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いま墜星はラグランジュを貫いて〜赫々のテイアは唄に

いまついせいはラグランジュをつらぬいて〜かっかくのテイアはうたに


概要

寄星晶滅体(きせいしょうめつたい)
ジェネル・メフィリス()


流星(りゅうせい)伝説(でんせつ)古代(こだい)()かれた 夢物語(ゆめものがたり)だった…が、
しずんだ 島々(しまじま)のこんせきと、ID-F86の 存在(そんざい)()
真実味(しんじつみ)をおびた。そして、かつての研究対策(けんきゅうたいさく)チームの
()そく(どお)り、邪悪(じゃあく)流星(りゅうせい)は この(ほし)飛来(ひらい)して()た。
一度(いちど) ねらった(えもの)(かなら)ずや (むしば)み、(ほろぼ)ぼすために!!


アップグレード版となる『星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド』にて新世界に飛来した闇の星に封印されていた存在であり、
フェクト・エフィリスら侵略種達の長兄たる「ジェネル・メフィリス」とのバトルで流れるBGM。
封印を破った衝撃により、星降りの火山島の地面が崩落。
カービィが落下した先に存在した最終ステージ「スターリーワールド」の終着点、火山島の頂上にてスターリー達を取込みつつ顕現し決戦となる。

曲名、エフィリスとの関係性、そして曲全体を通じてテーマソング「TWINKLING STAR SHOWERS」の影響を色濃く受けていること、これらによりこの曲は「いつしか双星はロッシュ限界へ」とは兄弟曲の関係性で作曲されたとみて間違いないだろう。
だが今回のラストバトルは曲名からも分かる通り、二曲をインタラクティブミュージックでつなぎ合わせるという、「組曲:星羅征く旅人」の流れを更に追求した曲構成となっている。
これにより第一形態は「いま墜星はラグランジュを貫いて」のパートとなり、最終形態は「赫々のテイアは唄に」のパートと確定することができるが、第二形態についてはどのパートに属するかは現状不明である。

三形態二曲というだけあり、演奏時間はとうとう9分30秒超にまで達してしまった…がこれでもまだ「組曲:星羅征く旅人 最終楽章:煌めき星」の全曲通しよりもまだ1分ほど足りなかったりする。
これほどの規格外の演奏時間のため、後年『サウンド・オブ・カービィカフェ - Jazz Style -』にてジャズアレンジ「流星のリビアングラス」の編曲の際、持ち時間の4分半に収めるために割愛する箇所の選定で非常に悩んだことを編曲者の下岡優希氏はハル研ブログで明かしている。

この曲と「いつしか双星はロッシュ限界へ」との決定的な違いは、過去曲のフレーズの使用頻度である。
第一形態の部分は「いつしか双星はロッシュ限界へ」の流れを最も色濃く受け継いでいるが、ここでは「はじまりの流星群」や「結晶!ビースト軍団頂上戦」のフレーズを組み込んでいる。
それだけではなく、一部では「ワンダリアパレードの夢」「びっくりホラーハウス」と思わしきフレーズもあり、かなり複雑な旋律となっている。
ジェネル・メフィリスは槍「アーレス」を手に結晶効果を付与した攻撃を矢継ぎ早に繰り出してくるため、フェクト・エフィリスに慣れていると面食らうだろう。

第一形態を下すとフィールドの結晶を全て吸収し、なんとカオス・エフィリスのジャイアント・インパクトを彷彿とさせるほどに巨大化してくる。
この第二形態は巨大な体を生かした直感的な攻撃だけでなく、ギャラクタル召喚まで行ってくる。
男女コーラスが入っており、遅めのテンポながら威圧感が凄い。

そしてこれすらも破ると、遂にコアとの対決となる。
そしてこの最終形態、事実上の最終決戦イベントとなる…が今回は初となる最終決戦能力はナシ。
曲も最終決戦イベント曲に相当する熱い曲調となるのと同時に、これまでの鬱憤を晴らすかのごとく容赦なしに過去作の曲のフレーズをつぎ込んでくる。
まずイントロからして、本編の最終決戦イベント曲「無敵にGOODBYE NEW WORLD!」であり、その後も「銀河最強の戦士」のような厳つい旋律が雪崩込み、歴代の最終決戦イベント曲「この星をかけた魂の戦い」のような音までもが入り、挙句には初代エンディングを起源とする「あしたはあしたのだいけっせん」までもが組み込まれる事態に。

事実上三形態全てに曲を用意し、そのどれもを過去のフレーズを組み込んで毛色の違う曲調に仕上げる技術は尋常ではない。
本作のサウンドチームは若手とOBの総動員体制であったが、現役最古参の力を見事に示したと言っていいだろう。

曲名の「ラグランジュ」は「ロッシュ限界」に近い意味の、天体同士の間で引力が釣り合い安定する位置であるラグランジュ点のことを指していると思われる。なお、こちらは2つの星だけではなく3つ目の小さな星が存在する。これがさすのは、カービィか、スターリーか、あるいはほかの何かなのだろうか。
また「テイア」は、ギリシア神話の女神の名であると同時に、ジャイアント・インパクト説で提唱される、仮説上の原始惑星のことを指していると思われる。
そして「赫」とは強烈に光輝くさまを意味しており、結晶に包まれて落ちてきたメフィリスを現していると言えるだろう。

過去ランキング順位


サウンドトラック

サウンド・オブ・カービィカフェ - Jazz Style -

ジャズアレンジ「流星のリビアングラス」が収録されている。
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最終更新:2026年05月06日 17:25