ゴロウン商会

【用語名】 ゴロウン商会
【読み方】 ごろうんしょうかい
【分類】 商会
【備考】 マイケルさんのお店】
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ガルガルド魔王国 ゴロウン商会 シャシャートの街 商会 用語 組織

【詳細】

ガルガルド魔王国シャシャートの街に拠点を構える商会。
代表者はマイケル=ゴロウン

連載序盤から登場し、大樹の村の御用商人としてとても密接な関係を築き、村と共に繁栄を続けている組織。

この組織と村の関係の始まりは、ある日村長が言った「海産物があればもっと色々な味が出せる」という一言に村の住人が多数反応したことだった。

魔王国四天王の一人をに持つフラウレム=クロームが以前交流を持ったマイケルのことを覚えていたため自ら出向いて接触。
それに応対したマイケルが彼女の説明を聞き、そこに儲けの気配を感じたことで真っ先に大樹の村とのコンタクトに成功する。
そして村が作り出す数多の恵みをガルガルド魔王国を初めとする国々に卸すことで、莫大な利益を挙げ続けている。

元から大きな商会ではあったのだが、大樹の村の御用商会の地位を得たことで、
村長が地球での記憶をもとに再現した数々の商品・恩恵を独占的に取り仕切れるようになった結果、
魔王国内でも一握りに入る上位へと躍進、世界的に見ても凄まじい発展を遂げた組織になったと言える。

経済規模が王都の次に大きいシャシャートの街を左右できる商会でもある。
もっとも、完全に掌握できるようになったのは、ビッグルーフ・シャシャートの運営が軌道に乗ってから。

マイケル魔王ガルガルド魔王国の現四天王達(+元四天王2名)とも面識・交流があるため、儲けているからと妬んだところで敵対勢力は直接的な手出しができない。
仮に間接的にでも手を出した場合、下手すれば取り潰しだってあり得るかもしれない。

五村に関わる商人の中でも際立った資金力を有し、そのライバルに成りえる商会はいないだろう…と思いきや、魔王国の中ではまだナンバー2だったことが判明。
トップにいるダルフォン商会は23もの商会が合体して作られた組織で、200年もの間魔王国のトップに君臨している。

ダルフォン商会は誕生してから魔王国の作物の価格調整など経済に関わっていたが、大樹の村以外で栽培されている食物は昔と変わらないこの世界のものであるため、
評価が高く元からこの異世界に存在していた食物は太刀打ちが出来ないこともあって、扱いに関してダルフォン商会と少々揉めていたようだ。
りんご、ブドウ、桃一つとってもこの世界には存在しない作物を取り扱っているため、(例:第648話における桃の各所での反応)値段関連の調整がシビアな可能性も。
某鑑定団的番組ではないが、美味だが初見の野菜・果物へ値段をつけろと言われても難しいだろう。

そうして成長したゴロウン商会は、大樹の村から与えられたものを魔王国の中で売りさばく組織となり、大樹の村との関係性を維持することが組織の維持につながる。
大樹の村からは作物や技術、商売知識などを手に入れる代わりに、森の中では手に入らない魚介類を始めとした海産物や日用品などを運び込んでおり、村長も何か取り寄せようと思った場合先ずはゴロウン商会に発注したりしている。
あくまで村の規模しかない大樹の村からの供給でゴロウン商会が急成長できたのは、ひとえにあそこから受け取れるものがどれもこれも貴重な商品故である。

デーモンスパイダーが織った、超が付くほど高級で上質な布。
地球の知識&神器の力によって短期間で生み出される、珍しくも美味な野菜・果物の数々。
山エルフが再現した、火楽の元世界由来の様々な工芸品(サスペンション付き馬車・魔動バリカンなど)。
ルールーシー=ルーフローラ=サクトゥらによって研究開発された、薬や医学知識に、味噌や醤油といった発酵食品。
(ただ、薬を村の外部に放出しているという話は今のところまだ見受けられない)
死の森という未開の土地から産出される、高級な木材や魔獣の素材や肉。
発展していく料理技術には欠かせない、香辛料や調味料などなど。
第469話における迷宮ポルチーニによる騒動はその最たる例だろう。

火楽は地球時代にブラック企業で働いて体を壊し病院で命を落とすという境遇であった。
だが、社員時代の経験、および何もすることがないゆえにテレビ番組を見るしかなかった入院時代にテレビから得た知識も、この世界では商売に有効に働いている。
フワッとした知識もそれなりにあるのだが、人員の揃った村の住人達、そしてゴロウン商会のツテがあれば立派な資金源に化ける。
それもマイケルはよく理解しているため、多少の無茶振りには動じない。
スマイルとともにその要望を叶えるだけである。

これらを自分の裁量で任せられるのだから、商人としては腕の奮いどころだろう。
むしろこれを裁けないような人物が、大樹の村と長年の取引を出来ようはずもない。

大樹の村の存在は死の森のど真ん中という立地条件からして、この繋がりを話しても信じる人間はほとんどいない。
逆に大樹の村ではマイケルが頻繁に来ることもあってか、逆に商会の名前の方が浸透しきっておらず、そして普通商会のトップを名前で呼ぶ者も多くないということで、
「マイケルさんはいますか?」「マイケルおじさんの店を探している」と外の者に告げた結果、中々見つからないというトラブルも起こっている。

商会の関係者、上位幹部の一握りは村の存在を知っているが、マイケルの息子のように何かしらの隠語で「村」と呼んでいる場所があると思っている者もいたりする。
 (実際、直接訪れているのはマイケルとマーロンのみなので、さもありなん)
もちろん大樹の村の存在は信じる信じないに関わらず、外部には徹底秘匿が原則。
いかなる相手であっても漏らすことはない…が、それを徹底しすぎた結果、ダルフォン商会と揉め事を起こしてしまうことに。
その詳細はマイケル=ゴロウンの項目を参照。

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最終更新:2024年08月17日 22:28