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  • hengokurowa @ ウィキ
  • 灰色の世界の下で ―所詮、感情の生き物―

hengokurowa @ ウィキ

灰色の世界の下で ―所詮、感情の生き物―

最終更新:2021年07月08日 09:30

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「さあ、始めましょうか」

ミスティが掌をかざし水の槍を作り、その背後でエスデスが氷柱を精製し宙に滞在させる。

それに対抗して、堂島、まどか、真島の三人が迎撃態勢に入る。
しかしその一方で、善とジョルノは頷き合い、互いに掌を地面に着ける。

ゴールドエクスペリエンスの能力で急成長した木が5人の前に聳え立ち、それを中心として善の『影』が円形に回り五人を囲む。

「木と影の二重の壁...ふぅん、勢いのままくるかと思ったのに冷静ねぇ」

戦場には場の『流れ』というものがある。この『流れ』が存外にも馬鹿にできたものではなく、これを掴むことも勝利への一歩だ。
増援に次ぐ増援に善の復帰。流れとしては完全に五人の方にある。しかし、だからこそ彼らは踏みとどまった。
流れに身を任せるのではなく、掴まなければならないと彼らは知っていた。


「時間がないので手短にいいます。真島さんとまどか、あなたたちはこの場を離れ古手さんたちへの増援に向かってもらいたい」
「どういうことだ?ここで一斉にかかって奴らを叩いてしまった方がいいんじゃないか?」
「向こうにも奴らの手駒の怪物がいるんですよ。物理攻撃の効果が薄い、特別に厄介な怪物がね」

ジョルノが梨花の『あの鬼を相手に英吾と二人で時間を稼ぐ』という一見無茶な提案を承諾したのには理由がある。
エスデスやミスティと違い、傷を負わせようがすぐに完治する再生能力にほとんどの状態異常の無力化。
自分が累の父との相性が悪いのもあるが、相手の陣営で最も厄介なのがあの鬼だと理解しているからだ。

「奴がこの戦場に来てしまえば恐らく僕らはおしまいです。奴が誰かを抑えて性犯罪者(ミスティ)たちが能力で丸ごと押しつぶす。たったそれだけの力押しで僕らは壊滅してしまう」
「それを俺たちが引き止めつつ、お前たち三人であの女たちを倒すということか」
「ええ。数の利は僕らにある。その利を活かして僕らが『栄光』を掴むッ!」
「......」

真島とジョルノが話を纏めている最中、まどかは唇を噛み締め俯いていた。
堂島がミスティを倒そうとしたあの時の横やり。あれさえなければこんな状況にはなっていなかった。
ジョルノはひょっとして自分が足手まといだからそれらしい理由をつけてこの場から離そうとしているんじゃないか?
こんな事態を引き起こしてしまった己の愚かさにとめどなく後悔が胸の内にあふれだしてくる。


「まどかちゃん...でいいかな」

そんな彼女を見ていた善は、目線をまどかに合わせて声をかける。

「失敗をまるで気にしないなんてことはたぶん僕にもできない。いいや、きっとこの中のみんながそうさ。でも時間は止まってくれない。
状況は絶えず動き続けている。だったらもう、自分の役割を全うすることだけに集中するしかない。それに―――僕らの中に足手まといなんかいない。こんな異様な状況でも抗い続ける君たちを信じるからこの作戦を任せるんだ」
「......!」

善がまどかという人間を観たように、まどかもまた善の瞳を見る。
強い意志が宿っていた。かけた言葉がまどかへの同情や気休めの慰めではなく、本当にそう思っていると訴えかける強い意志が。
その期待と信頼は重荷以上に応えたいという気持ちをかき立たせる。

「わかりました。佐神さん、ワザップさん、堂島さん」

まどかは湧き出る後悔を仕舞い込み、ここに残る三人を見渡し強く言い放つ。

「ここは任せます。絶対に生きてください!」

三人の微笑みすら浮かべる強い相槌を受け、まどかと真島は背を向け梨花たちのもとへと駆け出していく。

(まるで三流の戦隊ヒーローショーだな)

一連の流れを見ていた堂島はふとそんな感想を抱いていた。
堂島の憧れた『ヴィクティマン』は常に孤独でありそれでいいと思っていた。
ヒーローは増えすぎれば安っぽくなり輝きを損ねてしまう。だから堂島は戦隊モノよりも独りでも戦い続けるヴィクティマンの方が好きだった。

なのに。

互いに信頼し、励ましあうという行為に肩を軽くしている自分がいる。
零れた微笑みが取り繕ったウソではないと自覚している自分がいる。

「佐神くん、ワザップくん。作戦は?」
「僕の生命を生み出す能力は氷点下の中では使いにくい。それにあの身体能力の前では僕は無力に近いでしょう。なのでハイグレ女は佐神くんと堂島さんに任せて、僕は性犯罪者をブチのめします」
「私と佐神くんで、か...ハハッ」
「?」
「いや、あれだけ降りろと言った私が君と手を組む...こんなこともあるもんだなと思ってね」
「僕も同じ気持ちですよ、先生」

こういうのも悪くないと思っている自分が、確かにここにいる。

「さて。そろそろヤツらも痺れを切らす頃でしょう。改めて問いますが...覚悟はできていますか?僕は出来ている」
「「当然だ!」」

堂島と善の叫びが重なると同時。
氷柱と水槍が影を貫き戦いの狼煙があがった。


☆


「オ"レ"の家族に手を出すナア"ア"ア"ア"ア"!!」

ドッ

累の父の剛腕が英吾の腹部を捉える。

「三島!」

梨花の悲痛な叫びがあがるのと同時。

「ヴア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」

累の父が英吾を殴りつけた腕を抑えてもがき始める。
その腕は鈍器か何かで殴りつけたかのように凹んでいた。

「心配無用。コロネからもらったこいつをちゃんと挟んだ...本当に効くんだなこのカエル」

英吾と梨花はジョルノからそれぞれカエルを1匹ずつ受け取っていた。
ゴールドエクスペリエンスが生み出した生物には攻撃を反射する特性が備えられている。
英吾はこのカエルを盾に使い累の父へとダメージを反射したのだ。

「だが、こいつは良心が痛むぜ...」

英吾の掌の中のカエルは爆裂四散し息絶えていた。
このロワにおいてはダメージを反射できる許容量が設けられており、累の父の剛腕によりそこまで達してしまったのだ。

あの雑な大振りでも当たれば瀕死は確定。
その攻撃力だけでなく、ジョルノが累の父との相性が最悪と評したのは彼の特性にある。

「ブウ"ウ"ウ"ウ"」

累の父の腕の凹みが瞬く間に戻り、彼自身ももがくのを止める。
これがジョルノにとって最悪の特性。反射ダメージも即座に回復してしまうほどの自己再生能力。

「くそったれ、これじゃあジリ貧だ」
(もうこれ以上杖は使えない...どうする...!?)

