自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

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第十一話「作戦」

「見つかりましたよ」そうシェリーが言う。
「何処だ?」
「此処から5kmほど北の森の奥、此処にかつてエルフ達が築いた、ウルヌ砦と呼ばれる砦がある。
統一戦争の際に放棄されたが、彼らが建て直して拠点にしていたらしい。
エミメニートの大図書館に砦の資料があった」そういって、古い羊皮紙の紙を広げる。
「これを見る限り地下に牢がある。おそらく十中八九ここに閉じ込められているだろう」
「わかった、それでお前達はどうやって助け出すつもりだ?」
「空間魔法による強襲。これが私達の世界での最もスタンダードな方法。
けれど、偵察に向かわせたケロちゃんが、対空間魔法防御魔法をちゃんとしていると言っているから、
だいたい100mほど離れたところが使える最大距離。だから、私達が砦を落としているころには死んでるかもね」
「それじゃダメだ!!」
「ついさっき、彼らからの使者から捕らえられている仲間の解放と、
10万レドーで開放すると伝えられたけれど……」
「なら、そうしろ!!」
「うーん、……無理」


「……なんだと?」
「テロリストの要求は呑まない、もしも、仮に呑んだとしよう、
彼らは増長して再び同じことを仕掛けてくるだろう。
ゆえに彼らに我々が要求を呑む事はありえないと教えてやらねばならない。って彼が言っていた。
たとえレイオンが誘拐されようと我々は無視して攻撃する。というか、した。だから、あなた達を特別扱いする事はできない」
「……どうせ俺達がノーといってもやるんだろ。だったら俺達に手伝わせろ」
「……別にかまわない。けど……人を殺すという行為を甘く見るな」彼女がそう警告する。
「安心しろ、俺は自分でこの仕事を選んだんだから」

「……作戦は以上だ。何か質問は」誰も手を上げない。
「艦長は空気な所は否定できない。だが俺にとっては命を預けるに値する人物だ。おまえもそうだろう? 
……俺にあの人の変わりは勤まらない。だから力を貸してくれ」
「もちろんですよ、副長」ヘイズが言う。他も同じ反応だ。
「では、これより作戦の開始位置に移動する!!」
あのあと話し合って、だいたいの作戦は決まった。


69 名前:ヘルフィヨトル ◆EZarcElGGo [sage] 投稿日:2010/01/07(木) 19:37:41 ID:4p3yJ9CO

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■             ■
■   □□□□□   ■
◆   ◇□□□□   ◆  ●
■   □□□□□   ■
破             ■
■■■■■◆■■■■■

■=砦外部
□ =館
◆=門
◇ =館の入り口
破=破損箇所
●=輸送予定箇所


第一段階として、空間魔法を使い、●の地点からリスノル軍の部隊で東側を強襲。
そして、その隙に、破損箇所から私達が内部に侵入。艦長を取り戻し、リスノル軍の別働隊と合流、脱出する。
砦には対空間魔法用結界、探知結界、lv3までの通常防御結界があり、約500人の兵が内部に駐屯しているらしい。
幸い大砲やバリスタは装備していないらしい。
リスノル軍の参加兵力は約1000人、人とエルフ、ドワーフにリザードマン、魔術師の比率は、2:2:2:3:1だそうだ。
これをシェリー以外の空間魔法使い20名で輸送する。
こちらは、私と三日月、ヘイズとその他21名の計24名。小銃は13丁しか用意できなかったため、不本意ながら、私と三日月以外は2人に1丁状態である。
それでも、全員が9mm拳銃を携帯しているから、某赤い国よりはマシなはず。
そのほか、魔術師を5名とエルフ3名、リザードマン4名が同行する。そのほかの装備は此処では省略しよう。
破損箇所から入り口までは、約100mだ、この作戦で一番重要なのは機動性。艦長が殺される前に助け出せるか出せないかだ。
開始箇所へは直前に空間魔法により運んでもらう。壁から50mは彼らから提供された透明マント? で探知結界をごまかせないので進入したら見つかる。
開始時間は朝4:40分、レイオンに時計を渡してあるため、タイミングがずれる心配はない。
あとは、人事を尽くして天命を待つ。それだけだ。
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