採点者(まーかー)

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kirishima

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採点者(Marker / マーカー)

※本キャラクターは「呪詛犯罪者」のキャラクターです。
「76点 - 花のように血が広がってとてもキレイだった。死者が出なかったのが惜しいかな。ナイストライ!」
──『20██年8月-12月 呪詛犯罪記録』より


基本情報

所属 C.C.S.
誕生日 不明
血液型 不明
性別 男性(推定)
身長 不明
体重 不明
好きなもの 採点、観察、犯罪行為
嫌いなもの 里芋
天敵・弱点 不明
※ページ冒頭画像はパソコンを通して「採点者(マーカー)」がコンタクトを取ってきた際の画面を再現したもの。

ステータス

身体強度 不明
霊体強度 不明
瘴気出力 不明
被呪耐性 不明
祭具運用 不明
総合能力 不明
※呪詛犯罪者であり加護を使用しないため、「加護出力」を「瘴気出力」にて対応しています。

概要

呪詛犯罪の現場に点数と共に悪趣味なコメントを記した紙を出現させる「採点者(マーカー)」と呼ばれる存在。
死者の数や被害の数で点数を判定しているらしく、死者が多かったもの・内容が凄惨なもの・被害が大きかったものは点数が高い傾向にある。
文面からは人を嘲笑うような性格やプライドの高さが表出している。口調などから推定で男性ではないかと分析されている。

厄介なことにこの存在はただの悪質な観測者なだけではなく、「C.C.S.(Curse Crime Supporter)」という組織を名乗り、呪詛犯罪を行う心づもりがある者に対しメモまたは電子媒体で接触し、物資や情報などで手助けをしている。また、凄惨な行いの素養がある人物を唆すこともしており大変危険。
該当組織が一人だけの組織であるのか、他にも所属者がいるのかは不明。
不明な方法の転移術式やハッキング技術を持っており、境界対策課はこれまで接触した呪詛犯罪者への尋問から「採点者(マーカー)」を追っているが情報は掴めていない。

また、呪詛犯罪を実行後、「採点者(マーカー)」から高い評価を受けた(90点以上がボーダーと考えられている)呪詛犯罪者は数日のうちに失踪する。
失踪のタイミングで観測機に異常が発生するため、失踪のプロセスは不明である。
+ [消えた者たちの行く先]
採点者の基準で90点以上の呪詛犯罪を行ったものは、転移術式によって採点者に回収され、標本にされているという噂がある。
とある呪詛犯罪記者の調査によって一部情報が出てきたものだが、該当の呪詛犯罪記者は死亡済みかつ、裏社会の情報であるため真偽は定かではない。
一説では、採点者が優れた悪意を持つ者の姿を変わらぬまま保管したいためだと言われている。

使用祭具・儀式技術

  • 転移術式
物体を瞬間のうちに転移させる術式。使用用途から鑑みるに人間含む生物、界異に対しても使用が可能のようだ。詳細不明。

  • ???1(遠隔観測能力?)
その場にいなくても起こった出来事や景色、対象の状態を正確に把握していると思われる言動多し。何らかの遠隔観測手段を持っていると思われる。

  • ???2(ハッキング?)
呪詛犯罪志願者とコンタクトを取る際に使用している電子機器の遠隔操作。切れているパソコンを勝手に立ち上げるなど、デジタル技術だけではない術式での干渉が見受けられる。

台詞(メモ・電子音声)

一人称 僕、私
二人称 君、あなた、お前、○○(呼び捨て)
「5点 - 四号以上の境界異常を呼んでおいてその程度?期待外れ。センスがないね。」
「34点 - わざわざ情報収集から界異召喚の手伝いまでしてやったのにこのザマって、ねぇ。まあ、三苫祓魔師の死で赤点は回避させてあげる。」
「50点 - 死人が出たのは良かったけど死に方が単調すぎるね。もう少し熱意を求めたいところ。」
「97点 - 美しい。磨き上げられたすばらしい殺意と殺人だ。コレクションにふさわしい。」
『呪詛犯罪を成したいのだろう?完全に為せる方法、教えてあげようか』
『心配することはないよ。全て言う通りにやれば上手くいく。ただし、全て言う通りにやれば、だ』
『いい界異だろう。君のために用意をしたんだ。手綱をよく握って……くれぐれも喰われないようにね』
※電子媒体にて音声でのコンタクトをする際はモザイクがかった声をしているようだ。

メタ的な使用用途

頭脳犯・愉快犯的な立ち位置の悪役です。一般人を悪の道に落としたり、呪詛犯罪者をサポートして強化する形でお使いください。
また、他者を犯罪者にして愉しむ側面があるため、(例えるならニャルラトホテプのような)場やキャラの心情を引っ搔き回すキャラクターとしても使用可能です。

その正体

+ [C.C.S.最高機密ページ]

白虹玻璃(はっこう・はり)

