プレ内科に散見された解答に困る問題について、各科の先生に質問に行ったまとめです。
1内
Cushing病で低K血症は確かに見られるが、多毛を男性化徴候と捉える教科書も少なくない。出題者の意図が不明。
【内分泌の先生からの解答】
指摘のように、多毛は男性化徴候とかんがえられるので、この問題は『不適当問題』としました。
しかし、男性化徴候をきたしているクッシング症候群では、副腎癌をまず念
頭におくことが一般的です。したがって、本問では、1つ選べ。といわれれば、b.低K血症を選択するのが妥当です。
どの年代にもレジオネラは発症しうるが、高齢者に多いのは事実。
主に市中肺炎の原因菌であるが、院内肺炎も起こしうる。
尿中抗原検出キットを迅速診断に用いる。
肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンはCOPD死亡率を低下させるエビデンスがある(北欧の大規模スタディ)⇒b,cは○
HOTは明らかにCOPDの生存率を改善⇒dは○
持続吸入ステロイド療法はCOPDの進展を抑制しない、という大規模スタディがある⇒eは×
COPD重症患者はBMIが小さいのは事実だが、死亡率が高いというエビデンスは?⇒aはどちらかというと×
ステロイドの副作用として骨髄抑制というのは不適切。
RAA系の活性化により、Na貯留⇒浮腫 ↑Kではなく↓K
設問2 e?
MIBIシンチを副腎皮質の疾患に用いるという文献は見当たらない。
しかし、MIBGシンチも副腎「髄質」のシンチであり、診断に有用とは言えないのではないか。
【内分泌の先生からの解答】
副腎皮質の疾患に限定している質問の意味が不明です。
本症例で最も可能性の低い疾患が、MIBIシンチグラフィーで集積を認める副甲状腺機能亢進症であると考えられ、本問の正解は、「e」です。
設問1 a,c,d?
朝倉などにあるガイドラインに照らし合わせて本問を考えると、
患者は10日間毎日発作があり、短時間作用性β2吸入薬が奏功するので、重傷度分類のステップ3(中等症持続型)
「治療としては、吸入ステロイド+吸入LABA(長期間作用性β2吸入薬)。更に、発作時の治療として、短期間作用型β2吸入薬を頓用する」
解答がa,c,dの3つになる。
設問2 a,b?
aは確実に○。c,dは×。
eは10年前から比べると減少傾向。
bは「急速に」増加しているとは言い難いが、増えているのは確か。
特発性間質性肺炎の経過観察に適する検査は、ゴールドスタンダードは「FVC」
CRPは不適。
血清マーカーとしては、KL-6はとてもよい。SP-Dは感度が低いので、あまりよいものではないが、使用することもある。⇒bが○
3内
Garder症候群の原因遺伝子はAPC、Peutz-Jeger症候群は常優、若年性大腸ポリポーシスは過誤腫なのでb,d,eは○。
Turcot症候群は常劣なので明らかに×だが、Cronkhite-Canada症候群も過形成ポリープで分類不能とあり、過誤腫といってよいのかは疑問。
検査
- 問題103には誤植があったので、問題106は正答率が低かったので採点対象から除外。
最終更新:2007年09月13日 10:47