怪奇!闇生物ゴハットの罠 ◆gry038wOvE



『────健闘を祈る』

 その言葉が終わると同時に、涼村暁は考えた。

 ──そう、誰を生贄にしようか、と。
 さて、現在十四人ほど参加者がいる。自分は帰りたい。とりあえず、十四人いる内の十人が残れば全員返してもらえるわけだ。自分と自分以外の四人、天秤にかけるまでもない。
 それなら、勿論話が早い。
 十人も生き残れるなら、四人くらい犠牲になってもらう方針でいくほかないだろう。

「よし、死ねーっ、石堀!」

 暁は即座にスタンガンを構えて石堀の体を狙うが、石堀が暁の方を見もせずにひらりと躱した。ヴィヴィオとレイジングハートは一瞬、何が起こったのかわからずに、目を点にしてその様子を流し見していた。
 そして、数秒遅れて、慌てて止めに入る二人であった。信頼という盾が一瞬で崩壊する瞬間であった。

「ちょ……駄目~!! 何やってるんですかー!!」
「う、うらぎりもの!! 裏切り者です、ヴィヴィオ!!」

 レイジングハートが後ろから暁を羽交い絞めにした。暁の脇から肩から、レイジングハートの両腕が絡んでいった。

「あら?」

 それに対して暁が反抗する様子はなかった。石堀の方に手を振り回す事はあっても、その力もだんだんと弱くなっていく。
 暁としては、背中にぴったり女性のおっぱいがフィットしているのが心地よく、このバトルロワイアルの最中、わりと楽しめる現状に密に満足していたのだろう。レイジングハートとしては本気で暁を止めなければならない状況下で、自分のおっぱいが降れていようが振れていまいが関係なかった。
 ヴィヴィオは、とにかくあたふたするのみである。
 石堀は冷静に、溜息半分に言った。

「……やると思った」
「はぁ……はぁ……なかなかやるな、だが次は外さえねぞっぱい!」
「まあ待て。お前の考えはわかっている。俺含め四人くらい犠牲にして十人くらい生き残る方針なんだろう。それから、語尾で今の心境が筒抜けだぞ」

 ほとんど石堀の直感通りだ。今の放送のせいで、彼も一瞬で心変わりしたのである。
 まあ、あえてフォローしておくなら、彼はヴィヴィオほか、石堀・ドウコク・あかね以外に取り立てて犠牲者を作るつもりはなかったようである。ここにいる石堀がただ単なる無条件な味方でない事は、暁も黒岩の言葉によって承知しており、当然、彼がその抹消対象に入るのは言うまでもない。
 石堀は、暁を無視してコンピュータの方を注視していたが、そちらからも暁に怒号が轟いた。

『コラ~~~ッ!! シャンゼリオン、今ので殺し合いに乗っちゃ駄目でしょうが!! おたくは「全員で生きて帰ってやる!!(キリッ」と言わないと駄目なのっ!! 仮にも正義のヒーローでしょ!!』

 ゴハットはめちゃくちゃ怒った様子で手を振り回している。
 それが不幸にもテレビカメラに当たったらしく、画面が大きく傾いて沈んでいくが、それに気づいて慌ててゴハットが画面を直して修正。
 ゴハットがこちらに反応している事から考えても、これは録画ではないらしい。どう考えても説明だけなら録画が最も効率的だが、このゴハットとかいう怪人はそれを好まないタイプの人間なんだろうか。

「……まさか、これリアルタイムでこっちに接続しているのか。しかし、主催陣にこうまで言われたらおしまいだな」

 石堀はまた至極冷静にそう言ったが、一方の暁はスタンガンを持ったままレイジングハートに取り押さえられて暴れている。
 視界に映っているものが、石堀アンドゴハットで不快な物体ばっかりなんだろう。
 ……いや、やもすると背負っている物がもう少しぷにぷにと背中に当たるように体勢を変えている物凄く邪な理由で暴れているのかもしれないが、これは邪推でしかないのでこのまま放っておくべきだろうか。
 どちらにせよ、ゴハットサイドとしては暁が仲間に襲い掛かろうとしている事は憤らずにはいられない出来事である。

『おたくたちはシャンゼリオンにどういう教育をしているんだ、全く!!! 折角、紆余曲折あってシャンゼリオンがヒーローになったんだから、またマーダーにしちゃ駄目でしょうがっ!!!!』
「……すまん」
『と・に・か・くっ!! 僕はおたくたちにこの施設を使ってほしいからこうしてテレビ電話に接続しているから、こっちの指示をちゃんと聞いてよね!!』

 ゴハットの説教に真顔で謝りつつも、石堀は「こいつマジうぜえな」と内心で思い始めた。宇宙人の石堀は知る由もないが、それは小学校の頃の中年女性教師、又は自動車教習所のヤンキーみたいなオッサン教官のウザさによく似ていた。かなり理不尽に、被説教者の人生経験の範囲ではわからないような事で咎めるあの不快さをよく再現している。
 ただ、相手は仮にも主催側の人間であるゆえ、ここでは機嫌を損ねづらい。何か用があってこちらにこうして映像を繋げているらしいので、その用とやらを教えてもらわないわけにはいかないのだ。
 イライラしつつも、ただ相手の返事を待っていると、ゴハットは謝罪の言葉一つで気を取り直したらしく、施設に関する説明を始めた。