このままでは数分ともたず累の父に捉えられてしまう。
梨花と英吾に焦燥と絶望が燻りだす。

そんな彼らにまさに救いの一矢が訪れる。

ドドッ

「ガ!?」

桃色の矢が累の父の双肩にそれぞれ突き刺さり、微かによろける。

「真島さん!」
「ああ!」

その叫びと共に真島が累の父の懐に入り込む。

「シッ!!」

左右のジャブが累の父の腕を弾き、顎への道をがら空きにする。
放たれるは渾身のアッパーカット。
正確に急所を捉えられた累の父はたまらずたたらを踏む。

「来たか増援ッ!」

現れた真島とまどかに英吾は顔を綻ばせる。

「ようやくこれで終わらせられる。どきなさい真島っ!」

梨花の合図と共に真島は累の父から離れる。
それを追おうとする累の父へと梨花がボミオスの杖を振るい動きを遅くする。

「ガ ア ア ア アッ!?」

己の身体の不調を感じながらも累の父は傍にいる真島へと殴り掛かるも、真島はそれをフットワークで避け続ける。

「やっぱり遅くなった割には普通に早いわね」

ボミオスの杖は行動を遅くするものであり、一般人以下までに落とすものではない。
今までこれを受けたワザップとミスティは身体能力が人間の範囲であったためかなりの遅さになったが、累の父は素が超人的な身体能力を有している。
そのため、ボミオスを受けた状態であっても常人以上には早く動けるのだ。

「...けどあんたもこれでおしまいよ。時間は15分、それまでに決着を着けるわよ!」
「「おうっ!」」
「はい!」

梨花の叫びと返事と共に真島が累の父への懐へと入り込み、まどかと英吾が散会し距離を置いて累の父を囲い込む。

「オレの家族ニィィ」
「その程度の速さならば問題ない」

ボクシングは距離感の支配力を強要される格闘技である。
相手の拳の速度。リーチ。それらを見極め己の力を最も振るえる距離まで持ち込む。
故に必然的に養われるのは動体視力。
敵の攻撃を死線で躱し最速で己の拳を叩き込むための基礎にして最大要素。

累の父の拳は確かに強力である。
しかし、今の早さでは真島が相手どってきたボクサーの誰よりも劣る。

「シッシッ」


当たれば致命的な拳にも怖気づかず、己にとって最適な距離で最速の拳を振るう。

「ガヴァッ」

ならば足、と言わんばかりに放たれる蹴りは、真島の後方にいるまどかの弓で弾かれる。

(パンチへの援護は要らない...必要なのはそれ以外の攻撃だけ...!)

真島から頼まれた援護を反芻しながらまどかは狙いを定め続ける。
いくらまどかの弓が残弾が無いとしても魔力が尽きれば撃てなくなり、なにより即座に連射できるわけではない。
加えて、累の父にはいくら撃ち込んでもダメージはほとんどない。
だからまどかは必要最低限の援護に絞らざるをえなかった。
本当ならば今すぐにでも撃って援護したい衝動を抑え、腕だけならば躱し続けて見せるという真島を信じながら。

(よーし、そのまま抑えてろよ...)

累の父と真島が交戦する最中、英吾は息を潜めてゆっくり、ゆっくりと距離を詰めていた。
いま、累の父の意識は真島とまどかに向けられている。

(ここで外すわけにはいかねえ...焦るんじゃねえぞ、俺)

その手には拳銃。狙うは累の父の首輪。

(首輪が爆発すりゃあこいつは死ぬ。それは間違いねえ)

もしも首輪が爆発しても生きていられるというなら殺し合いが成立せず、主催側も参加者を確実に縛れる鎖を持っていないことになる。恐らくそれは無いはずだ。
当然、ここで焦って外せば累の父はその枷を狙わせるようなことはしなくなるだろう。
ボミオスで動きを制限され、真島たちに気をとられ、英吾の存在が頭から消えているであろう今だからこそ狙えるチャンス。
射程距離まで残り5歩、4歩、3歩...
累の父はまだ気づいていない。緊張と重圧に英吾の鼓動が耳に響くほどに大きくなる。
2歩、1歩...
鼓動が失せ、意識を己の腕と目標だけに集中する。

0歩。
侵入。真島が飛び退くのを合図に、英吾が銃を構える。

2歩、3歩とバックし真島は累の父から距離を置く。これで首輪が爆発しても被害は避けられるだろう。

瞬間。

それを見ていたまどかの背筋がゾワリとささくれ立つ。

経験値。
人間相手の戦闘経験しかない真島と英吾とは違い、魔女という異形と戦ってきた彼女だからこそ感じ取れた違和感。
累の父は離れようとする真島を追わなかった。
拳と矢のダメージが想像以上に溜まっていた―――そう捉えることもできるかもしれない。
だがまどかの経験は別の解を出していた。
累の父は追わなかったのではなく、追えなかったのではないか?
ダメージの蓄積などではなく次の攻撃に入るための準備をしていたために。

その悪寒が正しいと証明するかのように。ズルリ、と累の父の頭部から身体にかけての皮がずり落ちる。

構わず放たれた英吾の銃弾は、しかし空を切った。

(バカな、あいつは動きがノロくなってるはずだ!)

仮に英吾の奇襲に気づいたとしても既に遅い距離だったはずだ。
だが累の父は跳躍し躱した。
そして英吾の眼前に着地した時、その異変は誰の目から見ても明らかだった。
ただでさえ大きかった身体は更に一回り大きくなり、両腕の文様からは突起が生え。
なによりただでさえ蜘蛛のようだった異形の頭部は巨大な牙と細かく立ち並ぶ歯が際立ち更に蜘蛛そのものに近づいていた。

(脱皮した!?)

