読み
正式名称
別名
- 流し
- 流局満貫
- 流し混老頭
- All terminal and honor discards (英語版Wikipediaでの呼称)
- 流し跳満
- 流し役満
- 反魂蝶(東方雀風荘ルール)
- 流局十番(広東麻雀)
和了り飜
- 満貫(多数派)
- 満貫(門前のみ)(稀)
- 跳満(稀に三麻で)
- 倍満(ごく稀)
- 三倍満(佐藤芳清『麻雀大解説』)
- 役満(ごく稀)
牌例
解説
荒牌(山牌が王牌を残して全てなくなること)で流局したとき、自分の捨牌が全て一九字牌だけであれば成立。但し、一枚でも鳴かれていると無効。
自分が鳴くのは基本的に無関係だが、自分が鳴いている場合には認めないとするルールもある。
和了りとして扱う場合と、流局として扱う場合がある。
稀に、三麻で達成すると跳満というルールもあり、「流し跳満」と呼ばれる。
王牌ツモり切りの場合、役満とするルールが多い。
余談だが、かつて(
アルシーアル麻雀の時代)は子2000点・親3000点が満貫であり、役なし22符の手(最低点数の和了り。当時は役なしでも和了れた)が子80点・親120点であった。当時は現在よりも採用役が少なく(
三色同順などはなかった)、満貫は相当価値のあるものだった。そういった時代の事を考えると、「流し満貫」もかつては苦労に見合った役だったことであろう。
複数人が同時に成立させた場合は、一般的に、全てが有効であり成立者同士では支払いが相殺される。
自分が立直した場合は無効としたり、禁止されている
振聴立直や立直後見逃しをした後で成立させた場合は無効(チョンボ優先)としたりする事もある。
成立しても和了しないことを選択できる場合もある。
ルールにより、和了役である場合と、流局時の特殊役である場合がある(
四槓子と同じ)。
和了である場合は供託をとることができ、親が完成すれば連荘となるが、流局扱いなら基本的には親流れとなり(流局の取り決めによる)、また和了ではないので供託を取ることができない。
成分分析
- 流し満貫の94%は小麦粉で出来ています。
- 流し満貫の5%は海水で出来ています。
- 流し満貫の1%は蛇の抜け殻で出来ています。
下位役
上位役
複合の制限
採用状況
- 競技麻雀のプロ団体やMリーグをはじめ、多くの麻雀リーグ戦やタイトル戦では、採用されていない。
- コナミのアーケードゲーム『麻雀格闘倶楽部』シリーズでは、流局扱い。
- セガのアーケードゲーム『MJ』シリーズでは、和了り役。
- 『天鳳』・『雀魂』では流局扱い。
- 福岡市内の雀荘にて、「流し満貫は満貫ではなく倍満」というルールが採用されていると言う情報あり。
- 同人ゲーム『東方幻想麻雀』において、紅魔館卓のみ流し満貫が倍満(相当の点数)になる。これは流し満貫がツモ和了りとして扱われるからで、卓のルールによりツモ和了りの点数が倍付けされるからである。(※海底家を起点に頭ハネとなるので八雲紫だらけの場合注意すること)
- 広東麻雀では「流局十番」の名で採用される場合があるという(広東麻雀の役一覧(中国語版Wikipedia他より)参照)。
- 「雀魂×かぐや様は告らせたい~ウルトラロマンティック~」コラボ「恋の戦争」で開催された特殊対局「幻界の戦」で
「大言壮語」のカードが引かれた際、流し満貫が通常の2倍の「倍満」となるルールが採用された。
最終更新:2025年01月02日 03:13