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ゼルダの伝説 別訳ムジュラの仮面 第三話

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nsdr2020

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レッドレイトン > ゼルダの伝説 別訳ムジュラの仮面 > 第三話

レッドレイトンの小説。第1話は2011年10月8日投稿。2021年4月21日時点ではピクシブ上で閲覧可能だった*1が、その後いつの間にかユーザーごと削除されたことが判明(2022年9月3日のネオ麦焼酎の報告より)。

- 目次

本文

最後の朝 あと24時間

「おい何そこで寝てんだよ!!!大迷惑だぞこのアロエが!!!」

気がつくとリンクは渡り道の真ん中で座って寝ていた。

調べるのに疲れたから眠気が刺したのだろう。

だけど、もう全部の店に聞いても全部同じ答えしか返ってこなかった。

とんだ無駄な1日だったな・・・・・。

リンクはサリアを迎えに行こうと宿へ入った。

あれ?サリアが居ない。リンクは煙草をすったおじさんにサリアはどこか聞いてみた。

「あの子ならお前に会いたがって1時間前に外に出たさ。」

どうしてそんな勝手な事を、リンクはこの建物から出てサリアを捜し出した。

今はあの少年の居場所をさがすどころでは無い。もしかしたら誰かにさらわれているかもしれない。

リンクはこのエリアの中に必死に探した。

釣り屋には居ない。オクタロック射的には居ない。宝探し屋は・・・・・・・・絶対居ない。

どこへ探しても無かった。


南エリア

リンクはこのエリアから探して見た。

ここのエリアには、赤い門のさきには赤いレンガでできた教会と、

どこにでもあるレンガでできた一般よりも高い建物が並んでいた。

教会の周りには気味が悪いお墓ばかりだ。亡者の幽霊が見えそうだ。

まずリンクは教会の中を調べた。

教会の中は、どこにでもある様な少し豪華な教会だった。

今日は葬式をやっているらしい。

それでもリンクはここにサリアは居ないか、棺桶の前に居る神父に聞いてみた。

「そんな子知りませんよ。あなたなんなんですか?この人の関係者ですか?」

「そんな人知りませーん!」

「あのおじさん誰ー?」

「あんな大人になっちゃいけないわよ。見てはいけません。」

勝手に邪魔したからだろう。皆から嫌気されている。リンクは邪魔をしてしまったようにこの教会から出た。

次は隣の建物だ。

リンクは走ってその建物にお尋ねした。

すると、髭を生やした若そうな人が何か書類を書いていた。

その人はリンクに反応した。

「おお。誰だい君は?私は町長だ」

リンクはサリアはどこにいるか質問をした。

「いやいや、悪いが知らないね。そんな事よりこの本の数見てくれ。私が書いたんだ!全部この街の事に纏わる事だけど、この数はすごいだろう?なんせ80年も経ったからこんなに出来たんだ!あっでも私が全部書いた訳じゃないぞ?ここからこの先は私だ。すっごい多いだろう?なんせ私一人で書きまくった大事な物ばかりだからな!あと、その地球儀は・・」

まさかこんなことになるとは・・・、[newpage]

町長のどうでもいい話が続いて12時間が経ってしまった。

リンクは疲れたようにこの建物から出た。

前を見た瞬間、明らかに人では無い形をした物体が居た

[pixivimage:26408881]

リンクはぎょっと驚いて剣を抜こうとした

目を剣の所に持っていき、物体の方を見ると、

サリアが泣きながらリンクの前に居た。

妙な物体はいなかった。リンクは剣を抜くのを治めた。

するとサリアはリンクに泣きついた。リンクの腹を涙で濡らした。

どうしてそんなに泣いているんだ?そんなに寂しかったのか?

