C++ > コンストラクタとデストラクタ

コンストラクタ

 コンストラクタ関数(constructor function)は、オブジェクトに対して必要なすべての初期化処理を実行するものである。コンストラクタはオブジェクトの作成時に呼び出され、オブジェクトは、そのオブジェクトの宣言文が実行されたときに作成される。  コンストラクタ関数の名前は、それが所属するクラスと同じ名前を持つ。また、コンストラクタ関数は戻り値型は持たない。

デストラクタ

 デストラクタ関数(destructor function)はオブジェクト関数が破棄される際に呼び出される関数である。ローカルオブジェクトはスコープから外れたときに破棄され、グローバルオブジェクトはプログラムの終了時に破棄される。  デストラクタは所属するクラス名の前に (チルダ)をつけたものになる。

+ コンストラクタとデストラクタの例
#include <iostream>
using namespace std;

class myclass {
  int a;
public:
  myclass();
  ~myclass();
  void show();
};

myclass::myclass()
{
  cout << "call constructor" << endl;
  a = 8;
}

myclass::~myclass()
{
  cout << "call destructor" << endl;
}

void myclass::show()
{
  cout << a << endl;
}

int main()
{
  myclass ob;

  ob.show();

  return 0;
}


参考文献

  • 独習C++ 第3版(Herbert Schildt,2002,翔泳社)
最終更新:2011年03月04日 14:10