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スーパーアルティメットフェノメノン除霊師龍目
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匿名ユーザー
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私の名前は嘉山龍目。
若年6歳にして除霊師を務める未来の最強除霊マスター嘉山龍目。
今日もまた愚かな小学生どもと共にベンキョーなどという意味不明なものをしなければならないと思うと軽く憂鬱だった。
まったく、私はベンキョーなどに明け暮れている暇はないというのに…!
そういうわけなので、小学生を卒業したら、中学校へは通わず、一人修行しに裏山で3年間暮らす積もりでいる。
あぁ、これから六年も私の人生が無駄に…
若年6歳にして除霊師を務める未来の最強除霊マスター嘉山龍目。
今日もまた愚かな小学生どもと共にベンキョーなどという意味不明なものをしなければならないと思うと軽く憂鬱だった。
まったく、私はベンキョーなどに明け暮れている暇はないというのに…!
そういうわけなので、小学生を卒業したら、中学校へは通わず、一人修行しに裏山で3年間暮らす積もりでいる。
あぁ、これから六年も私の人生が無駄に…
「龍目ちゃん!」
「ん?…なんだ北村薫か」
「なんだとはなんだよー」
「ん?…なんだ北村薫か」
「なんだとはなんだよー」
コイツの名前は北村馨(きたむら かおる)。そこらへんに転がっている石ころのような凡才女だが、何故か私によく話かけてくる。
一体何が目的だ?ひょっとして私の才能を見抜き、それでいて近くに置いておこうとしているのか?
だとしたら、コイツ……
一体何が目的だ?ひょっとして私の才能を見抜き、それでいて近くに置いておこうとしているのか?
だとしたら、コイツ……
「龍目ちゃんってさ…入学した時から気になってたけどカッコイイよね!なんか、そこらへんの男の子なんかよりもずっとかっこいい!」
「……ふん、何が目的だ?北村馨…」
「え」
「私をそんなに必死に持ち上げたくなる気持ちもわかるが、生憎私はお前たちと同じ、《普通側》の人間になる積もりはない」
「何言ってるの?」
「さらばだ」
「え?これから午後の授業始まるのにどこいくの!?龍目ちゃん!龍目ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!」
「黙れ目立つだろう!私は早退する!!!以上だ」
「……ふん、何が目的だ?北村馨…」
「え」
「私をそんなに必死に持ち上げたくなる気持ちもわかるが、生憎私はお前たちと同じ、《普通側》の人間になる積もりはない」
「何言ってるの?」
「さらばだ」
「え?これから午後の授業始まるのにどこいくの!?龍目ちゃん!龍目ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!」
「黙れ目立つだろう!私は早退する!!!以上だ」
そう……私は孤高の存在だ。貴様たち下等生物にこれ以上付き合っている暇はない。
だからと言って、少し言い過ぎた気はするが……まあいい。
給食で腹は膨らんだことだし、午後の授業はドウトクなどというくだらぬものだし…私はとっとと帰って瞑想でもするか───
だからと言って、少し言い過ぎた気はするが……まあいい。
給食で腹は膨らんだことだし、午後の授業はドウトクなどというくだらぬものだし…私はとっとと帰って瞑想でもするか───
そう考えた私は、ひと足お先に学校を後にし────
────そして、いつもの瞑想の穴場、上野下(じょうのげ)公園へ着いた。
────そして、いつもの瞑想の穴場、上野下(じょうのげ)公園へ着いた。
「さぁ、張り切って瞑想を───」
「龍目ちゃん!!!!!!!!!!!!」
「!!?!?!?」
「龍目ちゃん!!!!!!!!!!!!」
「!!?!?!?」
びっくりして振り向いた先!そこには凡才無能の少女、北村薫の姿があった!
