ハウリン村

【名前】 ハウリン村
【読み方】 はうりんむら
【分類】 地名/集落
【備考】 なし
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ガルガルド魔王国 ハウリン村 地名 集落

【詳細】

大樹の村から東にある山の中腹地点に存在する村。

最も村というより、100人位ずつの集落五つ(計500人程度)を総称した名前であり、1000年前に作られたと言われている(ただガルフは年寄りの見栄で実際の年月は半分くらいだと判断している)。
狩猟と採掘がメインで様々な鉱石を加工した商品を作って暮らしており、ガラス製品や鉄製品等作っている範囲はかなり広い。
鍛冶の能力も高いようでドワーフフアノはかつて修行としてハウリン村に滞在していたこともあるからだとか。
だが山の中腹という立地条件の厳しさから食料の自給率はかなり厳しい。

僻地ゆえに欲しい物があるときは数年に一度やってくる行商人を待つか、買い出しの一団を編成して数ヶ月かけて大きな村や街に買い出しに行かねばならず、
行商人の来訪や買い出しの一団の帰村を待ったとしても欲しい物が手に入らないことも多かった。
現在は万能船の往来や転移門の設置もあり、長くても二週間程度待たされる程度になっている。

ガルフセナガットはここ出身。
住民はほとんど犬系の獣人族だが、獣耳と尻尾がある以外はほぼ人間に近い姿をしている。
勢力としてはガルガルド魔王国に含まれ、ビーゼルの紹介で村の存在を知り、ガルフらを派遣した。

ガットとセナはハウリン村の村長の子供達。ガットの方が兄。
ガットは人間達が住む別の村から妻に迎え入れたナーシィとの間に起きたとあるトラブルから交易していた人間の村と交易が難しくなったためビーゼルの紹介により大樹の村の存在を知り交易を求める。
ドライムが移動手段兼荷物運び役を承知したためドラゴンが突然やってくるという騒ぎとなるも、大樹の村特産の野菜や果物らは人気が高く、
持ち込んだワインも全てさばけたという(余ったらもらえる約束をしていたドライムは涙目になった)。
その後、口減らしと称してセナら25人(女性22、男子3)が村に移住することとなり、彼女を含めた何人かの獣人族の女性が村長と関係を持つこととなった。

大樹の村とは友好な交易を築き、前述の食糧自給の難しさから当初は食料を大樹の村からの輸入に依存しようと考えていた。

ちなみに人間の村とのトラブルというのはガットの妻であるナーシィが鉱山咳という特殊な病気にかかり、
ハウリン村にいる限り状態が良くならないため、泣く泣く元いた村に返したことに起因する。
この世界では基本的に婚姻した女性を元いた場所に戻すのは大変失礼なこととなっており、たとえそれが鉱山咳のようにやむを得ない状態であっても考慮の対象にはならないらしい。
さらにその女性には隠されていたようだが人間側の村の領主の隠し子だったようで、その親である領主も出てきたことで事態がより悪化していた。
最終的にガット共々、大樹の村に移住することで鉱山咳の問題も解決し、村同士の関係もビーゼル経由の仲裁で落ち着いたという。

ある事情でアルフレートらが万能船にて訪問した際、
一頭のインフェルノウルフがコッソリ同行していたために大騒ぎとなった。
しかし、ハウリン村村長はその件で火楽の怒りを買うのを恐れ、内緒にしようとしていた。

住人が犬系獣人族メインということから、名前の由来は叫びを意味するハウリングからだろうか。

なお、冷静に考えると大樹の村の近く(=死の森の近く)に存在する村ということは、要はRPGなどにおける最終ダンジョンの前にある村みたいなものだとも考えられる。ガルフが自身を含めた何名かで二か月ほどかけて死の森を踏破し大樹の村に来ることが出来ていたり、セナが武闘会で奮闘したことに魔王が唸ったり、ナートがウルザの後をついで村の子供たちをまとめたり(また、ティゼルに変わったがアルフレートとともにウルザを抑えられると評価されてもいた)と、作中の描写をよく読むとこの村出身の人物たちは妙に実力者が多い。

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最終更新:2023年12月15日 11:28