取り戻していく。
ここから先は、間違えないように喋らなければならない。

「信用……できない」

探らなければならない。相手の真意を。逃れられる術を。
震える喉を懸命に動かし、相手の出方をジッと伺う。

「証拠は無いが、こう見えても教師だ。生徒には絶対手を出さん」

強い眼差しを盗み見た限りでは、少なくとも敵意や悪意の類は感じられない。
相手から読み取る敏感な感情の露出に関して、霧は己の判断に大きな信頼を寄せていた。
恐らく虎太郎の意図としては、ひとまず霧を安心させようと言った所だろうか。
だがそれがイコールで、安心して身を任せられる存在だとは、決して限らない。
あの場にいた中で、どうして霧一人を抱えて走る事になったか説明がまだだ。
背中越しに気付かれないように、密着した胸に僅かな隙間を挟む。
ありがちで、非常に汚らわしい予想が思考をよぎったからだ。
外見だけではどんな綺麗にしていても、内に秘めた本性は計り知れないもの。
目を閉じて考える。あと一つ。善悪を判断してもいいような一手が足りないと。

「どうして私を背負っている……の?」

真意を探るべく、警戒しながらも少しだけ口調を和らげる。
心理戦を挑めるような計算高さを、霧は持ち合わせてはいない。
だからこの警戒心のハードルが下がったのは、偶然と言っても良かった。

「話すと長くなるが……」

虎太郎は散歩する速度で歩きながら、今までの経緯を語り始めた。
仮面の男との奇妙なやりとり。捕らえられた和服の女性。吾妻エレンという他校の生徒。
そして最後に、突然現れた霧を保護した話と、襲ってきた乙女の話。
作り話にしては、構成がやけにしっかりしていた。恐らく大部分は本当の事なのだろう。
だがそれでも、この島であっさりと戦いに身を投じられた虎太郎を、霧は信用出来なかった。
本当に殺し合いをしていないのならば、武器を構えるべきではない。
敵意を向けるべきは、この島に潜む化け物なのだから。
さて。今後どうするにせよ、まずはこの状況をどうにかしないといけない。
逃げるにせよ身を預けるにせよ、背負われたままでは居心地が悪いのだ。
油断すれば安心してしまいそうな、そんな危険な匂いを、虎太郎は秘めている。

「ところで、佐倉……だったな。お前はこの島に知り合いはいないのか?」
「え?」

当たり前のように問い掛けられた質問に戸惑う。
先の若杉葛九鬼耀鋼は、ひとまず信用できそうだから打ち明けた。
だが、この虎太郎にまで山辺美希の事を打ち明けて良いものだろうか。
万が一、自分が漏らした情報が悪用されれば、美希を困らせるかもしれない。
考えに考え抜いた末、霧は黒須太一支倉曜子が危険である事だけを伝えた。
これを吹聴してどうするのかと問われたが、これだけは絶対にやめるわけにいかない。
九鬼に言われた質問も尋ねようと思ったが、それで変な警戒をされれば面倒なので今回は却下。
全てを聞き終えた虎太郎は、立ち止まって情報の整理を行っている。
周囲を見渡す。と、この背負われた状態から開放される施設を、霧はようやく発見した。

「あの、加藤……先生、お願いがあるんですが」
「ん、ああ。どうした」

偽装とは言え、あまり知りもしない男性に向かって告げるには、恥ずかしい気持ちがある。
それでも、言わなければこのまま通過してしまう。それでは手遅れだ。
身体を少しだけ震わせ、赤面しながら耳元で小さく呟く。

「その……お手洗いに行きたいんですが」
「む。そいつはすまなかったな」

小さな路地に入ると、背負っていた霧を地面にそっと降ろす。
ここで走り出してもいいが、そんな事をしても無駄に体力を消耗するだけ。
多少挙動が不審な様子も、トイレを我慢していると誤魔化す事が出来る。
二人は無言のまま、目と鼻の先に存在する公衆トイレへと並んで足を運ぶ。
入り口に差し掛かった所で、虎太郎は懐の煙草とライターを取り出す。
が、箱の中身は既に空だったようで、どうしたものかと頭の頂点を掻く。
そんな虎太郎に視線を送りつつ、霧は女性用のトイレへと駆け込む。
一人外で待機する虎太郎は、周囲に気配がない事を確認すると、
トイレの反対側に据えられていた、煙草の自動販売機へと足を伸ばす。
時々後ろを気にしながら辿り着いたいいが、問題はここからだ。
あいにく手元には小銭が無い。だが、煙草は非常に吸いたい。
再び周囲を警戒する。女性の所要時間は不明だが、霧は先程入ったばかり。
静かに呼吸を整えると、最小の力加減で自動販売機のドアを強引に砕く。
虎太郎の身分を考えれば不味い行為だが、当人にとっては死活問題なのだ。
好みの銘柄を幾つか懐に仕舞うと、自動販売機に一礼してその場を去る。
早速一箱開ける。普段と同じ銘柄なのに、その煙はどことなく背徳的な味がした。
外ではそんな事が行われているとは知らず、霧はトイレの窓から外へと身を乗り出していた。
タイムリミットは数分。それまでに、出来る限りここから離れなければならない。
幸い、窓の外は正面から死角となっており、逃げ出すのは簡単だ。
水道の水を出しっぱなしにしてきたが、それでも音を立てないように外に飛び出す。
地面に着地すると同時に、霧は出来る限り忍び足で虎太郎から遠ざかる。
もしかしたら、あの殺し合いの場面を見なければ、彼を信じられたかもしれない。
でも、皹が入ってしまった。あの現場を見てしまった以上、覆すには相当の時間を有するだろう。
けれどもそんな余裕を持てる場所など、この島のどこにも存在しないのだ。
唯一つ。親友の隣を除いては。

(美希。どこにいるの!?)

駅を目指し走り続ける。リゾートエリアを探索するのは一時中断だ。
他は知らないが、少なくともこの地域は危険が多すぎる。
それにあれだけ騒がしかったのだから、賢い人間ならば近寄らないだろう。
こうして、霧の姿は公衆トイレから随分離れていった。
自動販売機に気を取られていた虎太郎が、それに気付かずはずもなく。
異変に気付いたのは、それから十分が経過しようとした頃。
マナー違反と知りつつ中に呼びかけたものの、返事が一向に帰って来ない。
意を決して覗き込んだ虎太郎は小さく舌打ちする。視線の先は、開放された窓。
躊躇せず女子トイレの中に入ると、窓の外を覗き込む。
霧の走っていった先を考えるに、一番近い施設を考えるに、恐らくは駅の可能性が高い。
トイレの裏側に回る途中、吸い掛けの煙草を設置されていた灰皿に押し付ける。
溜息混じりに頭を掻き毟しりながら、虎太郎は急ぎ駅へと走り出す。




    ◇    ◇    ◇


099:Steelis my body, and fireis my blood/絡み合うイト(後編) 投下順 099:どこでもいっしょ (後編)
096:集え、そして結束しろ 時系列順
077:Last moment 鉄乙女
062:楽園からの追放 アイン
062:楽園からの追放 佐倉霧
062:楽園からの追放 加藤虎太郎

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