ナラティブガンダム NARRATIVE GUNDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダムNT |
型式番号 |
RX-9 |
全高 |
21.0m |
重量 |
25.1t |
所属 |
ルオ商会 |
武装 |
バルカン砲 |
特殊装備 |
サイコ・フレーム NT-D |
搭乗者 |
ヨナ・バシュタ |
ナラティブガンダム A装備 NARRATIVE GUNDAM A-PACKS |
登場作品 |
機動戦士ガンダムNT |
型式番号 |
RX-9/A |
全高 |
27.0m |
重量 |
88.0t |
所属 |
ルオ商会 |
武装 |
バルカン砲 ビーム・サーベル ミサイル・ポッド サイコ・キャプチャー 大型ビーム・サーベル ハイ・メガ・キャノン |
特殊装備 |
サイコ・フレーム NT-D |
搭乗者 |
ヨナ・バシュタ |
ナラティブガンダム B装備 NARRATIVE GUNDAM B-PACKS |
登場作品 |
機動戦士ガンダムNT |
型式番号 |
RX-9/B |
全高 |
21.0m |
重量 |
29.4t |
所属 |
ルオ商会 |
武装 |
バルカン砲 ミサイル・ランチャー ビーム・サーベル 有線式遠隔攻撃端末 シールド |
特殊装備 |
サイコ・フレーム NT-D |
搭乗者 |
ヨナ・バシュタ |
ナラティブガンダム C装備 NARRATIVE GUNDAM C-PACKS |
登場作品 |
機動戦士ガンダムNT |
型式番号 |
RX-9/C |
全高 |
21.0m |
重量 |
26.8t |
所属 |
ルオ商会 |
武装 |
バルカン砲 ミサイル ビーム・キャノン ビーム・ライフル ビーム・サーベル シールド |
特殊装備 |
サイコ・フレーム NT-D |
搭乗者 |
ヨナ・バシュタ |
【設定】
アナハイム・エレクトロニクス製の多目的試験用モビルスーツ。
その素性は謎が多く、アナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場が、同社グラナダ工場からサイコ・フレームの提供を受けた後に
νガンダム以前に急造したサイコ・フレーム試験機、νガンダム以前にサイコ・フレーム非搭載の通常機体として開発された後にサイコ・フレームの試験用母体として一時的に使われたことがある試作機、μガンダムと同世代の失敗作など諸説あり、型式番号は通常則から外れたRX-9が与えられている。
ミネバ・ラオ・ザビの「ラプラス宣言」を経て、しかし特に大きな騒乱や変化の無い“安寧”にあった宇宙世紀0097年に、ルオ商会の財力と政治的影響力を用いたミシェル・ルオの命によって近代化改修を受け、「ナラティブガンダム」として再ロールアウト。
サイド4(後のフロンティア・サイド)の片隅で展開されていた『不死鳥狩り』作戦の増援として、軍参謀本部の正規ルートから特殊部隊「シェザール隊」へと“捻じ込まれ”、
ユニコーンガンダム3号機
フェネクス捕縛の切り札となるべく実戦に立った。
近代化改修を受けてはいるが、基礎設計はRX-90と同世代、すなわち宇宙世紀0090年以前のため、宇宙世紀0097年時点では「高性能機」とは言えないレベルである。
加えて上腕部、大腿部、更にはコクピット周辺の装甲が無く、ムーバブル・フレーム及び
コア・ファイターのキャノピー(クリアグリーンの部分)がむき出しとなってしまっている。
武装面においても「多目的試験用機(データ取得用)」をベースとした経緯から、ナラティブガンダム本体が内蔵しているのは頭部のバルカン砲2門のみという貧弱な構成となっている。
そのため「やせっぽち」と呼ばれている。
このハードウェア・スペックの不足をカバーするため、ルオ商会のミシェル・ルオは予め想定したフェネクス捕縛作戦内容(戦術)に沿った単一機能特化のオプションパーツを調達し、随時換装、運用する手法を採った。
操縦には、ノーマルスーツの上にサイコ・フレーム製のウェアラブルデバイスを装着した専用の「サイコ・スーツ」を着込む必要があるが、その重量から自力での脱着や装着したままでの歩行は事実上不可能なため、第三者の介助が必要となる。
