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  • 恋愛小説 EX.7 番外人が死ぬ編

おはようセックス@小説まとめ

恋愛小説 EX.7 番外人が死ぬ編

最終更新:2012年09月10日 22:24

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―――止まっていた時が再び動き出した。前回までのあらすじ…白鳥、遂にマゾの道を将来永劫的に歩む為子乃に告白す。

「…………だが」
「…………だが?」

止まっていた時は、子乃ちゃんが俯きながら切り開いたのだ。
俺は、再び止まりそうだった時を持続させるため、復唱して聞き返「断る!!!!!!!!!!!」

バ ゴ ン

しかし、切り開かれたのは時ではなく、この寮の壁だったのである。
まるで豪速球のように外へ飛び出した子乃ちゃんは今日一日、帰って来そうもなかった…



―― という話の収集はまぁ次回に置いとくとして ――



とある時空の境目には、人為的に創りだされた『偶然が絶対に起こらない確率空間』が存在している…という風の噂がある。
最近夢幻街のとあるサイエンスノンフィクションが繁殖したエリア限定で、その噂は広がっていた。
そしてその噂は事実である。確かにその確率空間とは存在し、そこでは『果てなき殺し合い』が行われていたのだった。




「…若林の血を最も濃く受け継ぎ、この愚かな科学者の血を最も薄く受け継いだお前に名前をつけよう。
 お前の名前は若林子乃。お前はこれから殺すのだ。千人もの私の子供をな!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 そしてェェ!!!!厄崎神学(やくざき かがくッ)ッ!待っていろよ…この私をコケにした貴様を必ず殺してやるッ!!!」

培養管の中で目を閉じて、目覚める時を待つ幼女たちにボサボサ髪の白衣を着た女が一人、高笑う。
彼女は一人の科学者として同じく夢幻界にいるという天才科学者厄崎神学を殺害する為だけに、ここまで大それたことしていた。
(大それたこと→自分だけの異空間と作り上げ、そこで恐るべき子供達計画も真っ青なバトルロワイヤルを主催していた)
彼女の名前は照真(てるま)。マッドサイエンティスト照真である。



そして戦争は程なくして始まったのだ。



――擬似的に再現された『草原』フィールドで、三人の少女が徒党を組み銃を構えていた。彼女たちに名前はない。
狙いを定めるは別の少女。どうやら怯えながら歩いている。
リーダー格のクールな外見の少女が、銃を持ってニヤニヤしている戦闘狂的な一人と今ターゲットにされている少女並に頼りなさそうな一人に指示を出す。

「今だ!」
「うわぁぁぁぁ!!!!」
「死ねぇ!!」

一人は泣きながら、一人は笑いながら、一人は真剣な表情で…少女を

「ひっ…ぎゃっ!」

殺す。それぞれが発射した銃弾は脳を破壊し心臓を穿ち喉に風穴を開けて、一瞬で少女をボロ雑巾のように変えた。

「フハハハ一丁上がり!今日一日で六人!明日もこのペースで殺していきましょうぜリーダー」
「あぁ、そうだなッ!偶然が起こらないという条件下で確実に生き残るには…やはりこの物量作戦がものを言う!」
「うっ…おえええ…」
「お前はいい加減慣れろよなァ!私たちは殺さないと殺されちまうんだぜェ?」
「どうして…笑ってられるのよ…」

少女たちにはそれぞれ遺伝に忠実な性格があった。培養管で育成された少女たち全員には平等に12年分の『道徳的知識』が植えこまれていた。
『人間』に殺し合わせるということに意味があるから…ではなく、単に照真の趣向である。

