常闇のミューズは嗤う/第2話

常闇のミューズは嗤う/第2話


常闇のミューズは嗤う/第2話「屠殺カジノ」


『イントロダクション』

シナリオ概要

必要時間:3時間前後
合計悪意点:
  • PL2人/26点
  • PL3人/38点
  • PL4人/50点

あらすじ

あの狂気のオークションから、月日は流れました。享楽のオークションでドール達はウィリアム・ストーカーと名乗る1人のネクロマンサーに競り落とされ、日々彼の慰み者になる生活を送っています。
そんなある日、ドールたちは“サロン”が主催するカジノに、主人であるストーカーの従者として付き添うことになります。そこで強要されたのは、自由と肉体を賭けた狂気のギャンブル“ドールズ・ゲーム”への参加でした。
勝利すれば自由、しかし敗北すれば凄惨な末路が待つという凶悪な“余興”。“サロン”主催者ミューズの気まぐれにより、そのギャンブルへと参加することになったドール達。彼女達の相手として立ちはだかるのは、ビジューを名乗る執事服の少女サヴァント。
果たして、ドール達は自身の開放を賭けたゲームに勝利できるのでしょうか。そして、その果てに待つものとは・・・?

注意

キャンペーン第2話である本シナリオは、アドベンチャーパートでビジューとの“ドールズ・ゲーム”を行います。これは本シナリオのオリジナルギミックです。詳細なルールは後述していますが、互いにパーツの損傷を伴うゲームとなります。もし、あまりにドール側の損傷が激しくバトルパートのクリアが困難になる場合は、NCが適宜エネミー数を減らすなどの調整をするとよいでしょう。
また、“ドールズ・ゲーム”においては、立ち並ぶ処刑執行人が様々な拷問器具を駆使して、ドールやビジューのパーツを破壊していきます。このゲームのスプラッター描写を詳細に行うかどうかは、卓のメンバーを見つつNCが適宜判断してください。拷問描写が苦手なPLが参加していれば、ギャンブル中の描写は抑えて淡々と進めるのがよいでしょう。

ハンドアウト

特になし


『アドベンチャーパート』

カルマの設定

アドベンチャーパート開始時に公開されるカルマは以下の1つ。

『“主人”に逆らわない』

このカルマはドール共通のものです。ウィリアム・ストーカーに従順な素振り(ドールの心中はどうあれ)を見せれば、自動的に達成されます。

イベント:慰み者の日々

アドベンチャーパートを開始します。以下の描写とともに、ドール達が目を覚まします。
「あの享楽に塗れたオークションから、どれほどの月日が流れたのだろうか。キミ達を競り落としたのは、ウィリアム・ストーカーと名乗る1人のネクロマンサーの男だった。嫌らしい笑みと、容赦のない残虐性が特徴の男で、日々キミ達は彼の慰み者になる生活を送る羽目になっていた。」
「どういった処置が施されているのか、キミ達がどれほど拒絶しようとも肉体が抵抗できない。くやしいが、今は彼がキミ達の“ご主人様”というわけだ。」

“主人”であるウィリアム・ストーカーは、ドール達に裸で生活することを強要しています。ドール達が具体的にどのような生活を送っているかはあえて詳細に描写する必要はありません。しかし、官能と暴力の伴う凄絶な日々であることは間違いないでしょう。
ドール全員に狂気判定(修正-2)を行わせてください。また、このタイミングで適宜対話判定を促すとよいでしょう。

「ある日、“主人”であるストーカーがキミ達を連れてどこかへと出かける支度をし始めた。何でも、あの地下の“サロン”で再び催しが開かれるらしい。」

ウィリアム・ストーカー:『今回の催しは、非常に愉快なものになるだろう・・・、今回は貴様達がイベントの主役のようなものだ。せいぜい、私を愉しませることだな・・・』

ウィリアム・ストーカーは醜悪な笑みで意味深なセリフを吐きますが、詳しい内容まではドール達に語る事はありません。次のイベントへ移ってください。

イベント:地の底の饗宴

「ゾンビ馬の牽く馬車に揺られてしばらく、キミ達は何処とも知れない施設の地下へと連れて行かれた。」
「重い扉が開かれると、中は広大な広間になっており、煌びやかな装飾が施されている。目の前に広がっていたものは賭博場であった。先日のオークション同様、“サロン”会員であろう大勢のネクロマンサーが訪れ、自身の財産を賭けたギャンブルに興じている。」

