ギャルゲ・ロワイアル2nd@ ウィキ

sola (後編)

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sola (後編) ◆UcWYhusQhw



―――それが運命なら、受け入れるしかないよね?――――



「なかなか……やるね! っ!」

クリス君を送った後すぐに戦闘が始まった。
静留ちゃんはただ無慈悲に鞭を振るう。
鞭の軌道は読めず苦戦の一方だった。

「これで……終わりや!」
「……っ!? しまった!?」

一瞬の隙をついて鞭が私のエレメントを弾き飛ばす。

あちゃー……

……参ったなあ。

……でもまあ時間稼ぎになったかな。

「杉浦先生……堪忍なぁ……」
「静留ちゃん……そうやってやっていくんだね……これからも」
「せや……変えてはならへんうちの修羅の道やもの」
「……そっか……あたしも負けられなかったんだけどなあ……」

てっちゃん。
あたしのせいで殺し合いに乗ったのかなあ。
護れなかったせいで。

ミキミキ。
大丈夫だよね?
……置いてってゴメンね。

「あたしも皆を守りたかった。だからこそ負けられなかった」
「……うちはなつきだけでよかったんよ、どっちが優れてるかいわへんけど」
「はは……参ったなあ。負けてるつもりなかったんだけど……参ったな……」

クリス君。
唯ちゃん頼んだよ。
ああ見えて少し脆い面もあるから。

唯ちゃん。
気付くかなあ。
唯ちゃん、それは大切なものだから大事にね。

「正義の味方でい続けて……皆を護るには甘かったか……力がなかったか……意志だけじゃ足りなかったのか」
「……じゃ……堪忍なぁ……」

振り落とされる鞭。
それをゆっくり見ながら思う。

自分の無力を。

ああ。

ゴメン……

みん……な

あたし……は

ここで死ぬのが……運命……だったのかな……



「意志があれば充分だ! 自分の身を捨ててまで仲間を護ろうとしたその意志、見事!」


……え?

……何?

「……っ!?」

静留ちゃんが鞭を落として腕を押さえている。
そしてそこにたっているのは……

あたしの唇を奪った親父。

そう

「刻めっ! 儂の名は――竜鳴館館長、橘平蔵ッ!!」

橘館長という熱い漢だった。
その叫びを静留ちゃんの全身を震わすのには充分だった。

「うちがおびえてる?……ただものじゃない……ひいてほうがいいやろ」

静留ちゃんがそのまま逃げ出そうとする。

「待てっ! 小娘!」
「うちは負けられへん……だから……杉浦先生、大切な人がここにおるんやったら同じこと言えたんやろうか?」

あたしにそう問い掛け静留ちゃんは温泉旅館から去っていた。
少し羨ましそうにしながら。


あたしにそう問い掛け静留ちゃんは温泉旅館から去っていた。
少し羨ましそうにしながら。

そっか。
あたしはこの島には大切な人はいない。
でも私が皆を守りたいという気持ちは……どうなんだろ。

「あたしは……」

あたしは……
何かわかんなくってきた。
どうすればいいのか。

そんな時だった。

「何を迷ってる? 杉浦、お前はその意志を貫けばいいのだ」
「……え?」

あたしに諭すように喋りかけたのは。
意志を貫く?

「大切な人の為にと皆が繰り返してたら永遠に終わらん。この殺し合いは。なら誰かが皆を守る。殺し合いには絶対に止めるという者がいなくちゃならん
 皆を守りたい。その意志は本当なのだろう? なら貫く事に何が迷いを抱く必要がある。意志を強く持て、杉浦」

橘館長はそう強く私を語りかけた。
迷いを持つなと強く言い。

「意志が弱いからこそあの大馬鹿者は堕ちた……」

てっちゃん……
ゴメンね。

私が何もしなかったせいで。

「てっちゃん……私の……」
「杉浦のせいではない……全ては鉄自身の問題だ。ならば悔やむより儂らがとめるをことを優先すべきだろう、違うか?」
「……そうだね」

……うん。
悔やんだり、迷ったり。
あたしらしくない。

ならあたしはいつものどおりに

「皆を守ろう! 正義の味方として!」
「うむ……それでいい杉浦!」

正義の味方としてやっていけばいい事だ。
簡単な事。
貫いて見せよう。

「ならクリス君達と合流しよう……ありがとね」
「うむ……何、礼を言われる事ではない」
「あたしの唇奪った割にはなかなかのお人で」
「あ……あれは!」
「忘れないからね……はっはっは!」

