現魔王ベルゼブブ。
元の名は「
アジュカ・アスタロト」。
緑色の髪で妖艶な顔つきの美青年。
歳はサーゼクスと同年齢。
同じく
魔王である
サーゼクスと並ぶ実力者で、ジオティクスが言う「現悪魔世界における『
超越者』」の1人。
サタンレンジャーではサタンブルー役。
魔王軍と反政府軍との内戦では反政府軍のエースとして、旧グシオン領で初代レヴィアタンの息女であるツファーメを討ち取った。
冥界における技術開発の最高顧問。
「術式プログラム」の構築を得意としており、「
悪魔の駒」の開発者にして
レーティングゲームの基礎理論を構築した張本人。
ただし、現在は根本的なシステム管理を任されるのみで運営にはかかわっておらず、ゲーム中に不正行為があったときのみ管理にかかわることになっている。
その能力は戦闘でも力を発揮しており、全ての現象を数式と方程式で操る「
覇軍の方程式(カンカラー・フォーミュラ)」という技を持つ他、「豪獣鬼」との戦闘では彼らに対抗する「術式プログラム」を構築して撃破に貢献する。
なお、典型的な技術屋気質の持ち主で、彼が構築した「術式プログラム」にはさまざまな「隠し要素」が仕込まれている。
何もないところから新しい物を創造するのが得意で、同じ研究者でも既存の物を解明・改良するタイプの
アザゼルとは合わないと判断している。
冥界の技術レベルを5段階は進展させたと言われているが、通常の魔王業務に関しては興味がない。
サーゼクスの言いつけもことごとく破っているが、彼のことは同じ「超越者」として唯一の友人だと思い、その関係を大切にしている。
また、駒王町近くの街に拠点を構えており、
人間界で「ベルゼビュート」という「ゲーム」を運営している。
このゲームを利用して未発見の2つの
神滅具「
蒼き革新の箱庭」と「
究極の羯磨」を捕捉しており、それらを操る
神崎光也たちとは対立している。
それと平行して、回復能力についての研究や、自身がかつて開発したがその危険性から製法を封印していたにもかかわらず上層部の手で悪用されていた
「王」の駒の回収も行っている。
「
魔獣騒動」時には
ジークフリートから勧誘を受けるが、サーゼクスへの友情から提案を拒否し、小型魔法陣を片手で操作するだけで
旧魔王派の残党を全滅させる。
そして魔獣への対抗術式を届けることで、事態の解決を助けた。
「
邪龍戦役」では
シヴァのお目付け役として監視を行い、他の魔王の役割も負える万能の人材であるという判断から「
隔離結界領域」には向かわなかった。
終結後には3名の魔王たちから冥界の未来を託された唯一の魔王として冥界の復興と改革に尽力することとなり、古い上役悪魔たちの力を削いで新たな体制を整える傍らで、
帝釈天への牽制も兼ねてシヴァと共に「
アザゼル杯」の開催を宣言する。
サーゼクスやアザゼルがいなくなったことで「
D×D」に直接指示を出す立場になっており、同時に「刃狗」チームや「天帝の先兵」とも協力して「
地獄の盟主連合」や「隠れ
禍の団」への対策も行っている。
アザゼルが残した「Top Secret」の内容を読み、「
E×E」や30年後の未来から来た
イッセーの子供たちについて知る。
来るべき戦乱に備えて「七大魔王」と合わせて諜報機関「EXE」の設立を検討しており、イッセーを重要なポストで迎えたいと考えている。
「アジュカ」という名前は、「アムロ・レイ」「ジュドー・アーシタ」「カミーユ・ビダン」の頭文字に由来している。
最終更新:2022年06月02日 14:51