ウィリアム・ストーカー:『私は主催者に挨拶をしてくる。・・・ここで待っていろ。』

「そう言うと“主人”はキミ達を残してスタスタと歩いていってしまった。後に残されたキミ達を周囲の何人かは興味深そうにじろじろと眺めている。先日のオークションで見た顔ぶれも多数混じっているようだ。」

ドール達が居心地の悪い空気に包まれていると、仮面を被った執事服の少女(ビジュー)が飲み物を持ってドール達の方へ向かってきます。

執事服の少女(ビジュー):『久しぶりだね。まだ壊されていないようで、何よりだ。』
執事服の少女(ビジュー):(ビジューに敵意を見せる)『そんな怖い顔をしないでおくれよ。あのセンスのない司会も仕事だったんだから。ただ、僕の発言がキミ達を傷つけたことは、謝るよ・・・』

「彼女がどういう立場なのかは不明だが、彼女の言葉には偽りのない謝罪の意志があるように感じる。」
ビジューが仮面を外し、ドール達に謝罪とともに自己紹介をします。この時、彼女の素顔を見たドール達全員に行動判定を行わせてください。前話で「笑顔(08)」の「記憶のカケラ」を手に入れていた場合、この判定に使用可能です。
成功したドールは、ビジューに対しどこか懐かしく暖かい印象を受けます。また、彼女のビジューという名前も自然と思い出すことができます。

ビジュー:『今のキミ達の“主人”も席を外していることだし、もしよければ、少し話をしないか。』
ビジュー:『キミ達も、もう少し“サロン”のことを知ってもいい。それが聞くに堪えないことだとしても・・・無知なまま理不尽に傷つけられるよりは、マシだろう?』

ビジューは“サロン”のこと、主催者であるミューズのことについて話をしてくれます。また、ドール達が他のことについて質問をした場合も、差し支えのない(ミューズの正体やキャンペーンの真相に関わることでない)情報なら、好意的に教えてくれます。

ビジュー:『この“サロン”は、終末世界を支配する一部のネクロマンサー・・・彼らが自分達の享楽のために創った相互扶助組織みたいなものさ。』
ビジュー:『定期的にこういった催しを主催しては、会員であるネクロマンサーを楽しませている。ここは彼らの退屈しのぎの場というわけだ。』
ビジュー:『そして、この“サロン”を主催しているのが、ミューズと呼ばれるネクロマンサー。会員の中でも最も優秀なネクロマンサーで、僕の“主人”でもある。』

「ふと向こうの方を見ると、ウィリアム・ストーカーが、仮面を被ったドレスの女性と会話をしている。あれがミューズだろうか。」
「少しするとウィリアム・ストーカーがキミ達の方へと戻ってくる。その表情は何かを期待するような、愉しげな笑みで歪んでいる。」

ウィリアム・ストーカー:『・・・主催者の意向で、お前達に“ドールズ・ゲーム”に参加してもらうことになった。プレイルームへ来て貰おう。』

「その言葉を彼が発した瞬間、執事服の少女の空気が変わった。気のせいか、それを聞いた周囲の面々も愉しそうにざわつきはじめた。・・・一体、何をさせられるというのだろうか?」
ドール達が、彼に連れられて別室のプレイルームへと案内されます。次の場面へと移ってください。

イベント:ドールズ・ゲーム

ドール達が別室に案内され、自由を賭けたギャンブルを強要されるイベントです。

「別室に案内されると、中央には大きなテーブルが置かれていた。」
「テーブルの中央には数個の小さな十面体・・・あれはサイコロだろうか?」
「テーブルは一見すると、ルーレット台のように見える。・・・けれど、肝心のルーレットはなく、テーブルの上にはルーレットの番号ではなく、【のうみそ】【めだま】など、身体の一部を表記した物騒な文字が羅列されていた。」
「さらに部屋の両脇には、凶悪な武器を装備した屈強な処刑人が並んでいて異様な光景を呈している。」
「キミ達は有無を言わさず着席を促される。キミ達の周りには、いつの間にか“ドールズ・ゲーム”とやらを見物しようと、ネクロマンサーの面々や配下のアンデッドが遠巻きに取り囲んでいた。」