そう笑ったあたしの上に蒼い空が広がっていた。
何の曇りもなく。

蒼く。

澄み切っていた。


――意志を貫き通すのが私の運命なら、それを貫き通すまで!――



【チーム:じゅうななさいと親父】
【D-6 温泉宿/1日目 日中】
【思考・行動】
 0:クリス達と合流。
 1:乙女を止める
 2:美希を探す

杉浦碧@舞-HiME 運命の系統樹】
【装備】:不明、FNブローニングM1910(弾数7+1)
【所持品】:黒いレインコート(だぶだぶ) 支給品一式、FNブローニングM1910の予備マガジン×4、
 恭介の尺球(花火セット付き)@リトルバスターズ!ダーク@Fate/stay night[Realta Nua]、
【状態】:健康、十七歳
【思考・行動】
 1:意志を貫く
 2:美希のことが心配。合流したい
 3:反主催として最後まで戦う
 4:知り合いを探す
 5:羽藤桂玖我なつきを捜しだし、葛のことを伝える
【備考】
 ※葛の死体は温泉宿の付近に埋葬しました。


【橘平蔵@つよきす -Mighty Heart-】
【装備】:なし
【所持品】:マスク・ザ・斉藤の仮面@リトルバスターズ!、木彫りのヒトデ×1@CLANNAD
【状態】:左腕に二箇所の切り傷、背中に切創(再出血の恐れあり)、貧血気味
【思考・行動】
 基本方針:ゲームの転覆、主催者の打倒。
 1:鉄乙女をこの手で成敗する(殺す)。
 2:直枝理樹、探す。
 3:女性(ユメイ)を探す?
 4:協力者を増やす。
 5:生徒会メンバーたちを保護する。
 6:どうでもいいことだが、斉藤の仮面は個人的に気に入った。
【備考】
 ※自身に掛けられた制限に気づきました。
 ※遊園地は無人ですが、アトラクションは問題なく動いています。
 ※スーツの男(加藤虎太郎)と制服の少女(エレン)全裸の男(九郎)を危険人物と判断、道を正してやりたい。
 ※乱入者(美希)の姿は見ていません。わかるのは女性だったことのみです。
 ※第一回放送を聞き逃しました。が、乙女の態度から対馬レオが死亡したと確信しています。
 ※乙女ルート終了後からの参戦。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「はぁ……とりあえずここでくれば大丈夫かな?……疲れた」

「何、クリス君はだらしないな……これくらいでへばるとは」
「……平気なユイコの方が異常だよ」
「……クリスが体力無いだけじゃないか? 少しは鍛えてるのかい?」
「……一応」
「……はぁ」

温泉旅館から離れて今は川岸の辺りにいる。
崖になっていて落ちたらひとたまりもないだろう。
取り敢えずは暫くはここで待機することにした。
雨は変わらず降っているけど。

「ミドリ……どうか無事で」
「ああ……そうだな」
「ねえ? ユイコ」
「なんだい?」
「……僕は無力なのかな……なにもできず……シズルも止める事もできず」

僕は無力なのかもしれない。
誰も助けれる事ができず、戦う事もうまくできない。
いつものように何もせずじっとした方がいいのかもしれない。
こんなに積極的に動いた事なんて今までない。
なんでこんなに動いてるか不思議でならない。
むしろ動いたからこそこんな悲しい事が続いてるのかさえ思えてきた。
僕はやはり何もしないほうがいいのだろうか。
思考がどんどんネガティブな方向に進んでいく。

「違うな……クリス君。君は無力じゃない」
「……どうして?」
「確かに力もない。静留君を止める事もできなかった」
「……」

「でも、それでも私は君といて凄く有意義な時間を作れている。それがたとえ殺し合いに乗った人に襲われたことを差し引いてもだ
 だから君は無力じゃない。私にここまで有意義な時間を作ってくれたのだから」
「ユイコ……」
「ふむ……君といるのもなかなかいいものだよ」