脱皮。累の父がしたのは蜘蛛や爬虫類が成長する際のソレである。
そして累の父の脱皮はただ成長するだけではなく身体能力が飛躍的に増す技でもある。
故に、累の父はボミオスの杖がかかった状態でありながら常人以上のパフォーマンスを披露できるのだ。

メキメキと腕に筋を張らせて振りかぶられる拳にも英吾は全く動けない。
それは生物としての『格』。累の父が放つ"圧"。
常に身を前線に置き、『鬼』という異形たちを相手取ってきた鬼殺隊の隊士ですら動けなくなるほどのソレに英吾の本能が敗北を認めたのだ。
それは真島と梨花も同じだ。
彼らも戦いを、惨劇を乗り越えてきた者たちではあるが、その相手はあくまでも人間。
野生動物以上の圧倒的な『暴』の前には蛇に睨まれた蛙のように立ち尽くす他なかった。

「バニエロケット!!」

ただ一人、魔女と戦ってきたまどかを除いて。
身体を風船のように膨らませ高速で飛行するまどかの体当たりが累の父の頭部へと当たり、意識がまどかの方へと逸れる。

瞬間、放たれていた"圧"が英吾から離れ、本能に支配されていた身体は自由を取り戻す。

「ッ、ふきとばしっ!!」

それは梨花と真島も同じだ。
まどかへと追撃をかけようとする累の父へと梨花はふきとばしの杖を振るい、真島は空に投げ出されたまどかを両腕で受け止めダメージを減らす。

「助かったぜ嬢ちゃん。よく動いてくれた」
「なんとなく嫌な予感がしてたんです。うまく言えないけど...」
「まさか一番弱いと思っていたふきとばしの杖が最適解だったなんて...誤算だったわ」
「古手、まだその杖は使えるか?もしくはまた動きを遅くするか...」
「ふきとばしの杖はもう打ち止めよ。ボミオスも重ね掛けはできないと説明書に書いてあったわ」

累の父はほどなくして戻ってくるだろう。
新たな作戦を考えている暇はない。

(この作戦は最終手段だったんがな...!)

「古手、『ゾンビ鬼の時間』だ!」
「ゾンビ鬼...っ!!」

ゾンビ鬼。雛見沢の『部活』で行われている遊戯の一つ。
一人の鬼から始まり、その鬼が参加者に触れることで鬼が増えていくというその名の通りにゾンビ映画のような鬼ごっこ。
しかしこのゲームにはある種禁じ手が存在している。
それは『相手が鬼であるかどうかを確かめる術はない』ということ。
つまり、鬼になっていない者でも自分が『鬼である』と噓をつきそれをバレずに貫き通せば鬼から逃れることができるのだ。
ここで騙す『鬼』は累の父ではなくミスティたち。
真島とまどかを増援に向かわせたことで梨花と英吾を含めた四人への意識が逸れている隙に、ボミオスの杖とふういんの杖という一発逆転の支給品を持った梨花を投入するという作戦だ。
その為に梨花はギリギリまでボミオスの杖とふういんの杖を使わなかった。

ゾンビ鬼という名称は梨花がジョルノへとその作戦を伝える時につけたものであり、ジョルノは別れる際に真島にその旨を伝えたのだ。

「でもそれだと誰があいつを止めるのよ?」

だが、この作戦ができるのは累の父を止めるか倒すことができるのが前提である。
脱皮前ならまだしも今の累の父はもはや敵なし。残るものが誰であれ、この中の四人では早々に食い散らかされてしまうだろう。

「殿は俺と鹿目が務める。三島、あんたも古手について行ってくれ」
「無茶言ってんじゃねえよ。あの化け物相手に二人でどうするつもりだ」
「大丈夫です。わたしたちにはまだ奥の手があります。ただ、それは二人じゃないと使えないんです」
「そうは言うがよ」
「行くわよ三島」

残ろうとする二人を説得しようとする英吾の手を引き梨花は背を向ける。

「言い争っている時間はない。あの怪物には無力同然な私たちが、ワザップや堂島たちの決着を着けさせてここまで戻ってくるのが理想...そうでしょう?」
「クソッ...おいお前ら、死ぬんじゃねえぞ。絶対だからな!」
「あんたらもだ。向こうは向こうで気は休めれないからな」

遠ざかっていく気配を背中で感じながら真島とまどかは戻って来る累の父へと向かい合う。

「来るぞ。用意はいいな?」
「はい」


まどかが真島の背中に掌を当てる。
すると掌から淡い光が放たれ真島の両手と両足からも淡い光が零れ始める。

「オレの家族ニィィィ!!」
「シッ!」

累の父の腕が振り下ろされるその間際に、真島の拳が累の父の顎を捉える。
それにとどまらず、次いで放たれるジャブとストレートのコンビネーションが次々に炸裂する。
まどかの流した魔力が真島の両手足を強化し、累の父の拳の速度を凌駕したのだ。
これが彼らの奥の手。魔力の強化による一時的な身体能力の強化である。

(わたしの魔力があとどれだけ持つかわからない...それでも...!)
「止まる訳にはいかん!」

このまま続ければ、ほどなくしてまどかの魔力は尽き、最悪魔女になってしまうだろう。
それでも彼らは諦めない。絶望しかない運命にも抗い続ける。

たった一つの揺るぎない信念を胸に、戦い続ける。


☆


「さっき面白いことを言ってたわよねえ。私が性犯罪者だから刑務所にぶちこむだとかなんとか」
「それがなにか」
「別にィ。ただあなたのような正義漢ぶってる子が情けなく腰振ってる姿を思い浮かべたら面白くてしょうがなくてぇ」


水と氷の槍を凌ぎ、ミスティの前へと転がり出てきたジョルノは幾分か傷つき地に片膝を着きながらもその眼光だけは決して衰えず。
嘲り嗤うミスティを真っすぐに見据えている。

「残念だったわねぇ。善くんか堂島さんと一緒に私のところに来ていたらどうにかなったかもしれないのにぃ」
「問題ありませんよ。同じことを言うのは嫌いですが、『貴女は僕がぶちのめし刑務所にぶち込む』。その結末は揺るぎませんから」
「そぅ。ならどうやって私にお仕置きするのか見せてもらおうかしらぁ」

ミスティの足元から水流が噴き出し水の槍がジョルノに襲い掛かる。

「そう何度も見せられれば対策も思いつく。『ゴールドエクスペリエンス』!」」

ゴールドエクスペリエンスが、ミスティの水流により生じた地面の瓦礫に触れ水流目掛けて投擲する。

「僕のゴールドエクスペリエンスは物質に命を与え変化させることができる。僕の与えた魚!その中でも突出した突進力を持つ魚とは...」

生命を得た瓦礫は瞬く間に姿を変えていく。
槍のように尖った鼻。魚特有のつぶらな瞳。

「ご存じ『カジキマグロ』だッッ!!」

生み出されたカジキマグロたちは水流を辿り泳いでいく。

カジキマグロは最大速時速110kgほどまで出せるという。
その速度で貫かれたモノがどうなるかは考えるまでもない。
ビィン、とカジキマグロが地面に刺さり直立する。



「...ふぅん。この敵意の塊...本気ってことかしらねえ」
ミスティがカジキマグロの破壊力に感心している最中にも、ジョルノは次々に瓦礫に命を与えカジキマグロを生み出していく。

