おはようセックス@小説まとめ
ゴミクズ置き場の朝日
最終更新:
Bot(ページ名リンク)
-
view
埃の被ったもの、薄汚れたものから、何だか懐かしい香りのするものまで幅広くカバーしてくれているこのゴミクズ置き場の朝は早い。
と言っても相変わらず薄暗いままであった。
私はこの世の空が、余りにもアレなので呆れたが…。
と言っても相変わらず薄暗いままであった。
私はこの世の空が、余りにもアレなので呆れたが…。
「そして、私はなんだかんだ言ってこのスペースシャトルで生活することになったのであった。」
開口一番で申し訳ないが、私の現状を紹介しよう!
つまりこういうことである。
そんな私を鬱陶しそうな目で見てきやがる……いや、何故か見てくる私をここになんだかんだ言って住ませてくれる優しい彼。
ベッドから起きた私を、床から文字通り起床した少年が私を見もせずこう言った。
開口一番で申し訳ないが、私の現状を紹介しよう!
つまりこういうことである。
そんな私を鬱陶しそうな目で見てきやがる……いや、何故か見てくる私をここになんだかんだ言って住ませてくれる優しい彼。
ベッドから起きた私を、床から文字通り起床した少年が私を見もせずこう言った。
「帰って欲しい。」
…ひどいなあ。
「そもそもどこに帰れと言うのかしら。」
そう言った私を抗議の眼差しで見やる少年。
「………。」
何故か変な表情のまま無言である。
私は続けた。
「私は女の子なんだよ?まさか外に追いだそうなどと、全くもって非人道的な事を考えてるわけないでしょうね。」
「…はぁ……。」
「ん?」
…ひどいなあ。
「そもそもどこに帰れと言うのかしら。」
そう言った私を抗議の眼差しで見やる少年。
「………。」
何故か変な表情のまま無言である。
私は続けた。
「私は女の子なんだよ?まさか外に追いだそうなどと、全くもって非人道的な事を考えてるわけないでしょうね。」
「…はぁ……。」
「ん?」
これでもかと言うぐらいのドヤ顔で少年に私のどうしようもなさを押し付ける。
「女の子ならもう少し身だしなみに気をつけようよ。」
その言葉に私は自身の姿を思い浮かべる。
寝起き→髪ボサボサ→おっとこれは失礼
寝起き→髪ボサボサ→おっとこれは失礼
「おっとこれはしつれ「いや違う、服はだけてるから。」
髪を手で梳かす仕草をしようとすると、少年が呆れた目で私にそう言ってくる。
ん?つーかこいつ今なんて言った?
髪を手で梳かす仕草をしようとすると、少年が呆れた目で私にそう言ってくる。
ん?つーかこいつ今なんて言った?
「いや固まってないでさ…」
「馬鹿野郎!そう言うことは先に言いやがれ!」
「馬鹿野郎!そう言うことは先に言いやがれ!」
そう叫ぶと私はソッコーで少年に目潰しを喰らわし、四階から三階に高速で退散した!
あの珍事から十分ぐらい経っただろうか。
私は少年のいる四階に戻って来ていた。
私は少年のいる四階に戻って来ていた。
「取り敢えず先程はすまんかった。もれなく忘れてくれ。」
「………。」
「…いや本当にごめんって。マジと書いて本当にごめんってば。」
全く口を聞いてくれなくなった少年。
どうやら私のいない間にパジャマから地味なデザインのTシャツと地味なデザインの長ズボンに着替えた模様だ。
「………。」
「…いや本当にごめんって。マジと書いて本当にごめんってば。」
全く口を聞いてくれなくなった少年。
どうやら私のいない間にパジャマから地味なデザインのTシャツと地味なデザインの長ズボンに着替えた模様だ。
「…まぁ僕だってそこまで大人気なくないけど。」
「…いや君より私のほうが年上だし。」
「…いや君より私のほうが年上だし。」
いきなり何を言い出すんだいこの小僧は?
「そんなことはないかもよ。」
ん?
「ここに来てから、もう十一年も経ってるからね。」
…ん?
ん?
「ここに来てから、もう十一年も経ってるからね。」
…ん?
「つまり…どういうことだってばよ?」
「…昨日寝る前説明したよね。」
「…昨日寝る前説明したよね。」
──昨日の…寝る前………あ!!
「この世界に来た人間はそれとなく死なない。僕が今まで見てきた人は一人しかいなかったけど。」
「ほうほうそれでそれで?」
「年はとらないし、食べ物も摂る必要がない。というか、食べ物ないんだけどね。」
「ほうほう…それでそれで?」
「それまで会った三人も、これまたそれとなーくいなくなったよ。なんでか、僕は知らないけどね。」
「ほうほう…………。」
「まぁ君は第二の異例になるってこと…っつーか聞いてる?もしくは聞く気ある?」
「………zzz」
「ほうほうそれでそれで?」
「年はとらないし、食べ物も摂る必要がない。というか、食べ物ないんだけどね。」
「ほうほう…それでそれで?」
「それまで会った三人も、これまたそれとなーくいなくなったよ。なんでか、僕は知らないけどね。」
「ほうほう…………。」
「まぁ君は第二の異例になるってこと…っつーか聞いてる?もしくは聞く気ある?」
「………zzz」
……………。
「思い出した…。」
「あ、一応聞いてたんだね…」
あの時は異常に眠くて途中で寝ちゃったんだっけ。
しかもコイツのベットで。
うーん…?
「あ、一応聞いてたんだね…」
あの時は異常に眠くて途中で寝ちゃったんだっけ。
しかもコイツのベットで。
うーん…?
「じゃあ少年は年上かぁ…敬いたくないなー…見た目的に年下で良いんじゃないか?」
「僕だって君を敬いたくなんかないよ。」
「それとなく毒吐くね…」
「はは、まぁね。」
「僕だって君を敬いたくなんかないよ。」
「それとなく毒吐くね…」
「はは、まぁね。」
その後もドンヨリとした空気は続いた。
気がつけば、降りる梯子に続く入り口の、ちょうど真上にある時計の短い針が、12時を回っていた。
どうやら私は案外遅起きだったらしい。
ちなみに、空も曇りなわけでもないのに、ドンヨリと相も変わらず濁っていた。
つーか、曇りよりも濁っているね、これ。
私の心も濁ってしまうよ…。
………。
気がつけば、降りる梯子に続く入り口の、ちょうど真上にある時計の短い針が、12時を回っていた。
どうやら私は案外遅起きだったらしい。
ちなみに、空も曇りなわけでもないのに、ドンヨリと相も変わらず濁っていた。
つーか、曇りよりも濁っているね、これ。
私の心も濁ってしまうよ…。
………。