常葉急行鉄道3000系電車
常葉急行鉄道3000系電車は、令和8年度に量産先行車が登場予定の通勤型電車である。

概要
常葉急行鉄道では1000系電車の老朽取り換えの時期が近づいており、2000系電車も体質改善工事か老朽取り換えのいずれかを検討する時期になったため計画された通勤型電車で、乗り入れ先の都営地下鉄新宿線、京王線の走行に対応した仕様になっている。
コンセプト
- イニシャルコストの低減
車体製造費を低減するために、東急電鉄2020系電車に準じた設計の車体や基本システム(INTEROS)を採用する予定である。前面デザインについては現時点では未定である。台車は京王電鉄2000系電車に準じたもの、主電動機・主変換装置は小田急電鉄5000形電車とほぼ同一なものを採用してコストを低減している。その他補機類も東急電鉄2020系電車などに準じたものを採用している。
- 客室内の仕様
客室内に関しては、おおむね武蔵野鉄道70000系電車の1次車に準じたものを採用する予定で、快適性やわかりやすさを確保している。
- 既存車両との連結
導入当初は10両固定編成のみの製造予定で、既存車両との営業運転における連結は考慮していない。分割可能編成の導入については、旅客動向などを考慮し決定していく方針である。
sustinaプラットフォームの採用
この形式は、総合車両製作所のsustinaシリーズ(S24-2S)の要素を取り入れており、総合車両製作所で落成する場合はsustinaブランドの車両になるほか、武蔵野車輌製造で落成する車両もsustina要素を可能な限り取り入れる方針である。
増備について
令和8年度に総合車両製作所横浜事業所(守谷寄り6両)および武蔵野車輌製造(京王線京王八王子寄り4両)から10両編成1本が落成予定であり、各種試験を量産開始まで実施する予定である。
←守谷
クハ3100 | モハ3200 | モハ3300 | サハ3400 | モハ3500 | モハ3600 | サハ3700 | モハ3800 | モハ3900 | クハ3000 |
ATS | PT VVVF CP | VVVF SIV | PT VVVF CP | VVVF SIV | PT VVVF CP | VVVF SIV | ATS |
その他
常葉急行鉄道の既存車両を1000系10両固定編成化組み込み車両(1000系10両化組み込み車両は3000系に編入改造する)以外、すべて取り換える予定である。量産先行車ではモニタリング装置の搭載はされないが、1次車以降で10両編成2本に同装置の搭載をする構想がある。
添付ファイル