おはようセックス@小説まとめ
入学小説
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憎々しいほどに晴天な太陽このやろう。
現在俺は春真っ只中の中学デビュー中…もとい、夢幻学園デビューを果たすため、徒歩で学園に向かってる。
中学生までは、近所にあった手頃な『マジムラ中学校』という、若干不気味で若干宗教っぽい表向きには若干普通の中学校な所に通っていたが…
話に聞く限り…この俺がこれから入学する『夢幻学園』とやらはどうやら素晴らしい学園のようだ。
根拠は、総生徒数が何万千人というらしいこと。噂で聞いた話だが。
生徒が多いということは人気があるということであり……
即ち最も評判が良いということだろう。ぬかりはなかった。
ちなみに夢幻学園は、最近入学生が多すぎるため、面倒な手続きなどは一切皆無の全自動入学制度を最近導入したらしい。
なので俺は今回夢幻学園初見である。何、なんとかなるだろう。俺は今までの人生、すべて行き当たりばったりだった。
現在俺は春真っ只中の中学デビュー中…もとい、夢幻学園デビューを果たすため、徒歩で学園に向かってる。
中学生までは、近所にあった手頃な『マジムラ中学校』という、若干不気味で若干宗教っぽい表向きには若干普通の中学校な所に通っていたが…
話に聞く限り…この俺がこれから入学する『夢幻学園』とやらはどうやら素晴らしい学園のようだ。
根拠は、総生徒数が何万千人というらしいこと。噂で聞いた話だが。
生徒が多いということは人気があるということであり……
即ち最も評判が良いということだろう。ぬかりはなかった。
ちなみに夢幻学園は、最近入学生が多すぎるため、面倒な手続きなどは一切皆無の全自動入学制度を最近導入したらしい。
なので俺は今回夢幻学園初見である。何、なんとかなるだろう。俺は今までの人生、すべて行き当たりばったりだった。
─────そんなことよりも、これから高校生へと変身し、果たして俺は友達が出来るのか?
それだけが不安要素ではある。
まぁ……なんとかなるだろう!
高校生への進学は、即ち大人への第一歩…ぶっちゃけた話、俺は友達よりも彼女が欲しかった。
まぁ……それもなんとかなるだろう!
…さて、この道を曲がったところに夢幻学園があるのだったか?
先程夢幻学園は初見だと言ったが、登校ルートもわからんようでは流石になんとかならんぞ!
俺は地図を広げた。
先程夢幻学園は初見だと言ったが、登校ルートもわからんようでは流石になんとかならんぞ!
俺は地図を広げた。
「地図を落としたようだ。」
広げる地図がなかった!
どういうことだ。
全て上手くいっていた。しかし地図がないのではどうしようもないではないか。
いつ落としたのだ?それとも最初から地図などなかったのか?俺は統合失調症なのか?
どういうことだ。
全て上手くいっていた。しかし地図がないのではどうしようもないではないか。
いつ落としたのだ?それとも最初から地図などなかったのか?俺は統合失調症なのか?
困ったことに俺は方向音痴であった。
地図があっても、3回中1回は道を間違える俺が、地図なしでは3回中3回とも道を間違えるのは火を見るより明らかだった。
そして俺は今回一度も地図を広げた憶えはない。バカな…張り切りすぎたというのか?
我が家のママンは何故地図を見ていくのよッとか気の利いた台詞を言わなかったんだ!
今からでも遅くない。引き返して……ハッ!
そして俺は今回一度も地図を広げた憶えはない。バカな…張り切りすぎたというのか?
我が家のママンは何故地図を見ていくのよッとか気の利いた台詞を言わなかったんだ!
今からでも遅くない。引き返して……ハッ!
