ヨウコ

【名前】 ヨウコ
【読み方】 ようこ
【分類】 人物 / 九尾狐
【呼ばれ方】 ヨウコ
【備考】 【元狐の神の使い】【五村の村長代行
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ヨウコ 九尾狐 五村 人物 大樹の村 女性 村長代行 母親 神の使い

【詳細】

九尾狐の女性。
名前は「妖狐」が由来と思われる。

人間形態はふさふさの九尾を持ち茜色の和服に似た服装に身を包んだ黒髪の女性。
書籍版6巻巻頭カラーでヒトエ共々ビジュアルが公開され、人間の状態だと狐耳は無いことがそこで判明した。
書籍版7巻表紙に抜擢された。
古風な喋り方をする。一人称は我。

動物神のうち、狐の神の使いであるが自由気ままに生活しており、あまり神の使徒っぽくない。
神の使いとなるための諸々を戦いにかまけて疎かにしていたらしい。
かなりの年月生きているが、いろいろと暴れていたようで、ブルガスティファノはかつての知り合い。
彼女たちと王国を滅ぼしたり大陸を沈めたりとかしていたようだ。
後に神の使いの座を逃げ出す形でやめていたことが判明した。

ドライムハクレンも彼女のことを知っているようだが、ハクレンはともかくドライムはいい思い出がない模様。
ハクレンは「腕試しにはちょうどいい」と発言しているため、彼女並みの戦闘力を持つと思われる。
(後に種族と名前一覧2にてドラゴンクラスの戦闘力を持っている事が確定した。)
そうなるとドライムが相手するにはきついのだろう。

ヒトエは100年以上前にもうけたとされる彼女の娘である。
産んだはいいが興味を持てなかったので、とある村に預け加護を与えた上で1年おきに様子を見に行っていたという。
ところがその村が勇者によって滅ぼされてしまい、住民はいなくなりヒトエもどこかに消えてしまった。

そのことに我を忘れて暴れまわり、聖女の受け入れ先を調整していたヴァルグライフと激突。
数日に渡る激しい戦いの末に正気を取り戻し、ヴァルグライフから娘の捜索を行うことを条件に一時休戦した。

その後、大樹の村にいたことがわかり、ヴァルグライフと共に村にやって来たのが初登場となる。
村で振る舞われた酒や食事を大変気に入り、さらには娘を保護してくれた礼として「村を支配する(加護を与え守護してあげますの意)」と口にしたため、
その勘違い発言が周囲に軋轢を生むことを防ぐため始祖さんの希望で村長が槍を投げ、完封されたヨウコが土下座する羽目に。
彼女なりの善意だったのだろうが、返礼の提案が「(村は守護するから)お主らは我らの為に働くがよい」では誤解しか招かないだろう。

さらにその発言がザブトンの癇に障ったのか、村のダンジョンに連れ込まれトラウマを植え付けられた模様。
その後、クロ達にもボコボコにされたらしい。

そして万能農具の攻撃を防ぐために大量の防御障壁を展開するも、余さず貫通された影響でかなり魔力を消失してしまい、人間の姿を保てなくなったためしばらく村で狐の姿で生活することとなる。
魔力が回復した後、五村が出来上がったことで統治者として立候補し、かつて統治者として振る舞った経験から高い能力を発揮して管理している。
転移門で村とはすぐに行き来ができるため、しょっちゅう村にやってきては村長の部屋のこたつに入って餅を食べたり酒を飲んだり、娘と戯れたりしている。
きつねうどんがお気に入り(特にお揚げ)。
最近、五村の特産品として村長が提案したお稲荷さんが好物に追加された。
村長代理権限を持ち出してでも確保しようとする入れ込みっぷり。狐だけあってやはり魂の味だったのだろう。

超然とした言動とは裏腹に基本的に人当たりがよく、五村での統治も評判良く住人たちに慕われているが、
彼女の認識では五村は大樹の村の長、つまり火楽のものであり、自分はその管理を代理で任されているだけのつもりである。
大抵の問題であれば自分で対処するが、自分の権限を超えたと判断した場合は即座に火楽に連絡を取り、判断を仰ぐなど報連相もしっかりしている。
しかし、詳しい関係を知らない周りの人にしてみれば、ヨウコが火楽にへこへこしているように見えるのが我慢ならない、という者も一定数いる。
あからさまにそれを示せばヨウコが激怒するため表立って示さないだけで、大樹の村と五村の間にある火種の一つとなっている。

村関連以外の交流はあまり描かれていないが、蛇の動物神の使いであるニーズとは知り合いであり、彼女の職務に対する姿勢は尊敬しているという。
一方の自分は戦闘好きで神の使いとしてはあまり真面目ではなかったと振り返っている。
なお両者の関係は親しいんだか、仲が悪いんだか微妙なところである。付き合いが長そうなのは確かだが。

ヒトエを預けていた村に加護を与えていたようだが、その村の生き残りを集めようとしていると書かれているところもあり、慈悲深いのは間違いない。
ただ、娘に対する姿勢はあまり褒められたものではなく、ヒトエをその村に預けた後、顔を出すのは一年おきで基本的には放置していた。
その姿勢は鬼人族メイド達に注意されたため、現在では改善されている。

元から一般離れした時間の流れを行きている故に、彼女にしてみれば割と頻繁に様子を見に行っていたつもりなのかもしれない。
娘がおらず村も壊滅状態、というのを認識した時点で我を忘れ暴れまわるくらいなのだから、愛情自体はしっかりあったのだろう。
上手く認識できていなかっただけで。

過去旦那がいたらしいことがわかっているが、彼女の登場頻度は比較的高くとも過去については明かされていないことも多くよくわかっていない。
彼女と村の関わりなどの内情をよく知らない者の一部は魔王の愛人だろうと考え、
少し内情を知っている程度の者の一部からは火楽の愛人だろうと疑われているそうな。

そもそもいくつなんだという疑問についてはうん、まぁ長寿キャラが多すぎる本作では意味のない疑問となる。
なお人間形態時の年齢的な外見は自由に出来るらしく、ある時に火楽に対して5歳10歳15歳20歳の姿を披露した(それを見ていたルーが嫉妬した)。

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最終更新:2022年12月20日 01:49