CROSS††POINT ◆UcWYhusQhw
彼は唯、進んでいた。
深い夜更けの街を。
コツコツと唯一人で。
ゆっくりとまるで亡霊の如く。
深い夜更けの街を。
コツコツと唯一人で。
ゆっくりとまるで亡霊の如く。
彼が心の底から愛した人。
彼が生きる意義だった少女。
彼がこの島で殺し続けたその理由。
彼が生きる意義だった少女。
彼がこの島で殺し続けたその理由。
彼―吾妻玲二―の全てだった存在、キャル・ディヴェンス。
余りにも哀しい廻りあい、そして結末。
玲二が望んだものが泡沫の様にあっけなく消えた。
キャルは玲二に憎しみを持っていた。
だけど玲二はその憎しみを受け入れた。
だけど玲二はその憎しみを受け入れた。
そして玲二は死に、キャルは生きる。
それだけ。
それだけの事。
それでも玲二にとって幸せだった。
それだけの事。
それでも玲二にとって幸せだった。
でも違った。
些細な幸運、または数奇な運命。
玲二は生きた。
そしてキャルは死んだ。
そしてキャルは死んだ。
キャルは最後に愛を思い逝った。
幸せに感じながら最愛の人の胸の中で。
幸せに感じながら最愛の人の胸の中で。
生きた玲二はまた護れなかった、大切な人を。
それでも。
それでも進んでいた。
それでも進んでいた。
後悔も哀しみも糧にして。
愛しい人を取り戻す為に。
ただ進む。
深い深い闇の中を。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
彼女は歩いていた。
深い夜更けの街を。
コツコツと唯一人で。
ゆっくりと一歩に意志をしっかりと篭めて。
深い夜更けの街を。
コツコツと唯一人で。
ゆっくりと一歩に意志をしっかりと篭めて。
彼女が心底敬愛してる者。
彼女が一度失ってしまった少女。
彼女の生きる意義。
彼女が一度失ってしまった少女。
彼女の生きる意義。
彼女―深優・グリーア―にとって全てだった少女、アリッサ・シアーズ。
今深優が殺し合いをする理由は唯この少女の為。
彼女を保護する為。
その為に主催の言い分を聞いた。
一度護れなかった彼女を取り戻す為に。
彼女を保護する為。
その為に主催の言い分を聞いた。
一度護れなかった彼女を取り戻す為に。
そしてあっけなく逝った。
深優を護って。
それでも彼は死ぬ間際まで殺し合いをとめるように深優に願った。
だけど深優の意志は変わらない、それが深優のあり方だから。
そして一つの願いを託された。
誰かを助けて欲しいと。
それでも彼は死ぬ間際まで殺し合いをとめるように深優に願った。
だけど深優の意志は変わらない、それが深優のあり方だから。
そして一つの願いを託された。
誰かを助けて欲しいと。
深優はそれでも殺し合いを続ける。
アリッサの為に。
アリッサの為に。
でも。
ほんの数時間でしかないけれども。
双七との触れ合いは決して無駄じゃないかった。
ほんの数時間でしかないけれども。
双七との触れ合いは決して無駄じゃないかった。
―――だってこんなにも哀しいのだから。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「……着いたか」
やかましいアナウンスと共にホーム降り立つ男、玲二。
彼が降り立った場所はB-7駅、つまり北である。
玲二が北に向かった理由は一つ。
玲二が一時期持っていたいたずら書きばっかのノート。
そのときたまたま目にしていた一文。
『みんなの知ってる博物館。そこには昔の道具さん達がいっぱい住んでいて、夜に人がいなくなると使って欲しいなあと呟いているのです』
それを思い出して北に指針を取った。
方針を主催陣営の反乱分子を利用すると立てたもののどういう手段をとるのかは未だに定まっていない。