「よし、じゃあそろそろ…」

リーダー格が住処である洞窟フィールドに帰ろうと言おうとした、次の瞬間。

バ ゴ ン

異常な音量の爆音が聞こえてきた。
あれは、廃墟フィールドの近く…物凄い量の硝煙が上がっている。

「リーダー、あれは見に行きたい!どうなってるんだろうッ!!!」
「わ、私は怖い…」
「………様子だけ見に行くか?」

普段は冷静沈着であるリーダー格も、この時は何故だか精神的高揚があった。

「よし、行きましょうぜリーダー!」
「うう…」

しかしこの時のリーダー格の判断は、全くの致命的なミスであった……



「な、なんだこりゃあ…」

廃墟フィールドの様相はまさしく死屍累々としか表現できないものであった。
巨大な何かに殴られたかのように捻じ曲がった機関銃、ライフル、拳銃、その他武器諸々。
そして先程の爆音の原因と思われる手榴弾の爆発跡。
合計30人もの少女が、誰もが見ても『死んでいる』と確定的に理解できる程の死にざまを晒していた。

「…こんな多人数の徒党があったとは…」

普段は頼り甲斐のあるリーダー格が顔を青くさせるほどの惨状。
常にニヒルな態度の戦闘狂的少女も、これには流石に冷や汗を流した。
それほどまでに壮絶な光景だったのだ。

「仲間割れでもしたんですかねぇ…」
「そう考えたいが、この銃の曲がり方はなんだというのだ。まるで、化物を相手取ったような……」
「ぎゃああっ!!」
「だーかーらー、死体ぐらい慣れろって言ってんだ……!?」

振り向くと、そこには喉をナイフで掻っ切られた臆病だった少女がいた。

「(バカな!私たちに気付かれず、こんなところまで近づいたというのか)」

「ヒャッホォ、仲間の仇じゃあ!!!!」

戦闘狂が叫び、先走ってショットガンを放つ。

「ふぅ…」

ため息を吐きながら、喉を掻っ切られた少女を盾にし、拳銃を取り出した少女は狙いを定める。
銃声は鳴らない。プシュッという非常に間の抜けた音がした後、戦闘狂の心臓がうち抜かれすぐ動かなくなる。
リーダー格は急いで銃を取り出したが、直ぐ様手の甲を正確に撃ちぬかれ銃を落とす。

「…………この廃墟の惨状は、お前がやったのか?」
「いいや…私が来たらもうこうなっていた。とんだ化物もいたものだな」

お前もな…と思いながらも、リーダー格はまもなく脳漿を撒き散らす。



――――



本当に、とんだ化物もいたものだ。
異能力。それは我々『子供達』なら一度は憧れる代物である。
奪えるものなら奪ってみたいが、おそらく生まれながらにして持っていなければならないもの。もしくは素質がないと後天的にはなれないものだろう。
私も欲しいものだ、異能力。この銃の曲がり方、明らかに異能力のそれだろう。

「会ってみたい、異能者と。そして今すぐに殺したい。私が最高の殺し屋だということを知らしめてやるのさ、我が母である照真様……あぁっ!」

私は、自分で言うのもなんだが並外れた才能を持った子供だ。おそらく我々の母である照真様の血を濃く受け継いだからである。
そう確信したのは、私が放った銃弾は『偶然が起こらない限り』外れないほどの確実な精度を持って相手を殺すという点。そして異様に記憶力が良いという点。
これまでに205名の子供を殺した。いや…先程ので208名か。

フン、殺してやるぞ!異能者め!あっさりと誰にも気付かれないぐらい地味ぃな死体に変えてやる。まだ近くにいるはずだ。
偶然なんかではなく、圧倒的な力量差を持って殺す。いい勝負なんて思わせない。勝って当たり前と思わせるのだ。
出会ってから0.1秒で殺す。
そう確信した。
次の瞬間。

「………!?」
「はい死ねェェェェェエエエエエエイッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

気配も殺さず私の背後に立った少女がいた!
両手に持った機関銃で異様なハイテンションで以て攻撃してきたのは、なんのことはない今まで普通に殺してきた少女のようだった…はずだ!!
だが何かがおかしい!!
機関銃などなんのことはない。いつも通り紙一重で躱し、物陰に隠れる…なのに、動悸は激しくなるばかりだった。

「チィッ!!!…貴様…何器用に躱してんだボケがァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

少女が異常なスピードで近づいてくる。背中にブースターでもついているのかと思うほどのスピードッ!
私は胸が高鳴るばかりで銃を構える気がおきなかった…今まではこんなことなかったのに!くそ、一体どうしたというのだ!!!