「……こんなところまで追ってきたのか」
「私も早退したよ…龍目ちゃん、公園で遊びに来たんでしょ?一緒に遊ばな──」
「断る!!!!!!」
「え……」
「私はわざわざ早退してまでこの公園に遊びに来たのではない……立ち去れ」
「………」
「私も早退したよ…龍目ちゃん、公園で遊びに来たんでしょ?一緒に遊ばな──」
「断る!!!!!!」
「え……」
「私はわざわざ早退してまでこの公園に遊びに来たのではない……立ち去れ」
「………」
北村馨は急に黙りこみ、俯いた。
いかん、今度こそ本当に言い過ぎたか
いかん、今度こそ本当に言い過ぎたか
「な、なんでよ!龍目ちゃん…私、私…龍目ちゃんのことが好きなのに!!!!!」
「…な、何?」
「龍目ちゃんのことを考えると夜も眠れなくて頭がボーっとして…だから今日も遅刻したのよ!全部龍目ちゃんのせいなのに!龍目ちゃんのバカ!バカバカバカ!ド畜生!!!!」
「お、おい!」
「…な、何?」
「龍目ちゃんのことを考えると夜も眠れなくて頭がボーっとして…だから今日も遅刻したのよ!全部龍目ちゃんのせいなのに!龍目ちゃんのバカ!バカバカバカ!ド畜生!!!!」
「お、おい!」
言いたいだけ言った北村馨はウワァァァァー!と泣きながら公園を立ち去っていった。
…………後味が悪い、が………
これで良かったんだ。私は裏の世界を生きる予定の非凡な6歳児…かわって彼女、北村薫は表の世界を生きる凡才6歳児…。
きっと私と関われば、彼女は不幸になる…平凡で平和な世界を、幸せに暮らせなくなってしまう……
故に、私は振り向かなかった。
彼女の悲鳴が聞こえるまでは。
これで良かったんだ。私は裏の世界を生きる予定の非凡な6歳児…かわって彼女、北村薫は表の世界を生きる凡才6歳児…。
きっと私と関われば、彼女は不幸になる…平凡で平和な世界を、幸せに暮らせなくなってしまう……
故に、私は振り向かなかった。
彼女の悲鳴が聞こえるまでは。
「キャァァァァーーーーッ!誰かぁぁぁぁーーーーー!!」
「この声は…北村薫の声ッ!」
「この声は…北村薫の声ッ!」
私は何も考えず、走った!
そして、走った先には…
そして、走った先には…
「…………貴様ら…」
「ん?誰だね君は」
「お?やるか?お?」
「ん?誰だね君は」
「お?やるか?お?」
同じ同級生と思われる男子達4人が、北村薫を囲んでいるではないか!
「お?お?この女の友達か?お前?お?」
「違う…わ…この子は…龍目ちゃんは…」
「何が違うってんだよォベイベェェェ!!!!事実コイツはお前の悲鳴を聞いて駆けつけてきたじゃねーかベイベェェェ!?!?」
「ドッフ…こいつ、最近俺達より一年生で最も目立ってるって噂の嘉山龍目ですぜ兄貴!」
「違う…わ…この子は…龍目ちゃんは…」
「何が違うってんだよォベイベェェェ!!!!事実コイツはお前の悲鳴を聞いて駆けつけてきたじゃねーかベイベェェェ!?!?」
「ドッフ…こいつ、最近俺達より一年生で最も目立ってるって噂の嘉山龍目ですぜ兄貴!」
ふむ…。
やたら疑問符をつけてくる口調のパンチパーマ一年生。
ベイベーなどとわけのわからん口調のモヒカン一年生。
ドッフ…などと気色悪い笑い方をするスキンヘッド一年生…
三人とも大した霊力を持ちあわせてはいないようだ…最後の一年生を除いて……
やたら疑問符をつけてくる口調のパンチパーマ一年生。
ベイベーなどとわけのわからん口調のモヒカン一年生。
ドッフ…などと気色悪い笑い方をするスキンヘッド一年生…
三人とも大した霊力を持ちあわせてはいないようだ…最後の一年生を除いて……
「聞いたことがあるぞ、モヒカン、パンチ、スキンヘッドじゃない髪型のお前は…
ここらでガキ大将を張っていると噂の少年。」
「そうッッ!!!俺こそが!!!!!!二年生、三年生、四年生、五年生、そして六年生…全てのガキ大将五人衆を殲滅した!!!!
前代未聞の最強ガキ大将!!!!!!!!!!!!!!!!辻桐薙男(つじぎりなおと)とは俺のことよ!!!!!!!」
「フン…だからどうした?」
「え?」
「思ったより平凡な顔つきだな、最強のガキ大将とやら……髪型もインパクトないしなァ」
ここらでガキ大将を張っていると噂の少年。」
「そうッッ!!!俺こそが!!!!!!二年生、三年生、四年生、五年生、そして六年生…全てのガキ大将五人衆を殲滅した!!!!