なら何か些細な情報でも利用をするのが手と考えたからである。
彼が降り立った場所はB-7駅、つまり北である。
玲二が北に向かった理由は一つ。
玲二が一時期持っていたいたずら書きばっかのノート。
そのときたまたま目にしていた一文。
『みんなの知ってる博物館。そこには昔の道具さん達がいっぱい住んでいて、夜に人がいなくなると使って欲しいなあと呟いているのです』
それを思い出して北に指針を取った。
方針を主催陣営の反乱分子を利用すると立てたもののどういう手段をとるのかは未だに定まっていない。
なら何か些細な情報でも利用をするのが手と考えたからである。
(武装も整った……後は潰すのみ)
玲二は電車に乗っている間に自分の武装を整えるておいていた。
使える武器、扱いが難しい武器または弾が少ない銃器、その他と三つに別けて。
そして玲二にとって按配だったのが棗恭介が持っていたスタームルガー。
これに自分が持っていたコルトローマンの弾を使う事ができた。
これで拳銃の弾も不足はない。
故に玲二は思う。
使える武器、扱いが難しい武器または弾が少ない銃器、その他と三つに別けて。
そして玲二にとって按配だったのが棗恭介が持っていたスタームルガー。
これに自分が持っていたコルトローマンの弾を使う事ができた。
これで拳銃の弾も不足はない。
故に玲二は思う。
後はキャルの為に邪魔者を潰すのみと。
そうして夜の街をただ一人で歩き始める。
本来ならば隣にキャルが歩いて欲しかった。
それが今は出来ない。
だが諦めるわけがなかった。
玲二にとってキャルは最愛の人なのだから。
本来ならば隣にキャルが歩いて欲しかった。
それが今は出来ない。
だが諦めるわけがなかった。
玲二にとってキャルは最愛の人なのだから。
そうして暫く歩いていた時。
「……っ!?」
彼の背後から光の束が降りそいいでくる。
それを玲二瞬時に感じ前方に飛んだ。
そして玲二がいた元にはコンクリートの舗装がはがれて穴が開いていた。
それを玲二瞬時に感じ前方に飛んだ。
そして玲二がいた元にはコンクリートの舗装がはがれて穴が開いていた。
「外しましたか……」
玲二が振り返る先にいるはまるで天使の羽を模したかのような武器を持つ少女、深優。
深優は唯冷静に状況だけを観察し駆る獲物を見据える。
外したならもう一度刈るのみと、アリッサの為に。
深優は唯冷静に状況だけを観察し駆る獲物を見据える。
外したならもう一度刈るのみと、アリッサの為に。
「悪いですが死んでもらいます」
そして抑揚のない声で告げる死の宣告。
その瞬間天使の羽から発する無数の光。
殲滅の光はただ玲二に死を与える為に向かい続ける。
その瞬間天使の羽から発する無数の光。
殲滅の光はただ玲二に死を与える為に向かい続ける。
「……っ。聞く耳持たずか」
それを真横に避け唯回避する玲二。
だが光は続けて玲二に襲い掛かってくる。
絶え間ない光の連射。
それは迷うことなく玲二に向かう。
玲二はそのまま着弾地点を予想しながら避けていく。
だが光は続けて玲二に襲い掛かってくる。
絶え間ない光の連射。
それは迷うことなく玲二に向かう。
玲二はそのまま着弾地点を予想しながら避けていく。
(……不思議な武器を使うな……だが使い方が甘い)
光は続けてくるも玲二はたやすく避けていく。
前、後ろ、横と。
玲二は恐らく深優がまだあの武器に慣れていないのだろうと想う。
攻撃が単調で、ただ武器のパワーで押しているだけ。
そう判断して、らただよけていく。
前、後ろ、横と。
玲二は恐らく深優がまだあの武器に慣れていないのだろうと想う。
攻撃が単調で、ただ武器のパワーで押しているだけ。
そう判断して、らただよけていく。
(とはいえ……反撃する時間がない……ん?)
