ジャレコ

株式会社ジャレコ

株式会社ジャパンレジャー

パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン株式会社 (PCCW Japan)

かつて存在した日本のゲーム開発会社。
1974年に金義秋(日本名:金沢義秋)が株式会社ジャパンレジャーとして創業。

1983年4月1日に株式会社ジャレコに社名を変更。
1985年には『エクセリオン』を皮切りにファミコン市場に参入。
ナムココナミらと並び、初期サードパーティー6社の一角だった。

2000年には香港のパシフィック・センチュリー・サイバーワークス(PCCW, 電訊盈科)がジャレコを買収。
社名をパシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン株式会社(略称:PCCW Japan)に変更したが、2004年に再び社名を株式会社ジャレコに戻した。

2006年からは株式会社ジャレコ・ホールディングに社名を変更。同時にゲーム事業が分社化され、新設された別法人の株式会社ジャレコに移管された。
しかしながら、2007年にモバイルゲーム開発チーム解散、2008年にオンラインゲーム事業からは撤退など、経営不振となる。
このため、ジャレコ・ホールディングはジャレコの全株を提携先のゲームヤロウ株式会社1円で売却。ジャレコはその子会社となった。*1

2013年には株式会社シティコネクションがジャレコ製タイトルの知的財産権を継承。
その後、シティコネクションが他社にライセンスを貸与する形でジャレコIPタイトルの移植が行われている。
なお、会社としてのジャレコは2013年に事実上の事業停止状態となり、2014年には親会社となったゲームヤロウが破産手続きを開始。
これに伴い、会社としてのジャレコとしては名実共に消滅した。

「バントでホームラン」の『燃えろ!!プロ野球』や、社長自らこき下ろした『黄金の絆』などを世に出しており、一部ではクソゲーメーカーとして有名である。
一方で版権を多く引き継いだクラリスディスクからジャレコ関係のサントラが多数発売されるなど、音源化に関してはかなり恵まれている。

サウンドチームは「ジャレコバズーカサウンドチーム」(通称JBS)という名称だった *2 そうだが、メンバー構成などは不明。

作品

忍者くん、じゃじゃ丸シリーズ

燃えろ!!シリーズ

ラッシング・ビートシリーズ

その他アーケード作品

1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1995
1996
1999

その他家庭用オリジナル作品

1985
1987
1988
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1997
1998
1999
2002
2008
2010


主な作曲家

  • 川元義徳 ※ジャレコに所属していた作曲家。エクセライザー、銀河任侠伝を担当。
  • 岡村静良 ※元NMKの作曲家。天聖龍やP-47などの作品を担当。
  • 多和田吏 ※ジャレコ作品の音楽を数多く手がける。代表作にロッドランドなど。
  • 横山清 ※元エイコムの作曲家。燃えろ!!ジュニアバスケットやキメラビーストなどを担当。
  • 高芝泰彦 ※ジャレコに所属していた作曲家。ビッグラン、SUPER E.D.F.などを担当。
  • 西村達也 ※トーセ、ジャレコに所属していた作曲家。燃えろ!!プロ野球シリーズやゲーム天国などを担当。
  • 鈴木康行 ※ジャレコに所属していた作曲家。ソルダム、怒りの要塞(SFC)などを担当。
  • 伊勢村篤義 ※ジャレコに所属していた作曲家。ソルダム、ラッシング・ビートシリーズなどを担当。
  • 内田哉 ※ジャレコに所属していたサウンドエンジニア。ラッシング・ビート乱 複製都市、すーぱー忍者くん、首都高レッドゾーンなどを担当。
  • 緒方貴宏 ※ジャレコに所属していた作曲家。ファイヤー・ファイティング、すーぱー忍者くんなどを担当。
  • 荒川憲一 ※ジャレコに所属していた作曲家。ゲーム天国、バトル昆虫伝などを担当。
  • 山崎良 ※ジャレコに所属していた作曲家。ドラゴンシーズ、ファンタステップなどを担当。
  • 中村新一郎 ※ジャレコに所属していた作曲家。アイドル雀士スーチーパイ、キャリアーなどを担当。
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最終更新:2025年02月25日 07:30

*1 子会社化にあたりジャレコの所有する負債7億円を引き継いだため、実質には7億円で全株を買い取ったことになる。

*2 内田哉氏のツイートより