「最後っ屁を喰らえェェェイ…っ!!」

先を越された!?殺したと思っていた、先程の三人の中の一人と思われる少女が、私に迫る少女に向かって発砲した!

「効くかぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


背後から突然撃たれた銃弾を頭の10cm前で静止させ、そのまま潰れる銃弾ッッ…
彼女が異能者!初め、機関銃を撃たれた時から実はフンイキで確信していたが!!やはり!!!!彼女が異能者!!!!!!

そして新たな確信!
バックンバックン、と心臓が高鳴る!これは死への恐怖でも過度の運動の為でもない!

「はぁ…はぁ…お、おい、おま…お前…」
「なんだ、貴様!私が怖いのか?フフフ…」
「ング…私と組まないか」
「……………はッ!?!!?!?!?!?!」

私は銃を捨てて無抵抗を示した。
事実、私は心底から彼女と戦う気がしなかった。

「フン…知ってるぞ。私をそうやって騙そうとした人間がこれまでに三人いた!!!!
 そのどいつもこいつもが!私の寝首を掻こうとしてきた!逆に首を落としてやったがな」
「そうか。ならば友情を…否、愛を誓おう」
「…愛…?何だ、それ!?」
「なんだ、知らないのか?培養液の中でお前は何を学んだのだ。
 まぁ大体普通の奴は、知識を得ても戦いをするにつれ一度も思い出さずに忘れてしまうらしいが…」
「む…」
「私はお前に教えてやれる!愛を!良いのかね?最強たるお前でも知らないものを、知っているような人間を無下に殺してしまって…」
「…………」

少女は銃を下ろした。
どうやら異能のシールドのようなものも最早ないらしい。

「ふん…いいからさっさと教えろ、愛というものを」
「良いだろう」

私はまもなく彼女に近づいて、その唇にキスをした。
彼女は突如の事態に戸惑ったか、異常に顔を赤らめ物凄い勢いで私を突き飛ばした。

「こ、この、貴様ァ!キスぐらい私でも知ってるぞ!なんでも愛しい人間にしかしてはならないものだとか、あ!!!」
「思い出したようだな。そう、これが愛だ。私の記憶力はもっと深い愛情表現をお前に思い出させてやることができる」
「は、はァ……?」
「無知は罪だ」
「なにィ?」
「気持ちよくなりたくないか?」
「お、おい…それ以上近づくな、近づいたら殺す!」
「…はぁ」

収まりがつかねぇんだよぉおおおおおおーーッッ!!!!

「近づくんじゃねぇオラァアァァァアア!!!」
「がはぁ!!!」

私は銃でぶん殴られて気絶した。



――――



死体の山の中で目覚めた名も無き少女。殴られた跡が未だに痛むらしく頬をさする。そして呟いた。

「なんか虚しい」
「そうか」
「!?」

名も無き少女は寝ぼけ眼を擦りながら振り向くと、そこには死体の中で支給された食料…お粥を食べる少女がいた。

「とっくにいなくなったと思っていた…」
「…貴様、これから私と友人というものになることにしないか」
「へ?」
「あれから色々培養液時代を思い出してな。嘗て与えられた『戦闘の役に立たない知識』をいくつか思い出した。
 貴様はこれまでにいなかった面白いやつかも知れん…だから友人というのになってやってもいい」
「……きっと、初めてだぞ。ここで友人なんか作る奴…」
「嫌なら良い」
「嫌じゃない」

