【梅盛源太】
[名前]梅盛源太(うめもり-げんた)
[出典]侍戦隊シンケンジャー
[異名]シンケンゴールド
[俳優]相馬圭祐
[性別/年齢]男性/20代前半程度
[一人称]俺 [二人称]お前、あんた [三人称]
「助けなきゃいけねえ人がいるのに…侍が自分の命守るかよ!?」
突如として現れた六人目のシンケンジャー、シンケンゴールドの正体。普段は「ゴールド寿司」という寿司屋屋台を経営している。
幼少期に丈瑠と親しかった寿司屋屋台の息子だが、借金のために夜逃げして以来、彼とは疎遠だった。しかし、家臣として丈瑠を守るという約束を果たすため、独学で電子モヂカラとスシチェンジャーを開発、我流で剣を習って、シンケンゴールドとして再び丈瑠の前に姿を現したのである。
当初は侍としての修行をしていなかったため、スシチェンジャーを丈瑠や彦馬に没収されるが、己の覚悟を見せて再びシンケンゴールドとして戦う許可を得る。
その後は、江戸っ子口調で話すシンケンジャーのムードメーカーとして、だんだん丈瑠以外のシンケンジャーたちとも打ち解けていく。
十臓とは寿司屋と客という関係で出会うも、彼の正体がはぐれ外道衆であると気づいてからは、何度も説得をする。
終盤では丈瑠が影武者だとわかってからも、「自分は侍ではない、丈瑠の友人」である事から、シンケンジャーでただ一人だけ丈瑠に付き添い続けた。
ドウコクを倒し、外道衆を滅ぼしてからは、フランスに向かった。
なお、彼の参入後は「勝利の一本締め」などの恒例行事が加わり、作品の雰囲気も少し明るくなっている。
「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕」では一時帰国してゴセイジャーと共闘する。
「海賊戦隊ゴーカイジャー」でもレジェンド大戦に参戦するために帰国。ザンギャック艦隊を倒すために力を使い果たしてシンケンゴールドへの変身能力を失った。「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」に少しだけ出演。
[外見]
中の人の身長は五尺九寸七分(百八十一センチメートル)。ワックスで髪を立てている事が多い。
私服は背中にゴールド寿司のマークが描かれた金色のジャケットだが、作中ではこれを着る事は少なく、寿司屋としての白い半纏姿にハチマキでいる事が多い。
だいたいの場合寿司の屋台を引いている。
[性格]
明朗快活でテンションが高い。基本的には江戸っ子口調でしゃべる。誰に対してもフレンドリーで、偉い立場にいる丈瑠の事も「タケちゃん」と呼ぶ。
優しく、敵である十臓が元人間で家族がいると知ると、倒せなくなった。何度も説得し、土下座をして十臓に殺されかけた事もある。また、気絶している十臓を不意打ちして殺せば平和が来る…という状況でも殺せないなど、とにかく甘い性格で、卑怯な真似も嫌っているように見える。小説版でも、外道衆に協力していた博士を説得しているほか、「光侍驚変身」でも夜逃げしてきたナナシを放っておけずに面倒を見て騙される姿が描かれている。
更には、作中で寿司にされて猫に食われかけた後、寿司に感情移入して寿司恐怖症になった事まである。
また、幼少期の丈瑠との約束を果たすために本当にシンケンゴールドの装備を開発してやってくるなど、半端なく義理堅い。
現代人らしく、筆書きは苦手で電子モヂカラを使っているが、それ以外の事は妙に古めかしいイメージで、学校に潜入した時は学ランに学生帽、カバンを片手で肩にかけて葉っぱを加えるバンカラスタイルで現れた。
天才肌で、小難しい事を嫌い、全て感覚で物事を行う。また、既存の物事や通説に囚われず、結構自由に物事をこなす。
ただし、やはり天然ボケで、少し一般人とはズレた感覚の持ち主。
外道衆が誰かの命を奪おうとするなら命を張ってそれを守るという覚悟も持ち合わせ、「侍ごっこ」などと言われた際にもその信念を提唱して流ノ介に認めさせている。ただ、「侍」という言葉を都合によって撤回したり、やはり侍として戦ったり…と、侍のあり方については結構悩んでいる模様。