サリアが泣き疲れた後、リンクにこう言った。

「絶対に離れないで・・・・・・。」

一人では怖かったのだろうか、再びリンクの背中に乗ろうとしたからリンクは少し足を曲げて乗りやすいようにした。

なんでそこまでして離れたくないんだ?煙草を吸っているおじさんと居ればよかったのに?そうしたら寂しくないのにどうして・・・?[newpage]

西エリア

「へいらっしゃい。その子見つかったのか?良かったな。」

煙草を吸っているおじさんにサリアがどうしてここから出たのか質問をした。

「なんだそりゃ?俺をどんな目で見てんだ?あん?」

そういう訳じゃない。どうしてサリアがリンクを探しに行ったのか聞いているだけだ。

「ああ、そいつが目を覚めてからだな。俺にリンクはどこって聞いて来たんだよ。俺が居ないしか言わなかったから外へ行ってお前さんを探しに行ったんだろう。」

居ないだけで答えてしまったから死んだかと思って探したんだな・・・・。

「悪いなお譲ちゃん。居ないしか言わなくて。」

「・・・・・・・・・・こっちも、ごめんなさい・・・・・・・・・・。」

その時、外からなにか花火の音がした。

サリアはその音にビビって「ヒイ!」と頭を引っ込めてしまった。

「な・・・・・・何の音?」

「ああ、明日で80周年記念パーティだったな。」

80周年記念パーティ?確か昨日その言葉をどこかで聞いた・・・。

「お前らも行ってみたらどうだ?記念パーティはとっても豪華に飾られているからいい思い出になるぜ。」

「豪華・・・・・・・?」

「まあ祭りがあるのは北エリアだけだけどな。80周年記念の祝いを存分と楽しんで来たらどうだ?」

リンクは今すぐ北エリアに向かった。

北エリア

本当にあのたばこを吸ったおじさんの言うとおり、ここは豪華な祭りでいっぱいになっていた。

テーブルの上にはお酒ばっかり、肉ばっかり。みんな座って80周年記念パーティをわくわくしていた。

「っしゃああああああああ!!!もうすぐパーティだああああああ!!」

「早くパーティ開いてくれええ!!肉が食いてえんだあああ!!!」

「もうどうでもいいからビール飲ませろおおおおおおお!!」

「カルビ!カルビ!カルビ!!」

ほぼ、食なことしか考えていない奴ばっかりだ。

おまけにこそこそ肉をたべている奴もいる。

リンクはここから引き返そうと宿へ帰ろうとしたら、サリアがリンクの服の肩の方を引っ張り出した。

「リンク・・・・・・・・月が・・・・・・・・・!!」

サリアは月を指してそう言った。

月を見上げたら、前よりもものすごく大きくなっていた。

大きくなったんじゃない、こっちに近づいてきてるんだ!

リンクは月の下にある時計塔も見てみた。あれ?こんな形してたっけ?

前の形と全然違う。おまけに時計が上に指している。

おまけに白目をむいた老婆の絵が階段となっていた。

リンクは興味を持ってその階段へ向かった。

「待ってよ!ここに入るの?怖いよやめようよ・・・・・。」

それでもリンクはその階段へ向かって、階段につき、上がった。

階段は以外と奇妙な作り方をしていた。普通は斜めか回転式で作られるのが多いのに、

この階段は気持ち悪い方式で建てられていた。[newpage]

時計塔 屋上

とうとう月の近くまで来てしまった。

リンクは街中がどうなっているか、外の風景を見てみた。街中はきれいに輝いてた。

「おい、何しに来たんだよ。」

何か聞き覚えのある声だ。リンクは声のした方に思いっきり向いた。

そいつはお面を被った少年だった。お面を被った少年が宙に浮いていた。

「もしかして観光か?だったらいまのうちにしとくんだな。死にたくなかったら僕に聞けよな。いつでも元の世界に戻してやるからな。」

死にたくなかったら?もしかして街の皆を殺すつもりか!?