そうか。
積極的に動いたのは僕自身だけの力だけじゃない。
ユイコ、彼女がいたからだ。
彼女がいたからこそ僕は動こうと思ったのかもしれない。
もっとも動かされたといった方がいいかもしれないけど。
ユイコと行動するのも楽しい。
そう思った。
そしてユイコ自身に人形じゃないと気付いてほしいと思ってきた。
……本当不思議だな。
可笑しくて

「くっ、くく……あははは!」
「ふふ……ははは!」

笑ってしまう。
まあ、いいか。
このままでいこう。
ユイコに流されたままで。
楽しく。

そんな時だった。

「久しぶりですね、そんな馬鹿笑いをして」


あの大聖堂で出会った少女がでてきたのは。
少女は銃を向け、睨んでる。
殺し合いに乗っているのは間違いない。
僕とユイコは警戒を始める。

「あれから対馬レオに関して知ることはありました?」
「いや……特にないよ」
「そうですか……」

少女は舌打ちするとこちらをまた睨む。
しかしこちらも聞きたいことがあったのだ。
それはずっと聞きたいことが。

「リセルシア……リセについて何か知ってる?」

放送で呼ばれたリセ。
そして僕の名前を知ってた少女。
なにかきっとあるはずなのだ。
だからききたい。

「……じゃあ、教えてあげますよ、あの馬鹿な女は知りもしないセンパイのことを好き勝手言って自分はそんな事しないといって結局死にました」
「……っ!?」

……リセ。
殺し合いを否定して。
そして。
もしかしてリセを殺したのは


「リセルシアを殺したのは……君?」
「いいえ、違います……でもきっと無残に殺されたのでしょうね。野ざらしになって死体が鴉にでも食われてるんじゃないですか?」
「……っ!?」

サーと。
雨が強くなるのが感じる。
リセ……そんな。
きっとそんな事ないと思いたい。
でもこの方がきっと多いのだ。
だから……

「どうして、殺し合いなんてするの? こんな哀しみの連鎖を止めなきゃいけないに……大切な人を護る為に大切な人を殺してそんなの……」
「うるさいですね、貴方も同類ですか? 私はセンパイだけでいいんです。リセルシアもこんな人のために無残に死んだなんて報われないですよ」

……報われない?
そんな事あるわけがない。
リセルシアはそんな訳ない。

「じゃあ死んでください」

パンと発射される銃弾。
それは僕の頭にまっすぐ向かっていた。

……違う。
リセルシアはそんな死なわけない。
たとえそれが報われないように思えたも。


「なっ残像!?」

彼女がうったのはミドリから受け取ったものによる残像だった。
僕は彼女の背後に今いる。

彼女は。
リセは。
誰よりも!
誰かの幸せを願って!
自分が報われなくても。
きっと最後まで。
他人の心配をして。

そんな死に方をする子なんだ!

「……訂正してくれないかな。リセはそんな子じゃないって」
「しませんよ! そんな事」

少女が背後に向かって撃つ。
でもそれも僕の残像。

今は彼女の脇に。
「……そう。じゃあ彼女が間違いじゃないとことを証明しようか……君を止めて」
「……ふん……うざい!」

脇に向かって撃つ。
でもいない。

今度は彼女の正面に。
そして



「……ロイガー ツァール」
「……なっ! ぐっ!?」

僕はあの武装を放つ。
それは彼女の肩を切り裂き戻ってきた。
前より威力もスピードも上がっている。


ああ。
なんでこんなに暴力的になってるのだろう。

そうか。
怒りか。
彼女に対する。

怒りが溢れて止まらない。

「ロイ……」
「止めろ! クリス君! 感情的になるな!」

ユイコの声で動きが止まる。
……僕は何をやってるんだ。

わからない、哀しみと怒りがごっちゃになって。

だけどその隙が不味かった。

「糞……どいつこいつもなめるなあああああああ!」

その隙に彼女はユイコを狙った。
僕は駆け出していた。

約束を果たす為。
彼女を護る為。

パンと発射される銃弾。
僕はその前にユイコを押し軌道からずらした。

だけど僕ははその押した時勢いで崖から身を乗り出してしまった。



ふあっという浮遊感。

ああ、落ちるんだと思った。
下には岩が。

上には土砂降りの暗い空。

死ぬのかな。

僕は。


「クリス君ッ!」


その時僕は手をつかまれた。

つかんだのはユイコ。

必死に必死に。


「クリス君! しっかりしろ」


でも彼女は必死に僕の事をつかんでいる。
いづれ両方とも落ちるだろう。

それは絶対ダメだ。
だから。
だからこそ。

「ユイコ……少しだけ話を聞いて」
「なんだ……?」
「ユイコ……君は絶対人形じゃない。君はユイコというちゃんとした心のある人間だよ……それを知って」
「違う……私は……なんだそんな遺言のみたいな事を」

