リーエンベルクのお茶会の様子
引き続きお祝いをいただいているようですので、リーエンベルクのお茶会の様子を少し!
#あわいの民エアお茶会
#くすまも民エアお茶会
「僕ね、これにクリーム載せたやつ飲むね。この人間は水でいいと思う」
「ゼ、
ゼノーシュ…王子なんだぞ」
「いや、それでいい。水も出さなくていいだろう」
「はは、困ったなぁ。じゃあおじさんは、少年がクリームを乗せた飲み物を楽しむのを見ていようかな…」
「リアッカ様のせいで、私まで…」
「さて。ヴェルクレアの王子からは、王都に連行出来る状態にはしておくようにと言われているが…」
「…誠心誠意、謝罪をさせていただきますよ。今回はこちらの側の失態なのは間違いありませんので」
「
グラストのこれね。美味しいんだよ!」
「あ、ああ」
「
グレアムにはこれね。そっちの人間はなし」
「…殿下、そちらの方にも謝られて下さい」
「うーん。俺も甘い飲み物が好きでな、杏の酒と雪砂糖のクリームの手持ちがあるが、それも入れるか?」
「…いらない」
「リメイトンの焼き菓子もあるが、そっちを食うか?」
「…リアッカ王子、
歌乞いの魔物に食べ物を与えるな」
「っと、可愛くてつい」
「…
ゼノーシュ、夜は焼き栗の屋台にでも行くか」
「え、いいの?」
「ほら、いらない警戒をさせてしまったじゃないですか!そういうことをしないで下さい!」
「はは、つい…」
「ちょっと!何で自分でお茶を淹れているんですか!」
「ん?」
「…リアッカ王子、少し丁寧に話した方が良さそうだな」
以上となります。
最後までお付き合いいただき、有難うございました。
おまけ
「なんだい。まだ元気そうじゃないか。じゃあ、私が少し折ろうかね」
「ダ、
ダリル殿、お手柔らかに…」
「申し訳ありませんでした!!」
「…俺の時より低姿勢なのは何でなんだ」
「はぁ。私はいつ妹に会えるのやら…」
「僕、さっきの焼き菓子は貰ってもいいかも…」
最終更新:2022年05月07日 16:08