Saver of Revenger

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Saver of Revenger ◆Z9iNYeY9a2



日は沈みかけ、黄昏の空から差し込む光はそこに立つものに長い影を作って映し出す。
もうしばらくの時間が経てば、この光は失われ周囲は夜の闇に包まれるだろう。
それが建物の並ぶ市街地などであれば街灯が闇を照らす光を生み出す。だが、そうでない草原や砂地、森林や山であればその明かりは格段に少なくなる。
せいぜいが申し訳程度に備えられた小さな明かりのみ。それ以外は支給されたライトを使って光を作り出すしかない。

だからこそセイバーは傷や疲労も癒えぬ体のまま、草地を駆け抜けていた。
先行して別れていった美遊と結花の二人との合流をするために。
自分はいい。例え暗闇の中であっても戦うことができる力がある。
そして探している二人もまた、多少の相手でどうにかできるわけではないとも思ってはいる。だが二人は自分と違い、戦士ではない。
もしもの時には守らねばならない存在には変わりないのだ。


そうして駆け抜けた先に、魔力を感じさせる何かの存在を感知した。
同時に、こちらに向けて呼びかける声を聞いた。

『セイバー様!!』
「ステッキですか、よかった。美遊と結花は!?」

声のした方に駆け寄ると、そこにいたのはカレイドステッキ・サファイアとその傍に倒れた美遊。
一瞬肝の冷える感覚を覚えたが、胸が上下している様子に気付きただ眠っているだけだろということに安堵する。

「美遊は…無事のようですね。結花は?」
『結花様は……』

問いかけに対し言葉を濁すサファイア。
その様子にふと目を美遊の周囲にやると、美遊の近くに積み上げられた灰の山があり、そして周囲の地面には白い羽毛が散らばっている。
純白のその羽根は、あの少女が羽ばたきを起こした際巻き上がっていたものと同じものに見えた。

「…まさか、結花は」
『…はい』

その反応で全てを悟るセイバー。

『それでセイバー様、他の皆様は』
「ゼロはどうにか退けることはできましたが、マリはもう一方の馬状の魔人により拉致され、Nという青年がそれを追っていきました。
 おそらくはタクミの下に向かったのではないかと。
 二人と合流後直ちに追跡を開始する予定でしたが…ここは一時態勢を立て直すべきですね」

美遊は未だ目を覚ましてはおらず、その負傷も決して軽くはない。
加えてサファイアの様子では結花の死もまだ知らないのだろう。知った時の彼女の精神状態も気がかりだ。
自分一人で追うことも考えたが、そうなれば意識のないままの美遊を一人で置いていくことになる。
一旦間桐邸の皆との合流を優先し美遊を預けた後追跡に入るべきだろう。

そう考えた時だった。
三度目の放送が始まる音が耳に届いたのは。



『セイバー様』
「ええ。少し合流を急いだ方がいいかもしれませんね」

放送が終わり、その内容に険しい顔を浮かべるセイバー。
色々と考えたいことはあったが、まずは放送によって呼ばれた死者。
セイバーにしてみれば色々と思うところのある名前が多い放送だったが、それは今は思考の隅に押しやる。


シロナ。
間桐邸でイリヤや鹿目まどか、Lと共に待機していたはずだった彼女の名が呼ばれた。
それはすなわち、4人のいたはずのあの屋敷で何かがあったということになる。
他の3人の名が呼ばれていないのは運よく生きているということであると願いたい。

園田真理。
先の戦いで木場勇治に連れ去られた者の名だ。
少なくとも悠長にしていたつもりはないが、間に合わなかったということになる。

放送の中で一つだけセイバーとサファイアが安堵したことがあるとするならばバーサーカーの名も呼ばれたことだろうか。
クロエ・フォン・アインツベルンとシロナのポケモン、ガブリアスの奮戦でも倒しきることのできなかった強大な力を持つサーヴァント。
聖剣を持たぬ今のセイバーではもし戦ったとして自身の勝利が見える相手ではない。
それだけに、その相手が落ち、これ以上あの脅威に晒される者はいないのだという事実には少しだけ気が楽になったようにも感じた。

「では美遊は私が」
『お願いしま――、あっ、少し待ってください。ちょっと通信が。
 これは、姉さんからのようです』

セイバーが美遊の身を抱え上げようとしたその時、サファイアがまるでバイブレータのように震わせ始めた。

聞くところによると、2本のカレイドステッキには様々な機能が備わっており、相互での通信機能もその一つだという。
元々はそのパスも切られていたため通信することはできない状態だったが、間桐邸にて合流した際に再度接続し直すことで連絡可能となったとか。


【あ、もしもし。サファイアちゃんですかー?】

聞こえてきた声は、サファイアの姉であるルビーの声そのものだ。
いつもであれば高いテンションで何か軽口を少しは口走ることもあるのだが、そんな様子は見せなかった。
つまり、先の放送はそういうことなのだろうとサファイアは推測する。