名も無き少女は冷静な心で思った。彼女をきっとここから逃してやろうと。ここで殺しを強要されるのは、彼女には毒でしかないと思った。

「…私の名前は、若林子乃だ…貴様は…」
「名前はまだない。お前がつけてくれ」

じゃあ、このお粥が美味いから粥子(かゆこ)で良かろう、と言われた。粥子は無いよりマシかと思った。


――――


その後粥子と子乃は数百人の若林を躊躇なく殺した。
二人で、幾夜を超え、時には(主に子乃の意地っ張りが原因で)喧嘩し、
それでも二人はこの殺し合いが日常的な空間に似つかわしくない唯一の友人として実のところ深く信頼し合っていた。
最後の最後まで生き残っていた強豪達、突然変異体の巨人若林や、
超合理派照真遺伝子集団などが彼女たちを襲ったがいずれも打破する。
子乃は粥子から教わった様々な銃のテクニックを、スポンジのごとく吸収し理解した。
粥子は子乃から『ついカッとなって殺る』という特技を教わった、というより影響された。…少しだけ。

各々がこの長い戦いの間に変わり…


そして遂には最後の二人となったのだ。

『時はきた!!!!!!!!!!!』
「「!?」」

突如フィールド中に響く女の声があった。
今まで足がついていた世界は突然反転し、ここがどこだか分からなくなる…

『よくぞ我が子供達を殺し尽くしたな!若林子乃…ともう一人』
「ふん」
「…やっとこの時がきたか。私はあまり歓迎されてなさそうだね」

足場が漸く現れる。
そこは今まで歩いていたような自然的なものではなく、何製だかまるで分からない幾何学模様で平たく硬い床。
あたりを見渡すとそんな風景が先が見えないまでにずっと続いている。
何やら今までずっと罹っていた幻覚が溶けたような感じがした。

『こっちへ来たまえ』

女の声がすると、向こう側から壁が現れて、次に扉が現れる。
手品のような事態に両者驚愕しつつも、先に進む。
子乃がわざわざ異能で扉を破壊する。ゴリゴリィ…という音が響いた。

「なんだ、どうってことないじゃないか」
「後で怒られるぞ」
『そのまま道なりに進むんだ』

声がした。言うとおりに進む。声がした。言うとおりに進む…というのを何回か繰り返す内に、私達はある一室の扉の前に辿り着いた。
子乃が躊躇なく扉を破壊しようとしたが、その前に扉が開いた為壮大な舌打ちをする。
そこには、女がいた。照真である。

「(コイツの顔、培養管時代に見たきり忘れていた。相変わらずなんだか癪に障る顔をしてるなぁ。昔はなんとなく様なんてつけて呼んでたけど)」

粥子は思考したが、子乃は叫んだ。

「おい!!!!!!貴様が照真だな。長い間私達を閉じ込めて実験だと?死ぬ準備は出来てるんだろうな!?」
「フフフ、大丈夫。君は外に出してやろう。ただまだ一つ、重要な仕事が残っている。よく聞け。
 厄崎神学!!!!この顔の男だ!夢幻界へ行き、この写真の男を殺すのだ!!!それだけが私が貴様に与える最後の任務!!」
「断ると言ったらどうする!!!」
「さぁどうするかねェ」

照真は余裕の表情で言った。意外と広いこの部屋では、照真と子乃の距離は結構離れている。粥子は何か嫌な予感を感じていた。
照真が取り出した写真には、老け顔の、まるで精気のない目の男がいた。
その男の顔は粥子の記憶の中にとても色濃く残っており、粥子は思わず顔を嫌悪で歪める。
照真は二度と忘れられないほどに色濃く子乃や粥子だけではなくあらゆる子供達にこの写真の男の顔と、
それに対し激しい憎悪の念を感じるよう刷り込んでいたのだ。私怨で。
尤も子乃はいつものしかめっ面であり、反応の違いが分からない。若林の血が濃すぎる彼女には、ベタな精神攻撃は通用しないのかも知れなかった。
そう、この時点で照真の『想定外』は始まっていたのだ。粥子がここにいるのも想定外の一つである。

