キャラクター/陽依 蓮実（ひより はすみ） - タクティカル祓魔師ってなんだよwiki | タク祓wiki

陽依 蓮実（ひより はすみ）

イラスト：CrazyRさん(@WildbeareR)

イラスト：CrazyRさん(@WildbeareR)

基本情報

所属	環境庁神祇部境界対策課祓魔隊第六班
誕生日	8月4日
血液型	B
身長	180cm
体重	75.5kg
好きなもの	パン類、ギャンブル
嫌いなもの	口煩いお説教、不自由な選択肢、シリアス
天敵・弱点	お医者さん

ステータス

身体強度	B+
霊体強度	B
加護出力	A
被呪耐性	B
祭具運用	E

概要

　境界対策課祓魔隊第六班に所属するタクティカル祓魔師。応募したバイトがたまたま呪詛犯罪者の企てた計画の一部であったために通報者となり、保護された縁で境界対策課入りすることとなった。
　一般家庭出身ながらも、身体強度、加護出力、運否天賦に特化した術適性と多方面の才能に恵まれた突然変異。ただし手先が不器用な面があり、祭具の取り扱いがとにかく危なっかしい。また、霊的知覚が非常に鋭く、他人には聞こえないものや見えないものを知覚することもある。
　下記の祓魔術を用いた自己強化を用いながら拳あるいは大型黒不浄をメインとした近距離戦を得意とし、中距離～遠距離は祓串を投げつけたり、手ごろな小物（ビー玉など）に霊力を込めて指で弾く形で対応する。
　また、“幽明境”の詠唱の合間に会話が挟まったとしても、問題なく詠唱を続行し成立させられる、いわゆる『詠唱の途中保存』とでも言うべき特殊な体質を持つ。

　中途半端に染めた金髪（いわゆるプリン頭）をサイドテールに結った、碧眼（カラーコンタクト）の18歳。瞳の中にレンコンの断面のような斑点模様を持つが、特に視力などに問題はないようだ。
　長身巨乳ではあるものの顔立ちが幼く、本人が無邪気（かつ残念）に振舞うこともあって基本的に色気のある展開にはならない。

　性格は明るく素直なおバカで軽率、しかし善良であり人懐っこい――――ように見せかけている。実際の彼女は虚無的で頭の回転が速い性質であるのだが、過去の家庭環境の問題から自己判断を半ば放棄しているため本来どのような人柄であったのかはもはや本人にも分からない。こういった一面は本人が他人に極力見せたがらないため、表面上の性格そのままに振舞わせても問題ない。
　虚無的な本質は抱えつつ、『善人であれ』という社会規範を自身の行動基準としているため基本的には面倒見も良く親切。しかし同時に無自覚かつ消極的な希死念慮を抱えているため命を賭ける選択を躊躇いなく取りがち。
　その危うさは、後述の祓魔術において特に表面化しやすい。

　自身と他人の距離感を一定に保つためにギャグキャラとしての立ち位置を求める傾向があり、よく弱音を吐いたり地獄の訓練をサボったりヘラヘラと軽薄に笑っていたりする。（ただし、弱音を吐く時は状況を見ているし、サボりもあえて見つかるような場所で行っていたり、ヘラヘラ笑っていると嫌われる場面では神妙にする形でバランスを取る）

　一人称は「私」。二人称は「あんた、キミ」。基本は「～っス」とつけて砕けた口調で喋るが、TPOに合わせて口調を変える。
　仲間に対してはあだ名呼びする時もあれば、くん、さん、ちゃん付けで呼んだり、「⚪︎⚪︎くん先輩」といったくんさん付け+肩書で呼んだりとかなりフリーダム。しかもその時のノリでころころ変わる時すらある。

使用祓魔術

• 術式昇天『幽明境（ゆうめいさかい）』

　蓮の花と根によって構成される異形のリボルバー「カンダタ」を具現化し、それを用いたロシアンルーレットの成否によって強化/弱体化を受ける祓魔術。
　【六三目連】と呼ばれる祓魔術の亜種であるらしく、見た目以外の仕様は概ね一致する。
　自身の胸に銃口を押し付け、自身の霊力を賭けて引き金を引く度に「大当たり」「中当たり」「当たり」「ハズレ」がそれぞれ固有の確率で抽選が行われる。ハズレると霊力が減少し、当たり、中当たり、大当たりは各種固有の倍率で霊力が払い戻される。この時過剰に生成された霊力が弾丸として胸に撃ちこまれることで真紅の蓮の紋様を刻み、蓮実自身の身体能力を大幅に強化する。
　この身体強化は蓮実が次の“攻撃（遠隔攻撃含む）”を行うまで保持され、その攻撃に霊力の爆発という付随効果を発生させる。