『姉さん、イリヤさん達はご無事ですか?』
【はい。イリヤさんもまどかさんもLさんも、みんなピンピンしてます。
 ただ、シロナさんが…】
『放送は聞きました。こっちは美遊様とセイバー様が一緒です。結花様は…放送の通りです』
【そう、でしたか。
 積もる話はありますけど、とりあえず差し当たっての連絡です。
 私達ちょっと前までは間桐邸にいたんですけど、バーサーカーの襲撃で全壊しちゃいまして】
「バーサーカーの…?!皆は無事なのですか?!」

思わずその襲撃者の名に声を上げてしまうセイバー。
間桐邸の4人で戦える者はイリヤだけ。それも襲撃者がバーサーカーとなればあまりにも荷が重い相手だ。

【ええ。どうにか撃破に成功しまして。
 それで今は何かあった時の取り決め通り、遊園地に移動ということで。
 巧さん達の方には一応連絡はしておいて、後はそっち側の皆さんにもということで連絡させてもらいましたー】
『分かったわ姉さん。遊園地ですね。一旦合流したいからすぐに向かいます』

プツリ、と回線が切れる。

気がかりなことは多いが、まずは合流が先決だ。
横たわった美遊の体を抱き上げるセイバー。

「ん…」
「ミユ?」
『美遊様!』

抱え上げられた際に体を揺らされた影響で身動ぎをし、同時に意識を取り戻す美遊。
サファイアが全魔力を回復に費やしたおかげで体のダメージ回復が意識を取り戻せるほどになったのだろう。


「サファイア…、セイバーさん…?」
「今は喋らなくていい。これから遊園地に向かいます。イリヤスフィール達もそこにいるとのことです」
「そう…、……結花さんは?」

サファイアとセイバーは顔を見合わせて鎮痛な表情を浮かべる。
その事実を告げた時の美遊の気持ちを察すれば答えには躊躇ってしまう。

『美遊様、…結花様は……』

言葉に迷いつつも答えようとしたその時だった。


三人の耳に小さな爆発音が届いた。

「!今の音は」
「サ、ファイア!」
『美遊様、まだ戦闘は無理です。ここはセイバー様に』

そのタイミングに心中で若干の感謝をしつつも、セイバーは美遊の体を背負い地を蹴って爆発音の方に向かって走り出した。



少し時間を戻す。

放送が行われて間もない頃の時間。

「………生きていましたか。鹿目まどか」

ポツリと一人呟く織莉子。

殺したはずの相手の名前が呼ばれなかった。
本来であれば焦るべきところなのだろうが、しかし何故かその事実に若干の安堵を感じている自分がいた。

「何を考えているのですか、私は」

叱責するように自分に喝を入れる織莉子。
ともあれ生きているのであれば一刻も早く探しに行かなくてはならない。

放送の内容には他に気を引く内容はなかった。

サカキ。
暁美ほむら。

目の前で自分に巻き込まれて死んでいった同行者と、その下手人の名に若干心を乱されるような気持ちを覚えながら。

「この先に誰かいるようね」

暗くなりかけた草原の先に何者かの存在を確認する。
魔力を持つものがいる様子であり、しかもその反応も見覚えがある。

あの黒い騎士か、美遊・エーデルフェルトか。
アリスという少女は方向的にないだろう。
しばらく進み、目を凝らすと二つの人影が見えた。

潜む場所も少ない以上、あまり接近すればこちらの存在に気付かれる恐れがある。
魔力を聴覚強化に使用し、会話の内容を聞き取る。


―――あ、もしもし。サファイアちゃんですかー?
―――姉さん、イリヤさん達はご無事ですか?

声は聞き覚えのないもの。美遊のものでも剣士のものでもない。
気配を殺し、ひたすら会話の内容を聞き取る。



―――はい。イリヤさんもまどかさんもLさんも、みんなピンピンしてます。

(…!鹿目まどか、やはり…)

どうやら会話をしている者は今、鹿目まどかを保護しており、彼女と共に行動をしているらしい。
おそらく声の片方は通信機器か何かによる連絡を取っているのだろう。

存在は確認した。だがまだどこにいるのかが掴めていない。
再度傍聴を続ける。

―――私達ちょっと前までは間桐邸にいたんですけど、バーサーカーの襲撃で全壊しちゃいまして
―――バーサーカーの…?!皆は無事なのですか?!

(この、声は…!)