「水流を魚で支配する。中々イイ考えねぇ。けれど」

ブラックマリンが仄かに輝くと、水流はピタリと止み速度に乗り切れなかったカジキマグロたちがぼとぼとと地面に落ちていく。
ミスティがそのマグロに近づき、脳の部位と下腹部に黒針を刺す。
するとピチピチと暴れていたカジキマグロはピタリと動きを止め、下腹部からは二本の美脚が生える。
呆気にとられるジョルノを他所に、計五体のカジキマグロに同様の処置を施していく。

「ウフフ、私の黒針はこんなこともできるのよぉ。さぁマグロさんたちぃ、貴方を身勝手に産んだ親御さんへと反撃の時間よぉ」

ミスティの号令に従いカジキたちはジョルノへと突進していく。
速度こそ水中の比ではないが、頭部の硬く鋭い鼻は健在であるため、ジョルノもそれを無視はできない。

『無駄ァ!!』

ゴールドエクスペリエンスが殴りつけたマグロ兵は生命を失い瓦礫へと姿を戻す。

残る四体のマグロ兵は先方がやられたと見るや否や、直線に向かっていた軌道を変えジョルノの周囲を取り囲むように陣形を組む。

「生命は死を突きつけられる度に学び強く進化する...己の生み出したモノに小賢しく反逆される気分はどうかしらぁ?」
「悪趣味な女だ...そうやって意趣返しのような口ぶりで相手の尊厳を傷つけようとするのがお前のやり方か」
「命を好き勝手に弄ぶ貴方に悪趣味だなんて言われたくないわねぇ」

ミスティがパチンと指を鳴らし、マグロ兵が一斉にジョルノへと襲い掛かる。
同時に。
ジョルノの足元から噴水が湧き出て、マグロ兵ごとジョルノを取り込み水牢の如く宙に浮かぶ。

「これは...溺れるっ!」

浮かぶ水球に閉じ込められたジョルノはマグロ兵たちに四方を囲まれ、ミスティは帝具の連続使用による疲労を回復するために突き刺さっていたカジキマグロの脳に黒針を刺しその場に硬直させ背もたれにする。

『無駄無駄ァ!』

ゴールドエクスペリエンスが傍にいるマグロ兵を殴ろうとするも、マグロ兵は容易く回避し代わりに肩を切り裂き通り過ぎていく。

「水牢マグロ責めの刑...その中ではロクに動けないでしょう?でもマグロちゃんたちは違う。その中を縦横無尽に泳ぎ回り貴方をジワジワと追いつめる。失血死、酸欠、一思いに刺殺...生殺与奪は彼らが握っているぅ」
「......!」
「でも貴方の能力は惜しいわぁ。その生命を生み出す能力は私の黒針ととても相性がいい...今からでも貴方が私に傅くなら特別待遇で迎え入れてあげてもいいわよぉ」

ミスティはベロを出しながら挑発するように己の唇の前で手で作った輪をシュッ、シュッと前後させる。
決死の状況に置いての勧誘―――俯くジョルノは、しかしすぐに顔を上げ目で訴える。

『何度も同じことを言わせるな性犯罪者。貴様は僕がぶちのめし刑務所にぶち込む』と。

「..そう。残念だわぁ」

ミスティがパチンと指を鳴らし、マグロ兵を一斉に襲い掛からせる。
四方八方を囲まれた状況でもジョルノは微塵も恐怖を抱かない。
なぜなら避ける必要もないのだから。

(ゴールドエクスペリエンス)

ゴッ。

「ガッ...!?」

水中でのつぶやきと共にマグロ兵たちが一斉に瓦礫へと戻り、ミスティの頭部に痛みが走る。
ジョルノは浮かぶ四つの瓦礫を抱え、その重さで沈み込み水球から脱出する。

「ゴールドエクスペリエンスの解除は殴らなくてもできる。きみが呑気に背もたれにしていたカジキも例外じゃあない...ようやく一撃ってところかな」
「クッ...フフッ、やってくれるじゃない」

頭部から流れる血を抑えながらミスティはジョルノを睨みつけた。

「ふむ。私の相手はお前たち二人か」

エスデスは腕を組み善と堂島を迎える。

「しかもよりにもよって貴様らとはな...私をそこまで高く買ってくれるか」

くつくつと笑みをこぼすエスデスに反して善は顔を強張らせる。

「手心なんて加えれませんよ、貴女には」
「佐神くん。きみ、彼女に勝ったんだろ?実際どうなんだい」
「僕よりも数段格上ですよ。もう一度勝てと言われても厳しいかもしれません」
「ほう、君にしては珍しい弱音を吐くな。だが引くつもりはないんだろう?」
「当然です」
「ハハハ、だと思ったよ」

「さあ、おしゃべりはここまでだ。私とて貴様ら相手に遊び心を交えるつもりはない」

エスデスは組んでいた手を解くと、掌を合わせ指で正方形を作りフゥ、と息を吹きかける。
指の合間から漏れる氷の結晶がエスデスの眼前に瞬く間に積み上がり人の形を象る。

「氷騎兵―――これは私の能力で生み出した兵隊でな。即興であるため一万の兵力とはいかないが、代わりに精度を高めさせてもらった」

氷の結晶が象るのは女体。表情のないエスデスそのものである。

「もうなんでもありだな...」
「時間も止められるんです。なにをやってきても驚きませんよ」
「安心しろ、摩訶鉢特摩は今日はもう使えん。ここからは死力を尽くした殺し合いだ」

エスデスが地を蹴るのと共に氷騎兵エスデスも駆け出す。

エスデスの氷を伴う蹴りを善は腕で受け止め、氷騎兵の剣を堂島が剣で受け止める。

思っていたよりも重い。
氷騎兵の攻撃を受け止めた堂島はそう評価する。
ただの操り人形かと思えば剣筋はしっかりとしているし、動きも身軽。
先ほど戦った本体ほどではないがすんなりと勝てる相手でも無さそうだ。

(グッ...やっぱり重い。相変わらずどうなってるんだこの人は!?)

