マイケル=ゴロウン

【名前】 マイケル=ゴロウン
【読み方】 まいける=ごろうん
【分類】 人物 / 人間
【呼ばれ方】 マイケルさん
【備考】 【40億を出せる男】【得意技はアームロック】
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【詳細】

シャシャートの街に拠点を構えるゴロウン商会の会頭、つまりトップ。

王侯貴族相手にも引かず、商会を大きくしてきた優れ商人。
酒や食事より金を好み、初登場時は専ら接待ばかりで商談が少ないのを寂しがっていた。
そんなある日、過去に王姫殿下誕生日パーティーにて対面していたフラウレム=クロームが訪問してきたことを切っ掛けに、幸か不幸か大樹の村と取引する御用商人としての立場を手に入れることとなる。

…その立場を手に入れるまでほぼ勘で地雷原を抜けていたあたり、本質的にはギャンブラーに近い?
なろう版746話では、村長が作ったコインを投入してケース内のコインの山を押し出してコインを得るギャンブル要素の強いゲームにドハマリしていて村長ヨウコが救出に行くくらいにハマっていた。
門番竜の巣に泊まり精神的なダメージを受けたり、村で使われている素材の高品質さに緊張したりしているが、現在ではすっかり馴れたもの。
気軽にシャシャートの街の本店から転移門五村経由で大樹の村に来るほどである。
適応した、もしくは成長した、…諦めたとも言う。
馴れたのか諦めたのかはともかく、大樹の村関連の催事には頻繁に参加している。
なので、着ているものが参加後には国宝級になっている事もある。

時に自身に芽生える「嫌な予感」を軸に行動を決める事が多々あるが、概ね本人にとっては良い結果を得ている。
まだ未交流だが、同類のワトガング=プギャル氏とはきっと良い酒が飲めそうである。

村では基本的にマイケルという名前で呼んでいるため、ゴロウン商会という店の名前の方は浸透していない(村の住人の大半が「決まった姓を持たない」のも原因だろうか?)。
獣人族の子供たちに至っては「マイケルおじさんの店」でゴロウン商会を探そうとしていたが失敗が続いていた。
そりゃ見つかるわけがない。
創設者の名字を使った有名会社を、創設者の下の名前で探すのは無理がある。

ところでこのマイケルさん。商人だがやたらと力づくなエピソードが多い御人でもある。どうやら、のんびり農家の世界は、力を示さないと話を聞かない連中が多いようである、例えばハイエルフとかエルフとか天使族とか。
得意技はアームロック。
被害者は主に息子。たまにその護衛。身内だって?気にするな。
不意打ちで仕掛けるためかなりの成功度を誇り、腕利きであるはずの護衛のミルフォードは、呼び出された際に武器を蹴飛ばされアームロックを極められていた。
そんじょそこらの冒険者なんか目じゃないんじゃなかろうか? 逃げ出した息子を追い抜いて先回りしアームロック決めてるし。
また、息子の妻や子らを旅行という名の人質にすることもあり、わりと非情。

孫として二人の男の子が居たが、クイズ大会にて三人目(女の子)の誕生が発表された。


魔王国一の商会であるダルフォン商会とは作物の値段調整に関して揉めていたらしく、村の存在を公にすることが出来ない上、それに関わる情報の断片も出せないため、
ダルフォン商会代表のデリンテッドには察してもらえず、話が解決へと進展しなかった。

なろう版第540回投稿分「王都での生活 リドリー編 問題解決」では、無粋にも突っ込んで話をしてくるデリンテッドに対し「黙れ。ぶっ殺すぞ」発言まで飛び出したが、
最終的に買い取り価格を下げる事を村長に了承してもらい、それに依って大樹の村が被る損は魔王国が補填することで、話がようやく解決した。

――――コレに関しては少々ややこしいものの噛み砕いて説明してみよう。

まず話の前提としてマイケルさんは大樹の村と取引を続けていたが、死の森のど真ん中にある村とそこの住人達は基本的に村の外に出ることはなく、取引で得た金銭を消費することはまず無い状況にある。
そんな状態が続くことで魔王国の金銭が徐々に大樹の村に集中していく状態が生まれてしまい、その状況をどうにか回避しようと考えたマイケルさんは、取引に「物々交換」を取り入れた。
村の生産物に対し自身が用意した作物などを代価とすることで取引を継続することにしたという経緯がある。

この時点でマイケルさんは村長に、というか背後にいる手を出してはいけない方々に対し負い目…借りといったほうが良いか、借りを作っている。
物々交換という以上、直接的な値段をつけない代わりにそれに見合うものを用意しなければならず、必然的に見て価値のあるものを用意する必要がある。
異世界の食糧事情や、金銭やり取りに疎い火楽はともかく、魔王国の住人やこの世界で長年暮らしている者達が集う村の環境において目に見える金銭的なやり取りではない方法で取引を続けるのは非常に綱渡りであると言える。
「これが欲しい」「対価はコレを差し上げましょう」「いーよー」という簡単なやり取り…でもないだろうが、そういうやり取りの裏では、誰かしら取引内容に関して目を光らせているだろう。
そして今回、買取価格を下げることにまで及んだことで、その借りは大きく膨らんだ。
村長が了承したならしょうがないか…でも覚えとけよ(意訳)。

現在も村と取引が続けられているのは大樹の村の輸出物に見合うものを物々交換しているため(村長が欲しがる海産物とか地球の知識に該当するような食物)で、
もしゴロウン商会側が取引に持ち出した代価が「少ない、足りない=大樹の村(というか村長)をないがしろにした」と村長以外の村民達に思われでもしたら全てがご破産なのだ。終焉の焔的な意味で。色んな意味で。主に物理的に。

そのため、マイケルさんにとっては村との取引は莫大な利益を生み出す一方で、その取引を続けるために細心の注意を払っており、
その結果、魔王国の作物の値段が局所的に上昇することになったため、作物の価格調整を担うダルフォン商会と揉めることになった…と管理者は解釈しています。
ただでさえ大樹の村の異世界知識物品混じりの生産物に対し、現地で集められる品との物々交換というかなりの難題をこなしていた上、それ以外の要求(火楽が欲しがった品等)も裁くという胃にもダメージが行きそうな仕事を日々こなしていたところに、理由を深くは語れない相手が何度も説明を求めて、しかもぼかして伝えようにも納得しない、なら激昂しても仕方がないとは思う。
相手に伝わるかどうかは別として。

ちなみに初登場時点で息子から「そろそろ引退しようかな」と言っていたらしい年齢と判明。
異世界なのと作中ではっきりとした年齢が出ていないので詳細は不明だが、孫が生まれていることなどを考えて初登場時50歳だったとしても746話でプッシャーにハマっていた時点で70歳近くなる。無理しすぎないといいのだが。

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最終更新:2023年10月29日 22:49