十字のロト

「きゅふふふふっ……ねえ、名前」
「名前はなあに?」

略歴

  • 読み:じゅうじのロト
  • 種族: 血魔(クルースニク)


+ 書籍版Ⅸにて登場した、謎の少女。
書籍版Ⅸにて 完成 した、血魔(クルースニク)の少女。

+ 書籍版Ⅸで――(ネタバレ)
書籍版Ⅸ最終盤で肉体の成熟を待たずに突如として覚醒。
直後に同じ実験室内に各個幽閉されていた複数の実験体を開放した後に虐殺。
+ その後――(書籍版Ⅹネタバレ)
その後に実験室外の大部屋で待機していた濫回凌轢ニヒロを圧倒的身体能力で一方的に制圧。その性能の異常さを見せつけた。

アズワ大鐘楼跡地下研究施設から脱走後、黄都のサガサ旧市街へと辿り着き、そこを拠点にして活動していくことに――。






人物

――脅威の気配がある――


年相応の無邪気さを持った、純粋で天真爛漫で屈託がない印象の、女児。

+ 「本当はみんな、誰かを嫌いたくないもの」
相対する者全てを等しく愛する慈愛の精神を持つ。
どのような相手であろうとも、分け隔てなく側に寄り添い、抱きしめ、愛おしむ。
それはまるで母親の様に。それはまるで恋人の様に。それはまるで幼い妻の様に。
それはまるで天使の様に

外見

+ 現実離れして美しい、天使のような少女。
見た目の年齢に不相応な淫靡さと邪悪さを湛えた、現実離れして凄艶な、怖気をふるうほどの、蠱惑的な美貌を持つ少女。
膝の下まで伸びる色彩を帯びた長い黒髪。前髪は片目を隠している。
+ 艶めいて覗く瞳は、ほとんど黒に思えるほどの深い紅色をしている。
艶めいて覗く瞳は、ほとんど黒に思えるほどの深いの色をしている。
細く柔らかな腕。華奢な肩。なだらかな起伏の胸。細い腿。白すぎるほどの滑らかな肌。
外見年齢は十か十一ほどに見える。その顔立ちは、どこか████に近しい印象を持っている。
書籍版Ⅹでは、貴族の少女が着る華やかな服装に似せた、生地の切れ端を継いで多数のリボンを飾った衣服を纏い、頭部にも大きいリボンを付けている。

能力

――――力任せに破壊されて歪んだ檻と、水風船が破裂したように飛び散った血の海が見える――――



+ 「あなたのこと、好きになっちゃった」(書籍版Ⅹネタバレ注意)
「――あなたを食べてもいい?」


それは必殺の武器にして不壊の防具と化す、流転無窮の血液を持つ。
それは人為の下に意図された、あり得ざる変異を経た感染経路を獲得している。
それは最後の異種として、史上の全てを凌駕する速度と知性で侵食する。
願いと祈りの果てに到来し蔓延する、理想世界の愛である。

  • 種族: 血魔(クルースニク)
  • クラス:教祖(アイドル)

千里鏡のエヌ理想()の果て、さざめきのヴィガ技術・知識の全て(願い)が注がれた末に生み出され、何らかの要因(祈り)によって歪められた、奇跡。感染する『平和』。
彼女の行動はすべからく、殺戮・捕食行為も含めてその全てが純粋な好意()に起因している。

身体性能

人族の肉体を自在に引きちぎる膂力に、星馳せに匹敵するとも評される敏捷性。
“彼方”の兵器に比類する攻撃を軽々と回避せしめる超反応*1
ただ単純に、生命体として非常識なまでに、強い。

詞術

自己の血液に焦点を特化した、それを自在に操る詞術を使う。
力術により血液の分子間力を操作し、竜隣じみた硬度を実現する。
液体のように染み込み、固体の硬度で食い込み、1600倍の体積の気体に変えて爆散させる。
また、生術により無限に造血と再生を繰り返す。その再生速度は異常なまでに、速い*2

感染支配

素体となったリナリスと同様に空気感染能力を持つ。
しかし人為的に操作されたロトのそれは、驚異的な速度で 常軌を逸した範囲 に急速に感染を広げることが可能。
感染者は悉く恐怖から解放され、他者に悪意・害意・敵意や殺意を抱くことなく無条件に信頼で結ばれる。
また、本来封じられるはずであった血鬼(ヴァンパイア)のフェロモンによる従鬼(コープス)の支配力を異常な強度で使用することができる。

上記の驚異的能力を、確かな知性に基づいて、愛の下に行使する。



「みんな、こっちにきて! いっしょになろう!」


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  • 書籍版登場人物
最終更新:2025年01月30日 16:43

*1 一問一答ではシャルクの槍を正面から対応可能な存在としてソウジロウサイアノプルクノカとロトくらいしかいない、とまで言及されている。

*2 一問一答によれば、戦闘速度での高速再生は劇中でも彼岸のネフトくらいしか使用しておらず、詞術単体として見ても異常なレベルとのこと。