東鷹快速バス - 関東高速鉄道連合会Wiki

東鷹快速バス
東鷹快速バス株式会社（とうたかかいそくばす、英称:Totaka Rapid Bus Corporation）は、
東鷹快速グループのバス部門の筆頭で、東鷹快速鉄道の子会社である。
コーポレートカラーは■国鉄朱色3号。

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東鷹快速バス ブルーリボンシティハイブリッド BJG-HU8JLFP
近年の主力車種である、最新のハイブリッドノンステップバス。

概要

多摩東部（三鷹・調布・武蔵野・府中・立川等）を中心としたバス事業者。
さらに子会社として東鷹高速バスを持つ。

運賃は都内均一200円（前のり先払い）、その他の地域は距離制（後のり後払い）。

東鷹快速バスの社章
イニシャルである"T"と、バスのハンドルをモチーフとしている。
最近では東鷹快速グループの共通CIロゴ「TR」が多く使われるようになり目立たない存在だが、昔からの利用者やマニアからは未だに熱い支持を得ている社章である。

会社概要

社名	東鷹快速バス株式会社
英文社名	Totaka Rapid Bus Corporation
種類	株式会社
略称	東鷹バス、東鷹ロマンス
本社所在地	181-0013 東京都三鷹市下連雀
設立	1993年3月17日
業種	陸運業
事業内容	乗合バス事業、貸切バス事業、特定バス事業他
代表者	代表取締役社長 柑奈まろん
資本金	40億2000万円（2007年3月31日現在）
売上高	160億5000万円(2007年3月期)
従業員数	1,201名（2007年3月31日現在）
決算期	毎年3月31日
主要株主	東鷹快速鉄道株式会社 80％
主要子会社	東鷹高速バス株式会社

営業所（車庫）

営業所名後ろの括弧内の英字は営業所を略記する際の記号。

• 三鷹営業所（Mi）

東京都三鷹市上連雀
本社隣接であるため、小型車から大型車まで多種多様な形式が在籍。
三鷹シティバス、武蔵野市のムーバス等コミュニティバスの車両もここの所属。

ハイブリッドバスの充電設備、Adblue（尿素）補給設備を持つ。

• 三鷹営業所新川支所（Sh）

東京都三鷹市新川
東京多摩青果の市場跡地を転用して作られた。
三鷹市役所が隣接しているため、入庫便は市役所アクセス利用のため利用客が多い。

日産ディーゼルの車両が多く在籍。
そのためAdblue補給設備はもちろん、CNGスタンドも備える。

• 新宿営業所（Si）

東京都新宿区西新宿
都営バス新宿分駐所と近い。新宿駅発着の高速バスの停泊場所にもなっている。

• 金子営業所（Kn）

多摩バス・立川バスから移譲された路線を中心に青梅・五日市・奥多摩地区を受け持つ。
青梅市・羽村市・瑞穂町に近いながらも埼玉県であることから、東京都で使用できなくなった車両も使用できる。このため状態の良い旧型車が多く在籍。

ただし、奥多摩の美しい景観を守るためハイブリッド車（都営バス等中古のU-・KC-規制のHIMR車が中心）も保有していたり、新車でブルーリボンシティハイブリッドを導入している。
ハイブリッドバスの充電設備、Adblue（尿素）補給設備を持つ。

東鷹高速バス

高速バスと23区・城西エリアの路線バスを受け持つ子会社。

→東鷹高速バス

車両

• 日野

コスト削減よりもサービスの低下を避けるため、また特に適した路線が無いため中型ロング車のHRは少数にとどまっている。またブルーリボンⅡはいすゞエルガと同一であることから導入されず、近年の新車は殆どブルーリボンシティハイブリッドであったが、新長期対応のPKG-LV/KVが登場、PM焼却のため長時間のアイドリングが必要なDPRを搭載しているため導入が見送られていたが、試験的にブルーリボンⅡ(PKG-KV234L2)が三鷹営業所・高速中央営業所に少数導入された。
ブルーリボンⅡとなったのはフェイスリフトの影響も大きいだろう。

また、富士東鷹バス製造製の完全フルフラットノンステップバス、ブルーリボンR CNシリーズ（PKG-CU1A系）も導入。

東鷹快速バス 日野 PKG-KV234N2＋西工96MC B-Ⅱ
都内で活躍する中尺車。珍しい日野KV＋西工96MCの組み合わせ。

• いすゞ

KL-までいすゞバス製造・富士重工の両方の車体をバランス良く導入。
汎用型で面白みが少ないことと、エンジンが非力であることから、最近のJ-BUSによるエルガの大量増殖を嫌っており、近年は導入台数を減らし気味である。

