自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

40 修正版

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匿名ユーザー

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ちょっと改訂版を投下いたします。

作戦行動はわずか24回。これはあまりにも少なすぎる数字だ。
爆弾も燃料も少ない。
米側はアイバーグ作戦の初期にサイフェルバン精油所を制圧していた。
その精油所には、重油や航空燃料らしきものが相当数貯蔵されていた。
もしや、燃料問題が緩和できるのでは?
米側は期待しながら燃料の質を調べた。重油に関しては問題は見当たらなかった。
だが、問題は航空燃料だった。
ガソリンらしき燃料のオクタン価は89。それに対し、米側が使うガソリンのオクタン価
は100・・・・・・・
つまり、「あわない燃料」なのである。
オクタン価の違うガソリンを入れれば、故障の原因となる。米側は失望した。
「世の中そう、うまくはいかんものさ」
と、ブラッドマン少将は漏らしている。
結局、各種訓練も2、3回しか行われなかった。
この事から、搭乗員の錬度の低下が心配されている。
このわずかな燃料、弾薬に賭けるしかない。爆撃兵団の将兵はそう決心していた。

「爆弾は前回の通り、1000ポンドでしょうか?」
「今回は500ポンドでいく。少ない数よりも、多数の爆弾をぶちまけたほうがいい。
1000ポンドは威力が大きい分、重量があるからとても多くは積めない。
そうすると、数が少なく、破壊面積が少ない。だが、500ポンドなら、威力は1000ポンドに
譲るが多数を積めることができ、被害範囲が大きくなる。だから私は、500ポンドで以降と思ったのだ。」
「わかりました。」
ゲイガー大佐は納得して頷いた。
「他に質問はないか?」
ブラッドマン少将は聞いてみた。だが、誰も黙りこくったまま声を上げない。
「では、本作戦はこの内容で行く。」
こうして、ファルグリン爆撃作戦の内容確認は、短い時間で終わった。
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