野球の基本的なルール


やきうのルールを知らなくてもハチナイは楽しめるけど、ルールを知っていればストーリーや試合がもっと面白くなるはずやで。
地上波ですら当たり前のように扱ってるところからスタートするで。まじでやきう素人って人を対象にするからスレのおにいちゃんは対象外やで。

詳しく知りたかったら「公認野球規則」で検索検索ゥ!
プロ野球(NPB)はアコギな商売だからルールブックを1000円で売ってる(公認野球規則 2021 Official Baseball Rules)けど、
ちょっと古いバージョン ならネットの海に転がってたわ。サンキュー石川県野球協会。以下これに準拠することにします。
また、 大リーグ(MLB)版 ならタダで見れるで。大リーグは色々ルールが厳しいけど、いずれプロ野球も同じルールになる傾向があるから英語に自信ニキは読んでみてもええかもね。


初稿注

通常起こるルール程度で十分だと思うのでハチナイで起こらない処理(線犯)とかは気にせんといてな(野球知識のQ&AへGo)。
野球のゲーム自体には興味があるけど用具とか技術論は全く知らんので用具の扱い方とか書いてくれるとサンガツや。
野球に詳しいわけではないので誤りがあるかもしれないで。間違いを見つけたらコメントで指摘してもいいし、ページそのものを修正してくれると助かるで。ネタとかを考えての修正も大歓迎や。
また、ハチナイやっててこの野球用語の意味が分からなかった/シナリオで野球のシチュエーションがわからなかったって意見も大歓迎や。


やきうのゲームの進行

  • やきうは9人+αのチームで多く点数を取ったほうが勝ちのスポーツや。
  • 攻守を入れ替えて表・裏と呼び、9人が順番に打者になって攻撃していくんやな。攻撃の1単位をイニングといって、9イニングで1試合や。1イニングで3つアウトを取られたら攻撃が終了やから、3つ目のアウトを9回取られるまでに何点取れるかを競うスポーツともいえるわな。
  • 1人の打者の攻撃を打席というけれど、守備側の投手が投げたボールを、攻撃側の打者がバットで打ち返して打席が進む。
    • 打ったら打者は走者になって、上から見て反時計回りに一塁(ファースト)→二塁(セカンド)→三塁(サード)→本塁(ホーム)といけるところ(ベース)まで走る。打ち返して無事ベースにたどり着いたら安打(ヒット)やで。
      • 前の打者は走者として待つけど、次の打者が打ったら二塁→三塁→本塁と走るわけやな。1つのベースには1人しかいられないルールだから、後ろの走者が走ってきたら自分も先のベースに走らなあかんで。
      • 打ったときに、直接ボールをキャッチされたり、ベースに走りつくまでに守備側にボールを持った手でタッチされたりしたらアウトや。また、後ろが詰まってるときに先のベースに走りつくまでに守備側がボールを持った状態でベースを踏まれたらアウトやで(フォースアウト)。
    • 打てなかったときは三振でアウトになったり、四球(フォアボール)で一塁に進めたりするで。
    • 打ったときに飛んで行ったボールが外野のフェンスを越えたらホームラン。ホームランなら基本全員本塁まで帰ってこれるんや。扇形のグラウンドの要のあたりが本塁、中骨のあたりの黒土が内野、地紙にあたる外側の芝が外野というで。
  • こうやって本塁にたどり着いた人数が点数になって、9イニングで取れた点数の多さを競うんやで。

ま、ほかにもいろいろルールはあるけど、攻撃の目的はヒットを重ねて得点を増やすこと、守備の目的はアウトを取って失点を減らすことやな。

公認野球規則2019 (抜粋)

1章 試合の目的

  • まず何を目的に試合をするかやな。ハチナイでも試合に勝つことでストーリーが進んでいくわな。
    • ランクマならハイスコアが目的になるから、ここが多少違ってくるのがゲーム的要素やね。

  • 1.01 野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する9人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、1人ないし数人の審判員の権限のもとに、本規則に従って行なわれる競技である。
  • 1.02 攻撃側は、まず打者が走者となり、走者となれば進塁して得点することに努める。
  • 1.03 守備側は、相手の打者が走者となることを防ぎ、走者となった場合は、その進塁を最小限にとどめるように努める。
  • 1.04 打者が走者となり、正規にすべての塁に触れたときは、そのチームに1点が記録される。
  • 1.05 各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする。
  • 1.06 正式試合が終わったとき、本規則によって記録した得点の多い方が、その試合の勝者となる。