「人の自我とは、最も信じられるものとは、最も美しく強いものとは、結局悪意だ。」


使用メーカー:お前は人間だったはず


大麦白夜さんより

基本情報

所属 C.C.S.
誕生日 2月14日
血液型 AB型
性別 男性
身長 172cm
体重 56kg
好きなもの 採点、観察、犯罪行為、ジャンクフード
嫌いなもの 信頼、侮辱、里芋
天敵・弱点 術式の封印

ステータス

身体強度 F+
霊体強度 A+
瘴気出力 A
被呪耐性 A+
祭具運用 B(機械類:A+)
総合能力 存在規模五号程度
※呪詛犯罪者であり加護を使用しないため、「加護出力」を「瘴気出力」にて対応しています。

過去

25年前、██系宗教団体『光の瞳』に誘拐された白虹家の長男にして、白虹瑠璃の実弟。
元から優れた白虹家の儀式技術(千里眼、転移術式)の持ち主であったが、素質有りとして『光の瞳』に医学的・霊的に根拠の薄い、無理な手術を施される。加えて不衛生な場での手術であったため、白虹玻璃は死亡するかと思われていた。
が。
才能、運、意志の全てに恵まれた彼は見事手術を耐え、『光の瞳』の新たな神「白晶様」として崇められるようになる。

教団員たちの願いを代償なく叶え続けてきたが、玻璃のあまりの能力を恐れるようになった『光の瞳』は解散。
初期は孤独感に苛まれるものの、とある漫画作品の殺人鬼に触れ、「人の本質は、自我とは、悪意である」という信条を持つ。
やがて人の自我、そして悪意を観察し愛したいと考えた玻璃は、人の"本質"を採点する『採点者』と名乗り始めた。

概要

表には正体を隠した「C.C.S.」の首領であり、自ら神を名乗る異常者。
自身こそ全知全能の存在であり、人の世をコントロールし人の本質を見抜く者として社会を俯瞰した視線で見ている。
「インターネット、幽世含め全領域に及ぶ千里眼」「距離無制限の転移術式」「無尽蔵の霊力」と神を名乗るだけあって能力は相当なもの。
容姿が目立つためか、ほとんど外には出て来ず、自室内から呪詛犯罪活動を行う。
性格は傲慢にして冷酷。人間を愛していると語るが、愛しているのは人間の悪意・憎悪の部分であり、躊躇なく人命を傷つけ社会に害を与える邪悪存在。

反射神経はいいものの、直接的な正面からの戦闘力はほぼない。補助祭具はともかく、攻性祭具・火器の使用についてもからっきしである。
ただし、あくまでそれは術式がない場合での話である。
戦闘となった場合、玻璃は転移術式を使用し、自身に触れる全ての武器・攻性術式を転移することで攻撃のほとんどを無効化する。
また、転移先に相手やその仲間を設定することで回避不可のカウンターを設置することも可能。
搦め手として、
  • 転移術式により巨大物体を落下させる
  • 世界の"どこか"で発生している戦闘の攻撃を転移させ、自身の攻撃として利用する
  • 相手そのものを生存不可圏に転送させ殺害する
  • 敵対者の臓器を転移させ直接的に殺害する
などのことも行う、儀式技術を用いる正真正銘の怪物である。

余談だが、目については白目なのではなく、瞳孔が真っ白に白濁している状態である。そのため、よく見ると白い瞳がある。

七つの術式

白虹玻璃は類稀なる霊才のより様々な術式を持つが、中でも彼が一から構築した愛用の七つの術式がある。
玻璃はいずれの術式も渾身の作品のように大切にしており、彼が相応しいと判断した状況でしか振るうことはない(ただし術の相性も考えて使うため、、使わなかったからといって手を抜いているとも限らない)。
一部詠唱が存在する術式もあるが、詠唱がないと使用できないということもないので、詠唱をしている場合は「詠唱を乗せなければ通らない相手」か「その場のノリ」。

  • 増幅術式『御神名得し(オミナエシ)』
対象に自身の霊力を流し込む術式。対象の霊力を増強し強化を図ることができる一方で、過剰に霊力を流し込み霊体を破壊・破裂させることもできる、バフと攻撃能力を持つ術。
対象は生物や界異のみではなく、霊的事象にも適用され、霊力で構成された電気や炎を増幅させて攻撃に転用することも可。

  • 軽重術式『御神削り(オミケズリ)』
物体の"重さ"そのものを移動させる術式。発動すると対象の"重さ"が可視化できる量として顕現し、それを任意の量移動させることで、物体の軽重を自由にコントロールする。
大型の金属の物体を質量を無視して0gにしたり、その減らした"重さ"を移動させて敵の重量を増やし沈めたりといったことが可能。
【詠唱】
足りるを知れ。足らずを知れ。
有ることを想え。ないことを想え。
当たり前に、地に立てることに感謝をせよ。
軽重術式『御神削り』

  • 氷結術式『御神渡り(オミワタリ)』
指先から、冷凍の効果を持つ霊力光線を発射する術式。冷凍光線。指を向けた対象に対し、一直線に高速の冷凍ビームが撃たれる。
光線であるため、速度に間に合えば回避することはできる。指を介して発動しているのは、射線を固定せずに撃つとノーコンになるためである。
【詠唱】
神(わたし)が命じる
美しいままに
止まれ
時よ
氷結術式『御神渡り』