【武装】
バルカン砲
頭部に2門を内蔵している60mm口径の近接防御機関砲。
ナラティブガンダム本体唯一の武装となる。
【武装:A装備】
宇宙にて高速で移動するフェネクスに追い縋る為の大型兵装。
一見すると
デンドロビウムに近いMS+MAの見た目だが、捕獲用のサイコ・キャプチャーユニット2基と大型プースター、脚部プースター2基に腰部ハイ・メガ・キャノンで構成されたMS用武装形態。
バルカン砲
頭部に2門を内蔵している60mm口径の近接防御機関砲。
ナラティブガンダム本体唯一の武装となる。
ビーム・サーベル
近接戦闘用ビーム兵器。
リア・アーマーに2基を装備している。
ミサイル・ポッド
5連装式のミサイル。
機体後部左右に3基ずつ、計6基を装備している。
サイコ・キャプチャー
機体の両脇に装備される複合特殊兵装。
後部のユニットが展開してクローになり、キャプチャー・フィールドを発生させる。
大型ビーム・サーベル
サイコ・キャプチャーの先端部に装備される。
ジェネレーターを搭載しており、ビーム・ライフルとしても機能する。
ハイ・メガ・キャノン
腰部前面に内蔵されたビーム砲。
【武装:B装備】
コロニー内の周囲の被害を考慮しつつフェネクスを捕獲する為の装備。
但し考慮とは言え被害は発生するので気休めに近い。
インコムと同等の2基の有線式遠隔攻撃端末を備えたバックパックに
ジェガンのそれに似たミサイル搭載型の小型シールドを2基装備している。
バルカン砲
頭部に2門を内蔵している60mm口径の近接防御機関砲。
ナラティブガンダム本体唯一の武装となる。
ミサイル・ランチャー
4連装式のミサイル。
シールド1枚につき2基、計4基を装備している。
ビーム・サーベル
近接戦闘用ビーム兵器。
リア・アーマーに2基を装備している。
有線式遠隔攻撃端末
バックパックに2基を装備する有線式オールレンジ攻撃兵器。
NT-D起動時には攻撃端末が無線式になり、サイコ・キャプチャーとして機能する秘匿機能がある。
シールド
両腕に装備されている小型の実体盾で、ジェガンのシールドを切り詰めている。
ミサイル・ランチャーを内蔵している他、2枚のシールドを連結させる事で大型シールドとなる。
【武装:C装備】
元々のプランには存在しない、サイコ・フレームを全身に積み込む装備プランで、別名「サイコ・パッケージ装備」。
使用されたサイコ・フレームは
ユニコーンガンダムのものの予備パーツであり、それをナラティブの装甲未整備箇所とメンテナンス用のスライド機能で出来た隙間に装備している。
他にジェガンのものを改造したビーム・ライフルとνガンダムに準じたビーム・キャノンとミサイルを搭載したシールドを装備。
バルカン砲
頭部に2門を内蔵している60mm口径の近接防御機関砲。
ナラティブガンダム本体唯一の武装となる。
ミサイル
シールドの裏面に4発を装備している。
ビーム・キャノン
シールドの裏面に1基を装備している。
ビーム・ライフル
射撃戦用ビーム兵器。
ジェガンの物を流用している。
ビーム・サーベル
近接戦闘用のビーム兵器。
バックパックに2基を装備している。
シールド
ジェガンの物を流用したシールド。
表面にはサイコ・フレームを組み込んでおり、裏面にはミサイル・ランチャーとビーム・キャノンを搭載している。
【原作の活躍】
サイド4近傍の暗礁宙域で作戦「不死鳥狩り」を行うシェザール隊の増援として、A装備でローズバッドから発艦して登場する。
フェネクスに匹敵する推力で追い縋り、各種武装を駆使して追い詰めるが、ハイ・メガ・キャノンの威力が非常に高い事からフェネクスを無傷なまま捕獲したいヨナは使用を渋り、通信用ワイヤーで多少の呼び掛けをした程度でフェネクスには逃げられてしまう。
サイド6の18バンチ・学園都市メーティスにて、B装備に換装して出撃したナラティブガンダムは、サイコ・フレーム搭載機同士を戦わせてサイコ・フレームの共鳴現象を起こしフェネクスを誘き出すというミシェル・ルオの思惑により、サイコ・フレーム搭載機である
シナンジュ・スタインと激突することになる。
