歩行祭具
わざわざ人型に作った理由?
便利なのもそうだけど、カッコいいからね。
便利なのもそうだけど、カッコいいからね。
鬼ヶ島製作所開発部主任 平賀伸太郎
基本情報
開発元 | 環境庁開発部門、株式会社鬼ヶ島製作所、他企業 |
---|---|
全高 | 2.5m~ |
総重量 | 200kg~ |
種別 | 動力付き搭乗型防性祭具 |
直立歩行重機型防性祭具
通称「歩行祭具」
通称「歩行祭具」
英名 エグゾジャケット
もしくはテンプルナイト
もしくはテンプルナイト
対大型境界異用に開発された、人間型汎用機動祭具の総称である。
続出する境界異常による境界対策課、ひいては祓魔師全体の人手不足。
現世に甚大な被害をもたらす大型界異用に広く配備されたが……今は昔。
現世に甚大な被害をもたらす大型界異用に広く配備されたが……今は昔。
先天的な素養がなくとも、訓練次第で一線級の神祇官と肩をならべられるとも言われたそれは……
現在の境界対策課においては、人員の雇用、配置システムや戦術の確立、個人携行祭具の進化。
現在の境界対策課においては、人員の雇用、配置システムや戦術の確立、個人携行祭具の進化。
運用に際しての人員育成に予算、整備の手間やその巨体や高威力の
携行装備の二次被害等の理由によりその稼働数は大きく数を減らしていた。
携行装備の二次被害等の理由によりその稼働数は大きく数を減らしていた。
2024年現在、歩行祭具運用部隊は江東装備保管所の
後方支援関東第15班をはじめとし開発部門を含めて
片手で数えられる程度にしか存在しない。
後方支援関東第15班をはじめとし開発部門を含めて
片手で数えられる程度にしか存在しない。
この金食い虫の活躍の場はまだなくなりそうにはない。
それどころか、増えるかもね。
概要
環境庁開発部門と、特殊重機メーカー鬼ヶ島製作所が
大型境界異常との交戦業務を主とし、共同開発した人間型汎用機動祭具。
大型境界異常との交戦業務を主とし、共同開発した人間型汎用機動祭具。
現場人員への士気向上効果を考慮にいれた外観、極めて高い運動性に
重機としてのパワーと器用さは、操る祓魔師に幅広い業務を可能とし。
先天的素養がなくとも、訓練次第で神祇官とも肩を並べることすらできる
工学技術と霊的技術の結晶である。
重機としてのパワーと器用さは、操る祓魔師に幅広い業務を可能とし。
先天的素養がなくとも、訓練次第で神祇官とも肩を並べることすらできる
工学技術と霊的技術の結晶である。
取り揃えられた多彩なオプション装備は、その業務の幅を広げ。
なかでも到底人間には使用不可能なサイズの祭具は、
そのサイズの通り強力であり、その祓滅能力を確固たるものとしている。
なかでも到底人間には使用不可能なサイズの祭具は、
そのサイズの通り強力であり、その祓滅能力を確固たるものとしている。
モーター等駆動系は現代工学技術、制御系やセンサー、
伝達系には近年の加護科学や界異由来の技術を多く採用。
伝達系には近年の加護科学や界異由来の技術を多く採用。
高濃度の穢に汚染された地域や、高等級界異による霊障の
影響下においても、電子機器や制御系統への影響は極めて微細である。
影響下においても、電子機器や制御系統への影響は極めて微細である。
霊体憑依による機体挙動制御と副次効果
縁起や式神、霊や精霊・・・さらには土地神を憑依させ
制御系の一部、もしくは機体そのものを単一の実体を持つ
霊的存在とすることにより、バランス制御を始めとした挙動の
補助を行わせる他、稀であるが憑依させたものに応じた
能力を獲得することもある。
制御系の一部、もしくは機体そのものを単一の実体を持つ
霊的存在とすることにより、バランス制御を始めとした挙動の
補助を行わせる他、稀であるが憑依させたものに応じた
能力を獲得することもある。
彼らとの訓練や縁が操縦性含めた性能に影響するケースは多い。
例として後方支援関東第15班の班長で、1号車の搭乗員の出富士は
亡くなった妻を憑依させ一度任務に投入されれば鬼神がごとき活躍を見せ。
同班4号車搭乗員の跳岳は、幼いころより共に生活していた猫が
縁起化した個体との相性が非常にいいためか、誰よりも器用に
その祭具の躯体を駆使する。
例として後方支援関東第15班の班長で、1号車の搭乗員の出富士は
亡くなった妻を憑依させ一度任務に投入されれば鬼神がごとき活躍を見せ。
同班4号車搭乗員の跳岳は、幼いころより共に生活していた猫が
縁起化した個体との相性が非常にいいためか、誰よりも器用に
その祭具の躯体を駆使する。
防御及び防護面
形代紙を操縦士と共用できるため、欠損部位の修復等ダメージコントロールに長る。
タイミングは生身の祓魔師と異なり任意。
