ウルトラマントリガー エピソードZのエンディング

GUTS-SELECT新隊長トキオカの正体は、超古代文明人ザビルだった。
ザビルは、ウルトラマンゼットの仇敵である寄生生物セレブロと結託し、影の巨人イーヴィルトリガーとなって、地上を窮地に陥れる。
だがケンゴの変身したウルトラマントリガー、イグニスの変身したトリガーダーク、セレブロを追ってきたハルキことウルトラマンゼットの前に、その脅威は潰えた。


変身を解いたケンゴ、イグニス、ハルキを、GUTS-SELECTの一同が迎える。

一同「お──い!」「ケンゴ!」「イグニス!」「ハルキさん!」「マナカ隊員!」

ユナ「良かった!」
テッシン「よく帰ってきた! 待ってたぞ! よくやったぞ、ケンゴ!」
タツミ「逃げたライラーたちは、全員確保したそうだ」

イーヴィルトリガーの変身の解けたザビル(トキオカ)が、地上に投げ出される。

アキト「トキオカさん!?」
ザビル「うぅっ…… はぁ、はぁ……」

ザビルの目に、ユナやGUTS-SELECT一同の姿が映る。
その光景に、ユナの前世であるユザレを自分が奉じていた頃、超古代文明の仲間たちとの光景がだぶる。
ザビルが邪心から解放されたかのような、穏やかな面持ちと共に、光の粒子となって消滅する。

ユナ「さよなら…… ユザレ」


マルゥル「あっ、あれ? ヒマリは?」
タツミ「あれ? どこ行った? ナナセ隊員」
マルゥル「おい、ヒマリ!」

ヒマリが、セレブロを捕らえた網を担いで現れる。

ヒマリ「捕った──」


ハルキはセレブロを担ぎ、イグニスと共に、ケンゴたちGUTS-SELECT一同に別れを告げる。

ハルキ「ありがとうございました! 皆さん、お元気で」
イグニス「俺も、お宝捜しに戻るとするか」
ケンゴ「2人とも、ありがとう!」

ケンゴとハルキが、固く握手を交わす。
イグニスが笑顔で、ケンゴの肩をポンと叩く。

ハルキがウルトラマンゼットに、イグニスがトリガーダークに変身して、空の彼方へと飛び去る。

一同「ありがとう!」「じゃあな!」「またなぁ!」「お元気で──!」


マルゥル「よし! じゃあ、改めてパーっといくか!」
アキト「パーッと?」
マルゥル「ほらほらほら!」
テッシン「あれだよ、あれ! 隊長、盛り上がりますよ!


ナースデッセイ号艦内で、ケンゴの帰還を祝うパーティが開催される。
ケンゴが一同のクラッカーのリボンを浴びる。

一同「おかえり!! ケンゴ──!!」
ケンゴ「ありがとう!」
一同「おかえり!」「おかえり!」

テッシン「え──、それでは本日の主役、マナカケンゴ隊員より、皆さんに一言お願いいたします」

ケンゴ「ユナ。アキト。テッシンさん。ヒマリさん。マルゥル」
マルゥル「おぅ」
ケンゴ「タツミ隊長。ミツクンさん。本当に、本当に、本っ当──に、ありがとう!!」
一同「おかえり!」「おかえり!」
ケンゴ「ただいま──!」
アキト「ウザイ……」
ユナ「あ! 『ウザイ』って言った!」
一同「言った、言ったよ!」「言ったよな!」「絶対言ったよね」
テッシン「嬉しいなら嬉しいっていえばいいのに!」

シズマ「人は、誰でも光になれる。だが、1人じゃ輝けないのかもしれないな。人と人を結ぶ心。これが、光だ」
タツミ「えぇ…… 私もそう思います」

一同を見つめるように、ルルイエの花が咲いている。

スタッフロールとエンディングテーマと共に、パーティの和やかな光景と、映画のハイライトで、物語が終わる。


僕はマナカ ケンゴ。
僕は光で、闇。
ウルトラマンで、人間。
これからもここで生きてく。
僕を笑顔にしてくれる、みんなと一緒に!



(終)


そして物語は7年後を描く『ウルトラマンデッカー』へと続いていく──。

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最終更新:2024年08月24日 08:08