『じゃあ、まず超光騎士だけど、それは全部適当に電気を流せば動くから、それで何とかしてね』

 ……と、恥を忍んで待った返事があまりにも適当な解説であった事に、石堀は本気でキレそうになった。
 いかんいかん、冷静にしなければならない。とにかく、ゴハットには丁寧に訊くのだ。怒らせてどうする、──と思って、石堀は訊き返す。

「どこにどう電流を流せばいいのかさっぱり検討もつかないんだが」
『だから、それは適当に盛り上げながら上手く超光騎士に電撃技をぶつけるんだよ!! そうすれば動いてくれるから!! そういうのは深く考えずに雑な感じでいいんだよ!! おたく、そこんとこわかってる!? 常識でしょ、JOUSHIKI! 今更使うのもどうかと思うけど、このまま超光騎士を使わなかったら、超光騎士が玩具屋のワゴンで半額セールだよ!?』
「……仕方がない。本当に適当にやるしかないのか」

 レイジングハートは、暁を取り押さえつつも、「とりあえず適当にやればいいのか」と考える事にした。実際にやるのは彼女と石堀なのだ。
 暁も大分収まって来たらしいが、今の一言には何故か半ギレの様子である。彼も沸点がよくわからない。

「てめえの常識なんか知るか、オタク野郎!! ……適当に、って言われたって、高圧電流を適当に使ったら大怪我するぞ!! 良い子が真似したらどうしやがる!!」
『あー、もう。変なところだけ几帳面なんだから……まったく。じゃあ、ハイ。僕が教えるからそれに従って、どうぞ』
「てめえ! 何様のつもりだこのヤロ!」
「……暁、堪えろ。お前もキレたいかもしれないが、俺もキレたい」

 あまりにも暁が暴れるので、レイジングハートは思わず暁を放した。
 彼はスタンガンを地面に叩きつけて、ゴハットまで至近距離で詰め寄る。
 今は石堀よりもゴハットに対する怒りが強いらしく、暁は石堀を無視してカメラを探した。それらしき物に向けて睨みつけながら、彼は怒鳴る。

「……わかったから、さっさと教えろ!! お前の好きなように!!」
『じゃあ、ハイ。わかったから僕の言う通りにやってね』
「……!」

 思ったよりは遥かに暁が自制しているも、こっちを向いた暁の顔は般若と化していた。
 世界三大ストレスの一つにゴハットを加える事を暁の中で可決する。

『じゃあ、まず電撃技いくよ。石堀さんはアクセルに変身、レイジングハートはフェイト・テスタロッサの恰好になって』

 ゴハットも、嫌々説明を強いられているせいで、雑だ。初心者相手に全部教えるのが苦手なんだろう。ヒーローについての知識が浅い者は、彼にとっては、ダークザイドを凌駕する邪悪に認定されているのかもしれない。
 まあいい。多少のストレスは抑えて、石堀は仮面ライダーアクセルに、レイジングハートはダミーメモリでフェイトに変身する。
 変身の掛け声とかは飛ばされるが、正直その辺りは今回どうでもいい話である。いちいちプロセスを書いていくとキリがない。

『ハイ、じゃあそのまま必殺技の準備に入って~。シャンゼリオンとヴィヴィオちゃんは危ないから離れてね』
「はい」
『……あー、もうちょっと離れた方がいいかも。あんまり近づくと危ないからね。か弱い女の子たちは体をもっと大事にしないと!』

 ここだけ、敵にしてはちょっと丁寧だ。
 割と良い人なのかもしれないとヴィヴィオは内心思った。

『エンジンメモリの使い方やバルディッシュの使い方はわかるね?』

 既にアクセルと偽フェイトは準備を整えている。
 ガイアメモリの力を使って攻撃するのみだ。室内なのでやや控えめにする。
 というか、室内でこの巨大武器を使うとなると、それはそれで少し難しいのだが……。

『ハイ、じゃあ大きな声で言ってみよう!! わかってると思うけど、必殺技の名前を叫ぶ感じで!! 動いた時のリアクションは「こいつ、動いたぞ……!」みたいに盛り上げていこうか。3、2、1、アクション!!』

 掛け声の途中で、アクセルのエンジンブレードがエレクトリックを発動、偽フェイトのバルディッシュがサンダースマッシャーを展開する。
 両者はその手のエモノを使って、ゴハットに対して抱いていたストレスをぶつけるかのように超光騎士を叩きつける。
 超光騎士の体表は頑丈で、そのまま崩れ去ってしまうような事はなかった。

「……」
「……」

 部屋中が閃光──真っ白な光に包まれ、暁とヴィヴィオは反射的に腕を顔の前に回して、眼球にその強烈な光が照射されるのを防いだ。耳鳴り響く轟音を防ぐ術はなかったが、とにかく目の前で起きている現象が一定の安全を保っている事は理解している。
 室内で電撃技を使っている事自体に相当な心配があるが、それでもまだ彼ら二名がこのタイミングで危険な扱い方をしないであろう信頼は持っていたのだろう。

