急に…
本日の更新は、お休みとなります。
代わりにこちらで、少しですが
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ネア
「…むぐ」
「おい。何だこの様子は?」
「急に来るからなのですよ!いつもは…いつもは?」
「急に来られてこの様子なら、普段もこの様子なんだろうな」
「パイとタルトは違うものなので、並べていただくのも決して間違いではありません」
「ほお…」
「ど、どちらも美味し過ぎるからです!」
ディノ
「ネアが浮気した…」
「唐突に疑われたのはなぜなのだ」
「その手紙は、誰かに送るのだろう…?」
「まぁ、これはやる事リストなので、恋文ではないのですよ?」
「ハートを描いていてもかい?」
「これは悪戯書きですね」
「悪戯書き…なのだね。捨ててしまうなら貰おうかな」
「なぬ…」
エーダリア
「出掛けないのではなかったのか」
「古本市でエーダリア様を見付けました」
「き、急に用事を思い出して、こちらに来ざるを得なかったのだ。この通り
ノアベルトといる」
「狐さんは寝ているのでは…」
「どうしても起きてくれなくてな…。もう帰るので連絡はしなくていいのだからな?!」
ヒルド
「おや、それで思い立ち急に出かけられたと?」
「すまなかった。森の妖精王を示す魔術書だったのでつい…」
「…まさか、私に?」
「ああ。ずっと探していて、やっと見付けたのだ」
「あなたという方は…。だとしても、出掛ける際には私に伝えてからにするように。ネイはまだ起きませんか…」
ノア
「むぎゃ!はだか!」
「おっと、急に来られるとお兄ちゃんも驚いちゃうかな」
「何かを着るのだ…」
「僕としては、このままでもいいんだけれど、…ごめんなさい」
「ぐるる!パンケーキを焼いたので一緒に食べませんか?」
「え、急に告白されたってことは、もう結婚しちゃう?」
「解せぬ」
ウィリアム
「悪いが、急な提案には乗らない事にしているんだ。…ここからは終焉の領域だと話しませんでしたか?」
「ほお。海沿いも共倒れになるがいいのか?」
「鳥籠で特例は作らない主義なので、滅びるのならそういう運命なんでしょう。手を入れたければ一刻だけなら待ちますよ?」
「ったく…」
グレアム
「…急な訪問だな。イーザはどうしたんだ?」
「ほぇ。イーザはいないんだね。じゃあ、ネアの所かな」
「っ、訪問予約もせずに、リーエンベルクに行くのはやめておくといい。探しているのか?」
「今日は霧雨と相性の悪い魔物が出ているからね。連れて帰るんだよ」
「系譜の王らしいな…」
アルテア
「勝手に屋敷に来るなと言わなかったか?」
「試してみるを押したところ…」
「またあの魔術書か。安易に触れるなと言わなかったか?」
「むぐ。二巻なのですよ。ご馳走の前に向かうという項目です」
「…言っておくが、これは俺の晩餐だ。おい!勝手に口に入れるな!…弾むのもやめろ!」
以上となります。
お付き合いいただき、有難うございました!
最終更新:2022年05月07日 15:33