あの時自分たちを襲った、そしておそらくはキリカの命を奪った張本人であろうあの黒騎士の声だ。
遠目であり服装も変わっていたが故に外見からそうと気付くことができなかったが、この声は間違いない。

(……落ち着きなさい織莉子、まだよ。それが私の目的ではないはず)

確かに目の前にはキリカの仇がいる。だが、今は私情よりも優先しなければならない使命がある。
逸る気持ちを、己の内に湧き上がる激情を抑えこむ。

――それで今は何かあった時の取り決め通り、遊園地に移動ということで。巧さん達の方には一応連絡はしておいて、後はそっち側の皆さんにもということで連絡させてもらいましたー。
―――分かったわ姉さん。遊園地ですね

(遊園地…!そこに鹿目まどかが…)

立ち上がり暗がりながらも目を凝らして地図を確認する。
ここを一エリア分北上した場所にある施設。

そこに鹿目まどかがいる。

居場所が分かった以上、ここに留まっている理由はない。
立ち上がり、自分の側面に水晶の球体を作り出す。

「そろそろね」

次の瞬間、その水晶が大きく吹き飛ぶ。

「っ、つぅ…!」

自分一人しかいなかったはずのこの場所で、顔を顰めて脛を抑える少女が一人。
アリス。ほむらの最期を見届けただろうこの少女がいずれ自分に追いついてくることは未来視で既に確認していた。
彼女が次にどの行動を取るかといった要素を視るのは間に合わないが、いつ追いついてくるかという時間を予知しておけば対策は可能だ。

「追いついてくる頃だろうとは思ってたから、先に対処させてもらっておいたわ」
「あんた、魔女化のこと知ってたでしょ…!知ってて私のこと焚き付けたでしょ!」
「その様子だと、殺し損ねたってことかしらね」
「やっぱり…!」

仲間を殺しかけたという事実に、それを煽った者への怒りが増しているという辺りだろうか。
だが相手をしている暇はない。

「悪いけど、今はあなたの相手をしてあげられる状況ではないのよ」

蹴りで脛を痛めた影響で、得意のあの超加速能力を発揮することが難しくなっている様子。
もたもたして復帰すればこの少女相手に逃げ切ることはできない。

「待ちなさい!」

それでも追いすがろうとしてくるアリスに向けて、静かに魔力を込める。
マジカルシャイン。魔力を閃光として放ち周囲を明るく照らす。
ノーモーションで放たれた攻撃に反応が遅れたアリスは体を焼かれるような感覚と共にそのまばゆい光に目を背け。

その感覚に、ほむらの最後の様子を思い出す。
全身に火傷のような傷を負ったあの体。その原因がこの一撃なのだとしたら。

(これは、本気の一撃じゃない――!)

その気になればこの体を光の生み出す熱で焼くことも可能だろう。
しかしそれをしないのはおそらくこれがあくまでも足止めでしかないから。
逆に言えば、これは足止め程度。

一歩踏み込めば、まだ手は届く。

眩しさに閉じた瞳で織莉子を捉えんと踏み出そうとして。

目を閉じていたが故に気付かなかった、織莉子の作り出した水晶が足元で爆発した。

「ぐっ…!」

マジカルシャインの時と同じく、そう魔力を込めていなかったせいかダメージ自体はほとんどない。
だが、爆発音と衝撃で動きを止めてしまい、さらに周囲を舞う煙幕がおぼつかない視界を更に遮り織莉子を見失ってしまった。

「どっちに行った…!?」

周囲を見回すが、暗くなりかけている風景もあり位置を捉えることができない。
もし懐中電灯などを灯していれば分かるのだろうが、そんな親切な相手でもないだろう。
ギアスを使って追うにしても、位置が分からなければ虱潰しにしかならない。


「大丈夫ですか?!今の音は一体…」

そんな時、今の水晶が爆発した音に引かれたのか声をかけてくる者の存在に気付いた。
小学生くらいの少女を背負った金髪の少女。年は自分とそう変わらないくらいに見える。

『今の爆発には魔力反応がありましたが、あなたが引き起こしたものですか?』

六芒星型のような模様の入った浮遊物が問いかけてくる。
驚かないでもないが、今はそのような場合でもなかった。

「美国織莉子っていう魔法少女よ。ちょっと意地の悪いことしたものだから問い詰めてやろうと思ったんだけど」
『彼女がここにいたのですか!?』
「そうよ。だけど全然相手にせずにどこかに行ってしまったみたいだけど」

静かに答えるアリスと対照的に、浮遊物と金髪の少女は慌てている様子だった。


「あなた達の通信、聞かれていた可能性は?」
『分かりません』
「急ぎましょう。もしかすると鹿目まどかの命が危ない」
「セイバー…、行って。私は、大丈夫だから…」
「ちょっと待って、どういうこと?ていうかあなた達鹿目まどかの居場所、知ってるの?」