 しかし、ご立腹なのはゴハットだ。轟音が止むと同時に、彼の説教がまた画面越し、ひいてはマイク越しに伝わった。

『ハア!? なんで叫ばないの!? これまでの戦いではおたくら、ずっと叫んでたでしょ!? なんでここぞって時に、まったくもう……おたくらを見ていると本当にストレスが溜まるよ!!』

 今のにはレイジングハートも怒りを覚えたようだが、とにかく抑えた。姿は人間になろうとも、相変わらず自制心は働いているらしい。
 目の前の光が晴れると、三体の超光騎士の目が光り、とりあえず上手い具合に彼らが動く。
 本当に適当にやる感じで良かったのだな、と気が抜けたようだった。

「成功か……?」

 なんだかよくわからないが、三体の超光騎士は煙の中から現れ、暁に近づいていった。
 うぃーん、うぃーん、という感じのロボットっぽい音を出している。
 うむ、いかにも彼らはロボットだ。
 赤、黄、青。わかりやすい信号機の三色を貴重としたカラーを持つ、カッコよさげなシャンゼリオンの味方であった。
 彼らは、主人に挨拶しようと近寄ってきているらしく、右手を差し出して言う。

『アナタタチガ私タチノ主人デスネ。初メマシテ。私ノ名前ハ陸震輝(リクシンキ)』(※カタコトはイメージです)
『私ハ砲陣輝(ホウジンキ)……』
『私ハ……』
「あー、はいはい。初めまして。わかったから。もうそういうのいいから。はーい、とにかく超光騎士の誕生編終わりました、解散。次行こう、次!」

 暁、返答。
 あまりにもドライすぎる態度に、超光騎士たちはキョトンとした。
 普通、こういう時はなんかこう、もっと喜ばれる物だとプログラムされていたような気がするが、暁は流れ作業を終えたような感じである。
 なんだか突き放されているような孤独感に苛まれる。

『……ナンデショウ、折角、目覚メタノニ、コノ扱イ。私タチ、何カ悪イ事シタンデショウカ……?』

 超光騎士──特に自己紹介さえ許されなかった蒼の超光騎士こと空裂輝(クウレツキ)は、激しくしょぼくれた。
 いじけて半分倒れそうになっている。

『おたくら、何やってるの!? そんなんじゃ折角目覚めた超光騎士ちゃんが可哀想でしょうが!!』
『……何ダカワカリマセンガ、私ニ優シクシテクレタノハ、アナタガ初メテデス。実ハアナタガ本当ノしゃんぜりおんトイウ事デ間違イナサソウデスネ』

 画面の向こうにいるゴハットの方へと、リクシンキたちはゆっくりと動いて行った。
 しかし、現実は彼らに残酷である。彼ら超光騎士の肩に手を当てて声をかけるのは、先ほどから妙にニヤついていた長髪のチャラ男である。

「ちょっと待て。シャンゼリオンは、どう見てもこの俺様だ。ちなみにそいつ敵だからあんまり話をするな。……冷たくして悪かったな、後で雑炊を奢るから俺に従え」
『アノ……私タチハロボットダカラ、雑炊ハチョット……』

 何となく予想がついていたせいもあり、超光騎士はがっくりと肩を下ろした。
 レイジングハートは何故だか物凄く彼らが可哀想に見えていた。
 勿論、人間社会をある程度知っているヴィヴィオや石堀にとっては、お詫びの印が雑炊だという事実が何より可哀想だ。あからさまに誠意の欠片もない。
 まあ、暁自身が貧乏すぎて、雑炊かカップラーメンくらいしか奢れる物がなさそうなので仕方ないかもしれない。

『……あ。そうだ、シャンゼリオン』

 ゴハットが何か思い出したように切り出した。

「あ!? なんだよ!? まだ何か用があるのか? とっとと消えろ、お前はもう用済みだ!!」

 暁は悪役みたいな台詞をゴハットにぶつけた。
 結局、ゴハットの事は用が済んだらもういらない相手として認識しているらしい。

『まだあるでしょうが!! おたくが持っているパワーストーンの事とかさぁ!! なんで貰ったのに使わないの!? 使うでしょ、普通!!』
「……パワーストーン? 何だっけ、それ。何か聞いた事があるような……」

 暁が遠い目をする。
 ほんわほんわほんわぁ~……という音とともに回想。

 ずっと昔、三年くらい前に聞いた名前だ。確か、怪しげな占い師の彼女に売りつけられそうになった十万円くらいの丸いガラスの玉が確かパワーストーンという名前だった気がしてきた……。
 だが、あれは流石に買わなかったはずだ……。
 いや、もしかすると押し売られて買ったかもしれない。どっちにしろ引き出しの奥に箱に入れたまま放置しているだろう。
 なるほど、あのパワーストーンがまさか今になって話題に挙がってくるとは、暁も思わなかった。しかし、どうして……。

『違うでしょうが!!!!!!!!! おたくの昔の彼女の事なんか知らないよ!!!!!!!!!!!』
「ほえ? どうしてあんた、俺の回想がわかったんだ?」
『そんな事はどうでもいいの! あれは大事なパワーアップアイテムなんだって、話聞いてないの!? 信じらんないよ、まったく!!!!!!』
「そんなものあったっけ?」
『あるんだよ! ポケット見てよ!!』
「あ、ほんとだ」

