ちびふわ不足とメッセージをいただきましたので
②
ネアが近付くと二匹はけばけばになったが、どちらの前足もしっかりと玩具を押さえている。
「実は予備もあるので、もう一つあげましょうか?でも、二つだと一緒に転がして楽しく遊べませんよ?」
そう言われてしゅんとした二匹は、ネアの後ろから現れた終焉の魔物の姿にぴっと飛び上がる
③
「いっそ真ん中で切り分けるか?」
「なぬ…」
その一言に呆然としていた二匹だが、
ウィリアムが一歩踏み出すと銀狐が動いた。
ちびふわを背中にひょいと乗せ、大事な玩具を咥えるとしゃかしゃかと逃げ去ってゆくではないか。
ちびふわ不足とメッセージをいただきましたので!
(あんまりな場面を見られた
アルテアは、その日は
ウィリアムに会えませんでした)
#薬の魔物
最終更新:2022年05月07日 11:55