  • 呼獣術式『御神齧り(オミカジリ)』
略式の界異召喚術式。対象は獣型の界異に限られるが、幽世から任意の獣型界異を即座に呼び出すことができる。また、(本能的に常に気性が荒い場合などを除き)召喚された界異は採点者への敵対心がない状態で召喚される副効果がある。
この術式によって、牙堂刑事の自宅に一口狼を召喚した。

  • 貫針術式『御神通し(オミトオシ)』
自身の周辺に霊力で構成された長針を無数に生成し、撃ち出す術式。長針は霊力で構成されているものの、物理的干渉力があり、大まかに祓串と同様の効果を持つ。一本ずつスナイプして発射する方法にも、マシンガンのように連射する方法にも切り替えられる。

  • 切断術式『御神分かち(オミワカチ)』
不可視の刃を放つ術式。物理的な刃というよりは、切断という属性を飛ばすようなものであり、指定した空間に「切断した」という概念を付与し空間ごと切る。
本人の目を視点箇所として千里眼で見た範囲(要は目が見えていた場合の視界)であれば、対象空間は自由に指定可能。本人に剣の心得はないので、軌道が技巧的な動きをすることはない。

  • ██術式『████(█████)』
詳細不明。
曰く「この術式がある限り、誰も自分を傷つけられない」とのことで、彼にとっての切り札である。

生活

霊体・霊力においては最強と形容するに相応しい能力を持っているが、一方で大きなデメリットを抱えている。
特に
  • 常に霊力を多量に製造し続けているため、常に脳が興奮状態にあり、睡眠をとることができない。
  • 脳への霊力生成と千里眼を常時使用し続ける負荷により、莫大なカロリーを消費するため、通常の成人男性の数倍カロリーを必要とする。
の二点は玻璃の生活にとって、無意識の負担となっている。
完全に近い霊体の効果で病的な支障は出ていないものの、前者は眠ろうと眠れないことへのストレス、後者は高カロリーなジャンクフード・菓子を連続的に摂取していてもアバラが浮くほどの瘦せ型という悪影響が出ている。
意識的に能力を抑えなければ改善されることはないが、本人にその気はない。

自覚なき弱点

自身を全知全能と名乗り、強力な術式を持つ玻璃であるが、実際「術式頼り」であるのが最大の弱点。
戦闘や犯罪行動だけの話ではなく、食事、買い物、娯楽、経済活動など生活のほぼ全てを術式に頼っており、文字通り術式なしでは生きていけない。
また、強力な千里眼の代償として本来の彼の視力は失われており、無意識に千里眼で視点を合わせ代用している状態である。そのため、千里眼が失われれば瞬時に失明する。
自身の全てともいえる術式を失った時、彼はどうなってしまうのだろうか。

違法完全義体「マナコ」

採点者が外出用に用いる、脳波や術などで完全にコントロールできる義体(機械化身体)の一つ。いわばゲームや・VRにおけるアバターのようなもの。
白髪のロングヘア―を持つ、スタイルが良く麗しい若年女性の姿をしている。
義体のスペックによりある程度肉弾戦等は行えるが、基本は普段と共通の転移術式による攻撃が主。
呪詛犯罪者ではない女性として振る舞う際は女性の声を出力するが、基本は採点者が使用しているモザイク音声である。

※立ち絵:るなさんより

関連ページ

採点者を首魁とする呪詛犯罪組織。

採点者が「採点者」と名乗る以前の活動時期に、資金洗浄として利用していた表社会の関係先犯罪組織を潰された因縁の相手。
当時は『C.C.S.』の前身組織である『クモノイト』として活動していたが、件の犯罪組織についているのが『クモノイト』及び採点者であると嗅ぎ当てられ、あわや逮捕寸前となる。
このことが採点者のトラウマとなり、屈辱に感じた採点者は呪詛犯罪によって数度、牙堂刑事を襲撃した。
界異「一口狼」をけしかけ、牙堂刑事の妻子の命を奪った張本人でもある。

牙堂 刑事の弟子であり、彼の愛娘に思いを寄せていた正義漢。師とともに採点者を追っていた元刑事でもある。
採点者が牙堂刑事の妻子を殺害したことにより、彼の想い人もまた永遠に喪われることとなった。

権利情報

権利者 霧島明
コンタクト先 Twitter:https://twitter.com/museum1127
他作品での使用範囲 他キャラクターに対し直接的に姿を現す描写がなければ自由に使用可能です。
2025/03/16加筆⇒また、採点者本体が他キャラクターの視界内にいない場合であれば直接的姿の描写は可能です。
R18作品での使用範囲 直接的に姿を現す描写がなければ自由に使用可能です。(テレフォンとか……?)
登場作品 『その敵、呪詛犯罪者。(https://www.pixiv.net/novel/series/11696691)』
※wikiページ⇒https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/186.html
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