読み

  • ブンブンサンマ

種別

  • ルール体系

別名

  • 北海道三麻

解説

その名の通り、主に北海道で行われている東天紅形式の一局戦三麻。

概要

  • 用いるのは一五九以外の萬子を除いた28種112枚。
  • 役が無いと上がれない(通常の1飜縛りと同じ)。
  • 五萬・北はガリ(抜きドラ)。
  • ガリと筒子・索子の3・5・7に1~2枚赤ドラが入っている(萬子含む5を全赤とするルールもある)
  • 北は国士無双のみ手牌で使用可(四喜和・字一色は取り決めによるが、基本使用不可)
  • 五萬を一人で2枚以上抜くと小タテ・大タテ、北を3枚以上抜くと四喜和の面子(雀頭)として認める。
  • 常に東場。
  • 喰いタン・後付けあり。
  • 三麻なので当然チーは不可。
  • 立直は供託2点
  • オープン立直可。供託4点で、晒し方はルールによる。
  • フリテン立直・立直後の見逃し不可
  • 点数計算が通常とは異なる。和了役の単位は「飜」ではなく「点」である。1点縛りである。三色同順を除くすべての通常役が採用される。加えて、独自の役(後述)が存在する。
  • 常に一本場からスタート(通常のn本場がn+1本場となる)
  • 出アガリは1人分、ツモアガリは2人分の収入。
  • 王牌は14枚残し。
  • 上がった人が次局の親(東家)となる。
  • 四人回しの場合は、上がり時の状況によって異なる。
    • A.親がツモ上がった場合は入れ替え無し。
    • B.子がツモ上がった場合は、親が抜け。
    • C.親子関わらずロンアガリした場合は、放銃者が抜け。
    • D.ダブロンの場合は、入れ替わりなし。
  • ノーテン罰符は場に20点(1人テンパイなら他2人から10点ずつ)。
  • チョンボは、自己申告で即チョンボ。

役一覧

基本点(これだけでは上がれない)

役名 点数
本場 本場数と同じ
ブンブン 2
つまり1本場で上がると合計3点

基本役

※喰下の「面前」は面前限定、「無」は喰下がり無しの意
役名 点数 喰下 備考
立直 4 面前 供託2点
ダブル立直 10 面前
オープン立直 10 面前 供託4点
ダブルオープン立直 16 面前
一発 2 面前
面前自摸 2 面前
平和 2 面前
翻牌 1
タンヤオ 4 2
一盃口 4 2 鳴き可
対々和 8
三暗刻 8
混一色 8 6
チャンタ 8 6
一気通貫 8 6
混老頭 10
小三元 10
三槓子 12
七対子 6 面前
4枚七対子 12 面前 同種牌4枚を使った七対子
8枚七対子 50 面前 同種牌4枚を2組使った七対子
小タテ 6 三色同刻の小三元バージョン(三色小同刻参照)
大タテ 10 三色同刻と同じ
三風 6 風牌の内3種類を刻子にした役
嶺上開花 2
海底 2
槍槓 2
筒老頭 60 筒子の混一色・混老頭
索老頭 60 索子の混一色・混老頭
役満 100 対応役は下記参照
大役満 150

役満一覧

役名 備考
国士無双 一面待ちのみ
四暗刻 ツモスーのみ
大三元
小四喜
九蓮宝燈 九面待ち除く
萬老頭 萬子の混一色(所謂「マンホン」)
地和 ガリ抜き後可

大役満一覧

役名
天和 ガリ抜き後可
四暗刻単騎
大四喜
字一色 北使用は取り決めによる
緑一色 「發」無し可
純正九蓮 フリテン可
国士無双十三面待ち
清老頭
12枚七対子 同種牌4枚を3組使った七対子
大車輪 純正のみ(筒子の2~8を2枚ずつ)

付加役(これだけでは上がれない)

役名 点数 備考
暗槓 4
明槓 2
懸賞場(親) 10 4本場以降発生
ロン上がりの場合、懸賞場の点数のみ放銃者ではない人も払う。
これだけでは上がれない
懸賞場(子) 5
ドラ 1 一萬・九萬・裏・槓・槓裏含む
黒5・北 2
赤牌 4

特殊役

役名 点数 備考
フリキリ 30 流し満貫のこと
犠打 MAX10 ツモ山が残り10牌、かつフリキリタンフリ)を継続している人がいる場合に発生。
振り切りをしている人以外で横移動した場合、その点数が最大10点となる。
ブンブン 50 基本点のブンブンとは違う。
最低点(=役牌のみ)で上がると発生*1*2
セット(4花) 5 伍萬か北を一人で4枚集める。
4枚目が抜かれた時点で支払うというルールも存在する。
フラッシュ(8花) 役満 ガリを一人ですべて集めると、その時点で役満ツモ上がり扱いの上、局終了となる。
チョンボ 場に60点

点数計算方法

採用状況

  • 主に北海道で採用されている。

参照

外部リンク

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  • 北海道
最終更新:2025年01月16日 06:46

*1 面前不可の場合あり

*2 この例は、役牌ブンブンと呼ばれているが、取り決めによっては、ダブ東ブンブン、立直ブンブン、リーヅモブンブンを認める場合もある