前代未聞の最強ガキ大将!!!!!!!!!!!!!!!!辻桐薙男(つじぎりなおと)とは俺のことよ!!!!!!!」
「フン…だからどうした?」
「え?」
「思ったより平凡な顔つきだな、最強のガキ大将とやら……髪型もインパクトないしなァ」
ふぅやれやれと手をひらひらさせる私。
すると期待通りみるみる内に顔を赤くしていく舎弟の三人。
すると期待通りみるみる内に顔を赤くしていく舎弟の三人。
「ドッフ…」
「…お?やんのか?コラ?」
「ベイベェェェェェェエエエエエエ!!!!喧嘩売ってんのかオ…ヴェアッ!!!!」
「…お?やんのか?コラ?」
「ベイベェェェェェェエエエエエエ!!!!喧嘩売ってんのかオ…ヴェアッ!!!!」
次の瞬間、ベイベェ(仮名)の奥歯が折れる(イメージ。何故なら奥歯はまだ生えていないからだ)。
霊力を込め唸る我が拳を、顔面に直撃させれば失神は免れん!
霊力を込め唸る我が拳を、顔面に直撃させれば失神は免れん!
「ベイ…ベ……ェ」
「お、おいィ?何やられてんだよ?ばっかだ…ヴェアッ!?!?!」
「お、おいィ?何やられてんだよ?ばっかだ…ヴェアッ!?!?!」
疑問符(仮名)の髪を掴み、思い切り膝で頭を貫く!!
「ドッヴェアッ!!!」
屍になった疑問符(仮名)を投げつけ、
ドッフ(仮名)を薙ぎ倒す!!!!これにて三人の雑魚の屍の完成だ。
ふん、容易い…余りにも容易いぞ弱者どもが!!!
ドッフ(仮名)を薙ぎ倒す!!!!これにて三人の雑魚の屍の完成だ。
ふん、容易い…余りにも容易いぞ弱者どもが!!!
「所詮貴様らは人間!私は毎日凶暴な妖怪、さらには狂乱老婆と相対しているのだ……
霊力の調整もできぬ貴様達に遅れをとる未来の最強除霊マスターではないわ!」
「言ったな?君」
「何!?!かッ…──はァッ!!」
霊力の調整もできぬ貴様達に遅れをとる未来の最強除霊マスターではないわ!」
「言ったな?君」
「何!?!かッ…──はァッ!!」
いつの間に背後に!!!しくじった、コイツを常に視界に入れておくのを…忘れていた!
「き、貴様、──グっはァッ!!」
「ククク…龍目ェッ!君の気持ち、少し分かるぞ…将来僕は!最強の不良王になることが約束されている!
こいつら凡才無能な三人組と僕は違う……僕はエリートだ!!僕は同じく非凡な貴様を、このチョークで落としてみせるッッ!!!」
「ぐっ…離せ…(この私をここまで追い詰めるとは…こいつ、まさか妖!?)」
「ククク…龍目ェッ!君の気持ち、少し分かるぞ…将来僕は!最強の不良王になることが約束されている!
こいつら凡才無能な三人組と僕は違う……僕はエリートだ!!僕は同じく非凡な貴様を、このチョークで落としてみせるッッ!!!」
「ぐっ…離せ…(この私をここまで追い詰めるとは…こいつ、まさか妖!?)」
しまった…まさかこのような場所で怪異の襲撃を喰らうとは…意識が……遠のいて──
ゴ グ シ ャ ア ッ ! ! ! !
っっ!?
「が…ッ!!?」
「龍目ちゃんを離しなさい、この鬼畜!!!!」
「龍目ちゃんを離しなさい、この鬼畜!!!!」
────しめた!
ガキ大将の頭にコンクリの塊が命中したことで、チョークが緩んだその瞬間!!私は見逃さない!
即座に拘束を抜け出しィ──
ガキ大将の頭にコンクリの塊が命中したことで、チョークが緩んだその瞬間!!私は見逃さない!
即座に拘束を抜け出しィ──
「死ねェェィイイイイイイイ!!!!!」
正拳突きを放つッッッッッッッッッッッ!!!!
「しまッ───ッッッヴェッッア在在在在あああ亜亜亜阿阿阿阿阿阿阿ッッッッ────────ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
鳩尾に突き刺さった私の正拳は、留まることを知らず、そのままやつを宙(そら)へ吹き飛ばす!!!!!!
ガキ大将は錐揉み回転をしながら───やがて地面に墜落ッ!そして遂には動かなくなった……
ガキ大将は錐揉み回転をしながら───やがて地面に墜落ッ!そして遂には動かなくなった……
「やった!勝ったね、龍目ちゃん!!」
「ク…ククク……どうだ…霊力を大量に込めた我が無敵の正拳突き…痛か…ろう……───!」
「ク…ククク……どうだ…霊力を大量に込めた我が無敵の正拳突き…痛か…ろう……───!」
っ……!…少し6歳児の身体で無理をしすぎたようだ……やれや…れ………意識が遠のく…わ……───
「ど、どうしたの龍目ちゃん…?嘘…いやよ、龍目ちゃん!死なないで!龍目ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーんッッ!!!!」
目が醒めた私は、最初に幻を見た──いや、幻を見ているということは、つまり目が醒めていないということなのだろうが…
何故、私は我が家の縁側で暖かく柔らかい枕に頭を乗せているんだ…?というか、これは枕か?なんだか感触が……ん…?膝…枕…?