  • もちろんやきうは点数制の競技なので相手より1点でも多く取ったほうが勝ちやな。9人のチームが攻守を交代しながら点を取り合って勝利を目指す。9人が順繰りに打者になって、塁に出て攻撃が終わるまでに一周して帰ってきたら1点やな。
  • 最初の項にいきなり地蔵が出てきてることも大事やね。地蔵がいなかったら有原たちはやきうできひんわけやね。

5章 試合の進行

5.01 試合の開始

(a)ホームチームの各プレーヤーが、それぞれの守備位置につき、ビジティングチームの第1打者が、バッタースボックス内に位置したとき、球審は〝プレイ〟を宣告し、試合が開始される。
(b)球審が〝プレイ〟を宣告すればボールインプレイとなり、規定によってボールデッドとなるか、または審判員が〝タイム〟を宣告して試合を停止しない限り、ボールインプレイの状態は続く。
(c)まず、投手は打者に投球する。その投球を打つか打たないかは打者が選択する。
  • いきなり「プレイ!」ってカットインが入るアレやな。プロ野球の中継とか観戦でよく聴くと球審が宣言してるのが聞こえるで。

5.02 守備位置

試合開始のとき、または試合中ボールインプレイとなるときは、捕手を除くすべての野手はフェア地域にいなければならない。
(a)	捕手は、ホームプレートの直後に位置しなければならない。
(b)	投手は、打者に投球するにあたって、正規の投球姿勢をとらなければならない。
(c)	投手と捕手を除く各野手は、フェア地域ならば、どこに位置してもさしつかえない。

5.03 ベースコーチ

(a)攻撃側チームは、攻撃期間中、2人のベースコーチーーー1人は一塁近く、他は三塁近くーーーを所定の位置につかせなければならない。
  • ハチナイではゲームとしてはベースコーチはまだ実装されとらんな。(というかベースコーチあるやきうゲームってかなり少ないのでは…)。シーンとしては坂上ちゃんが三塁コーチャーやっとるね。一塁コーチは走塁や盗塁、三塁コーチは本塁突入の指示を担うとは言われとるね。

5.04 打者

(a)打撃の順序
(1)攻撃側の各プレーヤーはそのチームの打順表に記載されている順序に従って打たなければならない。
(2)試合中、打撃順の変更は認められない。しかし、打順表に記載されているプレーヤーが控えのプレーヤーと代わることは許される。ただし、その控えのプレーヤーは退いたプレーヤーの打撃順を受け継がなければならない。
(3)第2回以後の各回の第1打者は、前回正規に打撃を完了した打者の次の打順のものである。

(c)打撃の完了
打者は、アウトになるか、走者となったときに、打撃を完了したことになる。

5.05 打者が走者となる場合

(a)次の場合、打者は走者となる。
(1)フェアボールを打った場合。
(5)フェア飛球が、本塁からの距離が250フィート(76.199メートル)以上あるフェンスを越えるか、スタンドに入った場合、打者がすべての塁を正規に触れれば、本塁打が与えられる。

(b)打者は、次の場合走者となり、アウトにされるおそれなく、安全に一塁が与えられる。
(1)審判員が〝四球〟を宣告した場合。
(2)打者が打とうとしなかった投球に触れた場合。
  • (2)はいわゆる死球(デッドボール)やな、イッタいでこれ。
  • 四球、死球あわせて四死球と呼ぶ。フォースの状態のとき(塁が埋まっているとき)それぞれ走者もひとつ進む。満塁のときにやらかすと三塁走者を堂々と生還させてしまうので、四球はなるべく少ないほうがいい。

5.06 走者

(a)塁の占有
(1)走者がアウトになる前に他の走者の触れていない塁に触れれば、その塁を占有する権利を獲得する。その走者は、アウトになるか、または、その塁に対する正規の占有権を持っている他の走者のためにその塁を明け渡す義務が生じるまで、その権利が与えられる。
(2) 2人の走者が同時に一つの塁を占有することは許されない。
  • 1つのベースに走者は1人。後ろが詰まっていたら先のベースに進む必要がある(フォース)。