立ち上がる少女達の話についていくことができていないアリスは問い詰める。
鹿目まどか。
その名はあの子の口から何度も聞いた名前だ。


「あなたは、鹿目まどかの知り合いですか?」
「知り合い…ってわけじゃないわ。
 私はアリス。鹿目まどかを守ろうとした子の、仲間だった者よ」


『ふぅ、とりあえずサファイアちゃん達の無事は確認できましたが…』

通信が終わった後の遊園地の入り口前。

あの後どうにかこの場所まで移動してきた3人は、放送を聞き。
そして名を呼ばれたもの、呼ばれなかったもののそれぞれの無事を確かめるべくサファイアへと連絡を取った。

「マミさん…、ほむらちゃん…!」

放送により一番打ちひしがれているのはまどかだった。

巴マミ、暁美ほむら。
共に彼女の友人、仲間の名前だ。
特に巴マミは先に割り込んできたあの謎の放送では姿を確認することができた。なのに名を呼ばれたということは。
彼女はあの間桐桜のような闇の存在に殺されたということになる。

まだシロナの死を乗り越えられていないまどかの心には、二人の死が重く突き刺さる。

イリヤは美遊やセイバー、巧の無事に安堵するが結花の死を聞き小さくない不安を感じていた。
だがルビーの通信によって美遊達の安否の確認はできたことに安堵し、悲しむまどかを慰めていた。

(今回の放送、何故アカギが行わなかった?あの声は誰だ?)

そんな二人とは対照的に、Lは放送の内容を冷静に分析していた。
これまではアカギによって行われていた放送が急に別の者によって行われた。
それが意味するものは何か。

あの声の主が誰なのかを知る者と会うことができれば、この殺し合いの目的、仕組みに近づくことができる。
そしてもう一つ。アカギには今回はこれまで放送を行ってきたということを捨てる必要がある何かがあったということだ。
シロナの話から考えれば、アカギは気まぐれでそのようなことを起こす者ではないはず。

(しかし病院に向かった方の安否は確認できましたが、乾さん達政庁に向かった方々の連絡は不明ですね)

現時点で死んではいないことは確証できるものの、こちらには無事を確認する手段がない。
もしかすれば、あの放送を見てさくらTVビルに向かった可能性もあるが、だからといってどうすることもできない。

(長田さん、シロナさん、そして、夜神さん…)

少しの間だが交流のあった少女達、そして共にキラを追い詰めた、ある意味では尊敬すらもしていた人。
呼ばれることを知っていた者が二人、そしてここで呼ばれて知った者を一人。
静かに瞳を閉じて黙想するL。


その時だった。

『おや?サファイアちゃんから連絡?』

振動するルビーの体。
反応すると、備え付けられたスピーカーから声が響く。

【姉さん!】
『サファイアちゃん、どうしたんですか?』
【そちらに美国織莉子が向かった可能性があります!まどか様を、早く!】

まどかの体がビクリ、と震える。

美国織莉子。まどかを殺そうとした魔法少女の名前だ。
こちらに向かっているということはまどかの位置を知って向かってきていると見ていいのだろう。

【私達もすぐにそちらに向かいます!それまでどうにか持ちこたえて下さい!】
『分かりました!サファイアちゃん達も無茶はせずに!』

移動に専念するためか、通話はその事実だけを告げて切られる。

「あの人が…?」

まどかの震える体は止まらない。
自分の存在を否定され、命を狙われた。その事実はまどかの体につけたそれ以上に大きな傷を心に残している。

「まどかさん。大丈夫だよ。私達がそんなことさせないから」
「でも…、私は。
 イリヤちゃん、Lさん、私を置いていってください。私なんかのために、二人が巻き込まれるのは…」
「まどかさん」

Lが猫背の体を起こしてまどかの下へと歩き、その肩に手を置く。

「あなたがどうして彼女から命を狙われているのか、それは美遊さんから聞いています」
「だったら――」
「あなたが死にたいと思うように、私も美遊さんもそんなあなたのことを守りたいと思っているからこそやっていることです。
 守らなければいけないという使命感とか責任とか、そういうものではなく守りたいからあなたのことを守っているんです」

まどかの脳裏によぎったのは、自分を守って命を落としたシロナの言葉。

『君と一緒にいるみんなも、君の親しい人たちもさらに繋がる人も、皆世界に望まれて生まれてきたと、私は思うの。
 例えあなたがどんな存在になる人だとしても…』

「私自身確かに人の命を軽く見て扱ってきたという自覚もあります。
 ですが、いえ、だからこそ思うのです。人を裁くのは人であってはならないものだと。
 例えあなたが世界に害を及ぼす存在であっても、その運命を一人の人間の一存で決められていいものではないと」

立ち上がったLは、イリヤの方に向き直る。

「イリヤさん、美国織莉子は私が説得してみましょう。ですがもし彼女が強引な実力行使に出た場合はよろしくお願いします」
「分かりました」

ルビーを構えて転身するイリヤ。
未来予知を持つ相手だ。油断することはできない。

「まどかさん、私の後ろから絶対に出てこないでください。
 お願い、…でもし無理でしたらそうですね。言い方はよくはないですが、命令、という形にさせてもらいます。
 少なくとも私の目の届く場所ではあなたを死なせることは何があっても許容しません。例えまどかさん自身の選択であっても」