とはいえ反撃する間がなかった。
深優の連射は絶え間なく続いていたからだ。
それ故にただ避けるだけだ。
だがしかし玲二はある事に気付く。
それは深優が発する光の連射。
一見絶え間ないようだがほんの僅かに一定のタイミングで隙が出る事。
そのとき玲二は知るわけがないのだがその隙は士郎との死闘から出る疲れからだった。
だがその僅かの隙を世界屈指の暗殺者が見逃すわけがない。
深優の連射は絶え間なく続いていたからだ。
それ故にただ避けるだけだ。
だがしかし玲二はある事に気付く。
それは深優が発する光の連射。
一見絶え間ないようだがほんの僅かに一定のタイミングで隙が出る事。
そのとき玲二は知るわけがないのだがその隙は士郎との死闘から出る疲れからだった。
だがその僅かの隙を世界屈指の暗殺者が見逃すわけがない。
「いい加減……終わってください!」
そして深優の声と共に光の出力が上がる。
初撃の光の束が玲二を襲う。
それを前に避ける――チャンスはまだ。
それを前に避ける――チャンスはまだ。
間髪襲いかかる2射目。
それを左に避ける――暫くは耐えろ。
それを左に避ける――暫くは耐えろ。
続いて3射目。
それを右に――キャルの為にここで負けるわけにはいかない。
それを右に――キャルの為にここで負けるわけにはいかない。
4射目。
それをまた右に――否、自分に負けは許されない。
それをまた右に――否、自分に負けは許されない。
5射目。
それを後ろに――キャルの為に。
それを後ろに――キャルの為に。
6射目。
それを前に―――自分が倒れていいのは。
それを前に―――自分が倒れていいのは。
そして―――途切れた。
―――もう一度キャルの笑顔を見たときだけだ!
その隙を逃すわけは行かない!
玲二は瞬時にあるものを取り出し深優の方向に投げつける。
そして投げつけた物に拳銃を取り出し狙いをつけた。
玲二は瞬時にあるものを取り出し深優の方向に投げつける。
そして投げつけた物に拳銃を取り出し狙いをつけた。
「……なにを?……っ!? まさか!?」
深優が投げつけられたものに気付いた。
そして追撃をやめ背後に飛び退く。
そして追撃をやめ背後に飛び退く。
そして
「……ここで死ねない……俺は!」
玲二は躊躇いなく拳銃のトリガーをひく。
響く一発の銃声。
響く一発の銃声。
そして真夜中の街に響く爆音。
玲二が打ち抜いたのは参加者に付けられている首輪。
その首輪の爆発により発生した煙は深優の視界を奪っていく。
その首輪の爆発により発生した煙は深優の視界を奪っていく。
(く……油断しました……彼は何処に?)
そしてやがて煙が晴れて行った時。
「……消えた?……逃げられましたか」
玲二の姿はもう無くただ街中には深優しかいなかった。
深優はその爆風を利用して玲二は逃げたのだろうと想う。
その証拠に気配が全く感じられない。
そう想い今後の事を深優が考えようとした瞬間。
深優はその爆風を利用して玲二は逃げたのだろうと想う。
その証拠に気配が全く感じられない。
そう想い今後の事を深優が考えようとした瞬間。
「……っ!?……何処から!?」
突如背後数メートルない所から亡霊を姿を現す。
玲二は逃げたのでは無い、機会をうかがっただけ。
そう、深優が警戒を解き自身の存在を狙わなくなる瞬間を。
路地に隠れただ深優が無防備になれる瞬間を。
唯狙っていたのだ。
そのまま左手でナイフを構え深優に肉薄する。
死神の鎌で首を刈らんとする為に。
しかし深優も黙ってるわけでもなく内蔵された左手のブレードをだし
玲二は逃げたのでは無い、機会をうかがっただけ。
そう、深優が警戒を解き自身の存在を狙わなくなる瞬間を。
路地に隠れただ深優が無防備になれる瞬間を。
唯狙っていたのだ。
そのまま左手でナイフを構え深優に肉薄する。
死神の鎌で首を刈らんとする為に。
しかし深優も黙ってるわけでもなく内蔵された左手のブレードをだし
「やらせません」
振り向き玲二のナイフをはじく。
結果向かってきた玲二は無武装。
深優がとったと勝利を確信した。
結果向かってきた玲二は無武装。
深優がとったと勝利を確信した。
が。
「……甘い」
その確信の瞬間に深優は胸に押し付けられている感触に襲われる。
その感触とは玲二がつき付けているの拳銃の重み。
玲二はナイフが弾かれた瞬間開いてる右手で瞬時に拳銃を抜いていたのだ。
その感触とは玲二がつき付けているの拳銃の重み。
玲二はナイフが弾かれた瞬間開いてる右手で瞬時に拳銃を抜いていたのだ。
完璧なゲームセット。
深優の圧倒的な火力を前に玲二は卓越した暗殺技術を持って制した。