「そこの短髪セーラーな少女よ」
「あ゙?」
「そう!君だ。ここらへんに学校はあるかね?実は道に迷ったのだ!ここらへんで最も近い学校へ案内してくれ!」
「……ヘェ、君も入学生か。あのガッコーに、君が…ねぇ」
「なんだ?」
「いや、なんでもねェ!良いだろう。案内してやるよ」
「あ゙?」
「そう!君だ。ここらへんに学校はあるかね?実は道に迷ったのだ!ここらへんで最も近い学校へ案内してくれ!」
「……ヘェ、君も入学生か。あのガッコーに、君が…ねぇ」
「なんだ?」
「いや、なんでもねェ!良いだろう。案内してやるよ」
中々ボーイッシュな少女だった。
ちなみに俺は極度の人見知りである。
何故極度の人見知りの俺がこんなにも容易く同じ学生でしかも異性の少女に分け隔てなく話しかけることができたのか。
理由は火を見るよりも明らかだった。
それは───彼女が異性だからである。
ちなみに俺は極度の人見知りである。
何故極度の人見知りの俺がこんなにも容易く同じ学生でしかも異性の少女に分け隔てなく話しかけることができたのか。
理由は火を見るよりも明らかだった。
それは───彼女が異性だからである。
「──行き当たりばったりの達人であるこの俺は、当初の目的を忘れないことに定評がある。即ちそれは高校になり、彼女を作り、その次に友達を作ることだ。
ちなみに……この生娘はもろ好みだな!ボーイッシュ最高!」
「何ブツブツ言ってんだお前」
「なんでもないさ」
「…そうだ、おいお前…名前は?」
「え?」
ちなみに……この生娘はもろ好みだな!ボーイッシュ最高!」
「何ブツブツ言ってんだお前」
「なんでもないさ」
「…そうだ、おいお前…名前は?」
「え?」
何から何まで初対面でしかも道案内役に過ぎぬ赤の他人の貴様に名前を聞かれる筋合いはないが?…と、そうではない!
「俺の名前は厄崎災人。災厄の厄と山崎パンの崎。災厄の災と人と書いてヤクザキサイトだ」
「ヘェ、良い名前じゃないか……」
「俺の名前を聞いてそんな反応をしたのは君が初めてだ。」
「そうか?良い名前だと思うがな……私の名前は刃奈嶽魔子、はなおかまこだ!」
「ほう!普通の名前だな」
「そうだろ?」
「ヘェ、良い名前じゃないか……」
「俺の名前を聞いてそんな反応をしたのは君が初めてだ。」
「そうか?良い名前だと思うがな……私の名前は刃奈嶽魔子、はなおかまこだ!」
「ほう!普通の名前だな」
「そうだろ?」
俺は未来の嫁となるであろう彼女と親睦を深めながらも、順調に歩を進めた。
彼女のボーイッシュな短髪の生え際を眺めながら進み、そして辿り着く……
彼女のボーイッシュな短髪の生え際を眺めながら進み、そして辿り着く……
「ここだな」
「ここか」
「ここか」
如何にも!ここが夢幻学園らしかった。
噂に違わぬ巨大で厳つい校門が開いて……いない!閉まっている!?
噂に違わぬ巨大で厳つい校門が開いて……いない!閉まっている!?
「ここは───試しの門だ」
「試しの門!?」
「このコテで動かない巨大な校門を、なんとかして開けて入るのさ。それがここの第一試験…いや、第一関門だ。破壊するのは確かナシだったはずだが」
「ほう……それは噂にはなかった。どうするか……」
「心配はいらねえぜ。私とお前は、パートナーだろ?協力して入ろう。だが、ここは私に任せておいてくれ」
「俺と君がパートナーというのは初耳だが良いだろう。任せておく」
「ちょっと待ってな」
「試しの門!?」
「このコテで動かない巨大な校門を、なんとかして開けて入るのさ。それがここの第一試験…いや、第一関門だ。破壊するのは確かナシだったはずだが」
「ほう……それは噂にはなかった。どうするか……」
「心配はいらねえぜ。私とお前は、パートナーだろ?協力して入ろう。だが、ここは私に任せておいてくれ」
「俺と君がパートナーというのは初耳だが良いだろう。任せておく」
「ちょっと待ってな」
そう言いながら少女はセーラー服を脱ぎ始めた。ついでにスカートも脱ぎ始めた。
鼻血が出た。
鼻血が出た。
「貴様は何をしているのだ。」
「汚れるのが嫌だからな……流石全裸を見せたくはないから、これで我慢するか。このセーラー服とスカート、持っていてくれないか」
「汚れるのが嫌だからな……流石全裸を見せたくはないから、これで我慢するか。このセーラー服とスカート、持っていてくれないか」
汚れる?何をする気だ……そう思いながら、俺は受け取ったセーラー服とスカートをまじまじと見ていた。
「さぁ行くぜ」
少女が力む。突如少女の細い腕に想像できないような巨大な力こぶが発生した!!!
「うおらああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
しかし発生しただけで、壁はビクとも動かない!!!!
「こなくそォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
ブシュウッ!!と少女の力こぶや体全体に浮かびまくっている青筋にヒビが入り、出血が発生する!
「お、おい無理s「ドオオオオオオリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
ビュルルルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!と少女の体全体が自らの血で血まみれになり始めた頃……漸く扉が開き始める!!!!!!!!!!!!!!
「おいィイイイイイイイイイイイイイ!?!?!?!?さッ流石にヤバいぞッ!!それ以上はッ!はなおかッ!!」
「ま、まだまだあぁああぁぁぁあああああアァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」
「ま、まだまだあぁああぁぁぁあああああアァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」
ブツンッ!!!!!!とはなおかから何かがブチギレる音がした。流石の俺も肝を冷やしたが───それは杞憂に終わる!
「いッいまだ、入れェエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!」
「は、はいィイ!!」
「は、はいィイ!!」
バッグオン!!!!!という音を立てて巨大な校門は開いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺は校門へ壮絶な体勢でもたれかかるようにしていた少女はなおかを一瞬で抱きかかえ、校門の中への侵入を果たしたのだ!!!!
俺は校門へ壮絶な体勢でもたれかかるようにしていた少女はなおかを一瞬で抱きかかえ、校門の中への侵入を果たしたのだ!!!!
「勝った…!!勝ったぞ、はなおかまこ!!!!!!!!貴様の根性の勝利だ!!!!」
「ま、まだ……ゲッブァ!!……………まだ……粋がるのははえーぜ、厄崎ィ…」
「ま、まだ……ゲッブァ!!……………まだ……粋がるのははえーぜ、厄崎ィ…」
少女は血を吐き、フラフラしながら体を支える俺を突き放す。
「あ、歩けるのか?」
「当たり前だ…見くびるんじゃねーぞ。あたしの体は、生まれつき頑丈なんだ。じゃなきゃこの学校に来ようとも思わねぇさ」
「当たり前だ…見くびるんじゃねーぞ。あたしの体は、生まれつき頑丈なんだ。じゃなきゃこの学校に来ようとも思わねぇさ」
少女は血まみれの体の上にセーラー服を着始めた。結局汚れてるじゃないか…まぁ無論、着ないわけにもいかんが
「(そんなに凄い所なのか…この夢幻学園は)」
「私はもう大丈夫だ……さぁ行くぜ、第二関門…だがこれが事実最後の関門だ。『校庭まで辿り着くこと』……」
「……どういうことだ?」
「私はもう大丈夫だ……さぁ行くぜ、第二関門…だがこれが事実最後の関門だ。『校庭まで辿り着くこと』……」
「……どういうことだ?」
───安堵の息をつく暇もないのか。突如、俺の足元に突き刺さる複数の矢。
「いたぞッ!入学勢だ!!殺せ!!!!」
「ち!油断してたな……今年は大豊作じゃねーか!!!!殺人に精が出るぜ!死ねィ!」
「ち!油断してたな……今年は大豊作じゃねーか!!!!殺人に精が出るぜ!死ねィ!」
などと言いながら、今にも矢をひこうとしている学生達。彼らは見たところ一年生ではないらしい
「こういうことだぜッ!!他の生徒…在校勢があたしら入学勢をできるだけ減らす為に戦闘を仕掛けてくる!厄崎!!!!!」
「なんだ!?」
「ここからは喋っている暇がねぇ!校庭までの距離、およそ300m!とにかく走れ!!!!!
私もフォローしてやる……お前も一人の夢幻街住民なら、在校勢の一人や二人、ブッ殺せるだろう!」
「ああ!やってみるよ!!!!」
「なんだ!?」
「ここからは喋っている暇がねぇ!校庭までの距離、およそ300m!とにかく走れ!!!!!
私もフォローしてやる……お前も一人の夢幻街住民なら、在校勢の一人や二人、ブッ殺せるだろう!」
「ああ!やってみるよ!!!!」
正直に言おう!俺に殺人の経験はない!しかし、今はそんなことを言っている暇もなさそうだ。
それが夢幻学園の方針というのなら従おう……!
それが夢幻学園の方針というのなら従おう……!