これは伝えなきゃいけないことだった。
そして僕は言葉を続ける。
楽しかった事を。

「ユイコ……君といて楽しかった。ふざけあいや笑いあって……本当に楽しかった」
「……ああ。有意義だった!」


ユイコの手が震え始めた。
ああ、もう無理かな。

最後にひとつ。

「ユイコ……ありがとう。君ともっともっといたい」

バンともう片方の手で強く彼女のてを叩く。


「つぅ!? しまった……嫌だクリス君! あああああああ」


始まる浮遊感。

堕ちる僕。


空は変わらず土砂降りで。

何も見えない。

彼女の顔も。


ユイコ。

彼女の心を戻したい。

今でも。

今でも。

絶対に戻したい。

後悔だけが残る。


「ああああああああああああぁぁああああああああ」

そして悲鳴が聞こえる。

護れなかったかな僕は。
ああ、哀しいな。

僕は。

僕は。

なにをやってるのかな。

ユイコ。

ユイコを助けたい。


ああ雨がやまない。


ユイコをまだ救いたいと思う。

彼女の姿が見たい。

ああ

いつ

「雨が上がる?」




クリス・ヴェルティン@シンフォニックレイン 死   】





◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇









私にとって彼は何だったのだろうか。
分からない。
分からない。

でも不思議と何かがこみ上げていく気がする。

なんだろう?

これは


「あははは! 馬鹿ですね! あの男! 助けてしんじゃいましたよ!」

五月蝿い。

死。

クリス君は死んだのか?

そんな。

そんな。

「ああああああァァああああああ」

不思議と声がでる。

何故?

分からない。
分からない。


「無駄死にですね……本当」

無駄死に?

クリス君が?

そんな訳がない。
そんな訳が。

ああ。

ああ。

あの女……!

ああ。

ああ。

頭が燃えそうだ。

そうか。

そうか。

これが

これが!


怒りか!

クリス君を馬鹿にした。
あいつに対して。

ふふ。

ふふ。

クリス君を失って。

得た。

ああ。

ああ。

いいだろう。

なら!

ぶつけてやろう!


ふっと顔を上げる。
目の前には笑う女。

私もふっと笑い

こう告げる。


「……断罪してやろう!」

疾駆。
怒りをぶつける為に。

「なっ!? がふっ!?」
「……遅い」

まず腹に一発。
蹴りを。

「がっ!」
「……ふん」

そして蹴り飛ばした。
吹っ飛ぶ女。


「どうした……? こんなものか? 私の初めての怒りはまだ始まったばかりだぞ?」
「糞……!」
「……なにやらぶっそうやねえ。唯湖はん」

脇に現れた静留君。
碧君が無事かは今は聞かない。
ただ怒りを今はぶつけたいだけだ。
だから彼女にも言う。

「ああ……いい所にきた。静留君。こいつがクリス君を殺した……断罪したい。手伝え」
「……そうやの……ならころしあいにのってるんね……いいよ」

さあ。
まだ終わったわけじゃないぞ。

私の怒りは止まらない。

「……ちっ……この!」
「……甘い」

女は一発弾を放つが外れる。
そして女は逃げ出す。

2対1が不利と感じたのだろう。
だが逃がすものか。

私は彼女の背に銃を向ける。

あとはをひくだけ。

じゃあ


――ユイコ、哀しい連鎖だね――


つっ!?

ひけなかった。

声がした気がして。

その彼が言った連鎖が響いて。

そして女は姿をけした。
殺せなかった。
私は何をやっている?

そんな私に静留が声をかける。

「……唯湖はん……クリスはんは」
「ああ……私を護って死んだ」

そう継げた瞬間ペタンと地面に座る。
力が抜けた。

何だこの良くわらない気持ちは。

よくわからないもやもやが続いて。
なんなんだ?