そう勝敗の明暗が分かれたのは経験の差。
そう勝敗の明暗が分かれたのは経験の差。
唯その一点。
だけど深優にとって余りにも重たい一点だった。
深優は想う。
ここで終わるのかと。
こんな所で終わっていいのかと。
アリッサの為に、そして双七の為に。
ここで終わるのかと。
こんな所で終わっていいのかと。
アリッサの為に、そして双七の為に。
終われる筈が無かった。
ならばどうすると。
ならばどうすると。
「おい、聞きたい事がある。首輪を解除できる人間。主催者に関する情報を知っているか? いわないと死んでもらう」
玲二はそう深優に聞く。
単に殺すだけならもっと簡単に出来た、首輪を爆発した後射殺すればいいだけなのだから。
それをしなかったのは単純に情報を聞きたかっただけ。
多少のリスクは上がるがここでキーマンになるかも知れない人を殺す可能性もあるのなら、この手段をとるメリットは大きいと考えたからである。
そして玲二のその判断は正しかったのである。
単に殺すだけならもっと簡単に出来た、首輪を爆発した後射殺すればいいだけなのだから。
それをしなかったのは単純に情報を聞きたかっただけ。
多少のリスクは上がるがここでキーマンになるかも知れない人を殺す可能性もあるのなら、この手段をとるメリットは大きいと考えたからである。
そして玲二のその判断は正しかったのである。
「ええ、知ってますよ」
深優は笑みを浮かべる。
生きる術を手に入れたのだから。
そう、どんな手を使ってでも自分は生きなければならない。
地べたを這いずり回ってでも。
あの二人の為にも。
ここで死ねる訳が無かった。
生きる術を手に入れたのだから。
そう、どんな手を使ってでも自分は生きなければならない。
地べたを這いずり回ってでも。
あの二人の為にも。
ここで死ねる訳が無かった。
「……何? 本当か?」
玲二の顔が驚きに染まる。
流石にいきなり其れに関する情報を持っている人物にあたるとは想わなかった。
それでも生きるための嘘かもしれない。
だから確実にする為で詳細を求めた。
流石にいきなり其れに関する情報を持っている人物にあたるとは想わなかった。
それでも生きるための嘘かもしれない。
だから確実にする為で詳細を求めた。
「ええ、何せ私は主催者から殺し合いに進めるように送り篭められたのですから……吾妻玲二」
「……何?……そして俺を知っている?」
「……何?……そして俺を知っている?」
深優は玲二の顔を見てしっかりとそう言った。
これだけ目前にいればデータベースに残るデータからすぐに当てはまる事ができるのだから。
玲二は名前を言われた事に戸惑いを持った。
それでも深優は告げる。
自分が持ちゆる情報を、生き残る為に。
これだけ目前にいればデータベースに残るデータからすぐに当てはまる事ができるのだから。
玲二は名前を言われた事に戸惑いを持った。
それでも深優は告げる。
自分が持ちゆる情報を、生き残る為に。
「そうですね。主催者は神崎黎人。彼は一番地と呼ばれる日本の組織の人間です。つまり一番地がこのゲームを主催しているのです」
「……一番地?」
「ええ。日本の暗部の組織です」
「……そこに反乱分子はいるか?」
「……ええ知ってますよ」
「……一番地?」
「ええ。日本の暗部の組織です」
「……そこに反乱分子はいるか?」
「……ええ知ってますよ」
深優はただ語る、真実と虚構を絡めて。
見た所玲二は主催に関して全くの情報を持ち合わせていない。
故に深優は騙す、玲二を。
生き残る為に。
見た所玲二は主催に関して全くの情報を持ち合わせていない。
故に深優は騙す、玲二を。
生き残る為に。
「教えろ」
「……条件があります。私と組みませんか?」
「…………何?」
「……条件があります。私と組みませんか?」
「…………何?」
そして提案する。
共に進むことを。
共に進むことを。
「ええ。組むと言う事です。私は見ての通り殺し合いに乗っています。吾妻玲二。貴方は強い。共に戦いませんか?」
「……理由は?」
「貴方は情報を欲している……ですが、殺し合いに乗っているのでしょう? 同じ狢だからでしょうか、何となく解るのです」
「ああ、その通りだ」
「なら……組みませんか?……こちらの報酬は反乱者の情報……そうですね、合計で3人殺したら話しましょう。
私は戦力を欲している。貴方は情報を欲している。等価交換です」
「……理由は?」
「貴方は情報を欲している……ですが、殺し合いに乗っているのでしょう? 同じ狢だからでしょうか、何となく解るのです」
「ああ、その通りだ」