「それじゃあ厄崎!いくぜェ!!」
「こいやァァア!!!返り討ちにしてやるぜ!!!!!!!!」
「こいやァァア!!!返り討ちにしてやるぜ!!!!!!!!」
矢!!!矢!!!矢!!!!
目で追えないほどの高速で迫る矢に、俺は怯む暇すらなくただ無心に突き進む!!!!
目で追えないほどの高速で迫る矢に、俺は怯む暇すらなくただ無心に突き進む!!!!
「死ねィィィ!!!!!!!!」
「グギャアアアアアアア!!!!!!」
「グギャアアアアアアア!!!!!!」
先頭を切ったはなおかが、在校生Aの腹を殴る!!!!!
腹を殴るという単純な動作…しかし、その素早さ故に在校生は避けることが叶わず、その腹に大きな風穴を開けた!!!!
俺も負けじと矢を躱しながら飛び立った!!!!
腹を殴るという単純な動作…しかし、その素早さ故に在校生は避けることが叶わず、その腹に大きな風穴を開けた!!!!
俺も負けじと矢を躱しながら飛び立った!!!!
「上か!?」
「遅いわァァア!!!!!」
「遅いわァァア!!!!!」
俺は両足を使い、在校生Bの顔面にメテオキックを食らわした!!!!!!
「ゴ…バアァア!!!!!」
流石にはなおかのように絶命させるには至らないが、関係ない!!とにかく今は進むのだ!!!!
殲滅しながら…あるいは避けながら。
たった300mにも関わらず、長い道のりだった。俺には、この走行距離が、とても長いように感じた。
何度も何度も走馬灯を見つつ、矢を顔面すれすれのところで躱し、道端で偶然知り合ったボーイッシュ少女はなおかと共に、戦い抜いた!
恐らく人生で、最も充実し…そして最も濃い時間だっただろう……
体全体が熱く滾るような感じを覚えつつ、そして、校庭直前にまで辿り着いた…!
たった300mにも関わらず、長い道のりだった。俺には、この走行距離が、とても長いように感じた。
何度も何度も走馬灯を見つつ、矢を顔面すれすれのところで躱し、道端で偶然知り合ったボーイッシュ少女はなおかと共に、戦い抜いた!
恐らく人生で、最も充実し…そして最も濃い時間だっただろう……
体全体が熱く滾るような感じを覚えつつ、そして、校庭直前にまで辿り着いた…!
「おおッと、ここから先は通さねぇぜ……」
「私達、サムライコンビが通しません」
「私達、サムライコンビが通しません」
───それは一言で表せば、異様だった。
女性の方は───見えない!!!!
見えないのに、声だけがする──しかも、これは恐らく魔術や怪しい異能の類ではない!彼女の技術によるものだろう。
しかし。何より際立って異様なのは、この見えない敵ではなく、見える敵…
女性の方は───見えない!!!!
見えないのに、声だけがする──しかも、これは恐らく魔術や怪しい異能の類ではない!彼女の技術によるものだろう。
しかし。何より際立って異様なのは、この見えない敵ではなく、見える敵…
────男のもつ巨大な野太刀!!!!!!!
「5mはあるな……それをあんな軽々と持ち上げるとは……」
「貴様ら入学勢は、我々在校勢にとって邪魔でしかない新勢力。危険な芽は早急に詰むに限る!」
「まぁ、待ってくれ、先輩方」
「何ィ?」
「貴様ら入学勢は、我々在校勢にとって邪魔でしかない新勢力。危険な芽は早急に詰むに限る!」
「まぁ、待ってくれ、先輩方」
「何ィ?」
ここは、この俺…厄崎災人の行き当たりばったり話術の見せ所だ!
「先輩方は排他的すぎる!我々在校勢は、確かに大部分があなた方の競争で、非常に邪魔な存在になり得ます!」
「そうだろうそうだろう!」
「だから殺すのです。議論の余地はない!」
「いやいや……しかし果たして全員が全員あなた方にとって邪魔な存在になるでしょうか?
俺は思うのです。俺達はきっと分かり合える!きっと一緒に道を歩んでいけるとね!」
「そんなことはないぞ厄崎!!!!!!!!!!!」
「はなおかまこさん!?!?!?!?!?」
「そうだろうそうだろう!」
「だから殺すのです。議論の余地はない!」
「いやいや……しかし果たして全員が全員あなた方にとって邪魔な存在になるでしょうか?