救援に現れたフェネクスが飛来したのに合わせて、搭乗者のヨナには知らされていなかったNT-Dシステムが発動、ケーブルから切り離され無線となったインコムがサイコ・キャプチャーでフェネクスを捕獲した上で破壊しようとする。
意に反した暴走はヨナの怒りを買い、フェネクス破壊こそ回避できたもののジオン共和国軍が持ち込んでいた
IIネオ・ジオングのハル・ユニットのコントロールを乗っ取る。
そのまま合体してサイコ・フィールドを発生させながら両腕のメガ粒子砲を放ちコロニーを破壊しようとするが、その左アーム・ユニットにフェネクスが右の掌で接触し、リタ・ベルナルの説得を聞いたヨナが正気に戻った事で暴走が収まり、分離した。
その後、作戦失敗及びマスコミ対策の偽装としてC装備に換装される。
ルオ商会に装備コンテナごと回収される手はずだったが、IIネオ・ジオングとの決戦で出撃。
救出したフェネクスの手を取り、伝導したかのようにサイコ・フィールドの波動を放った(この時サイコ・フレームもフェネクスと同じ青に変化した)
IIネオ・ジオングとの決戦で機体は破壊されたが、間一髪ヨナはコア・ファイターで脱出しており、フェネクスへ移譲させると役目を終えた。
【搭乗者】
ヨナ・バシュタ
CV:榎木 淳弥
地球連邦軍の少尉。
ミシェル・ルオやリタ・ベルナルとは幼馴染であり、宇宙世紀0079年の幼少期にオーストラリアで起きたコロニー落としをミシェルやリタと共に、事前に察知し、それを伝えて街の人々を救った「奇跡の子供たち」と呼ばれた過去を持つ。
しかし、自分達の両親は救えなかった事から孤児となった。
その後はリタ達と共にティターンズが管理するニュータイプ研究所に送られたが、ミシェルは「自分がニュータイプである」と研究所の面々と口裏合わせをしてルオ商会に引き取られ養子となり、リタは「本物のニュータイプ」と判断されて引き離され、ヨナは研究所を去る。
その後は、それまでの経歴を抹消された身で、改めて地球連邦軍の士官学校に入学し、尉官(少尉)となっている。
宇宙世紀0097年、ミシェルが立案した計画にのり、ルオ商会の後ろ盾で、連邦軍参謀本部直轄の『不死鳥狩り』作戦にナラティブガンダムと共に「増援」という名目で参加する。
パイロットとしては中の上と、実力的にはある方ではあるが、周囲が全員エース級のシェザール隊や強化人間のゾルタン、強化措置を施されたNTのリタであるため、若干埋もれてしまっている。
【原作名台詞】
- 「嘘つき…!」
- ミシェルの今までの行動から、彼女の事をこう呟いて見放している。
- 「リタ! リタなんだろ! リタなら話を聞いてくれ! 俺だ、ヨナ・バシュタだ!」
「今更遅すぎるってわかってる! でも、俺は!」- フェネクスに対してミシェルから指示されたハイ・メガ・キャノンの使用を拒否して、通信用ワイヤーを接触させた際の台詞。
- 「君が鳥になるなら…俺は…俺も、鳥になる!」
- フェネクスに乗り換えた時に、今まで返せなかった、リタの問いへの答えを見つけ出した時の台詞。
いいシーンの名台詞なのだが、EXVS2での高すぎる性能の覚醒技のせいでネタにされることも。
【VS.シリーズの活躍】
登場するのはB装備とC装備のみで、A装備はOB現在未実装となっている。
EXVS.2
公式大会『プレミアムドッグファイト2019』の終盤で参戦が報じられた。
参戦日は11月14日。コストは2000で、B装備とC装備で戦う換装機となっている。
ハブられたA装備は泣いていい
特徴としては、時限換装のB装備⇔B装備(NT-D)と一方通行のC装備という、ユニコーンとフルコーンを足して2で割ったような方式となっている。
またコストに合わせてか、フルアーマー・ユニコーンと違い、B装備は通常は射撃機寄りでNT-Dによる時限換装で汎用、C装備は格闘寄り万能機という内容になっている。
B装備にはアシストはいないが、C装備にはアシストとしてフェネクス(ユニコーンモード)と1出撃1回限りのサイコフィールドによるバリアとがあり、幼馴染2人がアシストしてくれる。
