【結城丈二】
[名前]結城丈二
[出典]仮面ライダーSPIRITS
[異名]ライダーマン、仮面ライダー4号
[俳優]山口暁(山口豪久) ※「仮面ライダーV3」など実写媒体
[性別/年齢]男性/V3初登場時22歳だが、SPIRITSは何年後か不明(30代程度ではないかと)
1950年11月3日生まれ(おそらくSPIRITSでは1950年の部分はカットされていると思われる)
[一人称]私(V3ではいつの間にか「俺」に変わった) [二人称]君、あなた、貴様 [三人称]あの人
「俺の名は……ライダーマン!」
仮面ライダー4号の名を与えられた戦士。
元はデストロンを平和利用のためにあらゆる開発を行う組織と信じて従事していた科学者だったが、ヨロイ元帥の嫉妬により失脚し、右腕を失う。その後、科学者の部下たちによって右腕にアタッチメントをつける手術を受けたが、その部下たちもヨロイ元帥によって殺害される。
それ以来、彼は復讐の鬼と化し、デストロンを離脱してヨロイ元帥への復讐を行おうとしていた。この頃もデストロンの首領を親のように想い、恩義を感じており、あくまで仇として考えているのはヨロイ元帥のみだった模様。
当初は復讐のために周囲を巻き込んででもヨロイ元帥の打倒を第一に考えていた。
しかし、V3や立花籐兵衛との対立や共闘を繰り返す中で、彼らとも信頼感に結ばれ始めていく。
彼が考えを改めるのは、デストロンがプルトンロケットを東京に発射するという作戦を立てた時。それを知った結城はデストロン基地にて、首領に対し必死で中止を懇願したが、それが聞き入れられることはなく、プルトンロケットは発射されたのである。
首領に裏切られていたこと、自分が悪魔に手を貸した罪人だと知った結城はプルトンロケットに乗り込み、贖罪のため、そして何よりも人々のために被害の及ばない空中でプルトンロケットを自爆させ、東京を救い、彼も散っていった。
その姿を見たV3は彼を仮面ライダーだと認め、「仮面ライダー4号」の名を贈るシーンは、子供の頃に兄にV3役を取られてライダーマン役ばっかりやらされていた全国の弟たちが輝いた瞬間でもあると言われる…。
そして、死亡したかに思われていた結城だったが、その後の作品では「死んだと思ってた丈二も、どっこい生きてた!」というおやっさんの一言だけで生存が確認され、数多のライダーに力を貸す役として登場する。
何故生きていたのかが描かれるのがSPIRITSである。
彼は、タヒチに落下し、記憶喪失状態となって生存していたことが判明。デストロンに両親を殺されたFBI捜査官アンリエッタ・バーキンと出会い、やがて自分の罪を思い出し始めた彼は、更にそこでヨロイ元帥と遭遇して全てを思い出す。
何百、何万と人を殺す兵器を作り出してきたかつての右腕を捨て、悪と戦い人々を守るための新たな右腕で、見事ヨロイ元帥を葬った。
その後は、他のライダーに比べるとサポートに回ることが多く、親友であるV3こと風見志郎と絡む描写が多い。
また、村雨良を説得する際には、他のライダーに比べても村雨を仲間に引き込む気マンマンな台詞を吐いている。
どんな理由があろうと何万人もの人を殺してしまった過去があった……という点で、村雨に強い共感を持っているのだろう。
そのうえ、オリキャラのアンリとはその後いい感じになっている(初遭遇時点でもかなりそんな感じだったが…)。
[外見]
中の人の身長は175cmだが、SPIRITSではかなり大柄に描かれている。
飾り気のない誠実そうな髪型と顔立ち、さらにきっちりとしたスーツという服装など、ライダーの中でも特に「普通の人」な印象を受ける。しかし、脱いだ描写を見るとかなり筋肉質である。
右腕は機械でできたアタッチメントで、これは肌色だったり銀色だったりする(実写では作中通して肌色)。SPIRITSでは、銀色の腕の上から黒い手袋をはめている。
[性格]
