ここでは、「顕正会ドラえもんショー」の後編について扱う。
本編
男子部版
テロップあり
テロップなし
女子部版
概要
「後編」とある通り2001年に上演されたドラえもんショー前編の続編である。しかし長らくドラえもんショーはこの後編・男子部版しか広く知られていなかったため、今でも「顕ドラ」と言えばこの後編を一番に連想する視聴者も多い。
男子部版と女子部版とで一部の内容や演出(特にエンディング)が異なるのも特徴の一つである。
あらすじ
※男子部版・女子部版で共通する部分のみを記述する。
昨年顕正会へ入信したジャイアンとスネ夫だったが、それぞれ個人的な事情で勤行を怠ってしまう。その罰としてジャイアンのママとスネ夫のママが花巻温泉の森でクマに襲われるが、息子2人の必死な祈念により一命をとりとめるのだった。
その後、親子共に勤行に励むことを誓った2人の母も入信に至る。
その後、親子共に勤行に励むことを誓った2人の母も入信に至る。
勤行をやめてしまった理由をジャイアンとスネ夫に問う静香たち。ジャイアンは「家で勤行をしている事が母親に知られてしまう事を恐れたから」、スネ夫は「子供を守る会のおじさんに煽てられ慢心した結果勤行の必要性がないと考えたから」と経緯を語った。
ドラえもんいわく、スネ夫を口車に乗せたおじさんは「第六天の魔王」が仕掛けた謀りらしい。第六天の魔王は顕正会の勢力拡大を恐れており、各地で「不自然かつ不可解な妨害」を張り巡らせているのだという。
ドラえもんいわく、スネ夫を口車に乗せたおじさんは「第六天の魔王」が仕掛けた謀りらしい。第六天の魔王は顕正会の勢力拡大を恐れており、各地で「不自然かつ不可解な妨害」を張り巡らせているのだという。
しばらくして3000年前の大賀バスがついに開花。その美しさに魅了された一同は、泥に染まることなく美しい花を咲かせる蓮のように日々の修行に精を出したり、広宣流布を目指して励む気持ちを互いに高め合う。ジャイ子も兄と共に勤行に励むことを誓い、自分達を産んでくれた母に2人で感謝するのだった。
内容
前編で未登場だったジャイアンの母ちゃん、ジャイ子、スネ夫のママも仲間入り(ついでに入信)。第六天の魔王や子供を守る会のおじさんなどの名脇役も要所で場を盛り上げる。
何と言っても某学会名誉会長を「勲章が大好きでチンドン屋みたいな弱虫魔王」と明け透けに茶化し会場全体の笑い者にする描写、(男子部版のみだが)その「魔王」に堂々と宣戦布告する敵意の剥き出しっぷりは、もはや単なる「パチモン着ぐるみ劇」どころではない完成度に仕上がっている。
舞台は上演場所でもある花巻温泉で、背景も「花巻温泉バラ園」の噴水をメインとした絵が使われているが、作中では温泉にちなんだ要素は特に見られない。
前編に引き続き登場人物全員が立ち話しかせず、後は申し訳程度の歌と踊りだけである。また、前編ではひみつ道具やアニメ主題歌など原作色が強かった一方、今回はそのようなドラえもん特有の要素もかなり薄まっている。
関連項目
- 男子部版
- 女子部版