自分の寿司の味にはある程度誇りを持っているため、カレー屋になる事を進められた時も断った(ただ、少し悩んではいた)。
他にも、十臓が寿司の味を褒めた事で、「グルメ」や「ミシュランの人」と勘違いするあたり、相当な自信家と思われる。
客寄せが下手で、たまに「なんでこんな所で店出してんの!?」という場所を歩いている事も。
終盤では、一度、旗上島でアクマロによって黒い灰を浴びせられ、周囲全てが敵に見える疑心暗鬼状態になり、この時は千明に襲い掛かっている。
[他キャラとの関係]
志葉丈瑠とは幼馴染で、シンケンジャーとなってからも親しげに話しかける。彼が影武者だとわかってからも変わらぬ態度で彼との絆を守り続け、「何もなくなった」という彼に「何か」を与え続けようとした。
池波流ノ介とは、当初こそ、スタンスの違いから侍として認められなかったものの、己の覚悟を伝えてからは仲間として絆を深めている。
腑破十臓は敵だが、当初は寿司屋と客として、お互いの素性を知らないまま出会う事になった。しかし、十臓について知っていくと同時に、源太は彼を救うべく奔走した。
血祭ドウコク、
筋殻アクマロは敵。十臓とは違い、最初から外道であるため、特に救う気はない模様。
[能力]
シンケンゴールドに変身できる。
侍ではないため、剣技は我流。主に逆手での居合切りを得意とする。
その他、お手元を手裏剣のように投げて命中させたり、ダイゴヨウを十手として活用したり、頭突きをしたり…という戦法を使い、生身でも結構強い。
普段は重い寿司屋の屋台を引いており、場合によってはなぜか山道などを走っている(売る気があるのか…)。こうした様子を見たところでは、やはり体力は相当なもの。
電子モヂカラを開発し、自らスシチェンジャーやディスクを作っているほか、ダイゴヨウなどのAIロボットまで開発している超天才児。小説版では、大学教授とも親しく、お互いに研究成果を話しながら盛り上がっている。未完成だったインロウマル作ったのもコイツ。
ただ、これも全て天賦の才というべきものであり、インロウマルも頭で考えずに、「ピロピロー!っと創造して、チョコチョコー!っと組んでく」らしい。全て感覚だけでできる模様。
そのため、普段は志葉家の古文書を読む事はできなかったり、十臓をミシュランの人と勘違いしたり…といった、ちょっと抜けた姿で、親しみやすいムードメーカーのボケキャラの役割を担っているので、博識で優秀というイメージではない。
寿司屋であるため、寿司を握ることができるが、味は普通。美味くもなく、不味くもない一番評価に困る味だが、唯一、十臓だけがその味をかなり高く評価している(客演では、「炎神戦隊ゴーオンジャー」のヨゴシュタイン、キタネイダス、ケガレシアも評価しているので、人外には味がわかるのかに思われたが、「天装戦隊ゴセイジャー」のアラタには相変わらずふつうとの評価を受けていた)。
また、寿司は普通であるものの、カレー作りの腕は天下一品で、生まれて初めて作ったにも関わらず、テレビで特集されて行列ができるほどだった。
以下、変身ロワにおけるネタバレを含む
+
|
開示する |
梅盛源太の本ロワにおける動向
基本情報
参加者関係表(最終認識)
名前のみの情報
説明
第一回放送まで
寿司屋で侍のシンケンジャー6人目。
ダークプリキュアが天道あかねを襲っているところを目撃した源太は、支給された自分の屋台を引きながらダークプリキュアの前に立ちはだかる。スシチェンジャーでシンケンゴールドに変身するが、近くで高町なのはが放ったディバインバスターによる轟音に名乗りを邪魔された。仕切り直してもう一度名乗り直そうとしたらダークプリキュアに邪魔される。ドンマイw
気を取り直してダークプリキュアと戦うが実力差は歴然で苦戦を強いられる。だが、ダークプリキュアは元の世界での敵である来海えりかを見つけたため撤退。源太はあかねと共にその場を離れる。
落ち込んでいるあかねに寿司を食わせようとすると、腑破十蔵が現れ客として寿司を振舞う。本来なら十蔵は敵である外道衆なのだが、源太も十蔵も序盤参戦だったためにお互いの正体を知らぬまま邂逅した。