それから数分経過した辺りだろうか。

『魔力反応です。さやかさんのものでも美遊さんのものでもありません。
 きっと美国織莉子のものかと』

足のホルダーに差されたカードに手をやろうとし、しかしそれらは先のバーサーカーとの戦いで全て使ったものばかりだったことに気付く。
今織莉子と戦いになった場合、この身とルビーの力のみで戦わねばならない。


「………」

やがて姿を表したのは、白を基調としたドレスを身に纏った少女。
なんとなくではあるが、イリヤが思い描いている魔法少女の姿としてはかなりそれらしい衣装に見えた。

「少し意外でした。まさか正面から来られるとは」
「成功率の低い不意打ちなどリスクしかないですもの。
 それならば、あなた方の行動の愚かしさを身を持って理解してもらった方がいいでしょう」

Lは真っ直ぐ、こちらを見据える織莉子の目を見る。
迷っている様子はない。確たる意志でまどかを殺そうとしており、それを間違いとは思っていないのだろう。

「彼女を守ることが、愚かなことだと?」
「ええ。その少女はいずれ世界に災厄をもたらす者となる。変化してしまえば止める術はありません。
 その前に、私は彼女を殺すつもりです。
 あなた達がそれを知っているのかは知りませんが」
「いえ、話は美遊さんから聞いています」

何のこともないようにさらっと言ってのけるLに織莉子は目を細める。


「罪を理解して尚、抗うというのですか?」
「まどかさんの命を守ることを罪だとは思っていませんから」

水晶を作り出しLに向けて射出する織莉子。
警告の意味であり致命傷を与えるものではない様子だが、それでもLを傷つける一撃には違いない。
咄嗟にイリヤはLの前に出て障壁を展開した。

弾き飛ばされた水晶は織莉子の下へと戻り消滅する。

「――ちっ」

一瞬僅かに視線を落とし舌打ちする織莉子。
一方でイリヤもふとその様子に違和感を感じていた。

(今の一撃って、織莉子さんの本気?)

イリヤも反射的な行動であったため障壁を強く作り出せたような気はしなかった。
だが、それでも美遊が戦ったと言っていた相手、その程度の一撃で弾けるような攻撃をしてくるだろうか。
そもそも彼女には未来視があるはず。防がれる一撃を放ってくるとは考えづらい。


(できれば戦闘に入らぬまま目的を達することができればよかったのですが)

その一方、織莉子は自分の芳しくない状態に苛立ちを覚えていた。
未来視、水晶による攻撃、魔力による身体強化、そしてあの時習得したマジカルシャイン。
手数は少なくはない。だが問題はそれを使う魔力だ。

美遊・エーデルフェルト、そして暁美ほむらとの戦い。
幾度も続いた激戦の成果、それによって消耗させられた魔力に対し、得られたグリーフシードも僅かであった。
未来予知も可能な限り封じている。あまり無駄な魔力を使うことはできない。
せめて鹿目まどかをこの手で殺すまでは。


「最後の警告よ。鹿目まどかをこちらに引き渡しなさい」
「断った場合はどうなるのでしょうか?」
「力づくで行かせてもらうわ。もちろん、あなた達の命も保証はしません」

次の瞬間、織莉子から強大な威圧感が発せられた。
織莉子にしてみれば精一杯の虚勢、しかしそれでも相手に自分の消耗を知らせないための小さな希望。

(すごい…プレッシャー…)

その重圧にあてられたイリヤの背中に冷や汗が流れる。

(…だけど…)

だとしても、イリヤは知っている。目前に迫った本物の死の恐怖を。
全てを打ち崩し破壊するほどの力を備えた、自分達にしてみれば恐怖の権化そのもののようでもあった英雄達の放っていたそれを。

(バーサーカーやセイバーさん達に比べたら、このくらい…!)

増してや、今は守らなければならない人たちもいる。
命を狙われた人がいるこの場所で、唯一戦う力を持った自分が臆するわけにはいかない。

小さく、しかし深く息をつく。
心を落ち着かせるように、そして相手に気づかれないように深呼吸をし。
やがてその重圧からくる緊張は収まっていた。

「やはり交渉は決裂ですか。すみませんイリヤさん」
「いえ、大丈夫です。二人とも、私から離れないでください」

ステッキを構える。
二人、特にまどかから離れることなく二人の身を守る。
だけど目の前の人も殺したくはない。

その全てが果たしてできるだろうか?
いや、やるのだ。自分がやらなければならないこと。


再度作り出された複数の水晶に光の刃が生えこちらに向く。
対するイリヤも、ステッキの先端に魔力の刃を作り。

水晶が一斉にこちらへと飛来した。




「!!!」



その時だった。
織莉子の顔が見開かれたと同時に、横から暴風が吹き荒び、織莉子の放った水晶を吹き飛ばしていく。

不意のそれに一瞬思わず目を閉じてしまうイリヤ達。
一方で織莉子は、この現象を予期していたかのように冷静に、しかし表情を若干歪めながら呟く。

「…時間を掛けすぎたわ……。失敗ね」
「全く、やってくれるじゃないの。美国織莉子。
 まずはその殺気を収めなさい。そうするならこっちとしても悪いようにはしないわ」

