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オリキャラバトルロワイヤル『序章』_メタキゾ&ライム
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今日の春、始まりの季節。
初夏のように温かいこの時期。
始まりにおいて準備は不可欠。もっとも分かっているのは彼であろう。
物資的にも精神的にもとりあえずここで補充しておきたい。
初夏のように温かいこの時期。
始まりにおいて準備は不可欠。もっとも分かっているのは彼であろう。
物資的にも精神的にもとりあえずここで補充しておきたい。
本来メタキゾは学校まで予習をしにいく予定だった。
ここらへんでそろそろ勉強も補充しておきたかった。が、彼の生活はそれなりに安定している。
多少羽目を外しても大丈夫だろう。気を付けないと若干生活がずれていくが。
ここらへんでそろそろ勉強も補充しておきたかった。が、彼の生活はそれなりに安定している。
多少羽目を外しても大丈夫だろう。気を付けないと若干生活がずれていくが。
だが、学力とかそういうものだけでなく、この新シーズンはモチベーションも重要になってくるだろう。
最初が精神的に好調でないとバテる。物事は全てにおいて最初が重要である。
そんなことを言って休みに甘えていく。
自分にとって、ライムは掛け替えのない大切な人だから。
最初が精神的に好調でないとバテる。物事は全てにおいて最初が重要である。
そんなことを言って休みに甘えていく。
自分にとって、ライムは掛け替えのない大切な人だから。
というわけでメタキゾ達は広い外、街並みにまで駆けだした。
正直外を歩くのはどうでもいいが、隣の女の子が楽しげに歩いているのなら誰が止められるだろうか、いや止められない。
また財布が軽くなるのか、と思いつつもライムの笑顔にはちょっとだけかなわない。
こんな日もいいな、と思う筈だった。
正直外を歩くのはどうでもいいが、隣の女の子が楽しげに歩いているのなら誰が止められるだろうか、いや止められない。
また財布が軽くなるのか、と思いつつもライムの笑顔にはちょっとだけかなわない。
こんな日もいいな、と思う筈だった。
冬とは違った春の青き大空。芽生えつつある緑。にぎやかで明るい街並み。
ライムにとってはこれら全ては新鮮な感覚で感動的だった。
若干スキップ歩きな自分の足音がリズミカルに思える。お天道様の光はとても心地よいクーラーだ。
私とメタキゾと広大な世界。歌でも歌いたい気分だった。今度はカラオケに連れてって貰おう。
彼と一緒に歩くだけで楽しい。彼の後ろについて歩けばとっても安心だ。
それはとても楽しい日の筈だった。
ライムにとってはこれら全ては新鮮な感覚で感動的だった。
若干スキップ歩きな自分の足音がリズミカルに思える。お天道様の光はとても心地よいクーラーだ。
私とメタキゾと広大な世界。歌でも歌いたい気分だった。今度はカラオケに連れてって貰おう。
彼と一緒に歩くだけで楽しい。彼の後ろについて歩けばとっても安心だ。
それはとても楽しい日の筈だった。
「メタくん、春なんだしあの和菓子でも食べない?」
「なんなんだそのプロフィールにも乗っていない名称は。」
「なんなんだそのプロフィールにも乗っていない名称は。」
結局最寄りのスーパーでお買いもの。
三色団子、ようかん。いちごののったケーキ。これはいちごにアクセントを付ける。
全部メタキゾの自腹。ライムにもお小遣いあげてるのに・・・。
「お前太るぞ。さり気なく欲張りやがって・・・。」
メタキゾは「現実的黄金」という炭酸ジュースを右手にイヤミを入れておく。
「旬のものはちゃんと味わっておかないと後悔するじゃない。
それともメタくんも食べたいの?」
ライムも同じようにイヤミを入れた。
「だからなんだよ「メタくん」って・・・あいつが配った設定にも載ってねぇぞ。」
三色団子、ようかん。いちごののったケーキ。これはいちごにアクセントを付ける。
全部メタキゾの自腹。ライムにもお小遣いあげてるのに・・・。
「お前太るぞ。さり気なく欲張りやがって・・・。」
メタキゾは「現実的黄金」という炭酸ジュースを右手にイヤミを入れておく。
