VirtualBoxにLinuxをインストールに書いたように、Linuxを使えるようにするのは比較的簡単だったが、WindowsXPには手間取った。
通常のインストール
PCの作成のところでWindowsXP(32bit)を選ぶ。メモリは1024MB、HDDは10GBを指定した。
WindowsXP(Home edition)のCD-ROMをisoにしたファイルを指定して電源を投入するとインストーラが動き出し、通常のインストールと同様にインストール作業がされてゆく。途中プロダクトキーを入力するところも同じ。
かなり古いが、↓がすごく詳しい。
http://virtual-soft1.nnn2.com/?p=42
今となってはWindowsXPのWindows Updateはないし、ライセンス認証もやり方は不明だが、とりあえずインストールはできる。
http://virtual-soft1.nnn2.com/?p=42
今となってはWindowsXPのWindows Updateはないし、ライセンス認証もやり方は不明だが、とりあえずインストールはできる。
途中、PC上にあるファイルをどうやって持ってくるのかと思ったが、Virtual BoxのGuest Additionsというのをインストールすればファイルの共有という機能が使える、というのは参考になった。仮想OSからはネットワークのファイルとして見えている。
XP Home Edition(SP1)のインストール→SP2→SP3とここまでで、ファイルサイズは4.2GB程度。
Windows7のXPモードのインストール
必要なファイルの用意
VirtualBox本体以外に用意するものは、
- Oracle VM VirtualBox Extension Pack (Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-6.1.6.vbox-extpack)
- Windows XP Mode (WindowsXPMode_ja-jp.exe)
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=8002
WindowsXPモードの拡張子はexeだが、これをcabに変更し7-zipを使って解凍する。
WindowsXPモードの拡張子はexeだが、これをcabに変更し7-zipを使って解凍する。
事前準備
結構面倒くさい。
- WinXP.bat(名前は何でもよい。拡張子をbatにする)を作成。以下の通り。
@set CURRENT=%~dp0 @echo Start deployment. This window close automatically... @msiexec.exe /a "sources\xpminstl64.msi" targetdir="%CURRENT%XPMode" /qn
- バッチファイルの実行
解凍したフォルダで上記バッチファイルを実行すると、XPModeというフォルダができる。
- 作成されたフォルダを下ってゆくと、vhdイメージができている。これが読み取り専用になっているのでプロパティで読み取り専用のチェックを外す。このファイルのサイズはこの時点で1.2GB程度だった。
仮想マシンの作成
VirtualBoxで新規に作成する。
- WindowsXP(64bit)を選ぶ。メモリは1GBもあれば十分か。
- 仮想マシンの作成途中でハードディスクの作成をどうするか聞かれるところで、いったんそのままにして先ほどのvhdファイルを仮想マシンの名前(例えばWindowsXP)のフォルダが作成されているのでその下へ移動する。
この作業は必須ではないが、このvhdファイルがWindowsXPの仮想HDDになるので暫定的な場所へ置くと、そこから動かせなくなってしまう。あとで場所を変更できるのかもしれないが調べていない。
- ハードディスクの作成で「すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する」を選び先ほどのvhdファイルを指定する。
ここまでで一旦仮想マシンの作成は終わり。
仮想マシンの起動
- 仮想マシンを起動する
- XPのセットアップが行われる。ここは自然に流れるままやればいい
- 完了すると真っ黒の画面になり反応がなくなる。そのときはメニューの仮想マシン→リセットをする。
セットアップの途中マウスが効かない。メニューの入力→マウス統合をオフにすると効くようになるが今度はマウスカーソルが外へ行かなくなる。この時は右CTRLを押す。
- 再起動後新しいハードウェアがうんちゃらかんちゃらと出るがすべてキャンセル。自動更新もOFF
これで一応インストールは完了。ただしこのままでは画面のサイズが800x600から変更できないしマウスが画面を跨ぐことができず不便。
Guest Additionsの導入
- いったん終了しWindowsXPをセーフモードで起動する
起動時にF8連打でセーフモードに入れる
- 起動後メニューからデバイス→Guest Additionsのマウントを選ぶ
- インストール画面が現れるのでデフォルトのままインストールを進める。途中で何度か(たぶん3度)ワーニングが出るが続行を押して進める
- 終わったら再起動
これでマウスの操作がシームレスになる。また画面サイズが拡大できる。右CTRL+Fで全画面とウィンドウ画面の切り替えが可能。
ホストPCとファイル交換
Guest Additionsを導入すれば共有フォルダを設定することでゲストPCとホストPCの間でファイルのやり取りが可能となるが、それよりも簡単なのは、設定→高度な設定で、双方向を選択すればホストPCのファイルをドラッグアンドドロップでがファイルを持って来れる。これは便利。
ホストPCのUSBのサイドワインダー
もともとこれがしたかった。フライトシミュレータ98を仮想PCのWindowsXPにインストールして動かしたかった。USBに刺したMicrosoft Sidewinderを認識させる手順は次の通り。
- ゲストOS設定 - ポート - USB
- USBコントローラを有効化→チェック
- USB2.0(EHCI)コントローラを有効化→チェック
- USB機器をホストマシンに接続する
- USBデバイスフィルターで+アイコンから対象のUSB機器らしきものを追加する
これで仮想マシンのWindowsXPでFS98がサイドワインダーで制御できた。
3Dダイレクト(挫折)→解決→やっぱりダメ
Guest Additionsインストール時に3D Direct Supportがチェックできなかった。よく見ると、VRAMに256MB以上割り当てなあかんとか、設定画面で3Dアクセラレーションを有効にせなあかんとか言ってくる。
設定画面ではところが、VRAMは128MB以上割り当てられないようになっている。ただ、画面数を最大の8までスライダーを持ってくると、VRAMを256MBまで割り当てられるようになる。この状態でいったん設定を終わり、もう一度設定を開き画面数を1にすればVRAMは256MBのままになる。バグっぽい感じ。
ところがこの状態でもGuest Additionsインストール時に3D Direct Supportにチェックできない。よくわからないので諦めた。最新バージョンのバグなのかもしれない。
これは最新バージョンがよくなかった。アンインストールして6.0.20をインストールし直したら同じ手順でDirect3D Supportがチェックできるようになった。
Guest AdditionsのインストールでDirect 3D SupportはチェックできてもやっぱりFS98でグラフィックアクセラレータが有効にならない。こういうもんかと思ったがVMwareでは有効になるので、やっぱおかしい。FS2002もダメ。なんか変。諦めた。