何故、私は我が家の縁側で暖かく柔らかい枕に頭を乗せているんだ…?というか、これは枕か?なんだか感触が……ん…?膝…枕…?
「あ、龍目ちゃん…起きたんだね…大丈夫?どこか痛くない?念のため体を全部脱がして見てみて…痣はできてなかったけど……」
「おい、貴様何してる…」
「あっまだ起きないほうが…」
「……何故私の家にいる?」
「私がおぶって運んできたんだよっ!結構重かったけど、それさえもご褒美だったよ!」
「そんな報告は聞きたくない!!!!とっとと家へ帰れ!もう夕方じゃないかッ!」
「……どうして?龍目ちゃん、私がいなきゃ…きっとあのまま半殺しにされてたよ……」
「…そ、それは…」
「おい、貴様何してる…」
「あっまだ起きないほうが…」
「……何故私の家にいる?」
「私がおぶって運んできたんだよっ!結構重かったけど、それさえもご褒美だったよ!」
「そんな報告は聞きたくない!!!!とっとと家へ帰れ!もう夕方じゃないかッ!」
「……どうして?龍目ちゃん、私がいなきゃ…きっとあのまま半殺しにされてたよ……」
「…そ、それは…」
…痛いところを突いてきたな…だが、彼女、北村薫は所詮表側の人間。
やはり、私と関わるべきではないのだよ…。
やはり、私と関わるべきではないのだよ…。
「それにね、龍目ちゃん……私はきっと凡人なんかじゃないと思うの」
「何?」
「私、龍目ちゃんのことを考えると胸が疼くの!胸がドキドキして…きっとこれは非凡の証だわ!!!!」
「なん……だと……?」
「何?」
「私、龍目ちゃんのことを考えると胸が疼くの!胸がドキドキして…きっとこれは非凡の証だわ!!!!」
「なん……だと……?」
こ、これはまさか、まさか────私の溢れ出る霊力に呼応しているのか、北村薫は!?だとしたら…!!
「良いだろう、北村薫…お前はこの私が、責任を持って保護する!!!」
「え!?保護…って…!?」
「ああ!貴様には霊力者の素質がある…しかし、貴様の力では霊と戦うことはできない!
中途半端に強い霊感は、時として厄介な怪異や悪霊を引き寄せることもある…だからこの私がお前を迫り来る魔の手から救ってやろう!
お前こそが最強の除霊マスター嘉山龍目に助けられた…一人目の人間…の予定だ!誇って良いぞ!!!!」
「うん、うん!!!よくわからないけど、私達これで友達だよね!よくわからないけど!」
「友達……?よくわからないが、これからよろしく頼む!!!」
「え!?保護…って…!?」
「ああ!貴様には霊力者の素質がある…しかし、貴様の力では霊と戦うことはできない!
中途半端に強い霊感は、時として厄介な怪異や悪霊を引き寄せることもある…だからこの私がお前を迫り来る魔の手から救ってやろう!
お前こそが最強の除霊マスター嘉山龍目に助けられた…一人目の人間…の予定だ!誇って良いぞ!!!!」
「うん、うん!!!よくわからないけど、私達これで友達だよね!よくわからないけど!」
「友達……?よくわからないが、これからよろしく頼む!!!」
私達はよくわからないが、互いに握手を交わした!!!!
「くォォらァァアアア!!!もう六時なんだからとっとと友達家に帰しィィーーーーッッ!!!」
「いかん!我が家の怪異、ババアが現れた!北村薫!逃げるぞ!」
「うん!龍目ちゃん!」
「誰がババアじゃアアア!!!!!!半殺しにしたるゥゥウアアアアアア!!!!!!!!!!!」
「いかん!我が家の怪異、ババアが現れた!北村薫!逃げるぞ!」
「うん!龍目ちゃん!」
「誰がババアじゃアアア!!!!!!半殺しにしたるゥゥウアアアアアア!!!!!!!!!!!」
その後、無事北村薫を帰宅させた私は、怒り心頭したババ…ばっちゃんに鳩尾を突かれ、朝まで生死の境を彷徨うことになるのだが、それはまた別の話