ここまで見ると平凡な機体なのだが、B装備はサブのインコム(NT-D中はファンネルになりファングのように突撃)をはじめ相手からすると嫌らしい射撃にNTD中は高火力派生の格闘も有し、C装備はNT-Dより格闘火力こそ低いがカット耐性の高い乱舞、レバーNでライフル連射しながら、レバー入れで前面に射撃ガードをつけての突進でそこから突進切りが出せる。
この突進切り、高コスト格闘機でさえ欲しがるような発生、判定、伸び、ダウン値、バウンドダウンと全てが高性能となっている。
覚醒技はフェネクスと共にサイコ・フィールドを放つ。他の機体に例えるのならトライバーニング強化時射撃CSの火の鳥発射なのだが、横幅が広く、銃口補正、弾速が強烈かつ盾やバリアにあたっても突き抜けていくという全機体屈指の性能を持つ。で、前述の突進切りから確定で繋げることが出来る上、もちろん安易なぶっぱなしでも十分プレッシャーを与えられる最高峰の覚醒技。
そのため上記の台詞を改変して「お前も鳥!」なるスラングが生まれた。
EXVS.2 XB
やっぱりA装備はスルーされた。デカブツ好きのロマンチストは泣いていい。
NT-Dのリロードがかなり早くなり回転率が大幅に改善。前作では1回目終了後はC換装のタイミングを逃さないようにするのがセオリーだったが、今作からは2回目も無理なく狙えるようになった。
アップデートで主にCが強化された。さすがに全盛期程ではないが、もうひとつの主力形態として胸を張れる性能になった。
さらに稼働終盤のアップデートにてB装備のメインの弾数が倍に、NT-D時の全体的な底上げといった強化を受けた。
なまじNT-Dが更に強力になった分、相方負担を押し付けてでもB装備を引き延ばすべきか・どのタイミングでC装備になるかの状況判断がさらに重要になった。
本機には関係性はないが、本作では
オーヴェロンという変形時に支援機に乗り込む機体が新たに登場し、さらに稼働終盤の23年にはナラティブがTV放映されるため、「新作でA装備が出るのでは…!」という期待の声もチラホラ見られる。
EXVS.2 OB
またしてもA装備はスルーされた。苦しむだけの命なら最初から産まれなければいいということなのか…
B装備関連は前作アプデ後仕様だが、C装備が結構リフレッシュ。
メインが弾数3発の3連射手動リロードとなり、アメキャン没収の代わりにサメキャンが追加。振り向き降りテクは維持された。
そして主力の特格が弾数制となった代わりに格闘派生の伸びが大幅に強化。暴れまくった全盛期にも匹敵する性能を手に入れた。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
B装備通常:右手に持ったビーム・サーベルを横に振る
B装備NT-D:有線式遠隔攻撃端末が切り離された状態で、ビーム・サーベルを右手に持った状態で棒立ち。
捕縛したフェネクスに対して止めを刺そうした状態の再現
C装備通常:ビーム・ライフルを連射する
C装備覚醒時:フェネクスと共に並び、サイコ・フィールドを纏っている
敗北ポーズ
B装備:仰向けに倒れている。
C装備:胴体を残して宙に浮いている。
【その他の活躍】
ガンダムトライエイジ
A、C装備が登場。
C装備は稼働末期に出たためカードが1種類しかない。
スーパーロボット大戦
スマホアプリを経て『30』で初参戦。
今回はちゃんとABCすべての装備を使用可能…なのだがA装備は癖が強く宇宙でしか使用できず、B装備は使いやすいが火力などがパンチ不足、ようやくC装備が出たと思ったらすぐにヨナはフェネクスに乗り換える。
原作とは異なりちゃんと手元に残るので
シルヴァ・バレト・サプレッサーの性能が物足りないバナージやプレッシャーを活かしやすいクワトロに譲るといいだろう。
ヨナも周囲に同年代のパイロットや同じような境遇の仲間、頼れる年長者がいるため原作より落ち着いており、懸命に努力を積み重ねる姿は周囲から好意的に見られている。
パイロット能力は原作設定どおり総合的にみてアムロを始めとしたトップ層には劣るが、終盤加入するフェネクスは彼専用なので他のパイロットに奪われるという
リディや
ハサウェイ、
トビアのような悲劇は避けられた。
最終更新:2024年06月19日 17:47