ドール達が席につくと、ビジューが静かにテーブルへとやってきて、ディーラーの位置に立ち、丁寧な言葉でルールの説明を始めます。

ビジュー:『ドールの皆さん。それでは今から“ドールズ・ゲーム”について説明させていただきます。』
ビジュー:『当サロンでは、本来は会員であるネクロマンサーの皆様にのみ賭博行為を認めております・・・。しかし、“余興”として会員の所有物であるドールのみが行うことのできるゲームを用意しています。』
ビジュー:『それがこれから行う“ドールズ・ゲーム”です。ドールとディーラーがダイスを用いた勝負を行い、ドールの皆さんが勝利すれば会員から解放される権利・・・つまり自由になる権利を手に入れることができます。』
ビジュー:『しかし、敗北した場合は、ドールの持つ全ての財産を“余興”として消費していただきます。』
ビジュー:『持たざる敗者に残された財産・・・その貞操、肉体、記憶、心、尊厳、ありとあらゆる方法で削ぎ落とし、最終的には墓場の土と成っていただきます。』

“主人”であるウィリアム・ストーカーがドール達の肩に手を置き、耳元で囁きます。

ウィリアム・ストーカー:『ミューズの意向には誰も逆らえん。まして、お前達には“ドールズ・ゲーム”への拒否権はないからな。』
ウィリアム・ストーカー:『せいぜい、美しく散って私を愉しませろ。』
ウィリアム・ストーカー:『・・・お前達を競り落としたときは、高い支払いをしたが・・・、まあ支払った分はそれなりに楽しめた。それに、私としては、お前達を生贄に捧げることで“サロン”での様々な便宜をはかってもらえるとミューズから言質をもらっている。勝っても負けてもどちらでもよい。』

ビジュー:『ディーラーは不肖、このビジューが務めさせて頂きます。では、続いてルールの説明に参ります。』
ビジューがドール達にルールの説明を行います。NCは、以下に示す“ドールズ・ゲーム”のルールをPLに説明し、ゲームを開始してください。
常闇のミューズは嗤う/“ドールズ・ゲーム”ルール説明へ移動

ゲームが終了したら、その結果に応じて、次のイベントへ移ってください。

イベント:勝利

ドール側が“ドールズ・ゲーム”に勝利した場合の描写です。バトルパート直前の場面となります。
あまりの凄惨な勝負の結果、ドール達を耐え難い狂気が襲います。ドール全員に狂気判定を2回行わせてください。

「互いの肉体を掛け合う狂気のギャンブルが、ついに終了した。結果、勝利を掴んだのはキミ達の方だった。」
「対戦相手であったビジューは、見るも無惨な状態でテーブルに臥している。・・・ついさっきまで、和やかに会話していたのに。キミ達に心から謝ってくれた少女も、処刑人の無慈悲な攻撃により、その身をズタズタにされてしまった。周囲ではネクロマンサー達が、それを嘲笑うかのようにゲラゲラと騒いでいる。」

ネクロマンサー:『これは驚いた。まさか、人形の方が勝利するとは。』
ネクロマンサー:『おい、その無様な執事を連れて行け!まだまだ、何回でも蘇らせて、いたぶってから、豚の餌にしよう!!』
ネクロマンサー:『おいおい、ミューズの側近ともあろう奴がボロボロだぞ!あの澄ました顔も、無惨にされちゃってまぁ!』
ネクロマンサー:『これもギャンブルの妙というやつか。おい、人形ども。もう帰っていいぞ。どこへなりと、行くがいい!』