俺は思うのです。俺達はきっと分かり合える!きっと一緒に道を歩んでいけるとね!」
「そんなことはないぞ厄崎!!!!!!!!!!!」
「はなおかまこさん!?!?!?!?!?」
はなおかさんからツッコミがくるとは思いもよらない!!!
「私達は戦争をするためにこの学校へ入学しに来たんだッ!私達が学ぶべきものは、あらゆる事態に適した戦争方法のみ!
そこに一片の理性も必要ない!私達はただ、敵と見なせる存在を殺すほかない!!!!!!!!!」
「いやですから、敵だけじゃなく味方もいるということをですね」
「厄崎、と言ったな。貴様の言ってることは小難しい。そんな小難しいことを理解するよりも……我々は殺しあったほうがマシだと思うのだ」
「そうですね。私もそう思います」
うんうんと頷く在学生二人。
「今回ばっかりは、私もそう思う!」
在学生二人に何故か同意しているはなおかまこ。
そこに一片の理性も必要ない!私達はただ、敵と見なせる存在を殺すほかない!!!!!!!!!」
「いやですから、敵だけじゃなく味方もいるということをですね」
「厄崎、と言ったな。貴様の言ってることは小難しい。そんな小難しいことを理解するよりも……我々は殺しあったほうがマシだと思うのだ」
「そうですね。私もそう思います」
うんうんと頷く在学生二人。
「今回ばっかりは、私もそう思う!」
在学生二人に何故か同意しているはなおかまこ。
「…………ですよねー!!実は俺もそう思い始めていたところです!!」
終わる世界。
議論不可能……だと?バカな……いくら夢幻学園の方針とは言え、この学園……学園というより戦場に近いぞッ!
議論不可能……だと?バカな……いくら夢幻学園の方針とは言え、この学園……学園というより戦場に近いぞッ!
「フン……では戦争再開といこう───こちらから行くぞ!!!!!!!!!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
刹那───容赦なく振り抜かれる野太刀!余りにも巨大すぎる間合い!
俺は、胴体が泣き別れになりそうな予感を感じ………体勢を低くする!!!
俺は、胴体が泣き別れになりそうな予感を感じ………体勢を低くする!!!
「あれ!?避けた!?」
野太刀の男が声を上げる!
どうやら避けたのは俺だけではなかったようだ!!!!!
野太刀の男が声を上げる!
どうやら避けたのは俺だけではなかったようだ!!!!!
「そおい!!!!!!!!!!!」
はなおかまこの空手チョップが、男の眉間に決まったァーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!
ゴグシャアッ!と、白目を剥いてぶっ倒れる男!だがまだ油断はできない──女のほうがまだだ!
しばらく続く緊迫した時間!!
ゴグシャアッ!と、白目を剥いてぶっ倒れる男!だがまだ油断はできない──女のほうがまだだ!
しばらく続く緊迫した時間!!
「………………気配がないようだぞ、厄崎」
「うむ…あ、置き手紙だ!」
「うむ…あ、置き手紙だ!」
《お腹がすいたので帰ります。命拾いしましたね》
とうとう姿だけでなく声も消えた女!
「へっ……私の強さに怖気付いたか。弱い先輩方だぜ、全くよ」
─────────────勝った!
「こ、これで………」
「そうだ。これで……」
「これで入学できる!!!!」
「…ああ!さぁ、校庭へ急ぐぜ!!!」
「そうだ。これで……」
「これで入学できる!!!!」
「…ああ!さぁ、校庭へ急ぐぜ!!!」
俺は踊るような足取りで……はなおかさんは、少し不器用な笑いを浮かべながら……
俺達は校庭へ向かい、そして描写の間もなく一瞬で到着する!!
俺達は校庭へ向かい、そして描写の間もなく一瞬で到着する!!
そこには非常に沢山の入学勢達……顔面が在校勢の血で塗れた入学勢達がいた。
余りにも血生臭い校庭には、看板が立っていた。
余りにも血生臭い校庭には、看板が立っていた。
『只今、校庭では戦争禁止』
この看板が立っていなければ、戦争が起きているのか…
しかし、今の修羅場を乗り越えた俺には見える。数十分前には想像もしなかった光景……生徒達が鬼の形相で殺し合いをしている光景が!