　「カンダタ」の具現化には詠唱が必要だが、一度具現化させた後なら半日程度なら保持が可能。具現化の保持は蓮実の任意で解除することができる。

• 術式開帳『幽明境（ゆうめいさかい）』

　【六三目連・開帳】の亜種。自身の貼った結界の中に居る、あるいは触れている時、結界を「賭場」として見立てることで同じ結界内にいる対象単体を強制的に蓮実の作り出した異界に引きずり込み、タイマンのロシアンルーレットに参加させる。

　異界の風景は「暗雲の空と澄んだ水面」が果てなく広がり、「雲から蜘蛛の糸が何条も垂らされ、水面下では泥の中に蓮の花が咲き乱れる」と言うもの。蓮実と相手は水面の上に立つことになる。異界は現世とは異なるルールが支配しており、それは蓮実自身も破ることができない。異界のルールは下記の通り。

『賭けを進行する最低限のルールを説明し、互いが理解しなければならない』
『賭けの勝敗が決まるまで結界は解かれず、賭けの結果以外で互いを傷つけることはできない』
『蓮実だけが「お開き」として結界を解除する権利を持つが、自分の不利を解消する目的ではその権利を行使することはできない』
『ゲーム開始前、相手がルールを理解するのが不可能な知能・状態であった場合、自動的に「お開き」になる』
『賭けは必ずカンダタを用いたロシアンルーレットで行われる』
『賭け金は蓮実が宣言した量の霊力となる。賭け金は同量が蓮実と相手から徴収されるが、相手の保持霊力の不足分は免除される』
『弾倉は6発分存在し、その中に賭け金に応じて威力の上がる弾丸が一発だけ装填される。この弾丸の位置は完全にランダムであり、蓮実も把握できない』
『必ず蓮実が先行、相手が後行の順で行われる』
『ターンプレイヤーは好きな回数引き金を引き、相手に拳銃を渡すことができる。引き金は自分に向けてしか引くことができない』
『引き金が五回引かれて勝敗が確定した場合、カンダタは自動的に敗者の手へと移動し、強制的に自らの頭（頭がなければ致命部）を撃ち抜かせる』
『蓮実あるいは相手にカンダタを握れる腕が存在しない場合、カンダタは独りでに浮いて弱点部に銃口を貼り付ける。トリガーは引く意思に反応し自動的に引かれる』
『敗者は水底に沈み、蓮の花に受け止められる』　

• ハリボテ結界

　正確には祓魔術というよりも儀術に分類される技法。
　同質の物体を最低四つ用いて空間を囲み、そのラインに霊力を流すことで結界として機能させる。
　この結界には何の効力もなく、何かを防いだり、通行を妨げたり、特殊な効果を持つことは一切できない。ただ、空間を仕切ったことを宣誓するだけの正真正銘ハリボテである。

詠唱

• 術式昇天

「流れ流され気づけば此岸！あれれ転がりゃうっかり彼岸！」
「生きるや死ぬやに振り回されて、魅せて見せましょ一生一die（いっせーいちだい）！」
「術式昇天、“幽明境”！」

• 術式開帳

「万物流転。盤上弾む球こそが生の似姿なればこそ」
「タマが出ればほらアタリ。スカってしまえばさよならね」
「術式開帳、“幽明境”」

台詞

「第六班所属、祓魔師の陽依蓮実っス！よろしく！」
「ちょっ、なんスかこれェーーーーっ！？」
「へへへっ、地獄の訓練が名物だなんてマトモじゃないっスよ。一人くらいサボっても……えっ、班長が探してる？ヤダーーーッ！」

「人生も似たようなものだと思うんスよ。自分ではない誰かの力で飛ばされて、そうして出た結果を粛々と受け入れることしか許されていない」

「蓮の花のようになりたいんスよ。自分に合った場所で咲くだけで、『清らか』だとかチヤホヤされて、そっとしといてもらえるように」
「嫌われていたくないんスよ。でも、好かれていたくもない。愛憎なんて面倒だし、執着はいずれ束縛になるし」
「……特別な関係って、疲れるじゃないっスか」

関連ページ

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権利情報

権利者	クサリ
コンタクト先	X(旧Twitter） https://twitter.com/kusari13
他作品での使用範囲	基本的には自由。特別深い関係を作る場合は要相談ですが、恋愛関係はお相手が既にいるためNG
登場作品	ノベル/泥中散華、未だ遠く