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『唐沢先生の雑学授業』をもっと楽しく読み込むためのガイド
【携帯電話】
香港で携帯電話の事は大哥大という。
大哥はヤクザの兄イという意味で、恐いおアニイさんが最初に使いだしたから。
『唐沢先生の雑学授業』P029
携帯電話を現在では普通「手機」と唐沢も書いているが、
そもそも 「大哥」はヤクザの兄イという意味ではなく、
単に「長兄」「アニキ分」という意味。
トンデモない OLD
【公園デビュー】
公園デビュー』という言葉は赤軍派の使っていた『公然デビュー』のもじり
『唐沢先生の雑学授業』P029
この話を唐沢が知ったのは 2000年 4月に発行された「月光」という
やおい系ミニコミ誌で編集長の南原四郎が書いた
「公園デビューというマスコミ用語は、多分これをもじったものだ」
という一文から。
南原さんがこないだ持ってきてくれた『月光』最新刊を読む。
毎度南原氏の独断で読者を無視して特集される記事が非常に面白い。
今回は連合赤軍。赤ん坊の“公園デビュー”の語源が連合赤軍の“公然デビュー”だなどとは、
初めて知った。
しかし「公園デビュー」という言葉を作ったのは光文社の『VERY』編集者で、
公然デビューという言葉とはまったく関係なく、
団地などの公園に子供を初めて連れて行く事が重要な儀式になって
いるという話から考え出したものだと明言している。
トンデモない OLD
【青酸カリ】
青酸カリを注射しても死なない
『唐沢先生の雑学授業』P033
俗に青酸カリは胃酸と反応してシアン化水素が発生し中毒死する
と言われているため、胃酸と反応しなければ死に至らないとして
ミステリーでネタにされることもあるが、
実際には粘膜や注射などで少量でも青酸カリが体内に入ると致死量となる。
トンデモない OLD
【スパゲッティをおさえるつける】
唐●なんと、スプーンの代わりにナイフを使う、左手のフォークで、お皿の
中のスパゲッティのかたまりをおさえるつけ、右手のナイフで、二〜三セン
チくらいの長さになるようにスパゲッティを切る。で、短くなったスパゲッティ
をナイフで押さえながらフォークの背に盛って口に入れる……。
『唐沢先生の雑学授業』 P.78
ふ〜んという雑学で、これに関しては事実らしいが
唯一引っかかるのが「スパゲッティのかたまりをおさえるつけ、」という
恐らく誤記と思われる「おさえるつけ」
実はネット検索するとこんな文章が引っかかる
★イギリス式の食べ方★
使うもの:ナイフとフォーク
1.左手のフォークで、適当にお皿の中のスパゲティ
のかたまりをおさえるつける。
2.右手のナイフで、2〜3センチくらいの長さになるようにスパゲティを切る。
*中には、タテにヨコにと乱切りにするようにナイフを入れる人も。
3.短くなったスパゲティをナイフで押さえながらフォークの上に盛る。
*ライスを食べるのに似ている。
4.口に入れモグモグ。
「右手のナイフで、二〜三センチくらいの長さになるようにスパゲッティを切る」や、
「短くなったスパゲッティをナイフで押さえながら」がそっくりそのままなのに加えて、
打ち間違いと思われる「かたまりをおさえるつける」が、唐沢俊一の本の中でも
そのまま「かたまりをおさえるつけ、」と……。
元となったblogはサービス終了で見る事が出来なくなっている。
この検証が10年遅れていたら、そんなパクリ元をたどれなかったんだろうね。
ちなみに、ナイフとフォークを使ってスパゲッティを食べるのは、別にイギリス限定
の話ではないらしい。
【ガウディ】
ガウディに関しての雑学が箇条書きで並んでいる。
『唐沢先生の雑学授業』P089-90
「唐沢先生の雑学授業」(二見文庫)は2005年9月25日に発行された本だが、
3ヶ月ほど前の2005年6月9日に発行されたメルマガ「知泉」にはほぼ同じような雑学が
箇条書きで書かれている。
なぜか唐沢俊一の記述もこの項目に関しては箇条書きになっていて、
しかもメルマガの雑学には冒頭に☆マークが付けられているが、
なぜか唐沢の本でもこの箇所の雑学だけには☆マークが付けられている。
このように雑学などをパクった時に、オリジナルの特徴を(☆マークや、ガセや入力間違いなど)
そのままコピペしてしまうことを「ガウディ型」と呼ぶようになる。
前述の「スパゲッティをおさえるつける」もガウディ型。
| 9月25日発行 「唐沢先生の雑学授業」の88-90 |
6月9日発行 メルマガ「知泉」 |