いつの間にか織莉子の背後には銃口を構えた一人の少女が立っている。


「ポチャ!」

そして目の前には水色のペンギンのような生き物。自分の前を塞ぐかのように構えている。
だが、織莉子の未来視はそんな存在よりも余計に彼女の心をかき乱す者が迫っている未来を見ていた。

そしてその対象はすぐに追いついてくるということも。

「無事ですか、まどか、イリヤスフィール!」

風の向こうから、その背に美遊を背負ったセイバーが姿を表す。
自分たちを襲った時と比べればその禍々しい魔力は感じられない。しかしその顔は決して忘れられるものではない。

「美遊!セイバーさん!」

その顔に安堵の笑みを浮かべる皆の様子を見て、彼女がこの場にいる面々の仲間であることを察する。
そしてその時心の内には強い激情が生まれた。

さっきはまだ耐えられたこと。しかし今は。
使命を果たそうとしている自分を邪魔する者達の中にあの女が、キリカの仇がいる。
それも自分の行ってきたことを棚に上げて仲間を作っているかのようなその様子には溢れ出る感情を抑えきれなかった。

「久しぶりね黒い剣士さん。いいえ、今は随分とおとなしくなったようだけど。
 私を襲い、キリカを殺したあの時の気迫はどこに行ったのかしらね?」
「…美国織莉子か」

イリヤの傍に駆け寄り、美遊の体を下ろすセイバー。

「美遊!」
「命に別状はありません。彼女のことはお願いします。私は彼女と話をしてきますから」

身に纏っていた鎧を解除して織莉子に向き直る。
武装解除は戦う意志はないということを伝えたいのだろう。

織莉子の後ろの少女、アリスは警戒を続けるように銃口を下ろすことはしない。

「私が襲いかかったら後ろの子が撃つだろうとでも思っているのかしら?
 随分と弱気になったのですね」
「呉キリカのことを、恨んでいるのですか?」
「恨んでいないと思っているの?」

セイバーを見る織莉子の瞳が鋭く釣り上がる。

キリカのことにはセイバーにも言い分がないわけではない。
元々先に仕掛けてきたのは向こうだった。
だが、もし彼女が仕掛けて来なければ自分は見逃しただろうかと考えれば言い訳にもならないだろう。

「私達にはあれだけの敵意を向けておきながら自分の都合がよくなればそうやって仲間を作って正義の味方気取りかしら?」

冷静であるよう装おうとして、その激情の捌け口にセイバーを煽るような言葉を投げかけているのはその彼女の様子から分かる。そしてその怒りもある意味では正当なものだ。
だが、少なくとも今それで怒りに任せて戦いを仕掛けることを避ける程度には分別があるのは互いに幸運だっただろう。

「…あなたが鹿目まどかの命を何故狙っているのかは分かりません。
 ですが彼女が命を奪われるべき存在とは思っていません」

Lとイリヤの後ろで縮こまっている少女。
彼女が何をしたのか、あるいはすることになるのかは分からない。
自分が入り込むべきことではないのかもしれない。だが、彼女を進んで見捨てることもまた違うと感じている。

「もし呉キリカの件の贖罪として私があなたに命を差し出すのであれば、鹿目まどかの命を狙うことを止めてはくれませんか?」

身勝手なことを言っている自覚はある。あるいは相手の激情を余計に煽ってしまうかもしれない。
だが、例え泥に飲まれ心を支配されていた時の罪であっても、それから逃げることをセイバー自身良しとはしなかった。

衛宮士郎のことのように。


織莉子の返答は早く、刃の備えられた水晶は一直線にセイバーに向けて飛ばされた。
敢えてそれを受けるのも贖罪かと考えたセイバーだったが、それは反射的に前に飛び出してきたイリヤが張った障壁によって防がれた。

「お前に…!そんな選択を私に投げる資格があると思っているの!?」

その攻撃を防いだイリヤも、その水晶の威力に驚いていた。
障壁の強さは同じほどのものだが、先の一撃は弾き返すことができた。
しかし今度のそれは軌道こそ逸らしたとはいえ障壁を打ち砕き、それでも勢いは止まらず50cmほど横のコンクリートの地面に突き刺さっていた。