東鷹快速バス いすゞエルガCNG-MPI PDG-LV234N2改
マルチポイントインジェクションを採用し環境性能と実用トルクを両立した最新型CNG車。
通勤ラッシュ時の輸送力増強のため標準尺となっている。

• 日産ディーゼル

富士重工・西日本車体両方の車体が存在。
基本的に標準出力エンジンのものが7E、高出力エンジンのものが58MCと使い分けていた。

最近では実用トルクに優れ尿素SCR触媒により排気ガスがクリーンなスペースランナーPKG-RA274系が好評で続々と導入が進められている。

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東鷹快速バス 日産ディーゼル スペースランナーRA PKG-RA274KAN
ノンステップバス・ワンステップバスなどの低床車で見られる新塗装。
一般路線バスとしては内装等が豪華であり、愛称として「Romance」のロゴが大きく入る。
クーラーはデンソー製を選択。

• 三菱ふそう

リコール問題があってからも他社のように大袈裟に導入台数を削減しなかった。
日産ディーゼル・RAのOEM車種である三菱ふそうエアロスターSはRAに並行して導入。
また低公害車ではエアロスター・エコハイブリッドを導入、東鷹快速バス初の三菱製ハイブリッド車ということで注目を浴びている。

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東鷹快速バス 三菱ふそうエアロスター・エコハイブリッド BJG-MP37TK
シリーズハイブリッド方式のエコハイブリッド。短尺の都区内向け仕様。
大きく入ったロゴが目立つデザイン。

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東鷹快速バス 三菱ふそうエアロスターS PKG-AA274KAN
フロントに輝くスリーダイヤが特徴的なエアロスターS。
エンジンルーバーをオプション仕様の上ヒンジタイプとしている。
クーラーはRAのデンソー製に対し、サーモキング製を選択している。

東鷹快速バス 三菱ふそうエアロミディ PA-MK27HM
コストダウンとバリアフリー化の両立のため投入された中型ロングノンステップ。
通路幅が狭いため乗車率の高い路線には使用されないよう運用が限定されている。

路線

一般路線

• 飛行場線

[鷹59] 三鷹駅南口～三鷹電車区～上連雀五～野崎～調布飛行場～上石原～調布駅

• 三鷹通り線

[出入] 三鷹駅南口～三鷹営業所
[出入] 三鷹駅南口～三鷹市役所（新川車庫）
[鷹60] 三鷹駅南口～三鷹市役所～北野～給田～榎～成城学園前駅西口
[鷹66] 三鷹駅南口～上連雀八～中央道深大寺～調布郵便局前～つつじヶ丘駅北口

• 連雀線

[鷹67] 三鷹駅南口～八幡前～下連雀～吉祥寺駅
[鷹68] 三鷹駅南口～都民銀行前～下連雀～三鷹台駅～松庵町～吉祥寺駅
[鷹69] 三鷹駅南口～八幡前～三鷹第六小～NTTデータビル～下連雀～吉祥寺駅

• 甲州街道線

[鷹71] 三鷹駅南口～海上技研前～久我山病院～高井戸ランプ～笹塚～新宿駅西口
[鷹72] 三鷹駅南口～海上技研前～久我山病院～高井戸ランプ～芦花公園駅

• 青梅街道線

[鷹76] 三鷹駅南口～青梅街道営業所～荻窪駅北口～阿佐ヶ谷駅
[鷹76出入] 三鷹駅南口～青梅街道営業所～荻窪駅北口～高速中央営業所
[宿77] 阿佐ヶ谷駅～高速中央営業所～東高円寺～中野坂上～新宿駅西口

• 新宿通り線

[秋72] 新宿駅西口～新宿三丁目～市ヶ谷駅～九段下～神保町～秋葉原駅
[宿92] 新宿駅西口～四谷三丁目～赤坂見附～溜池～西新橋一～増上寺～浜松町駅

• 紅葉丘線

[府81] 三鷹駅南口～上連雀八～竜源寺～多磨駅北口～あんず通り～緑町二～府中駅
[府82] 三鷹駅南口～上連雀八～二枚橋～東京外語大東～白糸台小～緑町二～府中駅