「なら……組みませんか?……こちらの報酬は反乱者の情報……そうですね、合計で3人殺したら話しましょう。
私は戦力を欲している。貴方は情報を欲している。等価交換です」
深優は組むことを望む。
深優が負けた通り玲二は強い。
力にできるなら越したことは無いだろう。
無い情報を元に……玲二を釣る。
深優が負けた通り玲二は強い。
力にできるなら越したことは無いだろう。
無い情報を元に……玲二を釣る。
「……その情報が正しいと俺に信じろと?」
「……別に信じなくてもいいですが。ただここで私を殺して永久に手に入れなくなる可能性もあるのですよ?」
「……お前が主催と面識がある証拠は?」
「そうですね。私は主催からの情報で全参加者の名前と顔を知っています。
そちらの知り合いである人物の名でも上げてみてください。全部答えることが出来たら正しいと判断してください」
「……キャル、アイン、棗恭介、棗鈴、千羽烏月、古河秋生」
「順に金髪ポニーテールの女。黒髪短い髪の東洋系の女。茶髪の男。茶髪のポニーテールの少女。黒髪長髪の切れ目の少女。赤髪で不良そうな親父……こんなものでどうでしょうか?」
「……その通りだ」
「……別に信じなくてもいいですが。ただここで私を殺して永久に手に入れなくなる可能性もあるのですよ?」
「……お前が主催と面識がある証拠は?」
「そうですね。私は主催からの情報で全参加者の名前と顔を知っています。
そちらの知り合いである人物の名でも上げてみてください。全部答えることが出来たら正しいと判断してください」
「……キャル、アイン、棗恭介、棗鈴、千羽烏月、古河秋生」
「順に金髪ポニーテールの女。黒髪短い髪の東洋系の女。茶髪の男。茶髪のポニーテールの少女。黒髪長髪の切れ目の少女。赤髪で不良そうな親父……こんなものでどうでしょうか?」
「……その通りだ」
玲二の問いにただあくまで単調に答える深優。
ここでミスをしてはいけない。
生き残る為に。
この男を懐柔しなければいけない。
だから
ここでミスをしてはいけない。
生き残る為に。
この男を懐柔しなければいけない。
だから
「どうでしょう? 情報をさしあげます。だから組みませんか?」
玲二を利用してでも生き残る、絶対に。
そしてその誘いに玲二は
「…………………………解った。一時期的なら。だが嘘ならば……そのときは覚悟しろ」
乗った。
突きつけていた銃を離す。
ここで深優を殺すメリットは薄い。
本当に情報を持っているか未だに確信は出来ない。
だがしかし持っているのなら主催者に近づける最大のチャンス。
それを利用しない手は無い。
だから誘いに乗った。
深優が嘘なら……潰すまでとそう考えた上で。
突きつけていた銃を離す。
ここで深優を殺すメリットは薄い。
本当に情報を持っているか未だに確信は出来ない。
だがしかし持っているのなら主催者に近づける最大のチャンス。
それを利用しない手は無い。
だから誘いに乗った。
深優が嘘なら……潰すまでとそう考えた上で。
「……解りました、よろしくお願いしますね吾妻玲二」
「……ああ」
「……ああ」
深優は笑う。
生き延びたことを実感して。
そして新たな力を手に入れたことを知って。
生き延びたことを実感して。
そして新たな力を手に入れたことを知って。
――ここに互いの存在価値を大切な人に求めた人間が不思議に交差し……そして交わった――――
「では博物館に行くのですね、玲二」
「ああ……」
「ああ……」
組むことが決まって二人は細かい情報交換を行った。
そして元々玲二が向かう予定だった博物館に指針を定め歩き始めた。
そして元々玲二が向かう予定だった博物館に指針を定め歩き始めた。
(吾妻玲二……彼が持つ技術を盗みます)
深優は前を歩く玲二を見、想う。
自分はまだ弱いと。
士郎にも負け玲二にも負け。
だがここで止まる訳にはいかない。
止まってはいけないのだから。
だから深優はもっと強くなる決心する。
目の前に歩く玲二の戦闘技術。
それを良く見て盗む。
彼の卓越した技術を奪うのだ。
それがまず自身を強化できる手段の一つ。
強くなる為に。
ただ、強くなる為に。
自分はまだ弱いと。
士郎にも負け玲二にも負け。
だがここで止まる訳にはいかない。
止まってはいけないのだから。
だから深優はもっと強くなる決心する。
目の前に歩く玲二の戦闘技術。
それを良く見て盗む。
彼の卓越した技術を奪うのだ。
それがまず自身を強化できる手段の一つ。
強くなる為に。
ただ、強くなる為に。
それがアリッサを救う事にもなるからと想って。
深優は想う。
アリッサを。
玲二は想う。
キャルを。