「旬のものはちゃんと味わっておかないと後悔するじゃない。
それともメタくんも食べたいの?」
ライムも同じようにイヤミを入れた。
「だからなんだよ「メタくん」って・・・あいつが配った設定にも載ってねぇぞ。」
外で三色団子を食べ歩くライム。メタキゾは食べない。
ところが・・・なんだかよくわからないがこの時から空気がおかしくなっていたような気がした。
ところが・・・なんだかよくわからないがこの時から空気がおかしくなっていたような気がした。
怪しいって言ってくれと言わんばかりの黒服の男達が数名メタキゾとライムのまわりに現れ始めたからである。当然サングラスを付けている。
そしてその内の1人が穏やかで丁寧に事態を述べ始めた。
「メタキゾ様、そしてライム様ですね。お2人は我が主人主催のパーティに招待されました。拒否権はありません。」
言った後に黒服は黒い高級車を指す。乗れ、と言っているのだろう。
そしてその内の1人が穏やかで丁寧に事態を述べ始めた。
「メタキゾ様、そしてライム様ですね。お2人は我が主人主催のパーティに招待されました。拒否権はありません。」
言った後に黒服は黒い高級車を指す。乗れ、と言っているのだろう。
メタキゾとライムは共に黙ったままだった。
一瞬闘おうと警戒しているように見えた。
しかしメタキゾが口を開いた。
「その前に、この僕達が一体なにをやらされるのかをこの場で説明していただきたい。
拒否権が無いならなおさらです。」
一瞬闘おうと警戒しているように見えた。
しかしメタキゾが口を開いた。
「その前に、この僕達が一体なにをやらされるのかをこの場で説明していただきたい。
拒否権が無いならなおさらです。」
「それを知る権限も今はありません。」
やはり黒服は動かなかった。
メタキゾは言葉を聞いてその黒い高級車に向かって歩き出す、ライムはメタキゾの服を引っ張って言った。
「ちょ・・・ちょっとどういうことなの・・・?」
先ほどの様な楽しそうな表情はライムにはない。不安気な表情をしていた。
「ちょ・・・ちょっとどういうことなの・・・?」
先ほどの様な楽しそうな表情はライムにはない。不安気な表情をしていた。
「こいつら・・・ただのチンピラじゃあないぞ。
一見ただのカップルで何の関わりも持っていない俺達に命令している。口調も堅い。
何かの確信があるんだよ。俺達より指導権を握れる何か。」
メタキゾは冷静だった。自分のことが地味で簡単に他人から目を付けられることは無い、と自分でよく分かっていた。
負け犬ムード・・・というより彼は悟っていた。何かの兆しを。
一見ただのカップルで何の関わりも持っていない俺達に命令している。口調も堅い。
何かの確信があるんだよ。俺達より指導権を握れる何か。」
メタキゾは冷静だった。自分のことが地味で簡単に他人から目を付けられることは無い、と自分でよく分かっていた。
負け犬ムード・・・というより彼は悟っていた。何かの兆しを。
「大体こういう勝てそうにない奴らを相手にした時はな、一番最初で「YES」と言っておくことが最も得なんだぜ。
ライムも乗るか?俺達はまだ何をやらされるのか知らされてない。」
ライムも乗るか?俺達はまだ何をやらされるのか知らされてない。」
メタキゾは既に黒い高級車に乗っていた。彼も心の中では動揺しているだろう。
だが彼はあくまで軽率な行動を取らないライムの頼れる主人だった。
彼を信用しないでどうする。
だが彼はあくまで軽率な行動を取らないライムの頼れる主人だった。
彼を信用しないでどうする。
ライムも車に乗り込む。黒服達も車に乗り込んだ。
あっという間に車は走り出した。
あっという間に車は走り出した。
車の中。街中とは違って静かで緊迫した雰囲気だった。
メタキゾの心の中は変わらない。
(強制連行させられてあまりに理不尽なことをされるのならば隙をついて出し抜いてやる・・・!絶対に。)
そう心の中で思う一方でメタキゾも本当は恐怖していた。
ライムも心が安定しないのは同様だった。
(強制連行させられてあまりに理不尽なことをされるのならば隙をついて出し抜いてやる・・・!絶対に。)
そう心の中で思う一方でメタキゾも本当は恐怖していた。
ライムも心が安定しないのは同様だった。
自分達は一体なにをやらされる・・・?