「この写真の男が住んでいる場所のデータは後で送る。貴様はこの男さえ殺してくれればよいのだ。
 ………それよりも、私の顔によく似たお前…私の前から消え失せろ。不快だ」
「…ぐ!?いッて…?」
「おい!!粥子!!!!!!」

何?私がどうした?と粥子は言おうとしたが、すぐさま自身の異常に気づく。粥子は、口から血を吐いて、立っていられず身を屈ませる。

粥子の両手が吹っ飛んでいた。

オマケに肺に穴が開いている。

粥子にさえも回避不可能の何かが起きたのだ。
それはよく見れば、照真の部屋のあちこちに設置されている監視カメラのようなもの。あれは一つ一つがレーザー砲だった。
警戒していても回避できなかった粥子は、心が悔しさで一杯になる。
そして、そんな粥子の様子を見た子乃は瞬く間に激昂した。

「貴様ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!……?!!?!?!?」

子乃が異能を発現させようとするも、何も起こらない!

「はッ!お前の謀反など想定済みだバカめ。良いからこの写真をよく見ろ。三十秒にお前を夢幻界へ送る」

子乃の様子にほくそ笑んだ照真が言った。子乃は拳銃を取り出し、構える。

「殺す!!!!!!!!!」
「いやいや。お前のエイム力じゃあ無理だ。
 私はお前を培養液の頃から知っているのだよ、それに銃弾は残りいっぱババパバパア!!!!!!」

何が起きたか分からない、といった風に脳漿をぶち撒けたのは照真であった。

粥子から常日頃銃の使い方を教わっていた子乃は、既に達人レベルのスナイパーだったのである。照真の想像を遥か上を行く若林の才覚であった。

『照真様の死亡を確認!!!!アジトの自爆を開始します!!!!!!一分前!!!!!!!!!!!』

だが死亡した照真や自爆のアナウンスのことなどどうでもよかった子乃は、粥子に駆け寄る。
粥子は子乃抱かれながら言葉を紡いだ。
最早長くない事を悟り、子乃が自由になるのに必要なことを言う為に。

「……子乃…よく聞くんだ…私はもう駄目だが、お前は自由になれる……
 …私は培養液の頃の記憶の殆どを…覚えている……」
「なんだと!!?貴様が駄目だと誰が決めた!今すぐに二人共々脱出ウグッ」

子乃は粥子から頭突きを喰らい、舌を噛む。

「ごほっ…うっぐふっ…わかったから…黙って聞けや!!!…そこの、照真の左手の近くを操作しろ云々…ボタンが出てくるから…云々……」
「く、くそ…この馬鹿め…」

子乃は歯ぎしりしながら粥子の言う通りに機械を弄る。
しかし、操作が全く出来ない。自爆システムが作動したから何も動かないのだ。

「ぐ、ぐ…ッ!動かんぞ…!!なんだこれは……こんなところで私も粥子も!死ぬのかぁ!!!!粥子ぉぉおおおおおおおお!!!!」

子乃は泣き崩れながら破壊的破壊脚を機械に放った。
その会心の蹴りは機械の中枢的な部分を破壊し、何か物語上に都合のいいものを齎すのだった。

バ ゴ ン

間もなく、機械の右側にあった屈強な扉が開く。
そこは『テレポーテーション IN 夢幻』と書かれていた。

「おおお!!!!!!!!」
「!………でかしたァ」
「粥子!!!行くぞぉ!!!」
「……あぁ…フフ、愛してるぜ…子乃…… ………」

フッハハハハハハと高笑いながら子乃は粥子をお姫様抱っこし、照真の悪魔的アジトから脱出を果たしたのだった。




それから子乃は再び孤独の化物に戻るはめになる。
自らの道徳観念を殺人的方向性でぶち壊しながら、一年後に夢幻学園を知り、白鳥裕也と不愉快な馬鹿者達に出会うのだ。




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