(b)進塁
(3)次の場合、打者を除く各走者は、アウトにされるおそれなく1個の塁が与えられる。
(B)打者が次の理由で走者となって一塁に進むために、その走者が塁を明け渡さなければならなくなった場合。
①打者がアウトにされるおそれなく、一塁に進むことが許された場合。
  • 後ろが詰まっている状態(フォース)で四球をもらったら走者も1個押し出される。

(4)次の場合、各走者(打者走者を含む)は、アウトにされるおそれなく進塁することができる。
(A)本塁が与えられ得点が記録される場合---フェアボールがインフライトの状態でプレイングフイールドの外へ出て、しかも、各走者が正規に各塁に触れた場合。
  • ホームランのときは走者全員ホームベースまで生還できる。

5.08 得点の記録

(a)3人アウトになってそのイニングが終了する前に、走者が正規に一塁、二塁、三塁、本塁に進み、かつこれに触れた場合には、その都度、1点が記録される。
(b)正式試合の最終回の裏、または延長回の裏、満塁で、打者が四球、死球、その他のプレイで一塁を与えられたために走者となったので、打者とすべての走者が次の塁に進まねばならなくなり、三塁走者が本塁に進まねばならなくなり、得点すれば勝利を決する1点となる場合には、球審はその三塁走者が本塁に触れるとともに、打者が一塁に触れるまで、試合の終了を宣告してはならない。

5.09 アウト

(a)打者は、次の場合、アウトとなる。
(1)フェア飛球またはファウル飛球(ファウルチップを除く)が、野手に正規に捕らえられた場合。
  • 飛球(フライ・ライナー)を直接キャッチされるとアウト。ゴロよりはヒットになりやすいからFB革命は大事だぞ。

(2)第3ストライクと宣告された投球を、捕手が正規に捕球した場合。
  • いわゆる三振の規定。

(b)走者は、次の場合、アウトとなる。
(4)ボールインプレイで走者が塁を離れているときに触球された場合。
(5)フェア飛球、ファウル飛球が正規に捕らえられた後、走者が帰塁するまでに、野手に身体またはその塁に触球された場合。
(6)打者が走者となったために、進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に、野手がその走者またはその塁に触球した場合。(このアウトはフォースアウトである)
ただし、後位の走者がフォースプレイで先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない。また、走者が塁に触れた後、余勢でオーバースライドまたはオーバーランした場合には、塁に触れた瞬間に進塁の義務を果たしたことになるから、その走者は身体に触球されなければアウトにはならない。(このアウトはフォースアウトではなく、タッグアウトである)
しかし、進塁の義務の生じた走者が次塁に触れた後、どのような理由にせよ、その塁を捨てて元の塁の方へ離れた場合は、再びフォースの状態におかれるから、野手にその身体または進塁すべき塁に触球されれば、その走者はアウトとなる。(このアウトはフォースアウトである)
(9)後位の走者がアウトとなっていない前位の走者に先んじた場合。(後位の走者がアウトとなる)

5.10 プレーヤーの交代

(a)プレーヤーの交代は、試合中ボールデッドのときなら、いつでも許される。代わって出場したプレーヤーは、そのチームの打撃順に従って、退いたプレーヤーの順番を受け継いで打つ。
(b)監督は、プレーヤーの交代があった場合には、ただちにその旨を球審に通告し、あわせて打撃順のどこに入るかを明示しなければならない。
(d)いったん試合から退いたプレーヤーは、その試合に再出場することはできない。
(e)打順表に記載されているプレーヤーは、他のプレーヤーの代走をすることは許されない。
(f)打順表に記載されている投手は、第1打者またはその代打者がアウトになるかあるいは一塁に達するまで、投球する義務がある。
(g)ある投手に代わって救援に出た投手は、そのときの打者または代打者がアウトになるか一塁に達するか、あるいは攻守交代になるまで、投球する義務がある。
(i)すでに試合に出場している投手がイニングの初めにファウルラインを越えてしまえば、その投手は、第1打者がアウトになるかあるいは一塁に達するまで、投球する義務がある。