これから永い学園生活になりそうだぜ……
ふと気づくと、俺の隣にいる、俺より一回り小柄なはなおかまこの視線は、一点に集中していた。
───どうやら始まるらしい。
筋肉隆々の校長と思わしき男が、朝礼台を登っている。
しかし、今の修羅場を乗り越えた俺には見える。数十分前には想像もしなかった光景……生徒達が鬼の形相で殺し合いをしている光景が!
これから永い学園生活になりそうだぜ……
ふと気づくと、俺の隣にいる、俺より一回り小柄なはなおかまこの視線は、一点に集中していた。
───どうやら始まるらしい。
筋肉隆々の校長と思わしき男が、朝礼台を登っている。
『えーーーーーーーーーーーーーーーーーー…………
修殲学院《しゅうせんがくいん》に入学した、新たなる狂戦士共に告ぐ………
既におわかりいただいていると思うが……貴様らに命の保証はない!』
修殲学院《しゅうせんがくいん》に入学した、新たなる狂戦士共に告ぐ………
既におわかりいただいていると思うが……貴様らに命の保証はない!』
そんなことはわかっている。
いやまて、今なんと言った。学院?しゅうせん…え?
『貴様らはこれから三年間卒業するまでこの学院を出ることができん!!!!!!!!!!!!!
既に教師達により、この学院の周囲を、不可視の結界によって包み込んだ。如何なる物理干渉を受け付けない、神秘の結界だ……
貴様らは、この三年で、卒業するかくたばるか………どちらか選ぶことが出来る!!!!!!!!』
既に教師達により、この学院の周囲を、不可視の結界によって包み込んだ。如何なる物理干渉を受け付けない、神秘の結界だ……
貴様らは、この三年で、卒業するかくたばるか………どちらか選ぶことが出来る!!!!!!!!』
校長が何か言っているが、言葉が全く頭に入らない。
「はなおかまこ。はなおかまこよ」
「ンだよ?厄崎……私の顔に何かついてるかァ?そんな顔をして…今校長の話を聞いてんだけど?」
「いや…さ…ここって…夢幻学園じゃないの?」
「夢幻学園?そのような軟弱な学園とは違う!知る人ぞ知る生存率10%の超エリート校…そこがこの修殲学院!
夢幻学園とは違い、学生の数も少ないし死亡率も高いが、その分少数精鋭なんだぜ!
お、おい…まさか知らないで入学したなんて言わねーよな!?」
「……………………………………………ああ。もちろん知ってたとも!」
「それはよかった」
「ンだよ?厄崎……私の顔に何かついてるかァ?そんな顔をして…今校長の話を聞いてんだけど?」
「いや…さ…ここって…夢幻学園じゃないの?」
「夢幻学園?そのような軟弱な学園とは違う!知る人ぞ知る生存率10%の超エリート校…そこがこの修殲学院!
夢幻学園とは違い、学生の数も少ないし死亡率も高いが、その分少数精鋭なんだぜ!
お、おい…まさか知らないで入学したなんて言わねーよな!?」
「……………………………………………ああ。もちろん知ってたとも!」
「それはよかった」
《城塞天守・修殲(しゅうせん)学院》
そこは、血に塗れた城壁と城壁と城壁と天守型校舎の辺鄙な学院だった。
校長の説明中、説明の長さにキレた一人の生徒が校長に発砲したが、容易く避けられ敢え無く首をふっ飛ばされるという珍事もあった。
しかし入学者達はほぼ全員その光景に大して戦慄していなかった。中には真顔の奴もいたほどだ。俺は別のショックで真顔だった。
もう逃れられないらしい。何から何まで。
行き当たりばったりの人生も、これで詰みかも知れぬ──だが。
校長の説明中、説明の長さにキレた一人の生徒が校長に発砲したが、容易く避けられ敢え無く首をふっ飛ばされるという珍事もあった。
しかし入学者達はほぼ全員その光景に大して戦慄していなかった。中には真顔の奴もいたほどだ。俺は別のショックで真顔だった。
もう逃れられないらしい。何から何まで。
行き当たりばったりの人生も、これで詰みかも知れぬ──だが。
だがそれでも…と、俺は思った。なんとかなるまで、なんとかするだけだ。
そう思った、春のとある日のことだった。