そんな誰かを強く想い続ける二人。
二人は交差しそして進む。
大切な人の為に絶対の意志を持って。
二人が交わる事が何が変わるが二人には分からない。
でもきっといい事があるだろうと。
何故なら二人は割と似ているのかもしれないから。
誰かを想い続けるという。
アンドロイドと暗殺者に最も相応しくないものを持っているのだから。
その交差の先に見えるものはまだ……誰にも分からない。
【B-7 駅周辺/1日目 真夜中(放送直前)】
【吾妻玲二(ツヴァイ)@PHANTOMOFINFERNO】
【装備】: コルトM16A2(20/20)@Phantom-PHANTOMOFINFERNO-、スナイパースコープ(M16に取り付けられている、夜間用電池残量30時間)@現実、防弾チョッキ
【所持品】:『袋1』コンバットナイフ、、SturmRugerGP100(6/6)、.357マグナム弾(24/36)、ダイナマイト@現実×9、、トンプソンコンテンダー(弾数1/1)
小鳥丸@あやかしびと-幻妖異聞録-、コルトM1917(6/6) コルトM1917の予備弾10、ニューナンブM60(5/5)、 二ューナンブM60の予備弾9発、 5.56mmx45ライフル弾29発
『袋2』、レザーソー@SchoolDaysL×H、ハルバード@現実、コンポジットボウ(0/20)、ハンドブレーカー(電源残量5時間半)@現実、
クトゥグア(3/10)@機神咆哮デモンベイン 、ルガー P08(3/8+1)@Phantom、
『袋3』 支給品一式×11、刹那の携帯電話 、デジタルカメラ@リトルバスターズ! 、アサシンの腕、USBメモリ@現実 、
桂の携帯(電池2つ)@アカイイト、医療品一式、恭介の機械操作指南メモ、秋生のバット、おにぎりx30
野球道具一式(18人分、バット2本喪失)カジノの見取り図、ゲーム用のメダル(14000枚相当)
懐中時計(オルゴール機能付き)@Phantom、包帯、業務日誌最終ページのコピー
【思考・行動】
基本:運営者側を脅迫して、キャルを生き返らせる。その為に首輪を外す、運営者側の反乱分子と接触する。
1:他の参加者達から、首輪解除、主催者側の反乱分子に関する情報を聞き出す。返答に関わらず殺す。
2:深優と行動。3人殺して情報を得る。進路は博物館に。
3:ドクター・ウェストを発見すれば、首輪を外させる。
【備考】
※身体に微妙な違和感を感じています。
※時間軸はキャルBADENDです。
※5.56mmx45ライフル弾はトンプソンコンテンダー、コルトM16A2で使用可能です
※平行世界の存在に気付きました
※ドクター・ウェストについて、烏月から話を聞きました
※防弾チョッキは一部破損しています
※深優と協定を結びました。
【吾妻玲二(ツヴァイ)@PHANTOMOFINFERNO】
【装備】: コルトM16A2(20/20)@Phantom-PHANTOMOFINFERNO-、スナイパースコープ(M16に取り付けられている、夜間用電池残量30時間)@現実、防弾チョッキ
【所持品】:『袋1』コンバットナイフ、、SturmRugerGP100(6/6)、.357マグナム弾(24/36)、ダイナマイト@現実×9、、トンプソンコンテンダー(弾数1/1)
小鳥丸@あやかしびと-幻妖異聞録-、コルトM1917(6/6) コルトM1917の予備弾10、ニューナンブM60(5/5)、 二ューナンブM60の予備弾9発、 5.56mmx45ライフル弾29発
『袋2』、レザーソー@SchoolDaysL×H、ハルバード@現実、コンポジットボウ(0/20)、ハンドブレーカー(電源残量5時間半)@現実、
クトゥグア(3/10)@機神咆哮デモンベイン 、ルガー P08(3/8+1)@Phantom、
『袋3』 支給品一式×11、刹那の携帯電話 、デジタルカメラ@リトルバスターズ! 、アサシンの腕、USBメモリ@現実 、
桂の携帯(電池2つ)@アカイイト、医療品一式、恭介の機械操作指南メモ、秋生のバット、おにぎりx30
野球道具一式(18人分、バット2本喪失)カジノの見取り図、ゲーム用のメダル(14000枚相当)
懐中時計(オルゴール機能付き)@Phantom、包帯、業務日誌最終ページのコピー
【思考・行動】
基本:運営者側を脅迫して、キャルを生き返らせる。その為に首輪を外す、運営者側の反乱分子と接触する。
1:他の参加者達から、首輪解除、主催者側の反乱分子に関する情報を聞き出す。返答に関わらず殺す。
2:深優と行動。3人殺して情報を得る。進路は博物館に。
