目次
第一部 揺らぎのなかの生の試し‐デカルトの合理主義と二つの道徳論
第1章 価値観のゆらぎ 転換期としてのデカルトの時代
一.中世から近代への転換
二.ローマ教会批判とヒューマニズムの芽ばえ
三.不安と懐疑と模索――“等身大”の自己の発見
第2章 模索と曙光―デカルトの前景
一.魂のゆらぎと“試し”‐モンテーニュの『エッセイ』
二.実証的緒神と“自然の光”の合理化‐力学的自然像の形成
三.信仰と理性‐市民・プロテスタントの生活論理
第3章 デカルトの「試し」と理性への確信‐仮りの道徳
一.デカルトの生
二.理性の原理性への確信と「四つの規則」
三.デカルトの体験的道徳論
第4章「試し」の方法的普遍化‐理性の原理性の根拠とその探究
一.方法的懐疑と物心二元論
二.心身分離の意義と心身合一
第5章 体験の学的「試し」‐「決定的道徳」
一.道徳の本質
二.情念の生理学的分析とその統御可能性
三.情念の心理学的分析
四.情念の道徳的意義と「高邁の心」
第6章 「試し」のなかの合理主義‐“戦略的高地”としての倫理学
一.デカルトの合理主義と感性
二.験的道徳論と学的道徳論の関係
おわりに
第一部第4章~第6章
一.中世から近代への転換
二.ローマ教会批判とヒューマニズムの芽ばえ
三.不安と懐疑と模索――“等身大”の自己の発見
第2章 模索と曙光―デカルトの前景
一.魂のゆらぎと“試し”‐モンテーニュの『エッセイ』
二.実証的緒神と“自然の光”の合理化‐力学的自然像の形成
三.信仰と理性‐市民・プロテスタントの生活論理
第3章 デカルトの「試し」と理性への確信‐仮りの道徳
一.デカルトの生
二.理性の原理性への確信と「四つの規則」
三.デカルトの体験的道徳論
第4章「試し」の方法的普遍化‐理性の原理性の根拠とその探究
一.方法的懐疑と物心二元論
二.心身分離の意義と心身合一
第5章 体験の学的「試し」‐「決定的道徳」
一.道徳の本質
二.情念の生理学的分析とその統御可能性
三.情念の心理学的分析
四.情念の道徳的意義と「高邁の心」
第6章 「試し」のなかの合理主義‐“戦略的高地”としての倫理学
一.デカルトの合理主義と感性
二.験的道徳論と学的道徳論の関係
おわりに
第一部第4章~第6章
第二部 価値への視座―価値論のタイプと“よくある”価値観
はじめに
第1章「よさ」と価値
一.「よさ」のいろいろ
二.「価値」と「好さ」・「善さ」
第2章 事実と価値
一.リンゴの〃赤さ〃と〃よさ“はどうちがう?
二.事実は価値にたいして中立か
三.価値は事実から独立か
第3章 価値論のタイプ
一.価値を考える舞台
二.「主観的‐客観的」の二軍の意味
三.価値は結局“みる人”の心で決まるか―主観主義の価値論
1“価値=勝手バラバラ”論と主観主義
2強い「価値=主観」説と弱い「価値=主観」説
3ホッブズの価値論
四.価値は結局はじめから決定されているか-客観主義の価値論
1“価値=決まり”論と客観主義
2プラトンのイデア論
3デカルトの価値論
五価値は結局“状況”によって決まるか‐現象学的価値論
1“価値=状況”論と現象学
2現象学的価値論の積極面と消極面
3シェーラーの価値論
六.価値は結局社会制度で決まるか―“悪しき”社会(科)学主義的価値論
第4章価値の主観性・客観性とその連関
一.価値とはなにか
二.価航の主観性はどんな意味で認められるか
三.価値の客観性はどんな意味で認められるか
四.自然・物質はどう価値を規定するか
五.社会は価値をどう規定するか
第5章 価値観の対立と価値の普遍性
一.価値の普遍性の歴史的起源はなにか
二.社会的価値の分裂のなかで、価値の普遍性はありうるか
三.価値観の対立から出発する価値の杵迦性はどうあるか
四.歴史のなかで価値は普通性をもちうるか → 亀山の「歴史的普遍性」の議論
第1章「よさ」と価値
一.「よさ」のいろいろ
二.「価値」と「好さ」・「善さ」
第2章 事実と価値
一.リンゴの〃赤さ〃と〃よさ“はどうちがう?