数時間前にも受けた攻撃だが、彼女の攻撃は依然衰えることもなく。
吸血鬼顔負けのパワーで善の身体に負荷を刻んでいく。

剣と剣、徒手と徒手が暴風のように荒れ狂い周囲に衝撃が波及する。

だが戦況は拮抗せず。先んじて有利を取ったのは、一番消耗の少ない堂島だ。

カッ

堂島の剣が袈裟懸けに振り下ろされ氷騎兵が切裂かれる。
その勢いのまま善のもとへと向かおうとする堂島だが、しかし剣に纏わりつく重さに足を止める。
パキ、パキ、と音を鳴らしつつ、氷騎兵が剣をその身に取り込んでいた。

(最初からこれが狙いか)

堂島の強さの大本は真祖をも断てる剣にある。
堂島の戦闘センスは確かに優れているが、剣が使えなければ攻撃力は善やエスデスに比べて大幅に下がる。
氷騎兵はその為の駒だ。
いくら何物をも両断する剣といえど、腹を抑えられればその真価を発揮することはできないからだ。

(ならば)
「佐神くん!」

善の名前を呼ぶのと同時、堂島は氷の纏わりつく剣を善目掛けて振るう。
善はその気配を察し、アジェルノッカーを振るい剣に纏わりつく氷を殴りつける。
粉砕された氷は再び元の形に戻るも、善が首元を掴み地面にたたきつけ、剣が解放された堂島はそのままエスデスへと切りかかる。

エスデスは反射的に一歩退き、頭頂へと振り下ろされる剣を間一髪避ける。
が、避けきれなかった部位へと袈裟懸けに一筋の線が走り血化粧が舞う。
浅い。
手ごたえから察し、与えた傷にも油断せず追撃を放つもエスデスの氷の壁が眼前に聳え立ち進路を妨害される。


「向かい合う相手の切り替えをこの早さで為すとはな...その状況判断力の早さには敬服すらするぞ」

エスデスが掌を身体に刻まれた傷に合わせてなぞれば、氷が纏わりつき出血が収まる。
彼女の敬服に限らず、善と堂島も彼ら自身に驚いていた。

堂島はなぜか解っていた。善ならばこの早さで解凍を頼んでも成し遂げてくれるだろうと。
善はなぜか解っていた。堂島ならばこのタイミングで相手を切り替えてもすぐ対応してくれるだろうと。

「このまま押し切るぞ佐神くん」
「はい!」

善にとって初めてだった。
かつて自分を救ってくれて、その真似をしたいと背中を追っているヒーロー。
今も倒すしかないと思っている彼に背中を預け、なのに微塵も疑わず戦えるこの気持ちを抱くのは。

堂島にとって初めてだった。
戦いから遠ざけたくて様々な手段を考えていたというのに。
尊厳を破壊されて。心が折れかけて。それでもなお立ち上がる姿に安堵すら覚えて。
そして今は彼に背中を預けられることに心が奮い立っている。そんな奇妙な気持ちは。

救ってくれた命と救われてくれた命。
善も堂島も。
互いに手を組んで戦い、面白いほどに噛み合うことに紛うことなき喜びを感じている。

―――この瞬間が、ずっと続くといいなあ。

どちらが言ったのか、思ったのかはわからない。
けれど、そんな淡い喜びを、二人は確かに共有していた。

☆

「オレの家族ニイイイィィィ!!!」
「うおおおおおお!!」

互いの叫びが、肉を撃つ音が周囲に響き渡る。

真島の身体には未だに目立った外傷はなく、一方的に攻撃を与え続けている。
しかしその心中は全く穏やかではない。
累の父はいくら拳を受けようともすぐに傷を癒し休息もなしに即座に反撃してくる。
なにより最大の敵は時間だ。
今はまだまどかに分けられた魔力で凌いでいるが、果たしてこの強化があとどれくらい保てるのだろう。
保てたとして、累の父にかけられているボミオスの杖の効果が切れた時にどれほど抵抗できるのだろう。
その緊張感と不安感に、いま、自分がどれほどの時間を稼げているのかも不明瞭だった。

「ジャアッ!!」

放たれたジャブに対する累の父の大振りの拳。
この僅かな時間で幾度となく交わされてきた攻防。

しかし、鼻先に走る灼熱と共に真島の眼前に血しぶきが舞う。

(クソッ、掠めたか!)

外傷としては大したことではない。
しかし、これはまぐれではなく、徐々に真島の攻撃に適応してきているという証左である。

魔力の時間切れ。
ボミオスの時間切れ。
更に加えて累の父の適応力。

カウントダウンのようにどんどんと塞がれていく真島は崖際に追い詰められたような錯覚に陥る。
退けば死。引かずとも死。

ちら、と横目で木に背を預けるまどかを見る。
彼女は荒い息遣いで、しかし、決して戦闘から目をそらさずに見据えている。

そんな彼女に真島はふっと口元を緩め、迫る死への脅威へと改めて向き合う。

(どの道引くわけにはいかんな)

魔力も尽きかけているであろう彼女がまだ折れていないのだ。
ならば自分が諦める訳にもいかない。

「家族に手を...出すなァァァァァ!!」
「俺にも護りたいものがある...そいつは譲れんっ!!」

振り下ろされる右こぶしを避け、素早いフットワークで回り込み空いた右側頭部へと左ストレートを放つ。
が。瞬間、時間が止まっているかのような錯覚に陥る。
アドレナリン。死を感じ取った脳が真島の目に映る光景をひどくスローモーションにしていた。
真島がストレートを放つその直前。累の父の左拳は既に右の脇を通して放たれていた。
腰も入っていない無茶苦茶な体勢からの拳。しかし、累の父の身体能力を考えればそれだけでも致命傷になりうる。

(すまん、みんな、鹿目)

いくら動きがゆっくりに見えても身体が動かなければ意味がない。
累の父の左拳が真島の腹部へと吸い込まれていき―――








「その人は『味方』です!思う存分助けちゃってくださぁい!!」
「命令してんじゃあねーぞオギワラ!『ザ・グレイトフル・デッド』!!」

直撃の寸前、飛び出してきた影が真島を突き飛ばし累の父の拳は空を切る。
まどかは見た。累の父と真島の横合いから飛び出してきたスーツの男を。
その男が、ジョルノのように奇妙な異形の像を操り真島を救ったのを。