ガイドウェイバス

→詳細は東鷹快速鉄道ガイドウェイバス調布三鷹線を参照。

深夜急行バス

池袋・新宿・渋谷・品川から深夜急行バスを運行。運賃は1200～2600円程度。
[M-01] 池袋駅東口～新宿駅西口～三鷹駅南口
[M-02] 品川駅東口～荻窪駅北口～三鷹駅北口
[M-03] 渋谷駅東口～三鷹駅南口～立川駅北口

日産ディーゼル PKG-RA274PAN 深夜急行専用車
深夜急行専用のワンステップ車。ホイールベース5.8mのP尺で座席数を多く確保。
夜をイメージした紺基調の専用カラーリングで「Midnight Rapid」のロゴが入る。

臨時便

臨11～18（スタジアム臨）

東京スタジアムでサッカー等の試合やコンサートなどのイベントが開催される時運行される。

[臨11] 調布駅北口―東京スタジアム（京王グループと共同運行）
[臨12] 飛田給駅北口―東京スタジアム（同上）
[臨13甲] 多磨霊園駅～武蔵野台駅南口～東京スタジアム
[臨13乙] 多磨霊園駅～白糸台駅～東京スタジアム
[臨14] 多磨駅前―東京スタジアム
[臨15] 三鷹駅南口―東京スタジアム（小田急バスと共同運行）
[臨16] 武蔵境駅南口―東京スタジアム（同上）
[臨17] 立川駅南口―東京スタジアム

CM系統（コミケ臨）

毎年8月中旬・12月下旬に開催される「コミックマーケット」に合わせ、
多摩みどり線、立川CL、地下鉄朝霞線の沿線を中心に国際展示場まで臨時急行バスを運行している。

途中は下記の通り主要停留所にのみ停車し、レインボーブリッジで都営バスの虹01系統を抜かしていくほどの高速運転を見せる。また、会場にりんかい線始発電車の到着時刻より早く着くよう、かなりの早朝から運転される。

車両は各営業所から路線貸切兼用車（ワンロマ）を中心に様々な車両が使用される。
一部は武鉄バスグループも応援に入る。

[CM01] 三鷹車庫～三鷹駅南口～吉祥寺駅～新宿駅西口～東京ビッグサイト
[CM02] 立川駅南口～国立駅南口～東京ビッグサイト
[CM03] 南多摩駅～調布駅北口～東京ビッグサイト
[CM04] 多摩センター駅～東京ビッグサイト
[CM05] ひばりヶ丘駅～柳沢駅前～荻窪駅北口～東京ビッグサイト
[CM06] 高速中央営業所～新宿駅西口～東京ビッグサイト
[CM07] 高速中央営業所～渋谷駅東口～東京ビッグサイト
[CM10] 大塚車庫～大塚駅前～市ヶ谷駅～東京ビッグサイト（都営バスと共同運行）
[CM11] 南千住～上野駅前～秋葉原駅前～東京ビッグサイト（同上）
[CM12] 新座営業所～志木駅～和光市駅～東京ビッグサイト（西武バスと共同運行）
[CM13] 赤羽車庫～赤羽駅西口～王子駅前～東京ビッグサイト（国際興業と共同運行）
[CM14] 飯能駅～仏子駅～所沢駅西口～東京ビッグサイト（同上）
[CM101] 新宿駅西口―東京ビッグサイト（直行）
[CM102] 渋谷駅東口―東京ビッグサイト（直行）
[CM103] 池袋駅東口―東京ビッグサイト（直行）

乗車券

一日乗車券

一日乗車券は深夜・高速路線を除いた全線で利用可能なものと、地域別（都区内均一、三鷹近郊、奥多摩など数パターンある）のものが存在する。各営業所・案内所・車内で販売しており、PASMO・Suicaに一日乗車券を付加するIC一日乗車券にも対応している。

地域別タイプのIC一日乗車券で対象の地域外の東鷹快速バスに乗車しようとすると、「この路線は現在の一日乗車券の対象外ですが、よろしいですか？」と音声及び液晶パネルによって案内がされる。そして乗務員が乗客の同意を得て運賃箱の確認ボタンを扱わない限り運賃（SF）は収受されない。

ICカード

2007年3月より一部、6月より全営業所の路線バスにてICカードPASMO・Suicaに対応。
前述の通りIC一日乗車券や、IC定期券、IC株主優待乗車券、IC職務乗車証にも対応している。
SF利用の場合はPASMO加盟事業者共通の特典バスチケットによる割引はあるものの、バス共通カード3000円/5000円の方が利用者には得である（割引率が高い）ため、共通カードの利用を推奨している。

2008年2月よりICOCA・PiTaPaにも対応。
2009年度からはKitaca及びTOICAへの対応も検討している。