あかねと十蔵の3人で行動していると、そこへ大道克己こと仮面ライダーエターナルと出会い、戦闘になる。そこで源太と十蔵はそれぞれ変身してお互いがそれぞれの正体を知る。十蔵が外道衆であることを知った源太だったが、寿司屋の客である彼を見捨てることが出来ず、十蔵がピンチに陥ると助け、そのまま共闘することとなった。
しかしそれでもエターナルは手強く、敗色濃厚な状況の中、十蔵は源太とあかねを逃げるよう促した。源太はやむなくあかねと共にその場から撤退した。逃走後、自分の力不足を嘆きつつ、あかねと共に市街地を目指した。
第二回放送まで
放送で流ノ介や十蔵の名前を呼ばれたことに衝撃とショックを受け、サラマンダーの放送に憤りと悲しみを浮かべる。それでも自分で選んだ侍としての使命を果たすことを胸に誓う。放送後、あかねと共に支給品の確認を行った後、再び市街地を目指す。
市街地の警察署にて孤門一輝、蒼乃美希、高町ヴィヴィオ、そしてあかねの許嫁の早乙女乱馬を見つける。乱馬の寸胴発言に怒って彼を天井に向けてぶっ飛ばしたあかねのパワーに戦慄する。やがてアインハルト・ストラトス、沖一也、明道院いつきとも合流し、美希・いつき・沖の三人は中学校に向かったため残った六人で情報交換することになった。
源太が名前を名乗ると、乱馬が親友の志葉丈瑠から言伝をもらっているということで手紙とショドウフォンを受け取る。その内容に驚きを示すが、事情が分からないため丈瑠がショドウフォンを手放した理由は結局分からなかった。
乱馬がショドウフォンをどうやって使うのか気にしたため、試しにスシチェンジャーで自らが変身すると、その姿を見たアインハルトが動揺し、屋上へと逃げてしまう。乱馬とヴィヴィオが彼女を追っている間に、源太はあかねと共に孤門からアインハルトの事情を聞き、憤りを覚える。しばらくして、屋上から落ちた乱馬がどこかへ行ってしまったのを見て彼を追うあかねを追いかける形で警察署から離れる。
そこで出会ったのは乱馬とアインハルト、そして二人と戦う怪人ン・ダグバ・ゼバであった。シンケンゴールドに変身した源太は、変身した瞬間にダグバから攻撃を受けるが、あかねから時間を稼ぐよう頼まれダグバと交戦する。
その間にあかねによって猫化していた乱馬が正気に戻り、ダグバが祈里を殺したことを知った乱馬は激昂し、一人で戦おうとする。源太は無茶だからとそれを止めようとするが、結局乱馬に押し切られる形で、あかねとアインハルトと共にその場を離れる。
しかし逃走中、乱馬の不利を感じたアインハルトが救援に向かい、それに遅れる形で源太とあかねももと来た道を引き返す。そこで見たのは…乱馬の左腕。そこからさらに血の跡を辿ると…そこにあったのは乱馬の死体であった。
乱馬の死を受け入れられないあかねは、近くにあったナスカメモリでドーパントに変身。殺し合いに乗ろうとするあかねを源太は止めようとするがあかねにはその想いは届かず、逃げられてしまう。しかしそれでも源太はあかねを止めることを諦めず、逃げた彼女を追った。
左翔太郎と佐倉杏子と交戦していたあかねに追いつき、再び説得しようとするがやはり聞き入れられず、気絶させられてしまう。
夢の中で源太は、十蔵、流ノ介、そして丈瑠と出会う。丈瑠との会話を通して、自分の想いを再認識した源太は、源太同様にあかねを止めるために現れたアインハルトと共に三度説得を行う。今度の説得はあかねの心にも響いたようだったが、しかしあかねが自分が殺し合いに乗った責任が乱馬にあると発言したことに対して戸惑いを覚える。
あかねの態度にそばにいた杏子や仮面ライダーWが怒りを覚える中、あかねはRナスカへと覚醒し、暴走したあかねに太刀打ちできないままその場を撤退することとなった。
翔太郎、杏子、アインハルトと共に撤退した後、支給品のしゃべる指輪の魔導輪ザルバと、警察署で別れたいつきと合流した。
第三回放送まで
放送で丈瑠の名が呼ばれ、自分の子供のころからの夢が破れたことにショックを受け、自問自答する。
いつきにより放送の内容がヴィヴィオと孤門の危機を知らせるものだと判明した為警察署に急ごうとするが、そこへ血祭ドウコクが現れる。参戦時期が序盤な為ドウコクとは初対面であったが、その迫力に圧倒される。