「間一髪でしたね真島さん」
「荻原、無事だったか!」
「はい、兄貴たちが助けてくれたので♪」
「オギワラ。オメーはソイツ連れて下がってな」
「はぁい」
「待て、その化け物はただものじゃない!俺も戦うぞ!」
「大丈夫ですよぉ、さっきもドレミーさんがやっつけたばかりですしぃ」

結衣は疲労する真島をぐいぐいと押しながら息を切らすまどかのもとへと運んでいく。

「あのぉ、大丈夫ですかぁ?」
「なっ、なんとか...あの、あなたが荻原結衣さんですか?」
「はい。あたしが荻原結衣です!あなたのお名前は?」
「鹿目、まどかです」
「まどかちゃん!可愛い名前ですねぇ。そうだ、氷あるんでよかったら使ってください」

呑気な自己紹介をしながら、氷をまどかの額に当て、彼女なりに休ませようとする結衣。
そんな若干の苛立ちすら覚えそうな結衣の調子に、真島はむしろ安堵する。
彼女は変わっていない。新たに巻き込まれた殺し合いでも相変わらずの能天気なお人よしでいてくれる。
それが真島にとっては喜びであり、同時に『兄貴』と呼ばれているスーツの男にきっと苦労しているだろうなと微かな同情も抱く。

「邪魔ずるナ"ア"ア"ア"ア"ア"!!!」
「ちょっと見ねえうちにデカくなりやがって」
「ここは私にお任せを...先ほどぶりですねぇまがい物の鬼さん」

プロシュートの背後からのそりと現れたドレミーが累の父へと向かい合う。

「約束通り首輪を受け取りに来たのですが」
「シャア"ア"ア"ア"ア"!!」
「お持ちではないですか。残念ですね。ではさようならといきましょう」

ドレミーが手を翳すと同時、大小さまざまな弾幕が累の父へと襲い掛かる。
それにも怯まず累の父は拳を振り下ろす―――が、ドレミーは既におらず。
頭上へと跳びあがったドレミーは掌を累の父に向け、すれ違いざまに艶めかしくささやく。

「今は眠りなさい。貴方の槐安は今作られる」

ドレミーの掌から黒色の靄が放たれ累の父に纏わりつく。
これがドレミーの能力。
対象を眠りに落とし夢の世界へともぐりこむ程度の能力だ。

「ジャア"ア"ア"ア"ア"ア"!!」
「あらぁ?」

全く眠りに落ちる気配のない累の父にドレミーは首を傾げる。
鬼舞辻無惨に作られた鬼は基本的に気絶することはあっても眠ることはない。
先刻の戦いではホワイトの完全なる洗脳下にあったため、『鬼』としての性質に隙間が生まれていたが今はそうではない。
ミスティが齎したのはあくまでも自分たちを家族に見せるという認識のみであり、鬼としての思考や性質には一切手を加えていない。
故に、ドレミーの催眠にも鬼としての耐性が勝り、その効力を鈍くしたのだ。

「ごめんなさいプロシュートさん。私では無理みたいです」
「問題ねえ。仕込みはもう終わってる。―――おい、化け物」

ドレミーにそっと耳打ちをした後、プロシュートはそっと三歩下がって累の父へと人差し指を突きつける。

「オメーに俺の能力が大して効かねえのもわかってる。身体能力じゃあ勝ち目なんざ猶更ねえ。恐らくまともにやりあえば俺もドレミーもあっさりやられちまうだろうよ」

プロシュートの言葉を無視して累の父は勢いのままに殴り掛かる。

「そんだけのパワーを出すにはどうしても『体重』が必要だ...体重があるってことはよぉ」

プロシュートへと拳が振り下ろされる刹那、累の父の視界がガクリと傾く。

「柔らかい地面なら容易く沈んじまうってことだぁ!『グレイトフル・デッド』はここに来てからずっと地面に触れていた...地面を支えてる木の根や葉を腐らせるためになあ!」

プロシュートのスタンド『グレイトフル・デッド』は能力の周囲への細かい調整はできない。
しかし、ばら撒くのではなく範囲を両腕にのみに絞ることは可能。『グレイトフル・デッド』の両腕から放たれた老化ガスは土の中に眠る木や散らばり埋もれる葉にまで届き老化させ腐らせた。
結果、生じるのは隙間ができたことによる地面の陥没。決して大規模ではないが、踏み込めばつま先が沈み込む簡易的な落とし穴。

「俺が作ったのは『腐葉土』だ!農家みてェに手が込んでねえからガーデニングには使えねえが、てめえを躓かせるくれえなら充分...そしてぇ!」

プロシュートは飛び退き『グレイトフル・デッド』は左右の木に触れ能力を発動する。

「木の重さってのは案外馬鹿にできねえんだぜ!木が老いて腐るには時間がかかるが...「直」ざわりなら問題ねえ!」

ボロリ、と気が根元から折れ、体勢を崩す累の父へと降り注ぐ。
その重量に累の父の身体が押されますます地面に沈んでいく。

「ガアアアアア!!」
「まあたかだか一本や二本でオメーを抑えられるとは思ってねえさ。だからよぉ...何本でも叩き込む!」

プロシュートは移動した先の木に手をかけ同じように累の父へと木を倒していく。

「そして軌道修正は私の出番ですね」

ドレミーが微かに逸れかけた木へと弾幕を放ち、正確に累の父の背中へと落ちるように軌道を直す。
そして計10本の大木が累の父にのしかかり身体を埋め動きを固定した。

(できればここで殺しておきてえが...チッ、木で隠れて首輪が狙えねえ)

累の父の身体は木で隠れてしまっており、しかしこれ以上減らせば拘束が解け再び襲い掛かってくるだろう。
とりあえずはこの場を凌げただけでもよしとするしかない。

プロシュートとドレミーは、累の父へと背を向け結衣たちのもとへと振り返る。

「す、すごい...」
「ふふん、兄貴たちは凄いんですよぅ♪」

累の父を拘束したプロシュートたちの手腕を見て、まどかは思わずポカンと開口し、結衣は自慢げに胸を張った。

「では改めまして。私はドレミー・スイートです」
「か、鹿目まどかです」
「真島彰則だ。荻原を護ってくれたこと、礼を言う」
「...プロシュートだ。礼は必要ねえ。コイツが勝手についてきてるだけだ」
「もう、兄貴はすぐにそういうこと言うんですからぁ。あたし、兄貴が励ましてくれたことすごく嬉しかったんですからね!」
「イチイチ言いふらすんじゃあねえオメーはよお―――!」