「呆然とするキミ達を他所に、醜悪なネクロマンサーたちは、余興はもう終了したとばかりに解散を始める。」
「そのとき、別室のモニターが点灯し、仮面を被った女性が映る。主催者であるミューズだ。そういえば、この残虐な“ドールズ・ゲーム”を提案したにもかかわらず、プレイルームでは全く姿を見なかったが・・・」
「ミューズは、ネクロマンサー達には目もくれず、穏やかな口調でドールに語り出した。」

ミューズ:『見事な勝利です、ドール達。』
ミューズ:『取り決めに従い、貴女達には自由になる“権利”を与えましょう。』
ミューズ:『自由とは自ら勝ち取るもの。貴女達はその“権利”を手にし、そしてその力を備えている。』
ミューズ:『さあ、戦いなさい。自由はその先に・・・』

このとき、ドール達に判定を行わせてください。「ネクロマンサー(99)」あるいは「笑顔(08)」の「記憶のカケラ」を使用可能です。
成功すると、闘争を教唆するミューズの声に、どこか不思議な懐かしさを思い出します・・・。
そして、ミューズからの通信が途切れた次の瞬間、ネクロマンサー達が呻き、悶え始めます。

ネクロマンサー:『ぐぇ・・・、な、何だ・・・か、身体が・・・私の身体が!』
ネクロマンサー:『ミューズ・・・な、何を・・・した、何のつもりだ!』
ネクロマンサー:『あ、ああ、ぐぇ、ぐぇおぼぉああああああ!!』

ウィリアム・ストーカーを始め、部屋にいたネクロマンサー達が醜悪な怪物へと変貌します。その姿からは、最早、知性すらも消えうせ、餓えた怪物と化して、ドール達に牙を向きます。
アドベンチャーパートを終了し、バトルパートへと移ってください。
なお、アドベンチャーパートのカルマと、怪物化したウィリアムと戦うことが矛盾すると感じたPLがいた場合は、「ウィリアム・ストーカーは“ドールズ・ゲーム”終了時点でドール達の“主人”ではない」ことを伝え、遠慮なく戦闘するよう伝えるとよいでしょう。

イベント:敗北

ドール側が“ドールズ・ゲーム”に敗北した場合の描写です。バトルパート直前の場面となります。
あまりの凄惨な勝負の結果、ドール達を耐え難い狂気が襲います。ドール全員に狂気判定を2回行わせてください。

「互いの肉体を掛け合う狂気のギャンブルが、ついに終了した。結果、無惨に敗北したのはキミ達の方だった。」
「今やキミ達の体は、見るも無惨な状態だ。処刑人の無慈悲な攻撃により、キミ達の身体はズタズタにされてしまった。そんなキミ達を一瞥すると、ビジューはさっさと退室してしまった。」
「周囲ではネクロマンサー達が、キミ達を嘲笑うかのようにゲラゲラと騒いでいる。」

ネクロマンサー:『くはは。やはり、人形が負けたか。まあ、相手がミューズの側近では無理もあるまい。』
ネクロマンサー:『ギャンブルとは非情だねぇ。まあ、仕方ないな、人形ども。諦めろ。』
ネクロマンサー:『お前らの地獄はここからだぞ。まだまだ、何回でも蘇らせて、散々いたぶってから、豚の餌にしてやろう!!』

「呆然とするキミ達に、醜悪なネクロマンサーたちが、さらなる追い討ちをかけるべく群がってくる。・・・ここからが、彼らの恐るべき“余興”の本番なのだ・・・」
「そのとき、別室のモニターが点灯し、仮面を被った女性が映る。主催者であるミューズだ。そういえば、この残虐な“ドールズ・ゲーム”を提案したにもかかわらず、プレイルームでは全く姿を見なかったが・・・」
「ミューズは、ネクロマンサー達には目もくれず、穏やかな口調でドールに語り出した。」

ミューズ:『見事な勝負でした、ドール達・・・。』
ミューズ:『“ドールズ・ゲーム”は貴女達の敗北・・・、しかし、それは終幕ではありません。』
ミューズ:『貴女達が、地の底に伏してもなお抗う覚悟があるならば・・・、始めましょう、敗者復活戦を。』
ミューズ:『さあ、戦いなさい。自由はその先に・・・』

