ここでは、「顕正会ドラえもんショー」の前編について扱う。
概要
2001年8月、顕正会女子部合宿研修のイベント「芸術祭」の余興として上演された。会場は鬼怒川温泉あさやホテル(栃木県日光市)。
後編でのドラえもんの挨拶から、男子部の合宿では上演されなかったらしい。後編におけるショーの観客および視聴者はこの「昨年のドラえもんショー」を事前に観ていることが前提となっており、後編のナレーションも男子部員達へ観ているかどうかをダメ押し気味に確認している。「は~い」と言わされてる感といい、本当に観てる人は少なそうだが。
あらすじ
勤行に励んで以来いじめを受けなくなったというのび太は、ジャイアンやスネ夫を勧誘する。不仲な両親の関係が改善できればとわずかに関心を寄せるスネ夫に対し、母親に入信がバレる事を恐れるジャイアンはいまいち消極的。どうしても2人に勤行をさせたいのび太はドラえもんを頼るが、「広宣流布の戦いは御本尊様への祈念によって勝利を得ることが全てである」「80を過ぎても頑張っている人もいるのだから弱音を吐いてはいけない」と諭される。
そこで静香と静香のママはジャイアンとスネ夫に本部会館で見られる美しい自然をアピールし、のび太のパパは信仰の大切さを説く。のび太のママも美味しい物が食べられるという関連施設「芙蓉茶寮」のことを話し、のび太は芙蓉茶寮で働いている友達の納豆隊を皆に紹介する。
顕正会で触れることのできる魅力の数々を知ったジャイアンとスネ夫はついに勤行を決意する。最後に皆で「ドラえもん体操」を踊るのだった。
内容
母ちゃん、ジャイ子、スネ夫のママは未登場。また、衛護隊長、第六天の魔王、子供を守る会のおじさんなどのオリキャラもこちらではまだ登場せず、納豆隊(わら隊長・パック支隊長・カップ班長)というキャラが登場する。
「おれはジャイアンさまだ!」や「ぼくドラえもん」などのドラえもんソング、そしてドラえもんが「ひみつ道具」を出す仕草をするなど後編よりはドラえもん要素が多く取り入れられている。
しかし、そのような原作をリスペクト(?)した点や全体的に過激演出が少なく大人しめな印象を与える点は、あえて原作要素を排し独特の狂気に塗れた後編としばしば比較されており賛否が分かれている。「後編と比べて微妙」「原作要素を無視してこそ顕ドラ」「単純に物語としてつまらない」「駄作」など厳しい意見も少なくない。特に「納豆体操」は幼稚な歌と踊りを大の大人が大の大人に向けて懸命に披露する姿が「寒い」「死にたくなる」など非難轟々である。
しかし、そのような原作をリスペクト(?)した点や全体的に過激演出が少なく大人しめな印象を与える点は、あえて原作要素を排し独特の狂気に塗れた後編としばしば比較されており賛否が分かれている。「後編と比べて微妙」「原作要素を無視してこそ顕ドラ」「単純に物語としてつまらない」「駄作」など厳しい意見も少なくない。特に「納豆体操」は幼稚な歌と踊りを大の大人が大の大人に向けて懸命に披露する姿が「寒い」「死にたくなる」など非難轟々である。
それでも終盤で唐突に物騒な宣誓をする静香、「ドラ焼きをやめた」という衝撃発言や退場時にちょっと可愛らしいアドリブを放つドラえもん、脚がエロいのび太のママ、相変わらず風評被害を受けるアニポケなど(顕ドラ的に)光る部分はある。
余談
ネット上では「オーレンジャーとコラボした」、「ダイサクザウルスが現れて皆でやっつけた」などの証言も存在する。現在発掘された前編にこのような描写は見られないが、後編と同様に演出が異なる別バージョン、あるいはドラえもん以外を題材にしたショーの可能性もある(→『顕ドラの噂』を参照)。
(後編が後編だけに)これらの証言がどこまでマジなのか本気で判断しかねるのが顕ドラの恐ろしさを物語っているかのようだ。
(後編が後編だけに)これらの証言がどこまでマジなのか本気で判断しかねるのが顕ドラの恐ろしさを物語っているかのようだ。