戦闘となるが、5対1にも関わらずドウコクの強さは圧倒的で、源太ことシンケンゴールドは真っ先に戦闘不能となってしまった。
戦いは風都タワーの崩落とその後のモロトフによる放送にドウコクが興味を示したため中断となり、一行はドウコクの捕虜として彼に同行することとなってしまう。
道中ドウコクは酒の調達の為にアインハルトをコンビニに向かわせ、奴は戻って来ずにそのまま逃げるだろうと考えているドウコクに対し、かつて乱馬を助けるためにダグバのもとへ向かっていったアインハルトの姿を知っている源太は、アインハルトは絶対に逃げないと信じ、源太が信じたとおりにアインハルトは戻ってきた。
風都タワー跡が近づくと、モロトフのボルテッカにより辺りが光に覆われ、それを好機と見たアインハルトの作戦により逃走に成功する。ちなみに源太は逃げる直前に支給されていたスタングレネードを投擲して逃走の支援を行っている。一人ドウコクのもとへ残った杏子を助けるために翔太郎がドウコクのもとへ戻り、源太はいつき、アインハルトと逃走の支援をしてくれた美希と共に警察署へと向かった。
途中美希といつきが戦闘の気配を感じて別行動となり、源太はアインハルトと共に先に警察署に着く。そこには誰もいなかったが、しばらくして美希・いつき・沖・ヴィヴィオ・孤門、そしてダークプリキュアと合流。ダークプリキュアに襲われた経験がある源太は彼女に敵意をむき出しにするが、そこから色々と思考がずれてプリキュアの「プリ」が何なのかという思考に没頭することとなり、「プリ」がプリティを意味すると分かると確かにみんな可愛いと納得し、その時にダークプリキュアをじろじろと見たために彼女を戸惑わせた。ちなみに今回もダークプリキュアに名乗りを邪魔されたw
とりあえずダークプリキュアが脱出の為に一時的に同行することになったという沖の言葉を受け入れる。
情報交換の途中で席を立ったダークプリキュアをいつき、ヴィヴィオと共に追った際、先行して慰安室へ入ったいつきの異変にヴィヴィオと共に怯える。なんとか部屋の中に入るが、ドアが閉まり真っ暗な部屋の中でヴィヴィオ共々パニックを起こす。なんとか慰安室から出ようとドアを探し、ノブを見つけて部屋から出ようとするが、振り向くとそこには正体不明の黒髪の少女とそばで倒れるヴィヴィオの姿があった。
恐怖の中慰安室の中から出て、情報交換を行っていた会議室で待機していた他の4人と合流する。彼らと共に再び慰安室に入ると、すぐさま源太はシンケンゴールドに変身して、変身時の光を利用してパペティアードーパントに変身していたダークプリキュアの場所を割りだし(源太本人は化け物がいると認識しただけでその正体がダークプリキュアだとは気付いていない)そこへ駆け出していったが、ギリギリのところでパペティアーの操り人形とされてしまい、意識が無いままアインハルトを斬殺してしまう。
操られたまま警察署を離れ、そして操りから解放された源太は、目の前にいるダークプリキュアの無事を喜ぶが、それに対しダークプリキュアは源太に戦いを挑んでくる。化け物の正体がダークプリキュアであり、自分を操っていたことに源太は悲しみを覚える中、源太は「自分が勝ったら殺し合いに乗るのはやめろ」という条件を突きつける。ダークプリキュアもその条件を了承し、シンケンゴールドに変身した源太は戦いを挑むが、やはりダークプリキュアとは実力に違いがあり、敗北して海に落ちた。
敗れた源太は、それでも諦めず必死に泳いで地上へ戻ろうとし、ダークプリキュアを止めようとする。しかし現実は非常で、足を掛けたタラップを踏み外した源太は再度海に落ち、そのまま沈んで二度と地上へ戻ることはなかった。
純粋でいい奴ではあったが、やったことといえば「敗北」か「逃走」か「説得(失敗)」がほとんどであり、活躍の乏しい結果に終わってしまった。同話で死亡したアインハルトの言葉を借りるなら、「弱さは罪」であり、実力が伴わなければ何も守れないということを体現したキャラクターであるといえる。
称号【伸ばしたその手は、もう届かない】
|
最終更新:2014年05月21日 20:14