「静留君……自分が分からない……なんなんだこの気持ちは……クリス君がいなくなって……から止まらないんだ……わたしにとってかれはなんだったんだろうな?」
「……大切な人やないの?」

え?
大切な人?

「だってないとるやないの? クリスはん失って」

あ。

泣いているのか?

私は?
彼を失って。

ああ。

そうか

そうなのか。

私にとって大切な人にいつの間にか、なっていたというのか。

なら。

私は。

私は。


「あああああああああああああああ」
「……唯湖はん」

なんだろう?

涙が止まらないよ。

クリス君。


「……頑張りなさいよ……クリスはんを偲んで……見逃すわ」

そういって彼女は離れた。


残されたのは私一人だけ。


ああ。

何だこの気持ちの波は。


わからない。

心がほしい。

もっと。

もっと。

この気持ちを理解したい。

でも。

でも。

理解するには大切なパーツがない。


たぶんそれは


――「ユイコ?」
  「……ああ! もういい! さっさと戻って演奏してくれ!」
  「ちょっとまってユイコ!」
  「ああ……もう!」――




――「ユイコ……ありがとう。君ともっともっといたい」―



出会いと別れ。

懐かしさがこみ上げる。


クリス君。

私が人であるには君が足りないよ。


私は歩みを止めちゃいけないだろう。


それでも私は心を求めないといけないだろうから。
クリス君がいないけど望んだことだから。

だから行こう。


空は蒼いが。

滲む。

涙で。



ああ。

ああ。

あいたい。


クリス君。

心があると思いたくなかった。


今、君は何処にいる?

幻想かもしれないけど生きてる気がしたんだ。


へんな希望だけど。
願わずにはいられない。
縋りたいかも知れない。

だって人かもしれないから。

私は

だから

会いたい。

クリス君


【D-6 川岸/一日目 日中】

来ヶ谷唯湖@リトルバスターズ!】
【装備】:、デザートイーグル50AE(6/7)@Phantom -PHANTOM OF INFERNO-
【所持品】:支給品一式、デザートイーグル50AEの予備マガジン×4
【状態】:脇腹に浅い傷(処置済み)
【思考・行動】
 基本:殺し合いに乗る気は皆無。面白いもの、興味惹かれるのを優先
 1:クリス君……どこにいる?
 2:ミドリの安否がきになる
 3:いつかパイプオルガンを完璧にひいてみたい
 4:リトルバスターズのメンバーも一応探す
【備考】
 ※クリスはなにか精神錯覚、幻覚をみてると判断。今の所危険性はないと見てます
 ※千羽烏月、岡崎朋也、椰子なごみの外見的特長のみを認識しています
 ※静留と情報交換済み
 ※来ヶ谷は精神世界からの参戦です
 ※美希に僅かに違和感(決定的な疑念はありません)







◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇








ああ!

いらいらする!

なんだあいつは!


「ウザイ……!」

ただいらいらだけが募る。
これがあいつがいった哀しみの連鎖というものだろうか。
あの女がマジになったのは。

だけど。

それがどうしたというのだ。

「私はセンパイの仇がとれればそれでいい」

そう。それだけ。


だから考える必要などないのだ。

ん?
2人の人が。

行こう。

センパイの仇をとるために。

センパイしかいらないのだから。



【D-6 民家の前/1日目 日中】

【椰子なごみ@つよきす -Mighty Heart-】
【装備】:S&W M37 エアーウェイト(3/5)、スタンガン
【所持品】:支給品一式、S&W M37 エアーウェイトの予備弾24、コルト・パイソン(0/6)、357マグナム弾19
【状態】:軽度の肉体的疲労、右腕に深い切り傷(応急処置済み)、全身に細かい傷
【思考・行動】
 基本方針:他の参加者を皆殺しにして、レオの仇を討つ
 0:目の前の男達を襲撃
 1:殺せる相手は生徒会メンバーであろうと排除する
 2:状況さえ許せば死者蘇生の話を利用して、他の参加者達を扇動する
 4:赤毛の男(士郎)とブレザー姿の女(唯湖)、日本刀を持った女(烏月)も殺す
 5:伊藤誠を殺してから、桂言葉を殺す
 6:出来るだけ早く強力な武器を奪い取る
 7:死者の復活は信じないようにするが、若干の期待
【備考】
 ※なごみルートからの参戦です。










◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇










「……なんか……すっきりせえへんなあ」

クリスはんが逝きおったらしい。
なんかざらつきがとまらへん。

必死に説得したくリスはんが……

「だから……どうしろといいますのん」

ああ、なんか訳わからへん。

うちは何を期待してたといいますのん。
……わからへん。

せやからこそうちはうちがする事を。
……唯湖はんみたいにはなりたくない。
唯湖はんが未来のうちに見えてどこか恐ろしかった。
……感傷やな。

「……さて、なつき。なにをしておるんやろうか?」

空を見上げる。

ただ蒼くて。

その空に願う。

なつきの無事を。



【D-6 川岸/一日目 日中】

【藤乃静留@舞-HiME 運命の系統樹】
【装備:殉逢(じゅんあい)、。コルト・ローマン(3/6)】
【所持品:支給品一式、虎竹刀@Fate/stay night[Realta Nua]、木彫りのヒトデ1/64@CLANNAD】
 玖我なつきの下着コレクション@舞-HiME 運命の系統樹、
【状態】疲労(中)、左の太股から出血(布で押さえていますが、血は出続けているが少量に)、
 左手首に銃創(応急処置済み)、
【思考・行動】
 基本:なつきを探す なつきの為に殺し合いに乗る。
 0:なんかすっきりせえへん
 1:なつきの為に殺し合いに乗る。
 2:殺し合いに乗る事に迷い
 3:太股の傷を治療する為の道具を探す。
 4:なつきに関する情報を集める。
【備考】
 ※下着コレクションは使用可能です。
 ※理樹を女だと勘違いしてます。
 ※詳しい登場時系列は後続の書き手さんにお任せします。
 ※死者蘇生に関して否定。
 ※移動中です。移動先は後続の書き手さんにお任せします。




   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





ただ。

空はくらかった。



雨が酷く降っていて。

彼の背中をぬらし続ける。


彼は岩にぶつかることなく川に流されていた。


彼の心にあるのは後悔のみ。


大切かもしれない女の子を護れなかった。
救えなかった。

彼の思いと同様空は暗く。


彼と空が晴れるのはいつだろうか?

彼が彼女の心を癒すのはいつになるだろうか?


空は応えることなく。

ただ彼のことを見守った。


【クリス・ヴェルティン@シンフォニックレイン 生存確認】

【F-8 海岸/一日目 日中】
【クリス・ヴェルティン@シンフォニック=レイン】
【装備】:和服、アルのページ断片(ニトクリスの鏡)@機神咆哮デモンベイン
【所持品】:支給品一式、ピオーヴァ音楽学院の制服(ワイシャツ以外)@シンフォニック=レイン、
 ロイガー&ツァール@機神咆哮デモンベイン、刀子の巫女服@あやかしびと -幻妖異聞録-、
 防弾チョッキ、フォルテール(リセ)、
【状態】:Piovaゲージ:95%、軽く湯冷め
【思考・行動】
 基本:無気力。能動的に行動しない。ちょっとだけ前向きに。
 0: 気絶中
 1:唯湖を救いたい。
 2:ユイコ……
 3:あの部屋に帰れるのだろうか
 4:トルタ、ファルは無事なんだろうか
【備考】
 ※雨など降っていません
 ※Piovaゲージ=鬱ゲージと読み替えてください
 ※増えるとクリスの体感する雨がひどくなります
 ※西洋風の街をピオーヴァに酷似していると思ってます
 ※巫女服が女性用の服だと気付いていません
 ※巫女服の腹部分に穴が開いています
 ※千羽烏月、岡崎朋也、椰子なごみの外見的特長のみを認識しています
 ※リセの死を乗り越えました。
 ※記憶半覚醒
 ※静留と情報交換済み
 ※唯湖が死んだと思ってます



148:sola (前編) 投下順 149:THE GAMEM@STER (前編)
時系列順 149:THE GAMEM@STER (前編)
クリス・ヴェルティン 151:羊の方舟
杉浦碧 160:世界の中心、直枝さん(後編)
橘平蔵
来ヶ谷唯湖 159:観測者の願望
藤乃静留
椰子なごみ

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