 暁はポケットからパワーストーンを取り出した。故・梅盛源太の支給品であり、故・フィリップからの託され物だが、彼は半分忘れかけていたようである。
 何せ、ここまで色々ありすぎたのだ。
 パワーアップも何も、彼がシャンゼリオンになったのはちょっと前の話である。戦闘経験は計三日だ。それで、ヒロイン死んで、ライバルをもう倒して、ハイパー化とかいうパワーアップまで果たして、次のパワーアップとか、ヒーロー史上類を見ないハイスピードすぎる展開だろう。
 そんな話が作られたら日本の特撮番組の歴史が変わりかねない。打ち切りを待たずして三話で終わってしまうだろう。

『あー……まったくもう。腹立たしいけど、まあとにかく話を進めようか』

 これに関してはゴハットの方が正しいかもしれないと石堀は内心思った。
 大事な武器を一つ忘れるほどバカだったとは。

『じゃあ本題ね。……この前、おたくはハイパーシャンゼリオンになったけどさぁ、あんな盛り上がりもなくあっさりパワーアップされるとこっちとしても困るんだよねぇ』

 まあ、この言葉でもう石堀はゴハットに対する共感を彼方へ投げ捨てる事になった。
 何が困るのか問い詰めたい。

『しかもさー、使った技がちまちまと首輪のカバーを外すだけって……そんなのでチビッ子は喜ばないよ。玩具買ってくれないよ? 出てないけど』
「チビッ子? どこにそんなもんがいるんだよ」
『いるでしょうが!! 変身ロワイアルを楽しみにしているチビッ子たちがたくさん!!』

 ゴハットがテレビカメラから少し退く。
 すると、後ろにキャスター付きの台の上に、大量の手紙が入った四角い透明な箱が置いてあるのが見えた。

(いつ用意したんだコレ……)

 周りには、シャンゼリオンのフィギュアや絵本まで用意されており、準備万端という感じである。

(本当にいつ用意したんだコレ……)

 ゴハットは、テレビカメラの様子を見つつ、ゆっくりとその台の方に歩いて行って、箱に手を突っ込んだ。上に丸く穴が開いているのである。
 そこから出した手紙を、読み上げるゴハットからは司会者のオーラが出ていた。

『こちらのファンレターは島根県の五破田五派郎くん(9)から。いつも変身ロワイアルを楽しみに見ています。僕は参加者の中では、シャンゼリオンこと涼村暁さんが一番好きです。ぜひとも生き残って欲しいです。しかし、この間のハイパーシャンゼリオンの回だけは流石に擁護できません。文句なしのクソ回です。この回の脚本家は死ねばいいと思います』
「は?」

 あの中にはどうやらファンレターが入っているらしい。視聴者からの生の声が暁に届く。
 そのいきなりの辛辣な意見に思わず暁もショックを隠し切れない一方、こうも突然の出来事に首を傾げずにはいられなかった。

『お次は島根県のダーク斎藤くん(8)からのお手紙。暁さん、ゴハットさん、こんばんは。……ハイ、こんばんは。……えー、いつも変身ロワイアルを楽しみに見ています。書き手の皆さんは頑張っているな、と思います。しかし、最近思った事があるので言わせてください。変身ロワはいつも長くて途中で眠くなります。タイトルの(前編)を見ると一気に読む気がなくなります。シャンゼリオンがもうちょっとカッコよければ眠くなっても楽しみに見るのにな、と思います。シャンゼリオンにはぜひともカッコよくパワーアップしてほしいです。ちなみに僕は変身ロワとトッキュウジャーならトッキュウジャーの方が好きです。烈車戦隊トッキュウジャーは毎週日曜朝7時半からテレビ朝日系列にて放送中です』
「なんだそりゃ……」

 まさか、これがプロパガンダか……と石堀は内心で思った。
 暁の戦意高揚を目指すつもりなのだろうか。あからさまにパワーアップに誘導する為の内容ばかり。この大量の手紙は全部ゴハットの自作自演である可能性が高いのではないか、とダークザギの高度な知能が察知を始める。

『はい、じゃあ今回はこれで最後の手紙にしようか。暁帆みむらさん(14)からのお手紙。ちなみに島根県出身だそうです。変身ロワイアルを毎回楽しみに見ています。次の話が読みたくて待ちきれません。しかし、暁がウザくてムカつきます。他の人が真剣にやっているのに、あの人が出てくるといちいち場の空気が乱れてテンポも悪くなりますっています。この人には真面目にやってパワーアップしてもらうか、死んでもらうかしてほしいんですけど、何とかなりませんか?』

 暁と石堀の隣で、レイジングハートがぼけーっとしていた。
 とにかく、何か口を出してはいけない空気だけは掴んだようである。

「島根ばっかりじゃねえか! 許さねえ! 若すぎる年齢が嘘臭く見えるぞ」
「……暁、そこじゃない」

 どこから突っ込んでいいのか迷っている内に時間が浪費されていきそうだ。
 石堀は俯いて哀しげに首を横に振りながら暁の肩をとんとんと叩いた。
 暁も怒りの矛先を間違えてしまったのだろう。

