モソッピョロモスンヴァーヌの伝説
はじめ、ひとつの種があった。
世界の根源たる四柱の神々は、その種に懐かしき美しさを覚え、大いなる祝福を与えんとした。
風の神ポロロンモッスァニェヌョンソッソは種を育むために子守唄を唄い
地の神メッチョスネンモッアソーズォは種が眠るための揺り篭を作り
水の神モッフニョェアンニョモポーヨは種にすべてを包む深き愛を与え
火の神ポンソソススッポヴォはそれらをめっちゃ応援した。
こうして、世界樹モソッピョロモスンヴァーヌが生まれた。
──モソッピョロモスンヴァーヌ創造神話 序章
幾千もの時を超え、今も尚美しい輝きを放つ言葉の連なり。
その真相は定かではないが、吟遊詩人や賢者たちによって静かに語り継がれ、モソッピョロモスンヴァーヌ世界各地に確かに息づく数々の物語…
古き村に残る民話、書物に刻まれた神話、老人の子守唄、修道女たちの聖歌、騎士の英雄譚、風の綴る叙事詩…
実に様々なものが存在する。それらを信じるも信じないも、全ては貴方次第なのだ。
この項では、そんな魅力的なモソッピョロモスンヴァーヌの伝承を紹介しよう。
~モソッピョロモスンヴァーヌ神話学者 ヴァルモソソソッスォ~
最終更新:2018年03月30日 13:31