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※1926年06月10日:天才建築家ガウディ死去(享年73)[1852/06/26〜1926/06/10:イタリア生] |
| ☆サグラダ・ファミリア教会の地下室には現在設計者のガウディが眠っている。 これはローマ法皇が出した特別許可によるもので、この教会への一番乗り。 |
☆複雑なデザインのために現在も建設途中のサグラダ・ファミリア教会だが、現在その地下室で設計者のガウディは眠っている。これは当時のローマ法皇が出した特別許可によるもので、つまりこの教会への1番乗り。 |
| ☆ガウディの死因は路面電車にはねられた事故だが、その時ガウディはボロボロの服 だったので「浮浪者がはねられた」と思い誰も病院へ連れて行こうとしなかった。 |
☆ガウディの死因は路面電車にはねられた事による。その時ガウディはボロボロの服だったので「浮浪者がはねられた」と誰も病院へ連れて行こうとせず、本来なら助かったかも 知れないが、死に至ってしまった。 |
| ☆ガウディは「神に仕える者は最低限の生活をしているべき」との考えから、身なりを 極端に質素にしていた。結果的にはそれが命取りになった。 |
☆ガウディは「神に仕える者は最低限の生活をしているべき」との考えから、身なりは気に していなかった。※事故は6月7日、その3日後に死去。 |
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☆ガウディの建造物のグエル邸、グエル公園、カサ・ミラなどはユネスコの世界遺産に登録されているが、サグラダ・ファミリアは登録されていない。建設途中なのでダメという事らしい。 |
| ☆一般的には「アントニオ・ガウディ」と呼ばれているが、正しくは"アントニ・ガウ ディ"である。 |
☆一般的には「アントニオ・ガウディ」と呼ばれているが、Antoni Gaudiiなので、 正しくは『アントニ・ガウディ』 |
【外国人には肩凝りがない。】
外国人には肩凝りがない。
『唐沢先生の雑学授業』 P.103
辞書の定義では:
- 肩凝りに悩む suffer from a stiff neck
- 肩凝りをもみほぐす massage the stiffness out of a person's shoulders [neck]
- 肩がこる have a stiff neck
「外国人には肩凝りがない」だと、
外国人は肩凝りにならないかのようにしか読めないけど、日本人以外も肩凝りにはなる。
上記の辞書の定義には a stiff neck とあるが、
首や背中の強張りや痛み、頭痛などとして症状を訴えることが多く、
shoulder を使う表現をあまりしないだけ
(肩を揉んだり叩いたりの方には shoulder も使うことがあるようだ)。
この「外国人は肩こりがない」という誤解はしばしされるようで、それを否定する文章も多い
肩こりは stiff neck、肩たたきは shoulder massage と言います。stiff neck と頭痛は
きってもきれないものなので、むしろ肩のこりというより、 tension (頭、首、肩にかけて
はしる痛み) という言葉を選ぶ人の方が多いとはいえ、日本人の言うところの "肩こり"
は日本人のみにかせられた疾患(?)ではないと思われます。
「中国人が日本に来て初めて "肩こり" を知ったという話を聞いたから」 とおっしゃった方
もいました。中国からの知人達の話では "肩こり" にあたる単語はないかもしれないけれ
ど「肩がはる」 「首のつけねのあたりがこる」 という現象に悩まされた経験は、当然あると
のこと。
緊張する松井にボンズは微笑みながら緊張を解くように促した。どのように促したのか。
そう、肩を揉んだのだ。私も子供の頃しばしば母の肩を揉み肩を叩いた。まさに同じ仕草
だ。外国人だって肩が凝り、肩を揉むんだ。
外国人には「肩凝りがない」という誤解
では、何故そのような誤解が生まれたのか。〈中略〉 この原因は「肩」という名詞を日本語
ではいい加減に使っているからだと思われる。〈中略〉昔、母の「肩」を揉んだり叩いたとき
は、上の図で言うと、項、背(上)、肩、肩甲などで、時には後頭、背、上腕までも含まれる
ことがあった。英語、ドイツ語、ラテン語、漢語のどの言語にもこんなに広い意味は含まれ
ない。項部 (nape または nucha) や背部の痛みは外国人にも幾らでも起こる。ボンズが
松井の「肩を揉んでいた」通りである。
最終更新:2017年05月21日 09:52