『……でもさぁ、恥ずかしいと思わないの? じゃあ、次は変身ロワ!板のシャンゼリオンアンチスレの書き込みを……』
「もういい! もうたくさんだ! アンチスレの書き込みなんてどうでもいいっ! 何がしたいんだ、お前は!」

 えへん、とゴハットが胸を張って言った。

『そんなわけで、今回は特別にこの僕が、こんなチビッ子たちの声にお応えするために、シャンゼリオンがパワーアップするシチュエーションを考えて、セッティングしといたよ! これでアンチスレの数が本スレの数を超える最悪の事態はギリギリ避けられるはずだ!』
「ハァ!?」

 ゴハットのペースに乗せられながらも、暁たちはストレスゲージがマッハで高まっていくのを感じた。
 腹を立てているのをこちらであって、向こうに腹を立てられる筋合いはない。
 まるでこちらが悪いような言いぐさである。
 挙句、パワーアップのシチュエーションを勝手にセッティングするなど許せない。

『じゃあ、もうこれからは有無を言わさず、今からファックスでシャンゼリオンパワーアップ計画の資料を送るから、その通りにしてねー!! じゃないと酷い事になるよ? グッバーイ!!』

 そう言うと、ゴハットが画面から消え、パソコン画面は真っ暗になった。
 うぃーん、とどこかからファックスの音が聞こえてくる。
 全員、そこを注視した。見れば、変な紙がゆっくり排出されてくる。






【覚醒!新戦士────シナリオ第一稿】


新戦士の名前は!? 姿は!?
それは次回までわからない……。


○配役

涼村暁
 今まで超光戦士シャンゼリオンとして戦ってきた軟派な私立探偵。
 前作『超光戦士シャンゼリオン』に引き続き、主人公として登場する。
 第一話でパワーストーンの力によってパワーアップし、新たなるスーパー戦士へと進化。
 仲間や超光騎士たちとともにバトルロワイアルを打ち砕く!

石堀光彦
 ある世界から来たナイトレイダーの隊員。仮面ライダーアクセルに変身する。
 コンピュータが得意で、いつもクールなナイスガイ。
 暁に協力する素振りを見せるが、実はその正体は……!?
 第一話ではゴハットにボコボコにされていた所を暁に助けられる。

高町ヴィヴィオ
 魔法の力を持ったヒロイン。セイクリッドハートを使って大人になれるが戦闘はしない。
 心優しいが、実は誰よりも怪力な格闘少女。ロリっ子。暁の事が大好きなツンデレ。
 第一話では人質になっていた所を暁に助けられる。

レイジングハート・エクセリオン
 機械っ子。暁が引き取った機械の少女。魔法が使える。
 最初は感情がなかったが、暁たちとの交流でだんだんと感情が生まれ始めた。
 この気持ちは一体何……!?
 第一話ではゴハットにボコボコにされていた所を暁に助けられる。

ゴハット
 ダークザイドの残党で、新組織の誕生を暁たちに知らせてきた怪人。
 その姿は醜悪で、どんな残忍な手段も厭わない。
 第一話でヴィヴィオを人質に暁たちを呼び出すが、パワーアップしたガイアポロンに倒される。
 胸のダークタイマー(丸い奴ね)が弱点。

○第一話のストーリー
 倒したはずのダークザイド残党・ゴハットによってヴィヴィオが捕まってしまった。
 D-6エリアまで呼び出された正義のヒーローたちは慌ててそこに向かう事になる。
 石堀とレイジングハートが真っ先に、ヴィヴィオを助けるべく立ち向かうが、二人ともボロボロに負けてしまう。
 ゴハットはダークザイドに変わる新たな組織の存在をほのめかす。
 二人は絶体絶命のピンチに陥った!

 だが、そんな時、暁がリクシンキに乗って、ちょっと遅れて颯爽と現れた!
 彼は宗方博士によって研究されていたシャンゼリオンのパワーアップアイテム・パワーストーンの完成を待っていたのだ!
 パワーストーンを使って新戦士・ガイアポロンが誕生し、圧倒的なパワーでゴハットを倒す!!


 ……他、ゴハットが色々指定していたけど、ここでは省略。






 ……暁たちは、それを見て、しばらく固まった。
 一秒、二秒、三秒……ならず、三十秒近く固まっていただろう。テレビならば放送事故になりかねない無音と無心の時間が過ぎ去った後、暁がふと息を吹き返した。

「……ふざけてんのか!? 行くわけないだろ……」

 勢いに任せ、暁がその紙を破り捨てようとした。一応、紙破りマニアの為に細かく描写すると、A4の紙を縦に重ねて構え、右手と左手の間隔を一センチまで縮め、そこから指先に力を込めて半分に裂こうとしていたのである。
 しかし、指先に力がこもったあたりで、レイジングハートがその手を止めた。