こめかみに一つの筋を浮かべながら結衣の額に指をグリグリと押し付けるプロシュートを見て、やはり苦労しているんだなと真島は妙な親近感を抱いた。

「さてさて。気を抜くのはまだ早いですよ皆様方」

ドレミーがパン、と掌を打ち鳴らし、結衣に乱された場の空気を立て直す。

「私たちはまだ目標を達していません。この辺りで探している人がいるんですが、あなたたちは知りませんか?黒いゴスロリ娘と益子薫という小さな女の子です」

『黒いゴスロリ娘』『益子薫』。
その二つの単語に真島は目を見開く。

「どうやらご存じのようですねぇ。それでは聞かせていただきたいのですが―――」

ドレミーが真島から答えを聞き出そうとしたその時だった。
耳をつんざくほどの轟音が鳴り響いたのは。

☆

「クッ...ハハハハ...」

地面に這いつくばるエスデスは血反吐を吐きながらも口角を釣り上げる。

「かつては幾万もの兵を蹂躙したエスデスとあろうものがたった二人にここまで圧倒されるとはな...」
「過去の栄光に縋るかい?その姿も合わせて惨めなものだね」
「惨めか...ふふっ、構わんさ。むしろ新鮮だ...初めて私が挑む側になれたのだからな」

自嘲の笑みすら浮かべるエスデスに対し、堂島は侮蔑の感情すら視線に込めて見下ろす。
しかし一方で、善はエスデスに対して違和感を抱いていた。

(戦況は僕たちが有利だ。なのになんだこの不安感は..!?)

善はエスデスを観て思考を巡らせる。
今の状況。これまでの状況。エスデスの人間性。この目で観たものすべてを総動員して推測する。

そして違和感の正体に気が付いたその時。

「―――この、サイコ女...!!」

善の怒りは殺意へと変わるほどに沸き上がった。


「ハアッ、ハアッ」

ミスティは胸を抑え、息を切らしよろめきながらもどうにか体勢を立て直す。

「どうやらその道具、体力と引き換えに力を発揮するもののようだな」

対するジョルノは多少の手傷はあれど、ミスティほどには息が上がっておらずどこか余裕さえ滲ませている。
ジョルノの推測は正しく、ブラックマリンは使えば使うほどに使用者の体力を削っていく。
ミスティ以上に適正を持ち、ナイトレイド最強のブラートと肩を並べるほどの猛者であるリヴァですらその制約からは逃れられなかった。
故に体力も体格も劣り、頭部にもダメージを受けたミスティではここまでの疲労が出るのも当然である。

「うふふっ。もともと私は直接戦闘向きじゃない...それに、あなたたちに容易くは勝てないことくらいは私も弁えているわぁ」

口から出る弱音とは裏腹に、ミスティの顔からは笑みが消えていない。
ジョルノは油断なく構え、しかし早々に勝負を決めるために徐々に距離を詰めていく。

(もうすぐ古手さんのふういんの杖の効果が切れる...それまでに決めなければ!)

このままふういんの効果が切れワザップが表面化してきた時にはどうなるかは彼自身にもわからない。
故にこれ以上は時間をかけられない。最低限、ミスティだけでも始末しておかなくてはならない。

不敵な笑みを絶やさぬミスティに不安要素を抱くも勝負を決めるためにジョルノは駆ける。
ミスティは力を振り絞り、両手で印を結びジョルノへと見せつける。
幾度となく繰り返された湧き出る水流。しかし今までと違い、ジョルノを無視して上空へと舞い上がる。

「......!?」
「ねぇ。あなたは不思議に思わないかしらぁ。こんな状況でなぜ私がこんなに余裕を保ててるのかぁ」

突如、ゴロゴロと空気を震わすほどの轟音が鳴り響く。

「雷...バカな!?」

この会場にも雲はある。しかし、雨は降っておらず前兆もなかった。
なのになぜこんなタイミングで!?

「ふふっ、なぜ私が馬鹿みたいな一つ覚えでブラックマリンを使っていたかわかるぅ?」

ミスティの言葉にジョルノは咄嗟に足元を確認する。

「濡れている...いつの間にか、地面に乾いた場所がほとんどないほどに!」
「それと、今まで隠してたけど私は闇のエナジーで属性を付加できるのよぉ。炎や氷...電気」
「...!」
「もちろん特別な道具がないととってもちっぽけなものだわぁ。多少火傷をつけたり痺れさせたりが限度。エスデスちゃんみたいに実戦で使えるようなものじゃないわぁ。でも条件さえ整えればそれなりの武器になる」
「―――佐神くん!堂島さん!すぐにエスデスから離れて防御態勢をとれ!」

ミスティの狙いに気づいたジョルノは声を張り上げる。

「奴らは"雷"を作るつもりだあああああ!!!」

「もう遅いわぁ。さっきの電撃属性を付加させた水流でスイッチは入っているの。仮に私を殺せてももう止まらないわぁ」

雷とは積乱雲の中の氷の粒がぶつかり合うことで起きる放電現象である。
エスデスの氷による寒暖差と放電素材。
闇のエナジーにより属性を付加させたブラックマリンによる、温水と冷水により生じる気温調整。
そして、両者の能力で水浸しになった地面。

条件は全て整っている。

ジョルノの叫びを聞いた善と堂島はすぐに退避の姿勢に入る。
二人とも電撃を操る吸血鬼は知っている。
狩野京児。彼の操る電撃は強力ではあるものの、善や堂島のような強い力を持つ吸血鬼を殺せるほどの威力は有さない。
だが自然発生する雷を受けたことは無く、それがどれほどの被害を及ぼすかは想像もつかない。

「今更逃がすわけないでしょおう?」

ミスティが指を動かすと、校舎から水流が飛び出し渦巻くように善たちの眼前へと立ちはだかる。
邪魔だ―――善と堂島は同時に波を攻撃しようとするが、その腕がピタリと止まる。

