祝祭の次の夜
祝祭の夜は終わってしまいましたが、イブメリアの夜の雰囲気を、カードと工芸品から少し。
ウィームには刺繍工房などもありますので、刺繍の品物を売る屋台などもあるようです。
「わーお、シュニッツェルだ!」
「ふぁ。チーズと、葡萄酢のソースですね」
「湖水メゾンの、イブメリアの限定シュプリも用意してあるのだ」
「いいね!祝祭が続いちゃうみたいだ」
「む。備蓄用の焼き菓子を出します?」
「おい、その皿の上はなんだ」
「む?シュニッツェルタワーのことですか?」
「ネア、こちらも食べるかい?」
「まぁ、では交換します?」
「ご主人様!」
「おっと。ネア、チーズが落ちたぞ」
「むぐ、お口に入れて貰いました」
「ありゃ、僕の為の日なのに。腹黒いなぁ…」
「ネア様、葡萄ジュースも開けますか?」
「はい!」
「おい、さり気なく取り足すな。食い過ぎだぞ」
「
ノアベルト、後でタンザの蒸留酒を飲まないか?」
「え、飲む。…もしかして持ってるの?」
「
ヒルドが、手に入れてきてくれたのだ」
「どうしよう。僕、愛されてる…」
「むぐ!」
「…おい、何を口に入れた?」
「…しゅにつぇるではありません」
「
アルテア、厳し過ぎですよ」
「九個目だぞ?」
「…はぁ。今日は筋肉痛になったけど、ずっと家族と一緒だったなぁ」
「…
ノアベルト、悪いがこの部屋から出て行ってくれ」
「おい、何で俺まで呼ばれたんだ…」
「まさか最後に、執務室前の絨毯を汚した罪で叱られるとは思わなかったよね」
「お前は何をしているんだ…」
「…おっと、そういう事か」
以上となります!
お付き合いいただき、有難うございました。
最終更新:2022年05月07日 15:24