二.事実は価値にたいして中立か
三.価値は事実から独立か
第3章 価値論のタイプ
一.価値を考える舞台
二.「主観的‐客観的」の二軍の意味
三.価値は結局“みる人”の心で決まるか―主観主義の価値論
1“価値=勝手バラバラ”論と主観主義
2強い「価値=主観」説と弱い「価値=主観」説
3ホッブズの価値論
四.価値は結局はじめから決定されているか-客観主義の価値論
1“価値=決まり”論と客観主義
2プラトンのイデア論
3デカルトの価値論
五価値は結局“状況”によって決まるか‐現象学的価値論
1“価値=状況”論と現象学
2現象学的価値論の積極面と消極面
3シェーラーの価値論
六.価値は結局社会制度で決まるか―“悪しき”社会(科)学主義的価値論
第4章価値の主観性・客観性とその連関
一.価値とはなにか
二.価航の主観性はどんな意味で認められるか
三.価値の客観性はどんな意味で認められるか
四.自然・物質はどう価値を規定するか
五.社会は価値をどう規定するか
第5章 価値観の対立と価値の普遍性
一.価値の普遍性の歴史的起源はなにか
二.社会的価値の分裂のなかで、価値の普遍性はありうるか
三.価値観の対立から出発する価値の杵迦性はどうあるか
四.歴史のなかで価値は普通性をもちうるか → 亀山の「歴史的普遍性」の議論
第三部 欲求と疎外-生に“埋めこまれた”批判的価値意識への視角
はじめに
第1章 価値意識の土台
一.価値意識は三つの契機からなる
二.三つの契機を区別するメリットは何か、またどうかかわるか
三.価値意識の土台は欲求である
第2章 欲求的行為の二重性
一.欲求は三つの側面を、もつ
二.欲求は能動的原理か、それとも受動的原理なのか
三.欲求の人間的性絡、または人間的欲求
四.共同性欲求ははたして派生的といえるか
第3章 疎外の概念
一.疎外論の前景
二.ヘーゲルの疎外論と主体形成の論理
三.フォイエルバッハの疎外論
四.フォイエルバッハ疎外論の今日的射程
第4章 現実世界における疎外
一.労働の疎外
二.現代の疎外と物象化
三.生活の疎外
四.商品社会の論理と欲求の疎外
第5章 疎外克服と欲求
一.人間解放の論理としての疎外論
二.疎外克服の必然性と生活の論理
三.疎外克服の主体的原理としての、疎外された生活欲求、または根源的欲求
第1章 価値意識の土台
一.価値意識は三つの契機からなる
二.三つの契機を区別するメリットは何か、またどうかかわるか
三.価値意識の土台は欲求である
第2章 欲求的行為の二重性
一.欲求は三つの側面を、もつ
二.欲求は能動的原理か、それとも受動的原理なのか
三.欲求の人間的性絡、または人間的欲求
四.共同性欲求ははたして派生的といえるか
第3章 疎外の概念
一.疎外論の前景
二.ヘーゲルの疎外論と主体形成の論理
三.フォイエルバッハの疎外論
四.フォイエルバッハ疎外論の今日的射程
第4章 現実世界における疎外
一.労働の疎外
二.現代の疎外と物象化
三.生活の疎外
四.商品社会の論理と欲求の疎外
第5章 疎外克服と欲求
一.人間解放の論理としての疎外論
二.疎外克服の必然性と生活の論理
三.疎外克服の主体的原理としての、疎外された生活欲求、または根源的欲求