3:ドクター・ウェストを発見すれば、首輪を外させる。
【備考】
※身体に微妙な違和感を感じています。
※時間軸はキャルBADENDです。
※5.56mmx45ライフル弾はトンプソンコンテンダー、コルトM16A2で使用可能です
※平行世界の存在に気付きました
※ドクター・ウェストについて、烏月から話を聞きました
※防弾チョッキは一部破損しています
※深優と協定を結びました。
【深優・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹】
【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石、グロック19@現実(8/7+1/予備38)、
【所持品1】:支給品一式4×(食料-2)、拡声器
【所持品2】:クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹、双身螺旋刀@あやかしびと -幻妖異聞録-
首輪(リセ)、 刹那の制服と下着、ファルの首飾り@シンフォニック=レイン、良月@アカイイト
【状態】:エネルギー残量僅か、肩に銃創(治療済み)、刀傷(治療済み)、右足から出血、全身打撲、全参加者の顔と名前は記憶済み
【思考・行動】
基本方針:アリッサを救うために行動する。
1:アリッサを救うために殺し合いに乗る
2:玲二を欺きつつ共に行動。進路は博物館に。
3:できるだけ殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する
4:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す。殺す時はバレないようにやる
5:双七の最期の願いについては保留
6:士郎、美希を警戒
7:玲二の戦闘技術を盗む。
【備考】
※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降。
※HiME能力が覚醒しました。
※アリッサが本物かどうかは不明。深優のメモリーのブラックボックスに記録されたジョセフ神父の独白にその事実が保存されています。
現在、プログラムではなく己の意志で動く深優で在る故に検索することも可能です。
※万全の状態で戦闘可能になるまでは若干の時間を要します。
※なつき、双七、美希と情報を交換しました(一日目夕方時点)
※玲二と協定を結びました。反乱分子の情報は深優は持っていません。
【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石、グロック19@現実(8/7+1/予備38)、
【所持品1】:支給品一式4×(食料-2)、拡声器
【所持品2】:クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹、双身螺旋刀@あやかしびと -幻妖異聞録-
首輪(リセ)、 刹那の制服と下着、ファルの首飾り@シンフォニック=レイン、良月@アカイイト
【状態】:エネルギー残量僅か、肩に銃創(治療済み)、刀傷(治療済み)、右足から出血、全身打撲、全参加者の顔と名前は記憶済み
【思考・行動】
基本方針:アリッサを救うために行動する。
1:アリッサを救うために殺し合いに乗る
2:玲二を欺きつつ共に行動。進路は博物館に。
3:できるだけ殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する
4:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す。殺す時はバレないようにやる
5:双七の最期の願いについては保留
6:士郎、美希を警戒
7:玲二の戦闘技術を盗む。
【備考】
※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降。
※HiME能力が覚醒しました。
※アリッサが本物かどうかは不明。深優のメモリーのブラックボックスに記録されたジョセフ神父の独白にその事実が保存されています。
現在、プログラムではなく己の意志で動く深優で在る故に検索することも可能です。
※万全の状態で戦闘可能になるまでは若干の時間を要します。
※なつき、双七、美希と情報を交換しました(一日目夕方時点)
※玲二と協定を結びました。反乱分子の情報は深優は持っていません。
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