「ちょっと待ってください、暁!!」

 レイジングハートは酷く焦った様子である。暁がファックスを破いてしまうのを寸前で防いだ彼女は、上目遣いで暁に言う。
 ちょっぴりセクシー、暁も止まる。

「よく見たら……さっきからヴィヴィオがいません!!」

 言われて、慌てて暁が振り返る。ヴィヴィオがいた場所はすっからかんであった。
 ヴィヴィオが、マジで攫われていたのである。
 全員が色んな出来事に気を取られていた隙に、ゴハットがヴィヴィオを攫っていったのである。

「ああああーーーーーーーっ!! クソッ、やられたっ! このクソ忙しい時に!」

 暁は、力余って思わずA4用紙をぐちゃぐちゃに丸めてしまうが、とにかくヴィヴィオ救出作戦はなんとか立てなければならない。
 A-10からグロンギ遺跡は、なかなか遠い。バイクで行く事はできるが、それでも途中で色々と連絡し合わなければならないのだからかなりしんどい話である。
 レイジングハートは、先が思いやられると思いながら、暁についていくしかない状況である。

「……暁。このゴハットの指定通りなら、ヴィヴィオちゃんを助けたうえにゴハットも倒せるぞ。というか、あいつそんなにやられたいのか? 理解に苦しむ……」

 石堀が、至極真面目な顔をして言った。
 実のところ、これが最も簡単な手である。ゴハットは、天元突破するレベルの変わり者であり、敵であるシャンゼリオンに狂気の愛情を注ぐだけでは飽き足らず、最終的にはカッコいいシャンゼリオンに倒されたいとまで願う何ともヤバげなダークザイド怪人だ。
 この場合、おとなしく相手の要求を呑めば、ヴィヴィオに危害は加わらないと考えていい。
 しかし、そのまま要求を受けるのも癪であった。

「アホたれが! こんな馬鹿臭い話に誰が乗るか。俺はアンチスレが本スレ超えるくらいロックな生き方がしたいんだ。視聴率もスポンサーも興行収入も玩具売上もいらないの。わかる人だけわかればいいんだから」
「何を言っている? だいたい、そんな狭い範囲の人間にしか楽しめない自覚がある時点でお前はプロ失格だぞ」
「何の話ですか?」

 レイジングハートとしては、まさしく一刻を急いている時だったのだが、他二名がこの調子である。とにかく、何の台詞もなく、突然消えるようにして攫われてしまったヴィヴィオを一刻も早く救わなければならない。

「……だが、暁。奴の思い通りになるべきではないというのは同感だ。シナリオ通りと見せかけて罠をしかけてくる可能性もある。自ら悪役を買って出て、悪の醜さを知らしめ、最後に自分が倒される事で正義の素晴らしさを証明しようなんていう酔狂な奴はそうそういるもんじゃないからな」
「なんだか妙に具体的ですし、そこまで言っていないと思うのですが……」

 石堀としても、この内容を見ると溜息が出かねない。
 確かに、ヒーローの強さを引き立てる為のシチュエーションというのは大事だと、ダークザギたる彼でもやや──ほんの心の片隅で思う。
 しかし、それはあくまでテレビの中だけの話である。
 ましてや、殺し合いの状況下、強い悪も強い正義も望まない。必要なのは、己に屈する相手のみだ。

「……よし、決めた。この作戦でいこう」

 暁が作戦を石堀とレイジングハートに話した。
 とにかく、指定された場所にだけは行かなければならないが、そこからの問題だ。

 さて、それが彼らにとっての、最後の六時間の始まりであった。







 三人は、C-8あたりで一度、それぞれのマシンを止めて連絡を受けていた。
 仮面ライダーアクセルに変身した石堀にレイジングハートが騎乗し、リクシンキに暁が騎乗していた。
 そんな最中、暁の所持していたスシチェンジャーに連絡が入ったのである。元々は石堀が持っていたが、アクセルに変身して移動する都合で暁に渡っている。
 着信は、沖一也や左翔太郎らのチームからであった。

「……もしもし、こちら、涼村です」

 内心では少し焦りつつも、あくまで冷静に答えた。
 クリスタルステーション内の問題はすぐに解決したというのに、また新しい問題ができてしまって、電話で報告できない状況だ。とにかく、ヴィヴィオを取り戻すまではこちらから連絡しようという気は起きなかったのである。
 しかし、どう考えても数十分あれば終わるはずの作業を報告しなかったので、怒りの着信なのではないかと思っていた。まさか、こちらから事実を報告するとその方が遥かにまずい事など誰も知る由もないだろう。

「手術成功? ああ、そりゃ良かった……」

 左翔太郎の手術の成功に関しての報告らしい。
 まあ、よくこんな状況で手術が上手く行ったものだと思いながら、暁はこちらの様子について聞かれないか心配した。

「え? こっちの様子? うーんと……」

 ……が、あっさりとすぐにそれが訊かれてしまい、暁は内心で焦る。
 学校のガラスを割った日に家に電話がかかってきたような気分だった。
 とにかくヴィヴィオの件は解決してから話そうかと思っていたが、そうもいかないらしい。