デストロンの頃から誠実で優しい性格だったらしい。山田ゴロの漫画版では、彼の半生が描かれており、そこでは病床にある母親を優しく看病する健気な姿や、貧乏ながら医者になるために勉強する努力家な姿が見られた(その結城を手に入れるために彼の母親を暗殺し、結城を引き取ったのがデストロンだったのである。天涯孤独になった自分を拾ってくれたのが、彼がデストロン首領に恩義を感じていた理由だろう)。
「復讐」を目的としている頃からも非情になりきれず、邪魔であるはずのV3に手を貸す場面も見られた。部下からの信頼も厚く、彼らを信頼する気持ちも強かったため、彼らの死が復讐の引き金になったのかもしれない。全ては彼の優しさが利用され続けた結果だったのである。
正義感は元から強かった模様。ただ、その正義感が強すぎた結果、悪の組織デストロンに騙されて手を貸してしまったのだろう。
プルトンロケットの自爆の一件の後は、「また償うために生き返った」と考え、そのために何度でも悪を倒すために日々戦い続ける。
ほとんど生身の人間でありながら、改造人間の仮面ライダーたちと共に戦い続ける信念や魂は、当時子供だった人間にはわからずとも、大人になった視聴者には胸に来るものがあるらしい。
[他キャラとの関係]
本郷猛、一文字隼人との絡みは非常に少ない(話すシーンや、互いを話題に挙げるシーン自体はある)。「V3」本編でも会っていないため、「SPIRITS」の彼の最初のエピソード時点では彼は二人に面識がないのである。
「X」の劇場版で共闘しており、その後は「ライダー同士だから」という感じで一緒にいる感じで、特別深い因縁や関わりがあるわけではない。ただ、「SPIRITS」ではライダー同士お互いのことをよく知りあっているようなので、彼らとも非常に親しいのではないかと考えられる(漫画に描かれていないところで)。
沖一也は、ともにゼクロスと戦うときに共闘しており、風見以外のライダーの中ではそれなりに仲が良いのではないかと推測される。
村雨良は、似たような過去を持っているせいか、彼に対して他のライダー以上に友好的な姿を見せた。自分の過去と戦う村雨に対しては、共感が強いのだろう。
三影英介は敵だが、これも無印終盤になるまでほとんど面識がなかった。
[能力]
ライダーマンに変身できる。
戦闘能力自体は、元から高いようで、戦闘員と生身で戦う描写も多い(まあ、常人の3倍のはずのショッカー戦闘員がライダーガールズやおやっさんに倒される描写もあるのだが)。
また、IQは201と非常に高く、科学、機械工学、生化学、医学、語学に精通する。そのため、作中描写を見ていると、「仮面ライダー科学班」という印象を受ける。本郷がIQ600あるものの、実際に相当活躍したのは彼ではないだろうか。
以下、変身ロワにおけるネタバレを含む
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開示する |
結城丈二の本ロワにおける動向
基本情報
初登場 |
008:戦士の条件 ―魂― |
最終登場 |
180:孤独も罪も(後編) |
参戦時期 |
12巻~13巻の間、風見の救援に高地へ向かっている最中 |
スタンス |
対主催 |
変身回数 |
ライダーマン(10) |
所持品 |
ライダーマンヘルメット、カセットアーム |
代用支給品 |
カセットアーム用アタッチメント六本(パワーアーム、マシンガンアーム、ロープアーム、オペレーションアーム、ドリルアーム、ネットアーム) |
参加者関係表(最終認識)
名前のみの情報
説明
第一回放送まで
仮面ライダー4号として主催を打倒することを決意した結城は、警察署にて相羽タカヤ、東せつな、泉京水の三人組と涼邑零と出会う。情報交換することとなるが、京水の素性を聞いた零が京水に斬りかかってきたのを止める。結局情報交換は中途半端な幕切れとなり、タカヤたち3人組と別れた結城は、かつての自分と同じ復讐者である零と共に行動する。
第二回放送まで
第三回放送まで
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最終更新:2015年05月19日 17:30