通り禍のクゼ

「ふへへ、ひどい世の中だよ、まったくさ……」

登場話

第一部

第二部

  • 「黄都 その7」
  • 「第五試合 その1」
  • 「第五試合 その3」
  • 「第五試合 その4」
  • 「その手に栄光を その4」

略歴

わなかったか? いことをすると――天使サマのけるのさ」
  • 読み:とおりかのクゼ
  • 種族:人間(ミニア)
  • クラス:聖騎士(オーダー)

CV - 三木眞一郎
六合上覧の参加者の一人。
“教団”に所属し、教団に仇なす敵を幾百と打倒してきた最強・不死身の始末屋。
ナスティークなる天使が取り憑いているといい、大盾で身を守り、ナスティークの死の牙が相手を殺す。

本物の魔王の災厄によって疲弊した社会のスケープゴートとされた教団を守るため、六合上覧へ挑む。

外見

無精髭の目立つ、覇気のない目付きの、三十代後半に差し掛かる中年男。
黒く丈の長い祭服を纏い、天使の図柄が施された壁の如き大盾を携えている。

能力

クゼの身に命の危険が及ぶときナスティークは自動的に動き、危険を排除する。
また、死の牙の発動条件はもう一つあり──

+ 『彼は死んでしまうの?』(第二部ネタバレ)
そうだ。俺が殺した。

視界内に入った対象をクゼが殺せと考えるだけでナスティークはその者を殺しにいく。
暗殺者としてこれ以上ない能力だが、この力を用いるのは、自分の意思で他者を殺すことに他ならない。

いずれもその限界は描写されておらず、不明。

クゼ本人は盾と鎧で身を守ることに長けた人間でしかない。
経歴や行動を探っても「正体不明の必殺能力を持つ男」以上のことはわからず、仮にナスティークによって対戦相手を衆人環視の下に路上で殺害しても物的証拠は一切出てこない。
それこそが六合上覧におけるクゼの最大のアドバンテージである。

+ とはいえ暗殺無双とはいかない(書籍版ネタバレ)
完全な暗殺が成立するのは、クゼにアリバイがあることが大前提である。
立場の弱い教団の暗殺者であり、さらに擁立者も敵であるがゆえに、
うっかり間違ってアリバイ無しで殺害したが最後、物証がなくても難癖つけられて罰則敗退がほぼ確定なのである。
こうなっては、殺意を向けられると『必ず』反撃してしまうナスティークの能力は、
足の引っ張りあい上等な六合上覧においてはもはやデメリットであるとさえ言える。
実際、真理の蓋のクラフニル暮鐘のノフトクは、それぞれ能力考察の結果、
捨て駒を試合外でクゼにけしかけ、自動反撃を引き出すことで敗退させる策を狙ったが……。


余談

ふへへと笑う草臥れたおじさんであり、割り切れきれない暗殺者というあざとい造型のキャラクター。
修羅相当のナスティークがほとんどスタンドめいた扱いのためか、非修羅でありながら人気も高い。
彼自身は修羅ではないため作中でのクラス紹介はないが『聖騎士』であるらしい(元ツイート)。


(なあ。お願いだ。天使サマなんだろ? 助けてくれ。ナスティーク)

(俺以外の、みんなを)


第二部のネタバレ

+ 六合上覧での動向
ヒロト陣営と手を組み、暗躍する。
オゾネズマジギタ・ゾギに次ぐヒロト陣営の隠された「三枠目」。
その最終目的は女王セフィトの暗殺である。
+ 書籍版のネタバレ
もちろんセフィトを殺して教団の扱いがよくなるはずもない。
その意図は、教団上層部が自ら悪人を演じること。
それにより、一般教徒を「悪人に騙されていた」被害者として教団という沈む船から追い出し、救うことである。
+ 書籍版Ⅹ重大ネタバレ
第十一試合において、星馳せアルス撃破時にこっそり取得していた魔具『死者の巨盾』を切り札として使用。
無敵の防御に守られた状態で任意の相手を即死可能というチート状態でメステルエクシル(女王セフィトの暗殺)に臨むこととなるが――?

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最終更新:2025年01月01日 00:21