ではあるが、憑依させた霊体によっては使用できない場合がある。
タイミングは生身の祓魔師と異なり任意。
ではあるが、憑依させた霊体によっては使用できない場合がある。
防御面は重機由来の強靭な構造に、操縦席のある胴体等重要箇所を
均一圧延装甲複合材、それ以外を注連鋼縄同様の修祓術的処理を施した
繊維強化樹脂や繊維強化アルミニウム等を多用。
均一圧延装甲複合材、それ以外を注連鋼縄同様の修祓術的処理を施した
繊維強化樹脂や繊維強化アルミニウム等を多用。
操縦席は搭乗する祓魔師を外部より完全に保護密閉する形を採用
結界の一種でもあり、霊的極限環境下においては手練れの神祇官を
超えるほどの業務遂行時間と作業効率の獲得に成功した。
結界の一種でもあり、霊的極限環境下においては手練れの神祇官を
超えるほどの業務遂行時間と作業効率の獲得に成功した。
法的な縛り
この防御面での万全を期す構造の採用にあたり
国家公安委員会や国土交通省、防衛省よりの要請、圧力等もあり。
法律上、狭所への侵入が困難とされる
5m以上が最低全高であることを義務付けられている。
国家公安委員会や国土交通省、防衛省よりの要請、圧力等もあり。
法律上、狭所への侵入が困難とされる
5m以上が最低全高であることを義務付けられている。
補足ではあるが、分類等は無いに等しいが一応存在し
- 操縦席を完全密閉型を取り、法律上の制約である
5m以上の全高のものを重歩行祭具
- 操縦士が露出、もしくは防風等により視認可能な
全高3m以下のものを軽歩行祭具
となっている。
が、抜け道や例外はいくらでもある・・・のだが割愛する。
2024年、日本における歩行祭具
平成30年度境界対策課再編成に伴いその稼働、配備数を大きくへらしている。
この再編成は、前年にあった大規模呪詛テロへの対応遅れを起因とし
警視庁、防衛省、財務省の圧力により実施された。
そなかで歩行祭具、とりたてコトブキは前線部隊や対テロ班向けに開発、採用
されていたものの緊急時の展開能力の低さに起因する運用方針の食い違いを皮切りに。
近年の境界対策課においては、人員の雇用、配置システムや戦術の確立、
個人携行祭具の進化、それに伴う出撃頻度の低下。
運用に伴う分かりやすい高額な予算に、前々から二次被害等で報道関係にやり玉に
上がることの多い歩行祭具を削る選択肢を取らざるをえなかった。
この再編成は、前年にあった大規模呪詛テロへの対応遅れを起因とし
警視庁、防衛省、財務省の圧力により実施された。
そなかで歩行祭具、とりたてコトブキは前線部隊や対テロ班向けに開発、採用
されていたものの緊急時の展開能力の低さに起因する運用方針の食い違いを皮切りに。
近年の境界対策課においては、人員の雇用、配置システムや戦術の確立、
個人携行祭具の進化、それに伴う出撃頻度の低下。
運用に伴う分かりやすい高額な予算に、前々から二次被害等で報道関係にやり玉に
上がることの多い歩行祭具を削る選択肢を取らざるをえなかった。
以上に伴い、かなりの操縦士が他省庁に流出した。
一方祓魔師の絶対数が少ない、環境庁以外の省庁での需要は非常に高く。
現在環境庁境界対策課以外の省庁で配備が進んでおり。
操縦士の練度も環境庁より取り込んだ、操縦士のノウハウもあり
既に陸上自衛隊や警視庁ではかなりの数が活動、活躍している。
現在環境庁境界対策課以外の省庁で配備が進んでおり。
操縦士の練度も環境庁より取り込んだ、操縦士のノウハウもあり
既に陸上自衛隊や警視庁ではかなりの数が活動、活躍している。
現在確認されている歩行祭具
環境庁
- 一三式歩行祭具 コトブキ(https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/653.html)
公的機関以外の歩行祭具
公的、認可機関以外で所有され、破壊活動、呪詛犯罪等に用いられる歩行祭具相当の人型の霊的制御人型重機。
これをカースニックアーマー、機構呪鎧と呼称する。
これをカースニックアーマー、機構呪鎧と呼称する。
関連ページ
権利情報
権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
権利者 | 〆力猫きのソウ |
---|---|
コンタクト先 | https://twitter.com/watasisou |
他作品での使用範囲 | ご自由にお使いください、ご連絡いただければ関連ページに追加させていただきます。 |
登場作品 | https://www.pixiv.net/artworks/127699697、https://w.atwiki.jp/nandayo/pages/653.html |