「…イリヤスフィール」
「お兄ちゃんのこと、まだ許したってわけじゃないのは私だって同じなんだから。
 だから勝手なこと言って死のうとしないで」

セイバーの前に出てそう告げるイリヤ。
そんな二人に向けて次弾を放とうとした時、背後のアリスが織莉子の体を取り抑えた。

一息ついて、Lはセイバーの前に立ち、織莉子に語りかける。

「織莉子さん、少なくとも私はあなたのことをどうこうするつもりはありません。
 まどかさんを殺させる気がないのは変わりませんが、そのことも含めて私は情報が欲しいと思っています。
 ですから、少し話し合う機会を設けてはいただけないですか?」
「………」

アリスの拘束を解こうとするのを止め、織莉子は周囲を見る。
Lの言葉を受け入れるかどうかを別としても、周囲には戦える者が3人。対してこちらは魔力が心もとない状態。
サイドンとて、ほむらとの戦いのダメージが残っている。無理をさせても勝てる可能性は低い。

油断を誘い隙を伺うか、グリーフシードやそれに準ずるものがあるかどうかを詮索するか。
だが、その前に確認だけはしなければならないことがあった。

「一つだけ聞かせなさい。あなた達の下に、インキュベーター――赤い瞳の白い獣は現れたかしら?」
「いえ、私の知る範囲では会ったという人は知りません。まどかさんも同じでしょう」

インキュベーターは現れてはいない。
つまりは鹿目まどかは魔法少女の存在を知って尚も、まだ接触を図ろうとはしていないということだ。
ならば、まだ猶予はあると考えてもいいだろう。

「分かりました。話だけは聞いてあげましょう。
 最も、私は自分を曲げるつもりはありませんのでそれだけは認識しておいてください」

魔法少女姿を解除する。
同時にアリスの拘束も解けて体に自由が戻った。

アリスは、織莉子から目を外して後ろにいる桃色の髪の少女に声をかける。

「あなたが鹿目まどか、ね」
「あなたは…?」
「私は、アリス。
 暁美ほむらの、そうね、友人だった者よ」

自分の目の前で死んでいった黒髪の少女に想いを馳せつつ。
アリスはそう、短く自己紹介をした。


そんな皆の下から少し離れた、遊園地の建物の上。

薄暗い風景を遊園地の灯りが照らす中、7人の姿を見つめる小さな影があった。


にゃーお

黒い影は、ただ一言、そう喉を鳴らすように声を発した後。
建物を飛び降りて、集まった者達の下へと駆けていった。


【D-5/遊園地/一日目 夜】

【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:疲労(中)、腹部、胸部にダメージ(小・回復中)
[装備]:カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:クラスカード(キャスター)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(使用制限中)、クラスカード(アサシン)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(使用制限中)、クラスカード(アーチャー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(使用制限中)、破戒すべき全ての符(投影)
[思考・状況]
基本:美遊や皆と共に絶対に帰る
1:もう逃げない。皆で帰れるように全力を尽くす
2:間桐桜…、お兄ちゃんの恋人…
3:美遊、よかった…
4:情報交換の後どうするかを考える
[備考]
※2wei!三巻終了後より参戦
※カレイドステッキはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません
※ルビーは、衛宮士郎とアーチャーの英霊は同一存在である可能性があると推測しています。
※ミュウツーのテレパシーを通して、バーサーカーの記憶からFate/stay night本編の自分のことを知識として知りました


【L@デスノート(映画)】
[状態]:右の掌の表面が灰化、疲労(中)
[装備]:ワルサーP38(5/8)@現実、
[道具]:基本支給品、クナイ@コードギアス 反逆のルルーシュ、ブローニングハイパワー(13/13)@現実、 予備弾倉(9mmパラベラム×5)、
シャルロッテ印のお菓子詰め合わせ袋、お菓子数点(きのこの山他)、トランシーバー(電池切れ)@現実 、ピーピーリカバー×1@ポケットモンスター(ゲーム)、薬品、クロの矢(血塗れ)
[思考・状況]
基本:この事件を止めるべく、アカギを逮捕する
1:美国織莉子との情報交換、加えて可能な限りの説得。
2:月がどんな状態であろうが組む。一時休戦。
[備考]
※参戦時期は、後編の月死亡直後からです。
※北崎のフルネームを知りました。
※北崎から村上、木場、巧の名前を聞きました。
※メロからこれまでの経緯、そしてDEATH NOTE(漫画)世界の情報を得ました。しかしニア、メロがLの後継者であることは聞かされていません
※Fate/stay night世界における魔術、様々な概念について、大まかに把握しました。しかし詳細までは理解しきれていないかもしれません。