「優しい貴方たちなら彼女を見捨てて逃げ出さないわよねえ?」
「あいつ...!」

水流の中に囚われた益子薫の姿に、善と堂島の表情は怒りに歪む。
その一瞬の間が彼らの運命をわけ―――雷は遂に降り注ぐ。

「受けなさい、私とエスデスちゃんの合体技(あいのけっしょう)...『建御雷神(タケミカヅチ)』!」

まさに一瞬の出来事だった。
ジョルノも。善も。堂島も。薫も。ミスティも。エスデスも。
光は存在する者すべてを飲み込み雷が荒れ狂う。

轟音が鳴り響き、水を伝い草木を焼き切り、地面を抉り取る。
夥しいほどの硝煙の中、ゆらりと影が蠢く。

「...ゲホ、ゲホ...」
「無事かご主人」
「えぇ。なんとかねぇ」

立ち上がったのはミスティとエスデス。
彼女は善とジョルノが影で姿を隠した隙に、自分とエスデスの身体を黒針で改造し電撃耐性を付与しておき雷を凌いだのだ。

「どうやら今のが奥の手だったようだね」

その声にミスティは目を見開く。
煙が晴れ、浮かび上がるは四つの影。
小さな呻き声を上げつつもほとんど外相のない薫、目を瞑り、身体に刻まれた焦げ跡が痛ましくも未だ息のあるジョルノ。
その二人を庇うように被さり、全身に火傷が刻まれ片目を失いながらも微塵も揺らがぬ闘争心を瞳に宿す善。
そして、白の装甲を土気色に汚し、左腕を失いながらもその三人を庇うように立ちはだかる堂島。

雷が降り注ぐその寸前、善は薫を水流から掬いだすと共に、ジョルノへと分裂体を放ち、すぐに戻すことでジョルノを回収。
堂島は剣で地面を穿ち土をカーテンを作るように巻き上げ、三人を庇うように来る雷へと向き合う。
その背に隠れた善がジョルノと薫を抱え込み二人への衝撃を引き受け、しかし無防備のままに雷を受ける薫が一番危険だと判断したジョルノが己にもまわされる防御を薫へと向けさせるために彼女を押し付け、己はスタンドによる防御に賭けた。
あまりにも足りない時間と備え。しかし、各々ができる範囲で抗った結果、可能な限りダメージを抑えることができたのだ。

「...驚いたわぁ。まさかこれまで防がれるなんて」
「悪の必殺技を打ち破るのはヒーローの役目だからね」
「惜しいわぁ...ほんとうに貴方たちを失うのが惜しい...ねぇ。最後に提案させてもらうけどぉ、貴方たち、私と組むつもりはないかしらぁ?」

己の首元に手を這わせながらミスティは続ける。

「このまま戦えば終焉はどちらかの死でしかありえない...私には技術力がある。闇のエナジーに精通する超能力の造詣がある。この枷を外すのに一役買えると思うけれどぉ?」

それはあまりにも魅力的に思える提案だった。
ミスティはあくまでも優勝よりも脱出によるゲームクリアを重視している。
加えて、機械に強いという点も善たちにはない強みだ。
黒針による調教と洗脳も、エスデスのような強く殺し合いに乗る参加者相手に限れば善たちにも得しかない。

堂島と善は互いに目を合わせ、相槌を打ち言葉を返す。

「「お断りだ!!」」

その益を足蹴にしてでも譲れないモノがある。
彼女は薫を蹂躙し傷つけた。ジョルノを傷つけた。
意味もなく。理不尽に。己の欲を満たすためだけに。そのことに関しても微塵も反省や後悔をしていない。
そんな彼女を信用も信頼もできるはずがない。許せるはずもない。
これ以上の被害者を増やさないためにも彼女はここで倒す。
ぶつけられる二人の殺意にミスティは心底残念そうに眼を伏せる。

「そう...残念。ならあなたたちとはこれでさようならねえ」












「ハイ、ミスティ様ぁ♡」

―――まさに刹那の出来事だった。
伸ばされた手が善の首元にかかる。

その攻撃が善は見えなかった。
片目を潰され視界が狭まっていたから。それはあり得ないはずの攻撃だったから。
彼女―――益子薫は助けてほしいと叫んでいたのを聞いていたから。

己になにが起きるかを察した時にはもう遅い。
彼女を突き飛ばす暇もなく。なにか言葉を遺すこともなく。
薫の指は善の首輪を掴み、全力で引き抜き―――爆発。

セレモニーで見せしめとされた少女のように善の首と胴体が泣き別れる。

落ちていく視界に映るのは、こちらを見つめて放心するヒーロー、爆発に巻き込まれた両手を無くし、涙を流しながらも歓喜に満ち溢れる薫。

―――だから言ったじゃないか。

最期に届いたのは、どこかで聞いたような、そんな声。

なにが起きた。

ミスティが首輪を引くような動作をしたと思った瞬間、背後から小さな爆発音が響いた。

咄嗟に振り返れば、目に映るのは頭部と胴体が泣き別れた善と、両腕を無くしながらも歓喜する薫。

「アハ、アハハハハハ!!ミッ、ミスティ様ぁ!オレやったぞ!またいっぱいご褒美くれよぉ!ビリビリするやつくれよぉ!」

爆発に巻き込まれた影響で顔は半分以上焼けただれ、両手を肘から先を無くし、涙を流しながらも。
薫は歓喜する。奉仕と褒美という信頼で繋がれた快楽を求め続ける。

堂島はわかっている。彼女もまた被害者であり、これが本心でないことは。
彼女が善を××したのも、洗脳され自意識を奪われていたからにすぎない。
精神分析に則っても法律に則っても、彼女が悪いと判断する者はいないだろう。
そんな者がいれば、その者こそが人の痛みが解らぬ悪党だ。

けれど。気が付いた時には生首が増えていた。
堂島が吸血鬼となった時と同じだ。
頭が真っ白になり、剣が血に濡れていた。

悲しむでもなく。怒るでもなく。
ただどうしようもなく空っぽだった。
だからドスリ、となにかが腕の切断面から入り込む感触がしてもなにもできず。
ミスティが自慢げに「私の熱属性を付与した水流があなたの心臓目掛けて昇っている」とのたまっても何も感傷を抱けず。
ボン、という音と共に心臓部が弾け、激痛と共に身体が前のめりに倒れこむ。

―――今、私が殺さずとも戦いを続ければ必ず誰かに殺される。君は死ぬ。必ず死ぬ。

かつて善へ向けた言葉が脳髄で反芻される。

―――激痛の中で、後悔し、血をまき散らし、死ぬんだよ。灰だけを残してね。

灰になっていく彼の身体に手を伸ばし、残骸を握りしめる。

―――先生。

閉じていく視界に映るのは、穏やかな日差しの下でシスカの乗る車椅子を押し微笑み合う善と、それを微笑み見つめる自分の背中。

そんな、あまりに穏やかだったかつての記憶。


【佐神善@血と灰の女王 死亡】

【益子薫@刀使ノ巫女 死亡】

【堂島正@血と灰の女王

→
「灰色の世界の下で ―所詮、感情の生き物―」をウィキ内検索
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