「いや、超光騎士は大丈夫なんだけど、問題が発生したんだ」

 話さなければならないのだと思うと気が重いが、相手の質問で、隠し通すのも無理そうだと確信した。いざとなったら電話を切ればいい(クズの発想)。

「……ヴィヴィオちゃん、攫われちゃった」

 仕方がなく、そう答えた。
 ちょっと軽く。いや、軽く言ってはいけないのだが、今のところ大きな実害もないので能天気っぽく……なるべく相手の機嫌を損ねないように。
 だが、相手が大きな声で叫んで暁の耳元に衝撃が来る。

「あー、ゴハットがちょっと出てきて。それで、グロンギ遺跡に呼ばれてるんだけど、まあそれは何とか。援護がなくてもこっちで何とかできるはずだから」

 とにかく、大丈夫である事をアピール。
 これで何とかなるはずだ。一押し、一押し、慎重に暁が言っていると、何とか向こうも収まったらしい。

「ふー……とりあえず説教はなかった」

 安心した様子で答えると、もう時刻は朝八時に近づき始めていた。
 ああ、既に二時間近くもこんな事に時間を費やしていたのか。
 馬鹿らしい話だが、もう行かなければならない。


【2日目 朝】
【C-8 森】



【涼村暁@超光戦士シャンゼリオン】
[状態]:疲労(小)、胸部に強いダメージ(応急処置済)、ダグバの死体が軽くトラウマ、脇腹に傷(応急処置済)、左頬に痛み、首輪解除
[装備]:シャンバイザー@超光戦士シャンゼリオン、モロトフ火炎手榴弾×3、恐竜ディスク@侍戦隊シンケンジャー、パワーストーン@超光戦士シャンゼリオン、リクシンキ@超光戦士シャンゼリオン、呼べば来る便利な超光騎士(クウレツキ@超光戦士シャンゼリオン、ホウジンキ@超光戦士シャンゼリオン)
[道具]:支給品一式×8(暁(ペットボトル一本消費)、一文字(食料一食分消費)、ミユキ、ダグバ、ほむら、祈里(食料と水はほむらの方に)、霧彦、黒岩)、首輪(ほむら)、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス、スタンガン、ブレイクされたスカルメモリ、混ぜると危険な洗剤@魔法少女まどか☆マギカ、一条薫のライフル銃(10/10)@仮面ライダークウガ、のろいうさぎ@魔法少女リリカルなのはシリーズ、コブラージャのブロマイド×30@ハートキャッチプリキュア!、スーパーヒーローマニュアルⅡ、グロンギのトランプ@仮面ライダークウガ
[思考]
基本:加頭たちをブッ潰し、加頭たちの資金を奪ってパラダイス♪
0:時間がねえのに誘拐とかすんじゃねえよクソが。でもヴィヴィオちゃん助けにいかなきゃ。
1:石堀を警戒。石堀からラブを守る。表向きは信じているフリをする。
2:可愛い女の子を見つけたらまずはナンパ。
3:変なオタクヤロー(ゴハット)はいつかぶちのめす。
[備考]
※第2話「ノーテンキラキラ」途中(橘朱美と喧嘩になる前)からの参戦です。
つまりまだ黒岩省吾とは面識がありません(リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキのことも知らない)。
※ほむら経由で魔法少女の事についてある程度聞きました。知り合いの名前は聞いていませんでしたが、凪(さやか情報)及び黒岩(マミ情報)との情報交換したことで概ね把握しました。その為、ほむらが助けたかったのがまどかだという事を把握しています。
※黒岩とは未来で出会う可能性があると石堀より聞きました。
※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを知りました。
※森林でのガドルの放送を聞きました。
※第三回放送指定の制限解除を受けました。彼の制限は『スーパーヒーローマニュアル?』の入手です。
※リクシンキ、ホウジンキ、クウレツキとクリスタルステーションの事を知りました。
※結城丈二が一人でガドルに挑んだことを知りました。


【石堀光彦@ウルトラマンネクサス】
[状態]:疲労(小)、ダメージ(小)、首輪解除
[装備]:Kar98k(korrosion弾7/8)@仮面ライダーSPIRITS、アクセルドライバー+ガイアメモリ(アクセル、トライアル)+ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW、エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW 、コルトパイソン+執行実包(6/6)
[道具]:支給品一式×6(石堀、ガドル、ユーノ、凪、照井、フェイト)、メモレイサー@ウルトラマンネクサス、110のシャンプー@らんま1/2、ガイアメモリ説明書、.357マグナム弾(執行実包×10、神経断裂弾@仮面ライダークウガ×2)、テッククリスタル(レイピア)@宇宙の騎士テッカマンブレード、イングラムM10@現実?、火炎杖@らんま1/2、血のついた毛布、反転宝珠@らんま1/2、キュアブロッサムとキュアマリンのコスプレ衣装@ハートキャッチプリキュア!、スタンガン、『風都 仕置人疾る』@仮面ライダーW、蛮刀毒泡沫@侍戦隊シンケンジャー、暁が図書室からかっぱらってきた本、スシチェンジャー@侍戦隊シンケンジャー
[思考]
基本:今は「石堀光彦」として行動する。
0:癪だがとにかくヴィヴィオを助けに行かなきゃならない…。
1:「あいつ」を見つけた。そして、共にレーテに向かい、光を奪う。
2:周囲を利用し、加頭を倒し元の世界に戻る。
3:都合の悪い記憶はメモレイサーで消去する
4:加頭の「願いを叶える」という言葉が信用できるとわかった場合は……。
5:クローバーボックスに警戒。
[備考]
※参戦時期は姫矢編の後半ごろ。
※今の彼にダークザギへの変身能力があるかは不明です(原作ではネクサスの光を変換する必要があります)。
※ハトプリ勢、およびフレプリ勢についてプリキュア関連の秘密も含めて聞きました。
※良牙が発した気柱を目撃しています。
※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました。
※殺し合いの技術提供にTLTが関わっている可能性を考えています。
※テッカマン同士の戦いによる爆発を目にしました。
※第二回放送のなぞなぞの答えを知りました。
※森林でのガドルの放送を聞きました。
※TLTが何者かに乗っ取られてしまった可能性を考えています。
※第三回放送指定の制限解除を受けました。予知能力の使用が可能です。
※予知能力は、一度使うたびに二時間使用できなくなります。また、主催に著しく不利益な予知は使用できません。
※予知能力で、デュナミストが「あいつ」の手に渡る事を知りました。既知の人物なのか、未知の人物なのか、現在のデュナミストなのか未来のデュナミストなのかは一切不明。後続の書き手さんにお任せします。
※結城丈二が一人でガドルに挑んだことを知りました。


【レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:疲労(大)、魔力消費(大)、娘溺泉の力で人間化
[装備]:T2ダミーメモリ@仮面ライダーW
[道具]:バラゴのペンダント、ボチャードピストル(0/8)、顔を変容させる秘薬、ファックスで届いたゴハットのシナリオ原稿(ぐちゃぐちゃに丸められています)
[思考]
基本:悪を倒す。
0:ヴィヴィオを助けに行く。
1:ヴィヴィオや零とは今後も協力する。
2:ケーキが食べたい。
[備考]
※娘溺泉の力で女性の姿に変身しました。お湯をかけると元のデバイスの形に戻ります。
※ダミーメモリによって、レイジングハート自身が既知の人物や物体に変身し、能力を使用する事ができます。ただし、レイジングハート自身が知らない技は使用する事ができません。
※ダミーメモリの力で攻撃や防御を除く特殊能力が使えるは不明です(ユーノの回復等)。
※鋼牙と零に対する誤解は解けました。


【2日目 朝】
【??? ???】

【高町ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはシリーズ】
[状態]:上半身火傷(ティオの治療でやや回復)、左腕骨折(手当て済+ティオの治療でやや回復)、誰かに首を絞められた跡、決意、臨死体験による心情の感覚の変化、首輪解除、誘拐された
[装備]:セイクリッド・ハート@魔法少女リリカルなのはシリーズ、稲妻電光剣@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:支給品一式×6(ゆり、源太、ヴィヴィオ、乱馬、いつき(食料と水を少し消費)、アインハルト(食料と水を少し消費))、アスティオン(疲労)@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ほむらの制服の袖、マッハキャリバー(待機状態・破損有(使用可能な程度))@魔法少女リリカルなのはシリーズ、リボルバーナックル(両手・収納中)@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ゆりのランダムアイテム0~2個、乱馬のランダムアイテム0~2個、山千拳の秘伝書@らんま1/2、水とお湯の入ったポット1つずつ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはシリーズ、ガイアメモリに関するポスター×3、『太陽』のタロットカード、大道克己のナイフ@仮面ライダーW、春眠香の説明書、ガイアメモリに関するポスター
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
0:え…?その2
1:生きる。
2:レイジングハートの面倒を見る。
[備考]
※参戦時期はvivid、アインハルトと仲良くなって以降のどこか(少なくてもMemory;21以降)です
※乱馬の嘘に薄々気付いているものの、その事を責めるつもりは全くありません。
※ガドルの呼びかけを聞いていません。
※警察署の屋上で魔法陣、トレーニングルームでパワードスーツ(ソルテッカマン2号機)を発見しました。
※第二回放送のボーナス関連の話は一切聞いておらず、とりあえず孤門から「警察署は危険」と教わっただけです。
※警察署内での大規模な情報交換により、あらゆる参加者の詳細情報や禁止エリア、ボーナスに関する話を知りました。該当話(146話)の表を参照してください。
※一度心肺停止状態になりましたが、孤門の心肺蘇生法とAEDによって生存。臨死体験をしました。それにより、少し考え方や価値観がプラス思考に変わり、精神面でも落ち着いています。
※魔女の正体について、「ソウルジェムに秘められた魔法少女のエネルギーから発生した怪物」と杏子から伝えられています。魔法少女自身が魔女になるという事は一切知りません。


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Back:さようなら、ロンリー仮面ライダー(後編) レイジングハート・エクセリオン Next:覚醒!超光戦士ガイアポロン(Aパート)
Back:さようなら、ロンリー仮面ライダー(後編) 高町ヴィヴィオ Next:覚醒!超光戦士ガイアポロン(Aパート)
Back:黒岩、死す!勝利のいちご牛乳(後編) ゴハット Next:覚醒!超光戦士ガイアポロン(Aパート)


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最終更新:2018年02月27日 18:22