このとき、ドール達に判定を行わせてください。「ネクロマンサー(99)」あるいは「笑顔(08)」の「記憶のカケラ」を使用可能です。
成功すると、闘争を教唆するミューズの声に、どこか不思議な懐かしさを思い出します・・・。
そして、ミューズからの通信が途切れた次の瞬間、ネクロマンサー達が呻き、悶え始めます。

ネクロマンサー:『ぐぇ・・・、な、何だ・・・か、身体が・・・私の身体が!』
ネクロマンサー:『ミューズ・・・な、何を・・・した、何のつもりだ!』
ネクロマンサー:『あ、ああ、ぐぇ、ぐぇおぼぉああああああ!!』

ウィリアム・ストーカーを始め、部屋にいたネクロマンサー達が醜悪な怪物へと変貌します。その姿からは、最早、知性すらも消えうせ、餓えた怪物と化して、ドール達に牙を向きます。
アドベンチャーパートを終了し、バトルパートへと移ってください。
なお、アドベンチャーパートのカルマと、怪物化したウィリアムと戦うことが矛盾すると感じたPLがいた場合は、「ウィリアム・ストーカーは“ドールズ・ゲーム”終了時点でドール達の“主人”ではない」ことを伝え、遠慮なく戦闘するよう伝えるとよいでしょう。


『バトルパート』

カルマの設定

戦闘開始時に公開されるカルマは以下の1つです。

『自由を手に入れる』

このカルマはドール共通のものです。バトルパートで勝利することで自動的に達成されます。

勝利条件の設定

『敵を全滅させる』

舞台に配置されたNCの手駒全ての攻撃マニューバを損傷させれば条件達成です。手駒は攻撃マニューバを優先して残すようにしてください。

手駒の配置

配置/参加PL人数 2人 3人 4人
煉獄 ゾンビ×15 ゾンビ×15 ゾンビ×25
モンスター×1 ソルジャー×10 ソルジャー×15
なし モンスター×1 モンスター×1
地獄 リッパー×1 リッパー×1 リッパー×1
なし マッドガッサー×1 マッドガッサー×2
奈落 スナイパー×1 スナイパー×1 スナイパー×2

エネミーデータ

『基本ルールブック』および『箱庭の物語』を参照してください。

▼イラストを表示(※グロ注意、若干の性的描写あり)
+ ...


『エンドパート』

修復

戦闘に勝利したら、ドールたちは以下のパーツを入手できます。
PL人数 基本パーツ 強化パーツ
2人
3人 10
4人 13

イベント:宴の終了

修復の処理を終えたら以下の描写を行ってください。

「不死の肉体を操るネクロマンサー達も、ついに誰一人動くものはいなくなった。血塗れのプレイルームで、キミ達は呆然と立ち尽くす。・・・何故だろう、この光景を見ていると、妙に頭がざわめいてくる。」
ここで、ドール全員に「記憶のカケラ」として「血の宴(05)」を渡してください。

「しばらくすると、扉の鍵が外側から開けられた。ドール達がプレイルームを出ると、そこにはビジューが立っていた。」
(“ドールズ・ゲーム”で勝利していた場合)「・・・彼女はあのギャンブルで、すでに破壊されてしまったはずなのに、何故。」

ビジューは微笑を浮かべると、ドール達についてくるように促します。

ビジュー:『ミューズがキミ達との面会を希望している。今から、連れて行くよ。』
ビジュー:『・・・あと少しで“余興”も終わりだ。そうすれば、その後は“自由”にすればいいさ。』

「ビジューは意味深に呟き、ドール達を先導するように歩いていく。
「この先に如何なる真相が待っているのか。そして、それを知ってしまったら、ドール達はどうなってしまうのか。
「どこかから、遠く彼方に霞む、母の声が聞こえた気がした・・・。」

ドール達がビジューについていったら、第2話を終了してください。

▼イラストを表示(※グロ注意)
+ ...

寵愛を渡す

ドールたちに寵愛点を計算し渡してください。なお、ゲームでビジューに勝利していた場合は、ビジューの悪意点も加えて計算してかまいません。
これにて本シナリオは終了です。第3話へ続きます。


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最終更新:2016年02月12日 03:14