5.11 指名打者

指名打者とは投手の代わりに打席に立ち、打撃のみを行うプレイヤーをいいます。
パ・リーグ、米ア・リーグや韓国、台湾など各国の多くのプロリーグには指名打者制/DHが導入されていますが、一方でDH制を採用しないプロリーグはセ・リーグ、米ナ・リーグが有名です(というかそれぐらいです)。また、オリンピックやWBCなど国際試合ではDH制の採用が多いです。
アマチュアでも多くのリーグが採用しており、社会人野球や女子硬式野球、多くの大学野球で採用されています。一方、男子硬式高校野球(甲子園)、東京六大学(早慶戦)などがDH非採用です。ハチナイは女子硬式高校野球ですが、ハチナイに指名打者はありません
ちなみに、「(一般に野手より打力の落ちる)投手の代わりに打席に立つ選手を置いても よい 」だけなので、大谷翔平(日ハム→LAA)のようにDH制のリーグにもかかわらず投手を打席に立たせることがあります。この場合、むしろDHがついでに投げていると考えると、打線の威力を落とさずに投手の枚数を減らせるという利得がわかりやすいですね(ついでといっても大谷は160キロ投げるわけですが)。


7章 試合の終了

7.01 正式試合

(a)正式試合は、通常9イニングから成るが、次の例外がある。
 試合が次の理由によって短縮された場合
 (1)ホームチームが9回裏の攻撃の全部、または一部を必要としない場合。
 (2)球審がコールドゲームを宣告した場合。
(g)正式試合においては、試合終了時の両チームの総得点をもって、その試合の勝敗を決する。
 (1)ビジティングチームが9回表の攻撃を終わったとき、ホームチームの得点が相手より多いときには、ホームチームの勝ちとなる。
 (2)両チームが9回の攻守を終わったとき、ビジティングチームの得点が相手より多いときにはビジティングチームの勝ちとなる。
 (3)ホームチームの9回裏または延長回の裏の攻撃中に、勝ち越し点にあたる走者が得点すれば、そのときに試合は終了して、ホームチームの勝ちとなる。
 【例外】試合の最終回の裏、打者がプレイングフイールドの外へ本塁打を打った場合、打者および塁上の各走者は、正規に各塁に触れれば得点として認められ、打者が本塁に触れたときに試合は終了し、打者および走者のあげた得点を加えて、ホームチームの勝ちとなる。

  • ハチナイも9回制ですね。プロ野球では近年9回で決着がつかなかった場合随時延長し12回打ち切りですが、ハチナイは9回で打ち切って延長戦はありません。特例2021でプロ野球がハチナイに近づいた…?
    • 9回裏の攻撃に入る時点でリードしていたらそれ以上点を取ろうが取らまいが勝敗に変わりないので、9回裏は打ち切りになります(1)。また9回裏突入時にビハインドや同点のときでも、1点さえ勝ち越せばよいので途中で打ち切ります(1,サヨナラゲーム)。
    • ただし、ホームランでの勝ち越し(サヨナラホームラン)では打者走者の生還をもって打ち切ります。
      • たとえば同点の満塁で、外野フェアグラウンドに飛んだ打球では(8回までだと2人は帰ってこれる打球です)三塁走者のみカウントして1xとなりますが、ホームランだと4人全員カウントして4xになります。
  • ハチナイでは10点差でコールドゲームとなり打ち切りになります。5回裏以降に10点差以上の点差がついた段階で打ち切ります(2)。点差によるコールドはアマチュア野球(とくに学童野球)に多く、プロ野球ではありません。
    • しかし、毎日試合(興行)を行うプロ野球では天気によるコールドがしばしばあります。屋外球場で降雨コールドが多いですが、たまに 濃霧コールド など珍しいことがあります。ハチナイでは雨天のどろんこ野球でも続行しますね。


7.03 フォーフィッテッドゲーム(没収試合)

(a)一方のチームが次のことを行なった場合には、フォーフィッテッドゲームとして相手チームに勝ちが与えられる。
 (1)競技場に出ても試合を行うことを拒否した場合。
 (3)球審が一時停止または試合の打ち切りを宣告しないにもかかわらず、試合の続行を拒否した場合。
  • どっちかのチームが不当に続行しなかった場合没収試合として負けになります。プロ野球では長い間発生していませんが、サッカーではちょくちょく発生しているようです。
    • ハチナイだとアプリがクラッシュして(リードしていても)強制的に負け判定を食らうことがときたまあり、これを没収試合と揶揄することがあります。
    • ランクマや全国大会などのチケット制の場合、チケットが吸われるのでまさに「没収試合」といえますね。


コメント

  • とりあえずな阪関無 - 名無しさん (2021-06-09 08:19:27)

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最終更新:2023年02月09日 21:39