【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:疲労(大)、手足に小さな切り傷、背中に大きな傷(処置済み、安定、しかし激しい動きは開く危険有り)、精神的な疲弊
[装備]:見滝原中学校指定制服
[道具]:基本支給品、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、ハデスの隠れ兜@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[思考・状況]
1:さやかちゃんが心配
[備考]
※最終ループ時間軸における、杏子自爆~ワルプルギスの夜出現の間からの参戦
※自分の知り合いが違う人物である可能性を聞きました
※美遊と情報交換をし、バトルロワイヤル開始からこれまでの出来事と遭遇者、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の世界の情報を得ました。(後者は難しい話はおそらく理解できていません)
しかし長田結花がオルフェノクであることは知らされていないため、美遊の探す人物が草加の戦ってる(であろう)オルフェノクであることには気付いていません。


【アリス@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(小)、ネモと一体化、喪失感
[服装]:アッシュフォード学園中等部の女子制服、銃は内ポケット
[装備]:グロック19(9+1発)@現実、ポッチャマ@ポケットモンスター(アニメ)、双眼鏡、 あなぬけのヒモ@ポケットモンスター(ゲーム)
[道具]:共通支給品一式、
[思考・状況]
基本:脱出手段と仲間を捜す。
1:ナナリーの騎士としてあり続ける
2:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先)
3:鹿目まどかは守る。
4:ほむら……
5:美国織莉子を警戒。
最終目的:『儀式』からの脱出、その後可能であるならアカギから願いを叶えるという力を奪ってナナリーを生き返らせる
[備考]
※参戦時期はCODE14・スザクと知り合った後、ナリタ戦前
※アリスのギアスにかかった制限はネモと同化したことである程度緩和されています。
魔導器『コードギアス』が呼び出せるかどうかは現状不明です。


【美国織莉子@魔法少女おりこ☆マギカ】
[状態]:ソウルジェムの穢れ(7割)、魔法少女姿、疲労(大)、ダメージ(小)、前進に火傷、肩や脇腹に傷
[装備]:グリーフシード×2(濁り:満タン)@魔法少女まどか☆マギカ、砕けたソウルジェム(キリカ、まどかの血に染まっている)、モンスターボール(サカキのサイドンwith進化の輝石・ダメージ(大))@ポケットモンスター(ゲーム)
[道具]:共通支給品一式、ひでんマシン3(なみのり)@ポケットモンスター(ゲーム)
[思考・状況]
基本:何としても生き残り、自分の使命を果たす。
1:グリーフシードを探す。それまでは可能な限り戦闘は避ける。
2:鹿目まどかを抹殺する隙を伺う。
3:そのためにまずはL達と情報交換。魔力回復手段も探したい。
4:優先するのは自分の使命。そのために必要な手は選ばない。しかし使命を果たした後のことも考えておく
5:キリカを殺した者(セイバー)を必ず討つ。そのために必要となる力を集める。
6:ポケモン、オルフェノクに詳しい人物から詳しく情報を聞き出す。
7:美遊・エーデルフェルトの在り方に憤り。もし次にあったら―――――?
[備考]
※参加時期は第4話終了直後。キリカの傷を治す前
※ポケモン、オルフェノクについて少し知りました。
※ポケモン城の一階と地下の入り口付近を調査しました。
※キュゥべえが協力していることはないと考えていましたが、少し懐疑的になっています。
※マジカルシャインを習得しました。技の使用には魔力を消費します。
※メロと情報交換をしました


【美遊・エーデルフェルト@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)、魔力消耗(大)、全身に火傷(回復中)
[装備]:カレイドステッキサファイア@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
[道具]:基本支給品一式、クラスカード(ライダー)@Fate/ kaleid liner プリズマ☆イリヤ(使用制限中)、白い羽根
[思考・状況]
基本:イリヤや皆と共に絶対に帰る
1:イリヤ…、よかった…
2:セイバーや真理達と合流する。
3:白い魔法少女(織莉子)のあり方は認められない
4:『オルフェノク』には気をつける(現状の対象は木場勇治、村上峡児)
5:まどかの世界の魔法少女を調べる
6:結花さんは…?
[備考]
※参戦時期はツヴァイ!の特別編以降
※カレイドステッキサファイアはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません

【セイバー@Fate/stay night】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(大)、魔力消費(大)、胸に打撲(大)
[装備]:スペツナズナイフ@現実
[道具]:なし
[思考・状況]
基本:シロウの願いを継ぎ、桜とイリヤスフィールを守る
1:美国織莉子に対処。
2:間桐桜を探す
3:約束された勝利の剣を探したい
4:ゼロとはいずれ決着をつけ、全て遠き理想郷も取り返す
[備考]
※破戒すべき全ての符によりアンリマユの呪縛から開放されセイバーへと戻りました


137:第三回定時放送 投下順に読む 139:INVASION OF VENOM
時系列順に読む
131:それでも運命は進む イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 142:一歩先へ(前編)
L
鹿目まどか
134:理想郷は遥か遠く セイバー
136:Angelic Angel 美遊・エーデルフェルト
128:あなたの存在は認めない/許さない アリス
132:虚の中の道標 美国織莉子



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