「おいおいそんな顔すんなよ。別にお前の世界を壊す訳じゃないし、存在しない世界をぶっ壊してもお前の大切なものには何も害は無いだろう?」

「なんで・・・・・そんなことするの?」

サリアが恐怖している声でそう言った。

「見てみたいんだ。この街が滅んで皆死んで行くのを。まあ簡単にいえば月を落とすんだけどね!!」

少年は笑いだした。

「だからよう、自分の世界に戻りたければ戻ればいいんだぜ?分かったら、帰れよ。」

リンクはその伝言を拒否した。たとえ関係の無い街だとしても滅ぼすなんて許せないからだ。

「あたし達は、あの店長さんにあなたの仮面を取り返さなきゃいけないの。お願いだから、それ返して・・・。」

「はあ!?こいつがなきゃ滅ぼされねえじゃねえかこの街!!ふざけんな!!俺はもっともっと遊びたいんだ!!返すわけねえだろうが!!」

「・・・・・・・楽しいの?みんなを殺すの楽しいの?そんなの不公平だよ!あなたのやってることは間違ってるよ!!お願い止めて!そのお面を返して!!」

リンクもサリアを同表し、少年を怖い顔でにらんだ。

少年は怒りで空気を思いっきり殴った。

「ああそうかよ!!だったらてめえらも道ずれだ!!月に潰されてぐちゃぐちゃになっちまえ!!」

少年は右手を上にあげて、右手全身紫色の光を放出した。

決していい色ではないが、その光がどんどんと強くなっていく。

そして月の落下速度が倍に上がっていく、

絶体絶命の危機だ。

その時、円に囲んである壺の、自分から見て右から3番目の所からなにか光っているものが見える。

リンクは急いでそこに向かった。

それは、あの少年に消されたはずの愛用の剣だった。

[トアルの剣を手に入れた]

しかし、手に入れても意味が無かった。

宙に浮いてるし、ジャンプしてもとどかない。

一体どうすればいいんだ?

「ケケケ。何してんだよ?死ぬ準備か?死ぬなら勝手に死にな。お前の自殺見てみたかったんだよね~。」

この野郎!血も涙も無い事を言いやがって!

リンクは少年に剣を投げ刺し殺そうとするが、そうすると剣が時計の外に落ちてしまう。

大事な愛剣だ。もう失うわけにはいかない。

リンクは歯を食いしばりながら剣を下ろした。

どう戦えばいい?弓も無い、大砲も無い、ボウガンもない、

何一つ攻撃するものが無い。

リンクは今、絶望の状態だった。

その時、サリアの上着の中にあるオカリナを見て、

サリアは何か変な思い出を思い出した。[newpage]

2年前

サリアが森でうろちょろして、明日、または一週間分の食べ物を探していた時の事だ。

木をゆすって木の実を落とそうとしているときに、何か足みたいなものがぶら下がっていた。

[pixivimage:26409050]


上を見てみると木で首をくくって白目を向いて口から血が一滴垂れている長髪の女性がいた。

ピクリとも動かなかった。当り前だ、死んでいるのだから。

サリアはこれを見て驚いたように尻もちをついた。

だけど、サリアは逃げなかった。何度も何度も死体を見ているからだ。

死体の足の下に何かある。

尻もちをついた状態でそれを見た。

それは、緑色のオカリナと紙切れ2枚だった。

サリアは立ちあがらないで、4つんばいでその3つに近づいた。

まずは一番上の紙切れを取った。

『家を失い、
 大好きなおばあちゃんも失い
 お父さんもお母さんも焼け死んで
 もう生きていけません。
 私の大好きな友達ナラへ
 さ  よ  う な     ら』

サリアはこの文章を読んで、あまりにも怖くてその紙を放り投げた。

続いて、2枚目の紙切れを取った。

何か楽譜みたいなものが書かれている。

上には<時の唄>と、下には<奇跡が起こる唄>書かれてあった。

どうやらこのオカリナで演奏するものらしい。

サリアはその緑のオカリナを手に持ち、その<時の唄>を演奏して見た。

オカリナを吹いたことあるから大体分かっていた。

だけど、なかなか難しいものだ。

それでもサリアは頑張って演奏した。

完全に吹けるまで夢中に・・・・。


サリアは上着の中にあるオカリナを取った。

そして、リンクから降りて

思い出した<時の唄>を演奏した。

「死ぬ前にその糞楽器を吹こうってか?カカカ!そいつはいいや!せいぜい今のうちに終わらしておくんだな!!」

少年はそう馬鹿にするように笑った。その時、

何か白い光に包まれて、周りにこっちを睨んでいる人面時計が上に上昇していく。

違う。こっちが落ちてるんだ。

一体ここはどこだ?リンクとサリアをどこへ連れていくつもりだ?

落ちていくにつれ、やがてどんどんと暗くなっていった。



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注釈

*1 レッドレイトンの記事の更新履歴より。2021年4月21日にピクシブの小説を基にしたあらすじが記事に追加された。